人間暇だとムラムラするいきものだとつくづく思う。
俺なんて超暇人だから常時ムラムラしてるよ、体育の時なんかテント張っちゃって隠すのが大変なんだ。
まあぶっちゃけ俺の苦労話はどうでもいいので一旦置いておく。
俺は今体育倉庫の前にいる。
なぜかというと昨日ボクっ娘後輩こと秋山に来て欲しいと頼まれたからなのだが、先程から三十分ほど待たされているのだ。
暇人な上に俺にもメリットがあるので来てみたらいきなりのちょっと待っててください宣言、からの全然ちょっとじゃない件。
強引に入る方法もあるのだがなんだか気が引けるのでやめておいた。
「あの先輩?いますか?」
「あーいるよいるよ、だから早く入れてくれ」
「もっもう少しだけ待っててね」
「へーい」
それと昨日から秋山のキャラが安定していない。
ボクっ娘になったり女の子になったりと正直忙しい奴だなと思うが可愛いのでスルーしておく。
とまあどうでもいいことを考えているとドアが少し開いた。
「入って来て、いいよ」
「おっ、んじゃ失礼しま───え?」
「あんまり見ないでね…」
俺の目の前に天使がいる、大事なことなのでもう一度言うぞ俺の目の前に女神がいる。
秋山はぶかぶかのワイシャツ一枚しか着ておらず、ズボンはもちろん下手すればパンツさえ履いてないかもしれない。
「えっ?あっ、え?」
やばいやばいやばい、恥じらう仕草が新鮮で正直理性がやばい。
押し倒したい、そんな欲求が俺の脳内を埋め尽くしていって頭がくらくらして息子の方も早速盛り上がってきちゃってるよ。
「先輩、あんまりじろじろ見ないでよ……」
「おっおう……」
だぁぁぁぁあ!もう押し倒していいかな!?いいよね!?いいはずだよね!?。
まじで限界だこれ以上ここにいたらこいつを襲っちまう、それだけはだめだそんなのあのクソ野郎と変わんねぇ。
落ち着けまずは理由を聞くんだ話に集中すれば少しは落ち着けるはずだ。
「なっなんでそんな格好してんだよ」
「そっそれはね、僕も本当は着たくなかったんですけど江沢先輩が……」
「あいつになんか言われたのか?」
「うん…今日先輩に会うことがあったらこの格好で会えって」
「何考えてんだあいつ……」
よくわからんがあいつの仕業ならろくなことなはずがない、何があっても対処できるようにしておかなきゃな。
「それで昨日言ってたように俺に話をしてくれるのか?」
「はい全部話します」
「よしっそんじゃ早速聞かせてくれよ」
「実はね────」
秋山はたどたどしくだが話をしてくれた。
ことの原因は一週間前、つまり俺の彼女が寝取られたのとほぼ同じ時にいきなり江沢に話しかけられたらしい。
話の内容は「君の彼氏と一緒にいたいなら僕の言う事を聞いてくれ」だったそうだ。
当然断った秋山だが次の日から江沢の彼氏への嫌がらせが始まったらしい。
直接的ではなくあくまで根の葉もない噂を流すなどの間接的な嫌がらせなためどうしようもできなかった秋山は江沢の言う事を聞くことにしたらしい。
そしてその日から秋山の地獄のような毎日が始まった。
朝は彼氏と登校していたのに無理矢理江沢と登校させられ、放課後はここの倉庫でセックスさせられたり。
とにかく秋山は彼氏といる時間を徹底的に減らされたそうだ
「その内遼くんも浮気してるんじゃないかって疑い初めて……今は連絡も取れなくなっちゃった」
「なるほど、ね」
江沢の狙いはこのまま二人の仲を壊すことだろうな、本当にあいついい性格してるよ。
だけどな、残念ながらそんなクソ見てぇなこと聞いて俺が黙ってるわけねぇだろ。
絶対に阻止してやる、そのためにはまずあいつと秋山の接触をなくさなきゃいけねぇな。
「おい秋山」
「なに?」
「お前明日から俺と登校しろ」
「えっ?」
「あと俺の事は時原って呼べ」
「ちょっとまって!」
「なんでそんなことしなきゃいけないの?そんなことしたらもっと遼くんに嫌われちゃう」
「まあ待てよ話は最後まで聞け、いいか?俺と一緒にいる時は徹底的に嫌がれ」
「そうすれば彼氏が助けに来てくれるはずだ、あとは二人の仲を修復することを考えろ」
「でも江沢先輩が……」
「あいつの事は俺に任せろ」
「えっ」
「この際だから言っておくけど俺はあいつに彼女を取られてんだあいつには恨みしかねぇ」
「そうだったんだ……」
「まあとにかく彼氏の助けが来るまでは俺といることも我慢してくれよ」
「うっうん、別にそれは大丈夫だけど」
「ならこの話は終わり、んじゃ俺はタバコ買いに行くからじゃあな」
「うん、バイバイ」
よしこれでなんとかあいつの思い通りに行かせなくさせられるな。
それにしてもあの格好は何のためにさせたんだ?もしや、俺があんなんで秋山を襲うとでも思ってたのか?まあだいぶ危なかったけど───。
「って、あれ?」
「どうしたの?」
「鍵が閉まってる」
「えっ!?嘘!?」
「くっそぉぉぉ!そういうことかよ!」
今の時刻は五時、おまけにここは人気が少ないつまり長時間ワイシャツ一枚の女子と一緒にいることになるイコール俺の理性が死ぬ。
嫌だ!あいつと同族下手すりゃそれ以下にはなりたくない!どうにかして脱出する方法を────。
「あれ、ひぇん、ぱい?」
「どうした、っておいいぃい!」
なぜだか知らんが秋山が唐突にシャツのボタンを外し始めた。
おまけに顔も赤いし、息遣いも荒いし呂律回ってないしで正直色っぽすぎる。
このままじゃ俺の理性が……。
「どうしたんれすかぁ?僕の体に何かついてるんれすかぁ?」
「ついてるというよりついてるもの取ってるんだよ!一体どうしちまったんだよ!」
「別にどうもしませんよぉー、ただ体が火照って来たのれ服を脱いでるらけれす」
「いやいやいや!今秋だから!夏はもう過ぎてるから!いいから服を着ろ!」
「あれぇ?なんれひぇんぱい顔が赤くなってるんれすかぁ?もしかして興奮しちゃってるんれすかぁ?」
秋山は俺の反応を面白がって色々と際どいポーズをとり始めた。
やばい、胸が尻が太ももが俺の視覚を刺激して息子へ血液がガンガン送り込まれてくる。
しかも割と狭いから匂いもなんかわかっちゃうし、甘いお菓子のような匂いが……。
だめだこのままじゃ本当に理性が。
「ひぇんぱい?僕で童貞すてちゃいましょうよ?」
プツンそんな音がしたような気がして俺の意識は別の意識へと変わっていった。
エロは次ですね