「入れるぞ?」
「早くぅ」
早くと言われても童貞の俺は何をどうすればいいかわからないんですよ。
まあ馬鹿にされたくないので言わないけど。
あんまり焦らすような事はしたくないので間違えないように俺の肉棒を穴へと差し込む。
「あっ、はぁぁ」
秋山の膣は締め付けが強く入れただけでイキそうになってしまった。
「ぐぅ、もっと締め付け弱くできない?」
「むり、ですよ、気持ちよすぎてイッちゃいそうです」
早々に締め付けを弱めてくれないと瞬出しして終わってしまうのだが、それでもいいと言うことなのだろう。
正直俺も早く出したいので最初から遠慮なく行かせてもらう。
「ひぁ!せん、ぱい、激しすぎっ、です」
「お前の腟内が気持ちよすぎんだよ、悪いがもう止まんねぇからな」
「あっ、んっ、あぁ!」
なんとか声を抑えようとしているが全然抑えられてない。
というか本当に気持ちいいんだな女の子の膣って、締め付けが強いしにゅるにゅるしてるし温かいし…。
やべっもうイキそう、まあ別にいいよな?中に出しても。
「秋山、俺もう出ちまうわ」
「へっ?ひゃぁぁ!」
ドプドプと膣内に俺の精子が流し込まれていくのを感じてようやく気づく。
あれ?俺今とんでもないことしてる?
やっべぇ気持ちよすぎてよく考えずに中出ししちまったが考えてみればやばいじゃん!
「あっ秋山今日は、どっちの日だ?」
「あっ、うぅ」
嘘だろ、失神してる。
そんなに気持ちよかったのか?はっきり言って初めての俺なんかじゃそんなに気持ちよくなれるわけないはずなんだけどな。
「ってそんなこと考えてる場合じゃない!床とか拭かなきゃ──」
「花奈、話って何?」
人気のない体育倉庫だからと鷹をくくっていたが、大事な話をする時とかに割と使用されることを忘れてた。
何も知らずに体育倉庫を開けたら下半身をさらけ出してる男女がいるとか俺なら即行でUターンするけど、この男子は違うらしい。
最初は口をポカンと開けていたが次の瞬間には顔を真っ赤にして俺にこう言ってきた。
「てめぇ!人の彼女に何してくれてんだ!」
「え?あぁ、お前が秋山の──」
「死ね!」
プラス鉄拳が飛んできて俺の意識は途絶えた。
人の話は最後まで聞けって習わなかったのかよ……。
─────────────── ________
「うぅ、はぁー」
時刻は現在夜の十時過ぎ、いつもの俺ならとっくに寝ている時間なのだが今日は寝れそうにない。
理由はもちろん今日の秋山との一件である。
絶対に襲わないと誓ったはずなのにあっさりと誘惑に負けてしまうなんて……最悪だ。
しかも秋山の彼氏に見つかって殴られるわ起きたら誰もいないわで俺の扱いも最悪だろ。
「というかあれが秋山の彼氏か……」
秋山の彼氏は今どきの男子って感じで髪は金に染めていて多分ピアスもしていた。
おまけにパンチ力もすごいし、あれで俺より小さいとか可哀想すぎる。
まぁ男の価値は息子のでかさだけじゃないので気にしないで欲しいな、気にしてるかわからないけど。
「念願の童貞卒業だってのに全然嬉しくないな……」
本当なら好きな人と好きな場所で好きな時間にやりたかったのに、半ば強引に彼氏持ちの後輩とやってしまったとなれば嬉しくないのも当然なんだけどね。
それに明日学校で何されるかわかったもんじゃない。
もしもあの二人のどちらかが俺のやったことをクラスのやつにバラせば、たちまち俺の学年にも知れ渡りいじめられるならまだしも教師にバレて下手すりゃ退学とかだけは勘弁して欲しい。
やはり明日口止めしておくべきか?でも一体なんて言えばいいんだ?
秋山の方は江沢のことを言えば大丈夫だが、彼氏である遼の方は何も知らないし力ずくで黙らせることも出来ない。
秋山に頼むという手もあるがそれじゃあ二人の仲が悪くなる一方だしそれがきっかけでバラされる可能性もある。
「まさに八方塞がりとはこのことか?打開策が思い浮かばねぇ」
しかも俺には江沢のこともあるわけで、正直体がいくつあっても足りない。
せめて遼の弱味を握れればなぁ。
「……弱味、正直本当にマジで頼りたくないが」
「あいつに聞いてみるしかない、か」
───────────── ________
「よぉ」
「てめぇ昨日の…」
朝の七時過ぎ、校門前で待機していた俺は目的の人物である西嶋遼に接触した。
「ちょっと話があるんだけど、いいか?」
「やだね」
「いいのかな?もしかしたら君にとって都合の悪いことを俺が知ってるかもしれないんだよ?」
「何が言いたい?」
「しらばっくれるつもりかな?二股君?」
「っ!わかった話を聞こう」
「場所は体育倉庫でいいかな?」
「どこでもいい」
世の中知らなければいいことなんてたくさんある、例えば平気で二人の女の子と付き合ってる男の子が知り合いの女の子の彼氏だったとか、ね。