※この作品はR-18です。

神様はオタクでした   作:扶桑畝傍

1 / 7
初投稿なので、

色々試してみたいです。


強制転生初日までの件(くだり)

 

特になんの変哲もない日。

 

「眠っ。」

 

眠かった。

 

俺は休みの日、

 

仕事疲れからか、

 

どこに出かけるもなく、

 

なにかするわけでもなく、

 

ぼ~っとしていた。

 

▽

 

神様

「今日のグッズは、

 アレとアレと、あ!

 レア物八ケーン!!」

 

かちかち

 

デスクトップPCの画面を見つめる、

 

墜ちた髪・・・失礼、神様。

 

▽

 

「ん?」

 

何気なくパソコンを開いて。

 

「お、珍し、

 探してたソフトが中古だけど出てる。」

 

かちかち

 

落札ボタンをクリックする。

 

▽

 

神様

「あ゛っ!!

 釣り上げられた!!

 おのれぇええええっ!!」

 

▽

 

「おぅ?

 値段が・・・時間は、

 まだある、

 (残高、よし)

 いける!!」

 

かちかち

 

▽

 

神様

「げっ!?

 (このソフトを知っている奴か!)

 ならば!!

 受けて立つ!!」

 

かちかち

 

▽

 

かちかち

 

▽

 

かちかち

 

▽

 

かちかち

 

▽

 

かちかち

 

▽

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「っしゃーっ!!

 若干値段は張ったけど、

 俺の物だぁあああああっ!!」

 

▽

 

神様

「ガーンッ!?

 (んな、ばかなっ!?)

 くっそぉおおおおおっ!!」

 

天使

「うるさいですよ神様!!

 もう提出期限の書類の期限が!!」

 

ばん!!

 

神様

「待ってろよ!

 俺の“○○○(ゲームタイトル)”ーーーっ!!」

 

 

 

 

 

 

天使

「・・・辞表出したい。」

 

▽

 

「ふぃ~、

 配達は何時かな~・・・げ、

 この日は受け取れない、

 コンビニに指定変えよっと。」

 

かちかち

 

▽

 

神様

「俺の“○○○”、

 どこだぁあああああっ!!」

 

▽

 

「テレビつけるか。」

 

ぴ

 

『ご覧下さい!!

 奇声を上げる若者が、

 周辺を破壊しながら、

 “○○○”のタイトルを、

 連呼してっ!?

 うわっ!!こっちに来たっ!!』

 

ぴ

 

「・・・、

 (まさかな)

 気のせいだよな?」

 

ぴ

 

『べっ、別のカメラさんから映像を送ります!

 たった一人の若者の所業で、

 渋谷の街が戦場と化しています!!』

 

ぴ

 

(疲れてるんだな、

 やっぱり寝よう)

 

▽

 

翌日

 

じりりりりり!

 

「う~・・・眠い。」

 

目覚ましで無理やり起きる。

 

顔を洗い、辛うじて目を覚ます。

 

▽

 

ぴ

 

『現場は、まさに戦場です!!

 あちこちに破壊された車両や、

 建造物も崩壊しかかっています!!』

 

「な゛っ!?」

 

『被害の根源たる若者は、

 自らを“カミ”と名乗り、

 機動隊を、

 文字通り弾き飛ばしながら、

 “○○○”のタイトルを叫びながら、

 渋谷駅を破壊しつくし、

 現在、

 秋葉原へ向かって、被害を拡大しています!!』

 

「・・・夢だけど、

 夢じゃなかったってか?」

 

某アニメのワンシーンが頭に浮かぶ。

 

「とは言え、仕事あるしなぁ。」

 

時計を見れば、

 

いい時間だ。

 

「行くか。」

 

いつもの通り、自転車に乗り、職場へ向かう。

 

▽

 

深夜

 

帰宅途中

 

「ドライバーさんは、いい迷惑だよなぁ~。」

 

遅れていた納品のトラックが、

 

渋谷~秋葉原間の、被害のせいで、

 

一気に、20台も来られたから、

 

マジメニ死ヌカトオモッタヨ。

 

コンビニに寄り、夕飯と、

 

朝飯用の冷食を買う。

 

「ん?」

 

神様

「俺の○○○・・・、

 俺の○○○・・・。」

 

(こ、こいつ)

 

「あ、箸一つと、

 スプーン一つで。」

 

店員

「あ、はい。」

 

○○○○円です、

 

○○○○円お預かりします、

 

○○円のお返しです、

 

ありがとうございましたー。

 

「さ、帰るか。」

 

その後、その店舗が破壊された、

 

行きつけなのにぃ~。

 

▽

 

翌々日

 

飛び休日なので、休みだ。

 

受け取り予定の店舗が破壊されたので、

 

指定店舗の変更したら、

 

メールが来て、

 

集荷所までは来ているけど、

 

配達出来ないので、

 

集荷所で受け取れます、との内容だった。

 

「車で、行くか。」

 

近くの駐車場を借りて、

 

愛車、マ○ダの軽ワゴンを置いている。

 

「出かけるねー。」

 

いてらー。

 

まぁ、世間がどう言うかは知らないが、

 

“30になっても、

 実家暮らし(妹・弟もいる)長男だ”

 

そう言う、色事は、妹だけで、

 

俺は、全く無い。

 

部屋を借りるにもいい値段するし、

 

実家自体のローンもあるので、

 

家賃替わりに、月いくらか収めている。

 

「んじゃ、いこか。」

 

愛車のエンジンは快調に掛かる。

 

中古車とは言え、

 

きびきびと走ってくれる、

 

ありがたい愛車だ。

 

▽

 

愛車を走らせ、

 

集荷所で荷物を受け取り、

 

ついでに、

 

秋葉原の中央通りは閉鎖されたが、

 

“中央通り市場”を開催していた。

 

全国のオタク達が集まり、

 

仮店舗の設営、

 

仮設ステージの設営、

 

昭和の名工達の発電機達が集まり、

 

電気がともり、

 

オタク達のグッズの売り買いが始まっていた。

 

売上は、道路の借用代を差し引いて、

 

復興資金へ充てる事になっていた。

 

「オタク、すげぇ・・・。」

 

いや、職人と言うべきか?

 

愛車を、電気が来ているパーキングに止め、

 

通りを歩く。

 

▽

 

「ひょっほ~い!!」

 

欲しかった物が出てくる出てくる、

 

不謹慎とは言え、

 

つい、声をあげて喜んでしまう。

 

そして。

 

「あ。」

 

神様

「あ。」

 

店長

「いらっしゃいませ!」

 

「「○○○のキーホルダー下さい」」

 

店長

「あ、すいませんね、

 それ、

 “ひとつしか残ってないんですよ”」

 

▽

 

神様

「いやぁ~、

 譲ってくれるなんて、

 ほんとに、ありがとう!!」

 

「いえいえ、

 せめて、写真に残したいので、

 一緒に撮りませんか?」

 

神様

「いいよいいよ!

 撮ろう撮ろう!」

 

 

 

かしゃ

 

 

「どれどれ・・・あれ?」

 

どう見ても、キーホルダーと、

 

“自分しか写っていない”

 

神様

「あ、いっけね~、

 “活動用の肉体じゃなかったんだっけ”

 ごめんごめん、

 ちょっとスマホ貸して?」

 

「え?えぇ、どうぞ。」

 

迂闊になにか言うまいと、

 

必死に抑える。

 

神様

「はい、これでおっけー!」

 

「どうも。」

 

確かに、写っていた、

 

“明らかに、

 外国人が写っていた”

 

神様

「これも、なにかの縁だし、

 番号とアドレスも入れといたから、

 今度、○○○について、

 語り尽くそう!」

 

「そ、そうですね!」

 

神様

「じゃぁね~!」

 

▽

 

家に着いた。

 

トイレに篭った。

 

頭の中では、

 

ヤバイヤバイと、

 

警鐘が鳴り響いていた。

 

(どうする?

 このソフト、

 絶対アイツが狙っていた物だ)

 

プレイする前にアイツに渡すか?

 

否!!

 

プレイしてからだ!!

 

まさかの結果なのだが、

 

あれだけの破壊活動の癖に、

 

死者は無し、重軽傷の差こそあれど、

 

復興には2~3年と試算されていた。

 

▽

 

ゲームをやり込み、

 

遅刻仕掛けたり、

 

半年も過ぎると、

 

周回プレイを楽しんでいた。

 

「今日はこんなもんか。」

 

明日は休みだったので、貫徹のつもりで、

 

やりこんでいた。

 

~~♪

 

スマホのメール音だ。

 

「お、アイツだ。」

 

【おひさー?

 ○○○やってる~?】

 

「はい、○○○も、

 やり込んでますよっと。」

 

▽

 

神様

「お、キタキタ、

 ・・・え?○○○も?」

 

▽

 

「っ~・・・。」

 

しまった、アイツは・・・。

 

▽

 

アソビニイッテイイ?

 

▽

 

ナァ?

 

▽

 

ナァ?

 

▽

 

ドウシテ黙ッテタノ?

 

▽

 

神様

「俺ニモ殺ラセテヨ♪」

 

▽

 

どこだ?ここ?

 

天使

「あ、お目覚めになりましたか、

 単刀直入に申し上げます、

 貴方は、

 “死にました”」

 

▽

 

天使は、

 

ザフキエルと名乗って、

 

一応、神の番人をしているそうだ。

 

ザフキエル

「ごめんなさい、

 あなた方の、

 次元・3次元世界の管理者、

 いわゆる神様を、

 しっかり止められなくて、

 例外が発生してしまいまして。」

 

例外?

 

ザフキエル

「はい、

 神様が、

 生者を殺してしまう、

 と、言う例外が発生しまして、

 今、

 他の3次元世界の管理者達が、

 会議をしていますので、

 それまでは、大人しくしてくださいね?」

 

大人しくもなにも、

 

身体が見えない、

 

声も出している感覚はない、

 

ザフキエル

「でしょうね、

 本来はここに存在しない者ですから、

 存在は維持できません、

 ですが、

 私の番人の権限で、

 “概念”は、存在しています、

 だから、

 大人しくしていてください、

 “維持するのにも”

 結構集中力はいるので。」

 

あ、はい。

 

▽

 

あ、

 

肉団子らしき物が運ばれてきた。

 

ザフキエル

「肉塊・・・あぁ、

 その程度で済んだんですか、

 “神様”」

 

神様

「うん、済んだよ、

 彼の完全サポートと、

 代換えの生命を移動する措置もね。」

 

代換え?

 

神様

「ちょっとまって、

 流石に話しづらいから。」

 

ずぞぞぞって、音が似合う感じで、

 

彼、神様は秋葉で会った時の姿になった。

 

▽

 

神様

「で、

 いいかな?」

 

端折りすぎてわかりません。

 

ザフキエル

「肉塊から、炒めますよ?」

 

神様

「転生しない?

 “魔法”がある世界に。」

 

ぇ~・・・元には?

 

ザフキエル

「戻れません、

 既に、

 貴方の代換えの生命は

 地球に着いています、

 よって、容量は一杯なので、

 転生以外ありえませんね。」

 

うぇ~・・・。

 

神様

「って事なんだけど、

 いいよね?」

 

努力を諦めない用にしてくれ

 

神様

「可能だね。」

 

知識を引き継ぎで。

 

ザフキエル

「問題は・・・まぁ、

 多めに見ましょう、

 いい加減、あの世界も、変革が必要でしょうし。」

 

極大と極小を操る程度の能力。

 

二人「「は?」」

 

いいですよね?

 

二人「「ア、ハイ。」」

 

容姿はそのままで。

 

神様

「え?イケメンとかにしないの?」

 

こればかりは譲れない。

 

ザフキエル

「・・・いいでしょう、

 では、

 魔法は?」

 

想像の範囲は具現可能で。

 

神様

「強さのインフレが起こりそうだね。」

 

悪人・俺が嫌いな者(物)にのみ使いますよ。

 

タブン。

 

神様

「わかった、

 それじゃ転生してくれるね?

 (これ以上要求される前に)」

 

あ、そうそう、

 

スマホはそのままね?

 

神様とは、連絡取りたい時もあるだろうし。

 

ザフキエル

「構いません、

 完全サポートの名目にも叶います。」

 

神様

「それじゃぁ、

 良き、転生ライフを。」

 

ザフキエル

「良き転生ライフを。」

 

▽

 

神様

「こわっ!?」

 

ザフキエル

「何がですか?」

 

神様

「知識の引き継ぎは、

 不味かった気がするんだけど・・・。」

 

ザフキエル

「?

 そんなに問題でも?」

 

神様が、指で、上を指す。

 

ザフキエル

「おぉ~♪」

 

某ゲームの

 

“どこでもペンデュラム”が、

 

刃先をキラリと光らせていた。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。