※この作品はR-18です。

神様はオタクでした   作:扶桑畝傍

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いいえ、ガチの撤退戦です。

ケッツァー
「は?」

メイルー
「なに?この駄作者?」

コンチェルト
「この人が、私達の世界を、
 作ってるんだ。」

クィール
「それで、
 なぜ?撤退戦に?」

まぁ、本編で。

寒いけどね。

全員「「「え゛っ?」」」




依頼?極寒?撤退?

 

ギルド最南端支部

 

これと言った特産品があるわけでもなく、

 

海が見えるわけでもなく、

 

単純に、

 

シェベーアトシルト公国の国境最南端、

 

ただ、それだけの事。

 

クィール

「それで、

 ドラゴンの種類は?」

 

???

「はい、

 繁殖期以外は大人しい筈の、

 “フライアルシーフドラゴン”なのです、

 繁殖期特有の鳴き声はするのですが、

 季節は冬、

 彼らの繁殖期は、夏、

 それから、

 この方は?」

 

ケッツァー

「ケッツァー・フェアトライブング、

 貴女は?」

 

ハッド

「ハッド・テヴァッハ、

 元、“公国の大悪人”だよ?

 ま、戦争のせいで、

 英雄なんて呼ばれるけどね。」

 

ケッツァー

「へ~。」

 

ハッド

「おろ?驚かないね?なんで?」

 

ケッツァー

「公国の事、全然知りませんからね、

 それに、

 “虐殺(テヴァッハ)”なんて、

 何をしたんですか?」

 

ハッド

「・・・死にたいの?」

 

ケッツァー

「いえ、

 “方法”が気になりまして。」

 

全員「「「「は?」」」」

 

ケッツァー

「え?」

 

ハッド

「方法、

 それを聞いてどうする気?」

 

ケッツァー

「どう?って、

 勿論、万引きやら、窃盗、

 強盗、殺人、

 そう言う奴等への“報復手段”として、

 使えたらなぁ~って。」

 

メイルー

「あ、あんたって、

 頭の中、なに考えてるのよ?」

 

コンチェルト

(え゛っ!?

 聞いちゃうの!?)

 

ケッツァー

「“拷問”

 “外道”

 “常闇”

 “神の闇鬼神を目指して”

 かな?」

 

ハッド

「ぼ、僕よりも、

 ヤバイ奴がいた。」

 

クィール

「い、

 いましたね。」

 

メイルー

「例えば、どんな?」

 

コンチェルト

「メイルーっ!?」

 

ケッツァー

「どんな・・・。」

 

▽

 

冒頭のドラゴンが

 

目撃された所まで、歩きだ。

 

ケッツァー

「っ~・・・あづい。」

 

メイルー

「確かにあづい~。」

 

ハッド

「季節は間違いなく冬なんだけどね~。」

 

コンチェルト

(だめ、

 頭がぼ~っとする・・・)

 

クィール

「     」バタッ

 

ケッツァー

「なんだ~・・・クィール?

 って、

 暑いのダメなのかよ。」

(トゥクゥエル、

 なんとか涼しく出来ないのか?)

 

トゥクゥエル

《再起動中・再起動中》

 

ケッツァー

「・・・あ、

 “熱を極小へ”」

 

メイルー

「おぉっ!?」

 

ハッド

「あれ?急に涼しく・・・、

 って!?寒っ!?」

 

コンチェルト

「あれ?

 急に丁度いい温度だ、なんで?」

 

クィール

「     」ガタガタガタ

 

ケッツァー

「駄目駄目だなクィール、

 こんぐらいのさむ・・・寒い。」

 

トゥクゥエル

《・・・はっ!?

 私は一体っ!?

 てか、なんでこんなに寒いんですかっ!?》

 

ケッツァー

(お前もかい)

「“極大と極小を操る程度”の能力、

 すっかり忘れてたぜ。」

 

トゥクゥエル

(そう言えばありましたね、

 忘れてましたよ)

《それと、

 ここから直進距離10キロ程度先に、

 氷結物を確認しました、

 どうしましょうか?》

 

ケッツァー

「10キロ?

 いや、吹雪いて来てるから見えねぇし。」

 

ハッド

「ん~、

 あ、目的のドラゴンだね。」

 

メイルー

「え?見えるんですか?」

 

コンツェルト

「見えないけど、

 動いてないから、大丈夫、なのかな?」

 

ケッツァー

「コンチェルト?

 勘、鈍ってる?」

 

コンチェルト

「うぅん、

 生きてるんだろうけど、

 この寒さで、

 動けなくなってる感じ、かな?」

 

ケッツァー

「へ~。」

 

ハッド

「ほんと、驚かないね~。」

 

ケッツァー

「しれっと双子な

 貴女に言われたくありません。」

 

ハッド

「へ?私、なんで?

 なにか言った?」

 

ケッツァー

「いいえ、

 ただ、そんな気がして。」

 

クィール

「こ、公国の秘密が、

 いとも簡単に・・・。」

 

ケッツァー

(いや、

 視界の端に、

 チラチラ映るから、

 気づいたんだけど、

 うっとおしい・・・)

 

ラタ・テヴァッハ

じ~・・・

(気づかれてる、

 でも、なんでだろ?

 なんか、こう、

 いじりたくなる)

 

ケッツァー

(ドラゴン退治の筈が、

 うっとおしい双子の片割れが増えるし、

 なんでも、その目的が、

 寒さで動けないとか、

 なんなんだろうなぁ~)

 

▽

 

???

(さ、寒い、

 た、た、た、

 たすけて~・・・)

 

ドラゴンまで、

 

あと5キロぐらい歩きます。

 

???

(え゛っ!?)

 

 

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