※この作品はR-18です。

Hexe Serail   作:ニュービー・オムラ

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 やっとエロ回。薄いのは勘弁してください。
 あと、今回もしかしたら差別的と感じる表現があるかもしれません。ご注意ください。


ヒスパニア戦役編7話 (薄いエロ)

 夜になった。伶実はずっと本を読んでいたようだ。部屋に有ったほぼ全てを読みつくし、最後の一冊は手の中にあった。

 その残り少ないページを捲ろうとする=ドアをノックする音が聞こえた。

 音源に向かって応答をする。

 扉が開く。中に入ってくるのは、――アドルフィーネ・ガランド中尉だ。

 

「やあ、赤松君。一緒に夕食でもどうかな?」

 

 男装の麗人からの誘い文句に、伶実は笑って了承する。

 許しを受けたガランドは、扉を大きく開けた。彼女の隣に、大量の食事が乗るサービスワゴンが引かれていく。

 

「ロスマン軍曹から報告があってね。」

 

 彼女は約束を守ってくれたようだ。沢山の料理が伶実に向かって運ばれていく。簡素な机の上に、料理がおかれ食事の用意が整う。隣のサービスワゴンには、まだまだ料理が残っている。

 食事が始まると、机の上にある料理が蹂躙されていく。

 山盛りになっている、熱々のベーコン/茹でたてのウインナー/蒸気の上がるマッシュポテト――全てがあっという間に、空の皿に変わっていく。

 余りの様子に、ガランドは丸く口を開いていた。

 一口で消えたりしているのではない。素早くナイフとフォークを駆使して、料理を平らげていく。

豪快ではあるが野卑ではない。育ちのよさが現れている。

 立派な雄を想わせる食事風景に、女として感じるものがあるのだろう。ガランドの口から熱を持った吐息が零れた。

 その間にも、伶実の食事は進んでいく。口直しのザワークラフトを食べ終え、デザートであるアイアシェッケを解体していく。

 それもすぐに終わり、食後のビールと相成った。二人ともビールを飲む。静かな空気が二人の間に落ちる。

 

「それで?わざわざ食事を一緒にする為だけに来たとは思えないのだが?」

 

 伶実が切り込んだ。ガランドが涼しげな表情のまま、懐から新聞を取り出す。

 

「先程回ってきた新聞だよ」

 

 号外/魔方陣で浮かんでいる写真/初の男のウィッチ/扶桑人/カールスラント軍が保護――伶実の事が書かれている。

 

「よく撮れてる」

「白々しいことを」

 

 ガランドは笑みを浮かべたまま、皮肉を述べた。

 伶実はあえて何も言わずに、ビールを飲んでいく。

 日本の物とは違い、冷えてない。その分濃厚な味わいが舌を直撃した。ごくりと喉を鳴らせば、爽やかなコクが胃に流れていくのが解る。

 一気に飲んでは勿体無い程のビールの様だ。伶実が一口ずつ喉を鳴らして飲んでいく。

 彼はガランドが何かを言うのを待っていた。厚着の女もそれを理解している。

 その為彼女は仕方なく口を開いた。

 

「上層部にはこってり絞られたよ。これで君を秘密利に運び出すわけにはいかなくなったからね」

「それは御愁傷様」

 

 恨めしそうに男を見詰めながら、ガランドの話は続く。

 

「すでに関係各所からの電話がひっきりなしだそうだ。扶桑はまだだけど、ヒスパニアにブリタニア。ロマーニャからまで来ている」

 

 刺さりそうなほど強い視線を、男はビールを口にしながら、受け流していた。

 話を聞いて伶実の脳が、素早く回り始める。

 実のところ彼にとって今の状況は最善に近い。父親所縁のカールスラント軍/新聞に乗れた/保護した軍以外にも身柄を欲している=すでに牽制会いが始まっている――――今世界で一番有名人。

 これでもしも、ただ何もせず保護されていたら……。カールスラント軍/家族なし/扶桑ではすでに死んだ扱い/かなり特異な固有魔法/誰も魔力のことを知らない――――どう考えても人体実験まっしぐら=マッドの被検体。そんな未来しかなかったのである。

 しかし今は彼は世界から注目の的である。いずれ扶桑に返さないといけないが、それまでにある程度の既成事実を整えたい。どこもそう考えている。

 扶桑が介入にして来ない、今がチャンスなのだ。

 そして一番有利なのは、ご存知カールスラント軍である。彼曰く父親所縁であり、保護しているため簡単に協力を得られる。

 そう今ガランドの最優先目標は、伶実の協力を得ることである。

 

(私はただのウィッチなのだが)

 

 大いに悩むガランドだが、彼女にとっても大きなチャンスである。

 世界に一人しかいない男のウィッチから協力を得れば、ガランドにとっても大きな貢献になる。出世のための大きな一歩である事は間違いない。

 つまるところ、彼女がすべきことはどうやって今一番ホットなこの男。世界初の男のウィッチ=ロスマンからの報告/特異な固有魔法持ち――赤松伶実の協力を得るか。ただそれだけの事だった。

 二人の間に沈黙の幕が落ちる。その幕を破り捨てたのは、意外にも伶実からだ。

 

「俺は面倒が嫌いなんだ。単刀直入に言わせてもらう。カールスラントに協力はする。無論見返りは貰うが」

「……ふむ」

 

 男の言葉に対して、ガランドは特に表情を変えずにいた。ボーカーフェイスの裏では、かなりほっとしていたが。後は上と彼の話だ。彼女にはそこまで関係ない。明日辺りに上官との話し合いになるだろう。

 だが、ガランドとしては少しもやっと来るものがあるようだ。絶対に協力させろとのことだったので色(・)々(・)考えていたようだ。

 女を安売りする気はないだろう。しかし、まるで興味がないという風にされるのも、それはそれで傷つくものなのである。

 だから彼女にとってはちょっとした意趣返しのつもりだった。

 

「必要ない。君をカールスラントへ強制的につれていく、と言ったらどうする?」

 

 男装の麗人からの脅しに、伶実の眉が一瞬動く。ビールを机において、彼の口が動き出す。

 

「それはない。もし今、俺を強制移送すれば周りから袋叩きに会う」

 

 カールスラントは今他の国々から、伶実に対する追求が激しい。そんな中で、そんな奴はいない等と返せば、吊し上げは免れないのだ。

 簡単に交わした伶実に対して、ガランドは残念そうにため息を吐いた。

 

「その通り。上官に君の申し出を言えば、明日には交渉の席が仕上がるよ」

「それはよかった」

 

 彼女の台詞に頷くと伶実は椅子から立ち上がる。そのまま女の隣に立つ。

 

「?なんだい?」

 

 不思議そうに見上げてくる、男装の麗人の手を無遠慮に掴んだ。

 そのまま振り回すように引っ張る。

 ガランドの体が、容易く浮く。女はベットに叩きつけられる。何かを言おうとした口は左手で/反撃しようとした両手は右手で――押さえつけられた。

 

「一つ教えよう。ガランド中尉」

 

 足で蹴ろうにも伶実は股の間に入り込んでいる。

 

「男の部屋で二人っきりでお酒を飲む。まぁ、良くはないがいいとしよう」

 

 叫ぼうにも、太い指が口元を押さえ込まれていた。

 

「だが、その上で挑発なんかしたらいけない。こうやって襲われても文句言えない」

 

 瞳の奥を覗き込む勢いで、伶実とガランドの顔が近い。

 今すぐ魔力を行使すれば、女はのしかかる男を弾き飛ばすことができる。そうなればまずいのは伶実だ。ウィッチを押し倒した=弱味を握れる。

 しかし、ガランドはそんなことすら頭に浮かばなかった。

 自身を拘束する太い指/腕の力強さ/襲いかかる屈強さ。男と女=雄と雌=牡と牝。

 その違いを彼女は肌で感じ、思考を巡らす余裕すらない――逞しい雄に圧倒されていた。

 本能で解り、女の奥底に小さな熱が燃え出す。

 伶実の顔が真正面から近づいてきて、思わず彼女は目を瞑る。その後すぐに、圧し掛かる重さが消え、拘束感が無くなった=目を開ければ離れた椅子で、伶実がビールを飲みなおしている。

 

「まぁ今後は気を付けることだ」

 

 ビールを口にしながらの忠告。完全に弄ばれたのだ。ガランドの頭に血が上る=顔がトマトのように真っ赤になった。

 彼女が何かを言おうと口を開く/伶実が先に言葉を向けた。

 

「さっきの意趣返しみたいなものだ。お相子だろう?」

 

 先制された台詞に、厚着の女は幸先を防がれた様に、口を閉ざした。

 赤い顔を冷やすためだろう。足早に部屋から去っていく。扉を閉めるときにかなり重たい口調で、「覚えているがいい」といった/伶実は小さな笑みを浮かべて受け流していく。

 扉を閉めてガランドは廊下を速足で歩んでいく。途中彼女の自室に入った。熱に浮かれた脳みそを冷やすためだろう。

 扉を閉める。女は胸をぎゅっと握りしめて、すとんと腰を落とした。

 片手の人差し指で薄ピンク色の唇に触れる=触れた太い指の体温を思い出すかのようだ。

 体を両手で抱きしめて撫でさする=圧し掛かれた時の重さ/服の通しても解る筋肉質な体/抑えつくる時の膂力――正しく性の違いを実感したのだ。

 その時体中を走った甘い疼き/危険なパルス信号/熱を持った昂奮――忘れようと、何度も体中を擦り合わせるのだった。

 

 

 

 

 

 同じころ、ロスマンは一人自室で寝返りを売っていた。

 彼女以外誰もつかってない余り部屋。そこで彼女は眠っている。

 掛け布団の中でもぞもぞと女は動いていた。

 

「んっぅ」

 

 体中を走る微弱な熱がロスマンを眠らせない。

 いくら動いても振り払えなかった。とろとろと煮込むように、奥底からあふれ出す熱さ。

 それは伶実の体を思い出すたびに、増していく。

 

「あれが男の人の体」

 

 支えてくる屈強な腕/筋肉質な胸/巨木のような男の匂い――全てが女とは違うのだ。

 それと共に浮かび上がってくる物がある。昨晩の夜感じた体中を走る甘美な刺激。

 

「駄目。いけないのに」

 

 ロスマンの指が、ネグリジェに隠された自身の雌の部分に触れる。

 膨れだしたばかりの小さな胸/先端の赤い突起物/股間にある淫花――刺激していく彼女の細い指。

 体中を快楽の電撃が走る。しかし、物足りなさすら感じていた。

 昨日の夜。触れてきた太い指をロスマンは思い出す。溶けそうな熱を持つ=力溢れる指。

 

「駄目よ。男に抱かれるなんて。思ってはいけないこと」

 

 ウィッチは、処女を貫かれると魔力を失うのだ。だからこそ背徳感交じりの悦楽が、女の体中をかき乱していく。

 

「あっ、くぅ……ふっ、ぅん」

 

 段々体を弄るロスマンの運動が激しくなっていく。

 胸をこね先端の突起を潰す。

 

「ああっ、いっぅ……うぅ」

 

 股間にある雌の唇を擦り上げる。

 

「あ、ぐぅっ……うんんっ」

 

 恍惚に濡れた瞳が、ある男の影を追い求める。彼女の雌を刺激した男の姿。

 

「あっぁ……伶実」

 

 ぼそりと名前を呟く。さらに強くなった快楽の津波が、ロスマンの理性を押し流した。

 

「うっぁ……そこ駄目」

 

 女の淫花の上を右手が、中に入ってしまいそうなほど激しく動く。

 左手はいつの間にかお尻の方に移っていた。そこなら大丈夫である、とウィッチの本能が囁くのだ。

 尻の割れ目の奥にある蕾を、ロスマンの左手が刺激していく。

 

「駄目よぅ……そこ駄目だってばぁ、っぅんっ」

 

 逞しい男の影を脳裏に映し、体中を悦楽の海に捧げている。

 ウィッチになって軍に入って以来、今ほど激しい自慰はロスマンにとって初めての事だった。

 それ程強烈な刺激を味合わせた男の目を彼女は思い出していく。

 獲物を狩る獣のような瞳/上から見下ろすような鋭い視線/しびれるような命令口調――女を疼かせるものが確かにあった。

 最後に伶実の指で舌を弄り回されたことすら、ロスマンの脳に浮かんでいった。

 淫花の上にある桃色の突起を指で押しつぶす。そして後ろの蕾に深く押す。

 エクスタシーの津波が、彼女の思考を洗い流していく。

 

「はっぁあ、いっぅっくぅっっ」

 

 彼女の背筋を快感が駆け上り、体中を痙攣させた。激しい悦楽に身を任せていく。

 数分もしないうちに彼女の快楽の電流が収まっていった。

 アクメの余韻に浸りつつも、彼女の思考は色々な感情でぐちゃぐちゃになっていった。

 

「駄目に決まってるでしょう。馬鹿な女ね」

 

 心臓を締め付けられるような切なさ/すべてを投げ出したくなるやるせなさ/何より胸を焼きそうな何か――全てが混ぜこぜになった黒い情動が、ロスマンの心を埋め尽くすのだった。

 




ウィッチはすべてアナニストであるべきそうすべき。
処女失ったらまずいからね仕方ないね!


……どうしよっかなー。
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