この話はスラスラと書けました。
何でだろう?
嵐前ノ静ケサ
更識 簪の休日は、基本的にISのことで潰れる。
勿論ISのことだけではなく、やたらと構ってくるシスコン気味の姉と話すときや、大好きなヒーローアニメを見たりして過ごすときもある。
が、やはり最も時間を使っているのはISにだろう。
「……ここは、こう」
六月に入ったばかりの日曜日、今も簪はISの機体を弄っていた。
簪の弄っているISは、『打鉄弐式』。日本の純国産である『打鉄』を色々と改造し、簪の専用機へと変態中の機体である。
簪本人が優秀なこともあるが、色々な人物からあらゆる助力を得ているので、正式な研究者たちが創る専用機にも負けない性能となっている。
「……この出力は抑えた方がいいかな……?」
空中にディスプレイを投影させて、何やら難しそうな画面を見ていく。
それは決して高校1年生の少女が見るようなものではないが、本人の高い能力のおかげで全て把握できている。
最も、これは才能などではなく、努力で養ったのだが。
「休日も整備をやっているのか…………」
「……クロウ」
そう言って整備室に入ってきたのは、無表情の男、クロウ・ミキストリだ。
ちなみにだが簪以外にも休日返上でIS関連に打ち込む熱心な生徒もおり、それは技術的な面から知識面、簪と同じように整備面でも努力している。
「どうしたの……?」
「いや、私は今暇でな。何か手伝えることがあるなら手伝おうと思ったのだが……それはいらないようだな」
クロウが簪に手を貸せることは、その異常なまでの高い戦闘力を活かした戦闘データを集めることである。
逆にISに関して知識的なものはほとんど持ち合えていないので、そういう方面は全く力になれない。
現在簪がやっているのは機体の調整であり、クロウが手を貸せる分野ではないのだ。
「う、ううん。出力とか、武器のことについて聞きたいこともある」
「そうか、ではやるか」
「……うん」
そう言って、2人は『打鉄弐式』を整備し始める。
熱中したら周りが見えなくなる傾向のある簪と、それを一切止めようとしなクロウなので、結局終わったのは夕方になってからだった。
◆
「ク、クロウ……」
「ん?」
『打鉄弐式』を満足いくまで整備した後、簪はクロウを部屋に招いていた。
その際にとても勇気がいったのは秘密だ。
今簪は、クロウにその小柄な身体を抱きしめられていた。
「嫌か?」
「い、嫌じゃないっ」
抱きしめられながらも、首をプルプルと振って否定する。
恋慕の想いを寄せる相手に抱きしめられて嫌なはずがあるだろうか。
しかし恥ずかしいものは恥ずかしい。
「ならいいではないか」
「う……いいんだけど……」
もう何分抱きしめられたままなのだろうか。
性欲の塊と胸を張って罵倒できるクロウが、自分の身体を抱きしめたまま何もしないのである。
クロウの体臭を吸っていると、こちらがいけない気分になってくる。
「く、クロウ……」
「む?どうした?」
「……う~~」
分かっているくせに、白々しく尋ねてくるクロウ。
しかし自分から言えるほど、簪の肝は据わっていない。
なので簪は行動で示すことにした。
「……ん」
きゅっと目を瞑って、プルプルの唇をすっと突き出す。
頬は赤く染まり、その身体は小さく震えている。
無理をしているのがありありと分かるその姿を見て、何もしないような鬼畜ではないクロウ。
自分の顔をすっと寄せて、唇を重ね合わせた。
「んぅ……」
それは口内に舌を入れるような濃厚なものではなく、簪の可愛らしい唇をついばむようなキスだった。
「……ん、身体が熱くなってきた」
クロウと手を重ね合わせて、物足りなさそうに言う簪。
こんな小さな愛撫でも、簪の胸は高鳴り息も荒くなる。
「んっ、ん……んふぅ」
今度は舌と舌を重ね合わせるキスをする。
最初は舌先でツンツンと小さく、そして徐々に舌全体を使った濃厚なキスになる。
レロレロと舌をこすり合わせ、唾液を交換し合う。
「あっ……はっ、はっ」
舌を離すと、クロウと簪の口の間を銀色の唾液がつなぐ。
トロォ……と伸びていった唾液の架け橋は、途中でプツリと途切れて地面に落ちる。
簪はまだキスに慣れていないのか呼吸の仕方が分からなかったようで、唇を離されると激しく息を吸い込む。
いいや、もしかすれば興奮しているのかも…………?
「脱がすぞ」
「あっ……胸は……」
簪の制服を器用に脱がすと、小ぶりだが形のいい乳房が露わになる。
小ぶりと言っても日本人でこの年齢なら平均の大きさで、簪の周りにいる姉や専属メイドが逸脱して大きいだけである。
すでに乳房の先端は固くとがっており、触られるのを今か今かと待ちわびているようだ。
「あっ……ん……」
クロウは小ぶりな乳房に手を伸ばし、乳肉をやわやわと揉み始める。
それはまるでマッサージをしているかのように、味わうかのようして揉みしだく。
「あぅっ!そ、そこはダメ……!」
乳首をくにくにと弄られると、可愛らしく反応する簪。
乳房は張りがあり、まだ固さの残る感触だ。
「簪は本当にここが弱いな」
「あぁっ!ひぅっ!」
指で転がされてさらに存在を強調するようになった乳首を、舌でいたわるように舐める。
レロレロと乳輪を舐めまわし、そしてパクリと乳首を口に含む。
口の中で舐めたり、ぢゅるぢゅると音を立てながら吸い付いたりする。
乳首を吸われると、簪はビクンと大きく反応する。
そしてクロウは顔を下に下げていき、簪の股間部分に顔をうずめる。
「う、あぁぁっ!あっ!あぁっ!!」
下着を横にずらすと、むわっと湿気ている熱い空気が出てくる。
そして現れた秘裂に、クロウは舌を伸ばして舐めはじめる。
膣口を舐めると、愛液がさらに溢れてくる。
「あっ!やっ!んんぅっ!!」
指を膣内に入れながら、舌で陰核を舐める。
すでに濡れ濡れになっている秘部はクロウの指を容易く受け入れる。
そうして性感帯を刺激され続けると、自らの身体を支えていた両脚がガクガクと震えはじめる。
「あっ!だめっ!だ―――――んんんんんっ!!」
敏感な部分を舐め続けられて、とうとう達してしまった簪。
大声で淫猥な声を上げないために指を口に咥え、我慢しようとする。
身体は大きく反応し、ビクッビクッと撥ねさせる。
そうすると小ぶりな乳房もプルンと撥ねる。
「よし、そろそろ
「……うん、大丈夫」
簪はベッドの上に寝転び、クロウを受け入れる体制を作る。
クロウは柔らかな太ももを掴み、くぱぁと大きく開けさせる。
秘部は濡れそぼっており、いつでもクロウを受け入れることが可能だ。
簪は手を広げ、迎え入れるようにして待つ。
そんな姿に喉を鳴らしたクロウは、一気に逸物を押し込んだ。
「あぁぁぁぁぁっ!!」
一突きされただけで簪の顔は蕩けてしまい、ぞくぞくと快楽を感じてしまう。
目の端に涙を溜めて歓喜する身体。
「あっ!あっ!あっ!あっ!」
ぐぽぐぽと浅く出し入れされて、喘ぐ簪。
顔はだらしない笑みを浮かべており、普段の物静かな簪とは思えない乱れっぷりだ。
「あっ!ひぃっ!あぁんっ!!」
奥をこすられると、はしたない嬌声を大声で上げてしまう。
喉を大きく反らし、ビクビクと身体を痙攣させる。
膣はキュンキュンと精液を求めるように疼き、尻穴がヒクヒクと蠢く。
「んんっ!あっ!あっ!あぁっ!!」
簪をクルリと回転させ、後背位の体位になって突く。
ぬちゅぬちゅと厭らしい音が響き、愛液がシーツに垂れ堕ちる。
「んっ!んっ!んっ!んんっ!!」
パンパンと柔らかな尻に腰を叩き付け、男根を奥へねじ込む。
また絶頂が近いのか、膣壁は隙間がないくらい男根を締め付ける。
ゆっさゆっさと身体を揺らされ、奥の方ばかりを抉られる。
そしてとうとう限界が来て―――――
「あぁっ!イクッ!イっちゃうぅっ!あぁぁぁぁっ!!」
白い欲望を吐き出した。
物凄い勢いでほとばしった精液は、膣内から溢れ出してシーツのあちこちに飛び散る。
「……いっぱい出た」
簪はお腹の中に感じる熱い液体に、ふわりと柔らかく微笑んでみせた。
◆
「ねえ!この話って本当!?」
「勿論!トーナメントで優勝すれば、織斑くんかミキストリくんと付き合え―――――」
珍しく1人で食堂にやってきたクロウ。
あの後も簪と何度も体を重ね合わせたため、大分時間が遅くなってしまったのだ。
なので今食堂にいるのも少なく、数人が噂話をしているだけだった。
クロウは適当な定食を頼み、席に座って食べ始めた。
「私もご一緒してもいいかしら?」
「…………楯無?」
1人寂しく食べているクロウに話しかけてきたのは、先ほどまで熱い時間を過ごしていた簪の姉である、更識 楯無である。
クロウが頷いて同席を認めると、前に座ってため息を吐く。
「疲れているようだな」
「そうなのよ……もう肩がパンパンだわ」
ここIS学園は、世界で1つしかないIS操縦者を訓練する教育機関である。
ありとあらゆる国から色々な少女たちがやってくるので、当然問題も起こったりする。
さらに今年は世界でISが使える男子が2人も入学したため、学園の警備体制の見直しなどいろいろすることがあるのだ。
大半が教師陣でなんとかすることだが、生徒会にもよく仕事は回ってくる。
「しかも襲撃もあるしねぇ…………」
これだけでもかなりの重労働なのに、楯無はIS学園の生徒会長。
学園最強でなければならない生徒会長は、倒されれば辞任し倒した者が新たな生徒会長となるのだ。
なので楯無は、男子生徒が入学したからか1日に1度は襲撃を受けているのだ。
「ご苦労だな」
「ええ…………」
しかしこれが楯無でなければ、3日も働けば卒倒しかねないほどの重労働である。
楯無の優秀さがあるからこそ、今学園は回っているのだ。
『疲労困憊』と書かれた扇子を出したくなる楯無だが、食事中はマナー違反だと考えてそれは我慢する。
それに楯無がここまで弱みを見せるのはクロウぐらいだろう。
「それで?各国から刺客などは送られてきているか?」
「ええ、それはもうたくさん」
やはりデータが欲しいのだろう、各国は刺客を送り込んでいた。
と言ってもクロウの恐ろしさは束に刺客を送ると絶対に帰ってこないことから分かっているので、狙われているのは全て一夏である。
姉に『
「まあ全部捕まえてやったけどねっ!」
楯無は豊満な胸をさらに強調させて、むんと胸を張る。
各国の派遣した刺客は、全て更識家によって潰されているようだ。
流石は対暗部用暗部。抜け目がない。
「…………(キラキラ)」
そして楯無は、クロウに『ほめてほめて』と視線を送る。
普段は冷静でつかみどころのない少女だが、クロウの前では年相応の少女に戻る。
「…………よく頑張ったな」
「えへへ…………」
楯無は弱冠高校2年生で、対暗部用暗部の更識家の当主である。
気を抜く間がなく、こういう所でしか発散できないのだ。
それを理解しているクロウは、優しくゆっくりと水色の髪を梳いてやるのだった。
◆
大半の学生が憂鬱な気分になる月曜日、1年1組の女子生徒たちはある話題で盛り上がっていた。
それは今日からISスーツの申し込みが開始するので、どの会社が作ったものがいいのかという話だった。
ISスーツはISを効率的に運用するための専用衣装である。
別に着用しなくてもISは動かすことはできるが、反応速度が鈍ってしまったりする。
「―――――ということで、やっぱりISスーツは着用した方がいいですね」
そんなISスーツの雑学を披露する真耶。
ドヤ顔で胸を張るので、魔乳がさらに強調されて非常に直視しづらくなる。
事実、一夏は頬を赤らめて視線を逸らした。
「お~!凄い知識人だね、山やん!」
「流石山ぴー!」
「え、えぇっ!?」
褒められてえへへと喜んでいた真耶だが、色々なあだ名で呼ばれてあわあわと慌てだす。
こういう可愛らしいところが、生徒たちに慕われている理由だろうか。
「おはよう」
『お、おはようございます!』
やがて千冬が来て、これからの訓練について説明される。
今まではISを運用するうえで必要となる知識を学んでいたのだが、ISスーツが届いてからは実践訓練が始まることになる。
世界でも467機しかない―――と言われている―――ISを使えることは女子高生たちにも嬉しいことなのだろう、ワクワクとした表情をしている。
「ちなみにISスーツを忘れた者は学校指定の水着、それすら忘れた者は下着姿で訓練を受けてもらうので、そのつもりで」
ここIS学園の指定水着は、絶滅危惧種であるスクール水着である。
ほぼ女子高であるIS学園でスクール水着は珍しい。
さらに体操服は、もう絶滅したのではないかと思われるブルマである。
ここの学園は『夢』を分かっている。
「では山田先生…………」
「は、はいっ!今日はなんと、転校生が2人もこのクラスにきます!」
『えぇっ!?』
千冬にバトンタッチされた真耶の爆弾発言に、教室中から声が上がる。
同時期に2人も、しかも同じクラスにくるなんてそうそうないだろう。
そしてこの2人が学園に波乱を起こすことを、まだ誰も知らなかった。
「じゃあ入ってきてくださぁい!」
次の更新は遅くなると思います。ごめんなさい<(_ _)>