ダメだ、書けない。
そして暑い。エアコン四六時中つけたい。
淫夢ト朝駆ケト
放課後、ある教室で水音が響いていた。
「ぺろ、くちゅ、ちゅぱ、じゅるるる!」
生徒たちが帰宅したので、一年一組の教室には現在二人の男女しかいなかった。
男は椅子に座り、局部を外気にさらしている。
金髪を後ろで一つに束ねている少女は男の足の間に座り込み、男根に舌を這わせていた。
男の名前はクロウ・ミキストリで、女は最近重大なカミングアウトをしたシャルロット・デュノアであった。
彼女は裏筋に舌を這わせると、昇っていきカリ首をほじるように舐めた。
「くちゅ、ちゅぱ」
亀頭を軽く口に含み、中に溜めた唾液で愛撫する。
そしてそこからゆっくりと奥へと沈めていき、男根に舌を絡める。
一番奥まで入った時、クロウの限界も同時に来て射精する。
ビュルッ!と勢いよく出た精液は、シャルロットの顔にも飛び散った。
「ぷはっ……まだガチガチだね」
シャルロットはいきり立ったままの男根の亀頭をくにくにと指で弄りながら言う。
だが口淫していて興奮していたのはクロウだけでなく、シャルロットも流れ出た汗でワイシャツが透けて乳房の先端がうっすらと見えている。
分泌された愛液は、下着を濡らすだけでなく地面にしたたり落ちて小さな溜まりも作っていた。
「次は胸でやるね?」
シャルロットは自分でワイシャツのボタンを外す。
しかし真ん中のボタンだけは外さず、上の方と下の方だけを解放した。
そして男根を下の谷間からぐにぃ……と埋めていく。
所謂パイズリである。
クロウの巨大な男根は乳肉の谷間も突きぬけて、ひょっこりと顔を出す。
亀頭に向かって口に溜めた唾液をタラッと垂らしてすべりをよくする。
「ふふ、気持ちいい?」
「ああ」
横から乳房を掴み、上下運動して男根を刺激する。
舌で亀頭も舐めて、射精を促す。
その結果、クロウはまた射精することになりシャルロットを汚す。
「ん、ちゅ…………」
飛び散った精液を指で絡め取り、口の中に入れる。
ドロリとした精液は、『F』カップ乳房でできた谷間も汚す。
クロウが教室の地面に寝転がると、シャルロットはそれの上に跨り秘部と亀頭を擦り合わせる。
ぐちゅ、ぬちゅと厭らしい音が出る。
「はっ……んっ!入ってきたぁ…………!」
ゆっくりと男根の感触を確かめるようにして膣内に埋めると、腰を上下させて快楽を得る。
ぐちゅぐちゅとあふれ出た愛液が音を出し、シャルロットは淫靡な笑顔を浮かべていた。
だがシャルロットの余裕はここまでだった。
「あひぃっ!!」
クロウが体位を逆転させて、シャルロットを下にしたのだ。
ひざ裏辺りを掴んで、まんぐり返しさせる。
この事で男根がさらに奥へと入り込み、子宮口を押しつぶした。
「あ……あぁぁ…………」
あまりの衝撃に、シャルロットは声を出せずに悶える。
眼からは涙がこぼれ、口は大きく開かれ舌をだらしなく出してよだれを垂らす。
精液と汗に汚れた豊満な『F』カップ乳房がぶるんっぶるんっ!と重たげに揺れる。
ビクンビクンと小刻みに痙攣し、膣内はひくひくと動くことを期待している。
邪魔だとばかりにワイシャツをがばっとたくし上げると、巨大な乳房がブルンと現れる。
乳輪ごと尖った厭らしい乳首を、ちゅるちゅると吸う。
「いひぃっ!あっ!あぅっ!あぁっ!!」
男根を乱暴に突き入れて、奥へ奥へと侵入させる。
柔らかそうな乳房をぐにゅっと鷲掴みにし、乳首をカリと優しく甘噛みする。
すると眉根を切なそうに歪めて、ビクンビクンと反応する。
「
「
ヌプヌプと突くたびに、連動するようにFカップの乳房が揺れて愛液が飛び散る。
そして―――――
「うぅんぁぁぁぁぁっ!!」
どくどくと大量の精液が、子宮内に注ぎ込まれた。
ビクンビクンと一番激しく痙攣し、強い快楽を感じる。
そこでシャルロットの意識は闇に沈んでいったのだった。
◆
「―――――ハッ!」
パチクリと目を覚ましたのは、自分の寮部屋だった。
最近引っ越してきたあまり見慣れない天井を見ながら、先ほどまでのことを思い出す。
「ゆ、夢…………」
カァァ……と顔全体を紅潮させるシャルロット。
あんな淫夢を見ていたと思うと、恥ずかしくて目線を上げられない。
というかそもそもあの胸はなんなのだろうか。
別に胸自体は標準だし、クロウは実際のサイズよりも大きく見えると言ってくれた。
あんなFカップも無駄な肉はいらないのだ。
うんうんと頷いて何とか誤魔化そうとする。
しかしやはり気になるのか、手は自分の乳房へと向かっていた。
「んっ…………」
Cカップの乳房に手を当ててみると、先ほどの淫夢のせいか乳首が勃起しており擦れて快感が発生する。
少し冷静になると、股のあたりがやけにぬちゃぬちゃとしているのを感じる。
シャルロットはそれが何かを察すると、まずルームメイトの様子を窺う。
こんな姿、ばれるわけにはいかない。
「あれ?いない…………?」
最近同室になったドイツの銀髪軍人はベッドにはおらず、使用された形跡すらなかった。
首を傾げて疑問に思うが、今は好都合である。
シャルロットはすぐにベッドから抜け出し、下着を取りに行ったのだった。
◆
所変わって、ここはクロウの寮部屋。
シャルロットが女性とカミングアウトしたので、当然彼女は違う部屋へと引っ越しになった。
なので現在この部屋は、クロウの一人部屋となっている。
本来なら一夏と相部屋になるはずなのだが、部屋数にも余裕があることからそれぞれ一人部屋を与えられたというわけだ。
彼は今ベッドの中に身を沈め、目を瞑って休養を取っているのだが…………。
「ん、ちゅ、じゅるじゅるっ」
「…………」
卑猥な水音と、下半身から伝わるねっとりとした快感に目を覚ます。
夜中のうちに彼女が侵入してきたのは察知していたが、まさかこんなことをするとは…………。
クロウは自分にかけていた薄い毛布を取り去る。
「んちゅ、ちろちろ……む?」
「…………何をしている」
毛布の中にいたのは、クロウのいきり立った男根に舌を這わせる小柄な銀髪美少女、ラウラ・ボーデヴィッヒだった。
彼女は何故か身に何も纏っていなく、専用機の待機状態である黒いレッグバンドが太ももに巻き付いているだけだった。
細い太ももに巻き付いているレッグバンドは、全裸ということもあってか厭らしく見える。
基本的に常時付けている眼帯もつけておらず、美しい金色の瞳がクロウをじっと見つめている。
「うむ、日本では伴侶をこのように起こすと聞いたのだ」
またあの副隊長の知識だろうか。
というか昔ならいざ知らず、現代で口淫をして伴侶を起こすなどする日本人が何人いるのだろうか?
しかしクロウにはメリットしかないので、わざわざやめさせる必要もない。
「ラウラ、続けてくれ」
「む?了解した」
朝っぱらから早速情事に励むクロウとラウラであった。
◆
「んっ…………」
綺麗な桜色の乳首に、ぴと……と指で触れる。
それだけで敏感なラウラはピクンと反応し、吐息が熱っぽくなる。
そしてAカップのあまり多くない乳肉をむにむにと揉まれると、小刻みにピクピクと震える。
小さい胸は感度がいいと言われるが、彼女はそれ以上に感度が良い。
「んはぁぁっ!!はぁっ!あっ!はっ!!」
唾液で濡れた舌で乳首をれろぉ……と舐めると、彼女の身体は強く震える。
乳首をぢゅぅぅぅっと吸ったり、レロレロと舌で転がしたりする。
そのたびにビクビクと彼女の身体は震え、吐息が荒くなっていく。
「わ、私もするぞっ」
一方的に快楽を与えられることに恥ずかしさを覚えたラウラは、クロウの男根にも快楽を与えようとシックスナインの体位になる。
男根はすでにギンギンに勃起しており、鈴口からは先走り汁が少し垂れてもいた。
逸物はこれからされることに、プルプルと震えて期待していた。
そんな男根に、ラウラはぺろりと舌を這わせた。
「ん、ふっ、ぢゅぷぷぷぷっ」
大きく張った亀頭をくぽっと口に咥え、そこから喉の奥にゆっくりと進めていく。
そうやってクロウに奉仕していると、ラウラもそれだけで感じてしまい、子宮がキュウキュウと疼き秘裂がひくひくとうごめく。
膣内からは愛液が流れ出し、尻だけでなく太ももまでも濡らしている。
起きる前から男根を刺激されていたクロウは限界が近づいてきたので、ラウラの小ぶりな尻肉をきゅっと優しく握った。
「―――――ッ!!」
すると敏感なラウラはそれだけで登り詰め、達してしまう。
それと同時にクロウも男根から精液を放出し、彼女の喉奥で快楽に酔う。
ラウラの身体はビクビクと激しく痙攣し、キュンキュンと疼く秘部からは大量の愛液が流れでた。
彼女は目を細め、喉奥で放出された精液をゴキュッと飲み下した。
男根から口を離すと、精液と唾液で汚れた逸物からラウラの口まででろぉ……と汚液の橋が出来上がる。
「い、
ラウラはクロウの体に跨り、顔を淫欲に染めながら言う。
一応疑問形で聞いているが、止めても聞かないことは目に見て明らかだった。
これから来るであろう快感に、彼女は胸をドキドキと高鳴らせて期待する。
腰を下ろして秘部に亀頭をあてがうと、ぬちゅ……と音がする。
ゆっくりとそれを膣内に埋めていき、やがてズプン……と全てを飲み込んでしまう。
ラウラの表情は淫靡に蕩け、口からはよだれを垂らす。
「私が動かすぞ」
「う、うむ、わかった…………」
ラウラに跨られている騎乗位だったが、クロウが身体を起こして正常位に変える。
そんな些細な動きでも身体を軽く震えさせ、Aカップのほとんどない乳肉をピクピクと波打たせる。
ゆっくりと男根を引き抜いていくと、離れないでと言わんばかりにギュッギュッと膣内を締め付ける。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
抜けるギリギリまで男根を引き付けた後、一気にそれを奥に押し込んだ。
ラウラの目にチカチカと星が飛び散り、ひっと喉を引きつらせる。
そこからズン!ズン!と自分の欲望を満たさぬことしか考えていないような激しいピストンで彼女を攻める。
突くたびに愛液が飛び散り、小柄な肢体を弓のように反らせて喘ぐ。
クロウは逃がさないとばかりに折れそうなほど反れた腰を掴み、腰を打ちつけ続ける。
巨大な男根は膣壁を押し避けて、子宮を直に突いて形を変えさせる。
「あぁっ!あぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ドプドプと大量の精液が、膣内で発射された。
精液は膣外にも溢れ出し、ごぼっと厭らしい音を出す。
しばらくつながったまま、ラウラのことを抱き寄せてキュッと腕に抱く。
ラウラも息が絶え絶えになっているが、幸せそうにクロウの背中に手を回す。
そうして二人に心地いい時間が流れていたのだが、それはクロウによって終わりを迎えた。
「あっ―――――!!」
いきなりクロウが腰を突き上げ、まだ勃起したままだった男根を子宮に叩き付けた。
ゴッ!と子宮に当たる音が聞こえ、ビクンビクンと身体が痙攣する。
子宮を突かれた衝撃で、秘部からプシャッ!と潮が噴き出た。
そこからずちゅずちゅと激しいピストンが開始されるが、ラウラの表情はゾクゾクとした快感に気持ち良さげに歪んでいた。
クロウはそれからラウラに色々な体位を取らせた。
正常位で悲鳴に近い嬌声を上げるラウラを押さえつけ、慎ましい乳房がプルッと揺れるほど激しく腰を打ちつけたり。
後背位にして奥深くまで男根を押し入れ、力なく地面に突っ伏してよだれを垂らすのを構うことなく快楽を与え続けたり。
「ひゃぁぁっ!うぁぁっ!あぁっ!!」
はむッと小さな乳輪ごと乳首を口に含み、乳房の形が変わるほど吸引する。
片方の乳房は乳を搾るようにギュッと握ってやる。
「あっ!はっ!ひぃっ!んぁぁっ!!」
パン!パン!と音がするほど、尻肉に腰が打ち付けられる。
子宮が精液をキュンキュンと求めることで、限界が近いことを察知する。
慎ましいAカップ乳房を両方とも後ろから回された手で揉みほぐされ、ラウラはよだれを垂らして悶える。
「はぁっ!うぁぁっ!あぁぁぁぁぁっ!!」
膣内奥深くで射精されたと同時に、ラウラも身体を大きく震わせて絶頂した。
顔中涙やよだれで汚しながら、恍惚とした表情を見せている。
秘部から精液と愛液が混ざった液体が、だらぁ……と垂れ堕ちていくのは非常に卑猥だった。
◆
「うむ、ここの食事はいつも美味いな」
「そうだな」
一年生寮の食堂で、もむもむとサラダを食んでいるラウラ。
彼女はドイツの特殊部隊隊長であるからなのか、あれほど激しい情事のあとでもすぐに回復した。
今ではクロウと一緒に朝ごはんを楽しんでいるところである。
「クロウ、ここいい?」
「む?シャルロットか。構わんぞ」
そんな二人のところに慌てた様子で聞いてきたのは、金髪の美少女、シャルロットだった。
謙遜しているが皆が認める優等生であるシャルロットが、こんなに遅く食堂に来るのも珍しい。
「シャルロットにしては珍しいな……何かあったのか?」
「な、ななな何でもないよ!?」
顔をカァァ……と赤らめて、パタパタと手を振って否定する。
何かあったのは明白である。
しかしシャルロットも、淫夢を思い出して自慰にふけっていたら遅刻しかけていたとは拷問されても言えることではない。
「と、ところでラウラはどこにいたの?部屋にはいなかったけど…………」
あからさまに話を変えるが、そこには優しさで誰も突っ込まなかった。
シャルロットは不思議そうにラウラに問いかける。
一度も使った形跡がなかったのだから、気になるのも仕方ないだろう。
「む?クロウの部屋だ」
しかし何でもないように言ったラウラの言葉が、シャルロットをピシリと固まらせた。
一晩性豪であるクロウの部屋に泊まったのだ。何もないということはありえない。
彼がハーレムを形成しているのは承知しているが、やはり他の女と寝たというのはあまり気分のいいものではない。
だがクロウにはそれに見合うほどの魅力というものがあるので、我慢するしかない。
「むぅ……本当にクロウはえっちだね…………」
「否定はしない」
思春期である高校男子なら真っ赤になって否定するだろうに…………。
ぷぅ……とむくれる彼女の頭を、優しく撫でてやる。
これで気分がよくなる自分は、かなり安直だな……と気持ち良さげにしながら考えるシャルロットであった。
その後は構ってもらえないことに拗ねたラウラをなだめたりと、朝から桃色の空気を撒き散らす三人だった。
◆
「ん、しょ…………」
シャルロットがグッと机を持ち上げ、前に運ぶ。
放課後の静かになった教室には、掃除に励むシャルロットとクロウの姿があった。
IS学園では、生徒は掃除をしないことになっている。
では何故生徒の二人が掃除をしているかというと、それは担任教師である織斑 千冬から課された罰だからだ。
そもそも遅刻気味だったのだが、食堂でイチャついたせいで予鈴がなるまで食事を食べきれなかったのだ。
一時間目は鬼教官である千冬が担当ということで、猛ダッシュで駆け出すシャルロットとラウラ。
しかしクロウは別に遅刻してもいいやといつも通りの速度で歩き出す。
このままじゃ遅刻してしまうと、優しいシャルロットはわざわざ戻ってクロウを連れて行こうとする。
ちなみにラウラは、必要なときは仲間を見捨てなければならないと特殊部隊生活で理解しているため、一人で走っていた。
クロウの所に戻ったシャルロットだったが、このままでは間に合わないので禁止されているISを展開する。
そして一気に教室の窓まで飛翔した。
この時シャルロットに持ち上げられている形になっていたクロウは、水色の布を見てうんうんと頷いていた。
ISを使ったことで本来なら間に合ったのだが、なんと教室にはすでに鬼教師の織斑 千冬がいたのだ。
禁止されているISの使用ということで大目玉をくらったクロウとシャルロットは、罰として掃除をすることとなったのだった。
ラウラは軍隊生活の中で習得した隠密技術で、二人が怒られている間に席に滑り込んでいたりする。
「んんっ!これ重たっ」
シャルロットは机を運ぼうとするが、あまりの重さに持ち上げることができない。
机の中身を覗き見てみると、そこにはぎちぎちに詰め込まれた教科書類が…………。
ちなみにこの席は、持ち主に『フルアーマー机』と命名されている。
「私が持とう」
重たい机に悪戦苦闘するところに、クロウがぬっと腕を出して机を掴む。
「え、大丈夫だよ。僕が頑張るよ」
「適材適所というやつだ」
ぐっと力を入れると、シャルロットが苦戦していたのが嘘のように軽く持ちあがる。
身近で男の力強さというものを見てしまった彼女は、なんとなくドキドキと胸を高鳴らせる。
「あ、あのさ、クロウ」
「む?」
シャルロットはそのドキドキを振り払うように、クロウに話しかける。
彼も机を置くと、彼女に身体を向けた。
そして彼女は、緊張による胸の高鳴りを抑えつつ口を開いた。
「か、買い物に付き合ってくれないかな?」
◆
「えへへ♪」
シャルロットはクロウと手をつなぎながら幸せそうに顔を緩める。
白くて柔らかい彼女の手が、無骨で固い彼の手をキュッと握る。
休養日である日曜日に、二人は駅前のショッピングモールに来ていた。
来週に迫った臨海学校のために、クロウに魅せる水着を買いに来たためである。
ついでに学校の指定水着でいいと考えていた彼の水着も求めに来た。
もともと顔もスタイルも整った美少女のシャルロットだが、服選びのセンスもいいため余計に視線が集まっている。
さらに幸せそうに笑っているものだから、彼女持ちの男まで振り向いてしまっている始末である。
クロウはシャルロットほどではないのだが、無表情とはいえ精悍な顔つきとがっちりとした体格が好きな女性はついつい目をやってしまっているようだ。
特に彼氏や夫がいる女性は、彼を見た後自分のパートナーを見てため息をついている。
「さて、水着売り場に着いたな」
目的地である水着売り場にいる二人。
幸せな時間だったからか、あまりにも早く感じてしまうシャルロット。
水着売り場は世界中に浸透した女尊男卑の影響から、女物を扱うところが目立っている。
「では別れるか」
「ま、待って!」
離れて行こうとするクロウの手にギュッと抱き着く。
「僕がクロウの水着を選んでもいい?」
「それは構わないが…………」
「ほ、ホント!?」
嬉しそうに笑うシャルロット。
そうして二人は手をつないだまま仲良く男性の水着売り場に行ったのだった。
◆
むふー……と鼻息荒くご満悦といった様子のシャルロット。
男物の売り場に行くのは少し恥ずかしかったが、意中の相手の水着を選べたことは嬉しかった。
それに試着してもらった時に、鍛え上げられた身体を見れて良かった。
あの情景は脳内フォルダにしっかりと保存した。
さて、次は自分の番である。
「く、クロウ。今度は僕の水着を一緒に見てくれな―――――」
「任せろ」
シャルロットが言い終える前に了承するクロウ。
何故かイイ顔をしている。
お願いした側のシャルロットも、少し引き気味である。
そして二人は今度は女性の水着売り場に向かったのだが、そこでまた一悶着あった。
「…………む?」
何故こうなったと首を傾げるクロウ。
おかしい、何故自分はシャルロットと一緒に試着室に入っているのだろうか。
二人で入ると狭く感じてしまうような密室空間で、若い高校生カップルがいる。いけません。
「(や、やっちゃった…………)」
クロウを連れ込んだシャルロットも、頭の中では大混乱だった。
もっと彼とイチャつきたいと考えていたら、いつの間にかこのような行動に出てしまっていたのだ。
追い出そうにも、自分から連れ込んでおいてそれは酷いと思う。
「(うぅ……き、着替えちゃえ!)」
もうやけくそだと、服を脱ぎだすシャルロット。
クロウも今回に限って、着替えている彼女をじっと見つめるのではなく後ろを向いている。
まあ恥ずかしいからという理由では当然なく、どのような水着を着るのか見ない方が後で楽しめると考えたのだ。
シュルシュルと音を立てさせながら衣服を脱いでいき、身に着けているのは水色の下着のみとなってしまう。
ブラで寄せられてできた谷間に、専用機の待機状態であるオレンジ色のネックレスがある。
そして下着も脱いでいき、とうとう危険人物との二人きりの密室空間で全裸となってしまう。
シャルロットは煙でも出しそうなほど、顔を赤らめている。
急いで選んだ水着を手に取り、それを身に着けていく。
「く、クロウ、もういいよ」
背中を向けていたクロウがそう言われて振り向く。
「ど、どうかな…………?」
彼女が選んだ水着は黄色を基調としたもので、胸を強調するようなものだった。
なのでCカップの平均的な胸の大きさなのだが、一つ上のカップに見えるような水着だ。
「うむ、とても似合っているし可愛いぞ」
「そ、そう?えへへ…………」
ガシッと細い肩を掴まれ、うんうんと頷きながら言われた褒め言葉。
それにシャルロットは恥ずかしそうにしながらも、嬉しそうに微笑んだ。
「じゃあこれに決めちゃうねっ!」
「うむ、では私は外に出ておくぞ」
「うん、ごめんね?」
気にすることはないと手を軽く挙げ、仕切りのカーテンを開ける。
「…………あ」
これまたタイミングが悪いことに、開けた先にはIS学園で教鞭を振るう二人の教師が。
長い黒髪の凛々しい美女はシャルロットといることを見て不機嫌になり、緑髪で眼鏡が可愛らしい爆乳美(少)女はなにを勘違いしたのか顔を真っ赤にさせる。
「む?千冬と真耶か」
「…………何をやっている。クロウ、デュノア」
この後は真耶の嫉妬混じりの説教を喰らったり、千冬と真耶の水着を選ばせてもらったりして時間を潰した。
シャルロットは近くにいたラウラを捕まえて、どうやら水着売り場に引っ張って行ったようだったが…………。
途中で面倒になったんじゃないですよ?
早く投稿しなきゃと思ったのですよ。
……本当ですよ?