ごめんなさい、でも簪ちゃんを忘れてたんだ……許してくれよ……。
正直蘭ちゃん出すの難しそ(ry
エロなしだよww
「久しぶりだな、クロウ」
「む?千冬か…………」
束との情事から数日後、驚くべき早さで束はクロウの専用機を作り上げた。
それからクロウはすぐにここ、IS学園にやってきたのだ。
色々な手続きなどは束と千冬に任せた。
束の元を去る時にまた何時間も愛して、束が気絶してから学園に来た。
「まさかお前が出迎えてくれるとは思っていなかったぞ」
「これも仕事のうちでな。さあ、入れ。ようこそ、IS学園へ」
クロウを迎え入れたのは、束と同じ位ふるくからの付き合いである織斑 千冬だ。
黒く美しい髪を後ろで一つに束ねて、鋭い眼をしている。
顔は凛として整っていて、今は不敵に微笑んでいる。
黒くピチッとしたスーツを身に纏っており、胸部はスーツを押し上げられている。
引き締まった脚を黒いパンストで覆っており、できる大人という雰囲気を全面的に押し出している。
彼女が『あの』篠ノ之 束の親友で、現在世界最強の名を持つ女だ。
「しかしいい女になったな、千冬」
「何年も会わなかったら人も変わるさ。お前が束とずっと一緒にいたからな」
クロウの言葉に少し恥ずかしげに顔を背けるが、最後は拗ねたような雰囲気を出す。
やはり世界最強と言えども、好意を寄せる異性が他の女とイチャコラしているのは気のいいものではない。
「む……確かにその通りだな」
「はあ、まあいいさ。お前の女好きは今に始まったことではないしな。ついてこい。お前が所属するクラスに案内してやる」
「助かる」
そう言って2人は目的地に向かって歩き出す。
肩を並べて歩く姿は、街でならカップルに見られることもあるかもしれない。
「あぁ、そうそう。学園内で私を名前で呼ぶなよ?」
これでも私とお前は教師と教え子の関係だからな。
そう続ける千冬。
成程、確かに教師を名前で呼ぶのはよろしくないだろう。
そう考えたクロウは、すぐさまそれに順応する。
「そうだな、では私は織斑教諭と呼ぼう」
「それでいい」
満足そうに頷いた千冬は、それ以上話すことはないとばかりにスタスタと歩きはじめる。
クロウもはぐれてしまわないように、千冬の後をついていくのだった。
◆
『げぇっ!?関羽!?』
『誰が美髯公か、馬鹿者!』
パァン!と凄まじい音がまた響く。
教室の前で待機させられているクロウには分からないが、教室の中では姉弟の軽快なコントが続けられていた。
暇だなぁと思いながら、キョロキョロと辺りを見渡すクロウ。
基本的に無表情なクロウだが、今は少し好奇心が大きいのか目がキラキラと輝いている。
とてつもなく大きな黄色い声援がクラス内から聞こえてくることもあったが、大して興味を示さなかったクロウはひたすら青い空を眺めて時間を潰していた。
『―――――遅刻してきた奴がいてな……ミキストリ!入ってこい!』
自分の名前が呼ばれたので教室に入ることにする。
クロウが教室内に入ると、先ほどまで騒がしかった花の女子高生たちがピタリと話すことを止める。
何故か教諭である山田 真耶もポカンとして見ているが、それは気にしないでおこう。
静寂に包まれる空間に何吹く風とばかりに無表情を貫いて教卓に立つ。
「本日からIS学園に入学したクロウ・ミキストリだ。年は驚くほど離れているが、まあよろしく頼む」
淡々と自己紹介をし終えたクロウ。
さらにシン……とした空気になるが、1人の女子生徒が絞り出すように言葉を話す。
「お、男…………?」
「…………見てわからんか?」
次の瞬間、窓ガラスを割るほどの大音量の悲鳴が響き渡った。
「お、男だっ!!」
「クールでイケメンだっ!!」
「年上だっ!!」
ワイワイと賑やかに話す生徒たち。
大半のクラスメイトがキャアキャア言っているが、数人の生徒たちは未だにポカンとしている。
例えば世界唯一の男性操縦者だと思われていた織斑 一夏。
「(お、俺以外にも男のIS操縦者がいたのか……まあ嬉しいからいいんだけど)」
例えば鮮やかで少しロールのかかった金色の髪で、碧いヘアバンドをつけたお嬢様な雰囲気を出す英国の淑女。
「(ど、どうしてクロウさんがここにいらっしゃるのかしら?)」
例えばのほほんとのんびりとした雰囲気を醸し出す、いかにも眠たげな少女。
「(あれ~?何でこんなところにクーがいるんだろ~?)」
例えばこのクラスの副担任で、束をも超える超乳を持つ女性。
「(え、えぇっ!?クロウさんが私の生徒にっ!?…………えへへ、そこはダメですよぅ)」
考えることは人それぞれだったが、皆共通しているのは驚愕しているということだ。
この数人は大人しかったのだが、クラスのほぼ全員を占める女子生徒たちが騒ぐので少し……否、かなりうるさかった。
話の対象であるクロウ自身は我関せずと沈黙を保っているが、隣にいる鬼教師が我慢の限界だった。
「貴様らぁ……いい加減にしろ!!そんなに元気なら今すぐグラウンドを走ってこい!!」
『…………』
ピタリ……と先ほどまで喧しかったクラスが静かになる。
流石世界最強。戦闘力だけでなく、統率力にも長けているようだ。
「まあなんだ。これからよろしく頼む」
そう言って、波乱を呼んだ『最初の』IS操縦者紹介は幕を閉じたのだった。
◆
一時間目が終了し、今は休み時間。
一夏は幼馴染である篠ノ之 箒に連れられてどこかに行ってしまい、現在クラスにいる男はクロウ一人となってしまっていた。
人を引き付けてやまない容姿をしているクロウは、女子生徒たちの好奇心の対象なのだろう。
「あ~、クー。久しぶり~」
「む?本音か」
そんなクロウに最初に話しかけたのは、のんびりとした少女。
可愛らしい髪飾りで両側を少し縛っていて、服の丈が異常に長い改造制服を着ている美少女。
ほにゃぁと擬音が聞こえてきそうなこの娘は、布仏 本音。
更識家に仕える侍女で、更識家次女の簪の専属メイドだ。
「今までどこに行ってたの~?私とかかんちゃんとか寂しかったんだよ~?」
ぷくぅと頬を膨らませて怒っていますとアピールする本音。
しかし本音特有ののんびりとした雰囲気のせいで、怒っているというより拗ねていると感じてしまう。
「すまなかったな」
「まあ私は大丈夫だったんだけどね~?楯無お嬢様とか~、更識家を総動員してクーを探してたんだよ~」
私欲のために対暗部用暗部を使うのはどうかと思う。
しかし全世界から絶賛逃亡中の束と一緒にいたクロウを見つけるのは、流石に無理であろう。
「でもまた会えてうれしいよ~」
そう言って本音はポスンとクロウに抱き着く。
抱き着くというか、もたれかかるみたいな感じで腕を背中に回してギュっとする。
「…………ああ、私もだ」
クロウも本音を受け入れて、壊れやすいものを扱うかのように優しく抱きしめる。
この時他の女子生徒たちが発狂しているのだが、本人たちに関知されていないのでスルーしよう。
「えへへ~、クーはいい匂いがするね~」
「そうなのか?」
「うん、なんていうか~……安心する感じ~?」
幸せそうにほにゃ……と笑ってクロウに抱き着く。
その際に意外と育っている胸が押し付けられるが、クロウは表情を変えずに優しく本音を抱いている。
…………いや、少し体を引き寄せた。
―――――キーンコーンカーンコーン
休み時間を終わらせるチャイムが鳴る。
本音は邪魔されたような気分になり、少しふくれっ面になる。
「むぅ~、タイミングが悪いね~」
「そう言うな。またいつでもしてやるさ」
「ほんと~?じゃあ我慢するね~」
本音は可愛らしい笑顔をクロウに向けると、自分の席に向かってとてとてとゆっくりとした速度で歩いて行った。
後ろの方の席で、金髪ロールのお嬢様が歯ぎしりをしていたことは誰も気づかなかった。
◆
「―――――ISは現在存在する兵器の中でもトップクラスの力を持つ。当然危険なこともあるので、しっかりと勉学に励め」
「…………はい」
2時間目、ISがうんたらかんたらな授業を碌に理解できなかった一夏が怒られている。
実姉に怒られて意気消沈しているといった感じの一夏。
もういいと言われて席に座る。
「ミキストリ。お前は理解できているのか?」
千冬は次にクロウに聞いてきた。
他の生徒たちも気になるのか、クロウのことをじっと見つめる。
その視線を受け流し、クロウは答える。
「…………まあな」
ふいっと顔を背けて答える。
嘘が丸わかりだ。
千冬はハァとため息をつく。
「あ、あの、大丈夫ですよクロ……ミキストリくん。先生が放課後にしっかりと教えてあげますからねっ!」
えへん……と大きな超乳をブルンと揺らして胸を張る真耶。
「で、でもそうするとクロウさんと二人っきりに……あぁっ!ダメですよクロウさん!こんなところじゃ―――――」
自慢げに言ったと思ったら、今度は頬を赤らめていやんいやんと体をくねらせる。
フルフルと横に揺れるものだから、大きな乳房も横に盛大に揺れる。
教室内の何人かの女子生徒は、まるで親の仇を見るような目で真耶……正確には育ちまくっている乳を睨む。
「んんっ!山田先生、授業を」
「あ、は、はいぃ!」
とてて……と走って教壇に戻るが、途中で何もないところに躓いて転んでしまう。
山田 真耶……メガネ超乳ドジっ娘としてこれからも活躍してくれることだろう。
◆
「ご機嫌いかが?クロウさん」
「…………セシリアか」
金髪碧眼の白人少女。
少女といえる年齢なのだが、大人びてた雰囲気から大人の女性と言われても不思議ではない。
彼女もまた改造制服で、スカートを少しドレス風にアレンジしている。
彼女の名前はセシリア・オルコット。
イギリス貴族の子女で、英国代表候補生でもある。
「ふむ……英国淑女らしい、美しく育ったな」
「うふふ、ありがとうございます」
口に手を当ててクスクスと微笑む。
そんな仕草にも気品が溢れている。
「わたくし、あれからたくさん頑張りましたのよ?いっぱい勉強してたくさん訓練して……やっとここまで来たのですよ」
「お前は頑張り屋さんだったからな。……よく頑張ったな」
「…………はい」
優しく髪を撫でながら褒められて、セシリアは頬を少し赤くする。
何年も前に味わったことのある、暖かい手。
ちなみに今も他の女子生徒たちは発狂している。
『本音の次はオルコットさん!?』
『わ~、クーはぷれいぼーい~』
―――――などなど、色々なことを喋っている。
それからセシリアはクロウと談笑する。
その時のセシリアは本当に楽しそうに微笑んでいた。
そしてまた授業を告げるチャイムが鳴る。
「あら、残念ですわね。もう少しお話ししたかったのに…………」
「なに、また話せばいいさ。次は紅茶でも飲みながら話すとしよう」
「…………ええ!」
最後にクロウに向かって微笑んで、自分の席に戻って行った。
流石女好き、女の扱いをよく知っている。
3時間目は教壇に真耶ではなく、千冬が立つ。
クラス代表者を決めなければならないらしく、自薦他薦は問わないということだった。
そして面白いことが大好きな女子高生たち。
勿論世界で2人しかいない男性操縦者を推薦する。
クロウは別に反応しなかったが、一夏は嫌々と言うが千冬の前では意見が通るはずもない。
この2人のどちらかになるか……そう思われた時、異議を唱えた者がいた。
「…………納得いきませんわ」
セシリアは静かに立ち上がって言う。
「そもそもIS起動時間が極端に少ないお二方に、クラス代表戦をやれというのはいささか無理があるのでは?それなら小さいころから訓練をしているわたくしなどがクラス代表になるべきですわ」
ちゃっかり自分を推薦しているのがセシリアらしい。
一夏は一夏で救世主を見るような目でセシリアを見ている。
「ふむ……確かにオルコットの言うことにも一理あるな。ならばクラス代表決定戦をするか」
「ええ、わたくしは構いませんわ」
セシリアは自信満々と言った風に胸を張る。
実際代表候補生であるセシリアはIS訓練もみっちり受けているので、技術的にはクラス最強だろう。
「ミキストリと織斑もそれで構わんな?」
「ああ」
「えっ?あ、ああ、大丈夫だ」
一夏も慌てて答える。
そして一週間後の月曜日に、セシリア、一夏、クロウによる三つ巴のクラス代表決定戦が行われることになったのだった。
「(とりあえず千冬姉に恥をかかせないように頑張ろう)」
「(成長したわたくしを、クロウさんに見てもらうチャンスですわ!)」
「(…………とりあえず戦えばいいのだな?)」
三者三様、それぞれの思惑を乗せた戦いは、もうすぐやってくる。
◆
「うげ~……何やってるんだか、さっぱりわからん」
「…………何故ここにくる」
クロウの席に突っ伏しながら悲鳴を上げる一夏。
ISの勉強はなかなかはかどらないようだ。
「あ、俺は織斑 一夏。少ない男同士、仲良くやっていこうぜ」
「クロウ・ミキストリだ。まあほどほどにな」
そう言ってクロウは差し出された手を握る。
美少女や美女以外に基本的に興味を持たないクロウは、ここでも健在だった。
「あ、ミキストリくん、織斑くん。まだ教室にいたんですね」
そう言って2人に声をかけてきたのは、ロリ超乳の山田 真耶だ。
彼女は2人の部屋割りの件で探していたのだそうだ。
ここ、IS学園は全寮制で、生徒は例外なく寮に入ることを義務付けられる。
しかしイレギュラーである男のIS操縦者、クロウと一夏がいるために寮の調整をしなければならなくなったので、一週間は自宅通いの予定だった。
しかし日本政府の特命でクロウと一夏をすぐに寮に入れることになったのだ。
ちなみにこのことをクロウは知っておらず、千冬の部屋に押しかけようと思っていた。
「あれ?じゃあ俺の荷物は…………?」
「それならすでに私がやっておいてやった」
そう言って現れたのは千冬だった。
彼女が持ってきたのは着替えと携帯電話の充電器だけらしい。
15歳高校1年生の思春期男子にそれはキツ過ぎやしませんかね?
「ク、クロウは荷物どうしたんだ?」
さめざめと目から雨を降らせていた一夏は、自分と同じ境遇のクロウに話しかける。
おそらく自分と同じで大した用意もできずにいるのだろうと思っていると―――――
「あぁ、その点なら問題ない。私の専用機の中に入れているからな」
「はぁっ!?ISってそんなこともできんのかよ!!」
「馬鹿者、できるはずがないだろう。こいつのは特別製だ」
それを聞いて、『いいなぁ~』と羨ましそうにクロウを見つめる一夏。
次に真耶から寮生活上の注意点を言われていくが、一夏は風呂の件でまたとんでも発言をする。
「えぇっ!?大浴場って使えないんですか!?」
…………馬鹿者。
男子が2人いえるといえども、ここは基本的に女子高。
大浴場は必然的に女子が使うことになるのは当然だ。
それを理解して慌てて否定する一夏だが、また相変わらず言葉の使い方が下手だった。
まるで女には興味がなく、男が好きだと解釈される発言をしたのだ。
…………ほら、周りで聞き耳を立てていた
「ク、クロウさんはダメですよ、織斑くん!」
名字で呼ぶことも忘れて、慌ててクロウの腕を抱き寄せる真耶。
暖かくて柔らかい巨大な二つの肉に挟まれて、無表情だが裏ではご満悦だ。
「ち、違いますよ!!」
「あ~、ゴホンッ!山田先生、生徒にそれほど密着するのはどうかと思うぞ」
千冬はどこか不機嫌そうに真耶に言う。
「ふぇっ!?」
純情な真耶は顔を真っ赤にさせて、思考を停止させてしまう。
動かなくなった真耶を千冬に任せて、クロウと一夏は己の部屋に帰ることにした。
◆
一夏は1025室で、クロウは1024室と隣同士だった。
「あれ~?どうしてここにクーがいるの~?」
クロウが部屋を開けて最初に飛び込んできたのは、どこぞの電気ネズミのような全身パジャマを身に纏っている本音だった。
眠たげな眼をしながら、不思議そうに首を傾げている。
「うん?私にあてがわれた部屋がここなのでな。どうやらお前と相部屋のようだ」
「わ~い。クーと一緒~♪」
本音はまた異常に遅いスピードでとてとてとクロウに寄っていき、キュッと抱き着いた。
「(この生々しい感触は―――――ノーブラ……だと…………!?)」
クロウは無表情の下で変なことを考えていた。
本音とクロウに挟まれて、そこそこ大きい二つのボールが形を変える。
隣の部屋あたりからズドン!という剣呑な音が聞こえてくるが、2人は気にしなかった。
2人の男子生徒の片割れが悲鳴を上げていたような気もするが、2人は気にしなかった。
「ん~……クーは気持ちいいね~。何だか眠たくなってきたよ~」
「ふむ……私も少し眠りたいな。今日は飯抜きにして寝るか」
「お~、私も寝るよ~」
2人は食事を捨てて睡眠をとることにした。
男女七歳にして同衾せず。
この言葉を真っ向から無視するように、同じベッドに入るクロウと本音。
国立であるIS学園はベッドもいいものを使っているらしく、寝心地もいいし2人で寝てもベッドから落ちる心配はなさそうだ。
「一緒に寝るのか?」
「うん~」
「…………そうか」
クロウは考えることを止めにする。
本音の柔らかな肢体の感触を楽しみながら、だんだんと眠りに落ちていったのだった。
―――――すー……すー……えへへ~、クー♪
―――――動けん。どこにこんな力があったのだ……
戦闘描写とか書けないどないしよマジでまずいわくそったれ(ry
……まあ適当にごまかしてやればいいかww