夏休みとは、非常に長い休暇である。
その分多量な課題を課せられるのだが、適切に配分すれば問題なく終えられる。
いつもギリギリになって半泣きになりながら机に向かっているのは、馬鹿だけだ。
IS学園一年生の更識 簪は馬鹿ではなく、むしろ優秀だった。
レベルの高い高校なので相応の課題があったのだが、それをすべて七月中に終えてしまった。
そこで余ったおよそ一か月の休暇を何に使ったのか?
多くの者は趣味をするだろうし、彼女も例にもれなかった。
ただ一つ問題があるとするなら……。
「……次はこれを見る」
「……そうか」
クロウを巻き込んだことである。
いや、別に巻き込んだこと自体に問題があるわけではない。
クロウだって簪と一緒にいられるなら、喜んで付き合う。
しかし問題だったのは、彼女がほとんど休憩なしでアニメを見続けたことだった。
食事や風呂など、どうしても日常生活に於いて欠かせないこと以外は、常にアニメを見続けた。
その食事や風呂でさえ、ほんの数分で終える。
基本的にのんびりすることが多いクロウは、まるで風のように一瞬で終わった気がした。
さらに問題だったのは……。
「……またヒーローものか」
簪が選ぶアニメが非常に偏ったものであることだ。
彼女が選ぶアニメはすべて、主人公が悪役を叩きのめす痛快な勧善懲悪もの。
別にクロウはそういった類のものが嫌いではないが、何度も同じようなアニメを見ていたら流石に飽きる。
クロウは疲れきったようにため息を吐きながら、膝の間に座る簪の胸を揉む。
「……今はやめて」
その手をペシリと払いのける簪。
そう、これもクロウからすれば大問題だった。
普段ならクロウからモーションをかけられると、遊んでくれるのとすり寄ってくる犬のように答える簪なのだが、アニメを見ているときは別だった。
簪の甘い匂いが鼻をくすぐり、まさに生き地獄を味わっているクロウ。
だったら離れればいいじゃないかと思うが、簪が離れようとすると袖をキュッと摘まむので離れられない。
「…………」
仕方ないのでクロウは簪の水色の髪を撫でる。
すると簪は眼鏡の奥にある目を気持ちよさそうに細める。
それがまた可愛くて手が出るのだが、また叩き落とされる。
ここ三日同じことを繰り返していた。
「そういえば私も今回DVDを持ってきたのだが……」
「え……?」
簪は思わず振り返り、眼鏡越しにクロウの顔を凝視してしまう。
今まで何度もアニメ鑑賞に付き合ってもらってきたが、こんなことは初めてだった。
期待せずにはいられない。
「……どんなの?」
目をキラキラと輝かせながら見てくる簪。
パタパタと激しく揺れる犬の尻尾が幻視される。
「うむ、なんかよくわからなかったから適当に選んだんだが……」
そう言ってクロウはDVDを取り出す。
そのパッケージの題名にはこう書かれていた。
『火○るの墓』。
◆
眠っていたクロウは、腹への圧迫感で目が覚めた。
普通寝ているときに腹を圧迫されると非常に苦しいのだが、無駄に鍛えられている腹筋でクロウに問題はなかった。
「……楯無か」
「うん、おはよー」
クロウの腹に跨る美少女。
簪と同じ水色の髪で、違う点といえば大きく突き出た胸。
簪の姉である更識 楯無だ。
「しかし軽いな、楯無は」
「あら嬉しい。まあ私も飽きられないようにスタイル維持には気を遣っているしね」
くすくすとどこからか取り出した扇子で口を押えながら笑う。
実際クロウが感じている重さはほとんどなかった。
楯無は服の上から腕で量感のある胸を持ちあげる。
「……で、なんのようだ?」
そう言いながら、クロウは暗い中楯無のスカートの中を見ようと目を凝らす。
跨っているので必然的に股を開いている形になっている。
だから下着が見えてもおかしくないのだが、楯無の技術なのか、見えそうで見えないというギリギリの線を守っていた。
「……クロウさ、昼間簪ちゃんと一緒にいたでしょ?」
「うむ」
髪で目元が隠れ、表情が窺えない。
しかし彼女の声はどこか怒気が感じられた。
「それで一緒にアニメ見てたでしょ?」
「……何故そこまで詳しく知っている」
あの場所にいたのはクロウと簪だけのはずだ。
だが愛すべき妹と男がいるのなら、様子を窺っていないはずがない。
「それでさ、簪ちゃんのこと泣かせたでしょ」
ピカッと楯無の目が、暗闇の中で光る。
まるで猫のようだ。
それはさておき、とりあえずクロウは語弊を正さねばならない。
「待て、私が直接泣かせたのではないぞ。アニメを見て泣いたのだ」
「その選ぶアニメが悪すぎるのよ!」
クロウが選んだアニメ、『○垂るの墓』。
結構古いアニメで、見る者を涙させ鬱にさせるとてつもないアニメである。
アメリカ軍人に見せたところ、自殺しようとした者が複数いるほどだ。
そんなものを感受性の高い簪が見れば、普段おとなしい彼女が大声を上げながら号泣するのは当然だろう。
「それに私をのけ者にした!」
「……いや、それは私に言うことではない」
急に拗ねた楯無。
と言ってもアニメを見ていたのは簪の部屋であり、クロウが誘えるはずがないのである。
「それでも誘ってほしかったぁ~」
身体を倒し、クロウに抱き着きながら駄々をこねる。
ふくよかな胸が胸板で潰される。
クロウはご満悦である。
「……っと、そうじゃないそうじゃない。私がここに来たのは簪ちゃんのかたき討ちのためよ!」
どーん!と背後に波しぶきが上がっている……ように錯覚した。
「ふむ……で、どうするのだ?」
「こうするっ♪」
待ってましたとばかりにニヤリと笑って、彼女はワイシャツのボタンをはずしていく。
プツプツと一つ一つ丁寧に外していくと、白いブラに包まれた大きな乳房が眼前にさらされた。
「……こんなことでかたき討ちになるのか?」
「なるなるっ。ねえ……ブラ、外して?」
思い切り楯無の欲望が入っていると思うのだが……。
彼女も最近構ってもらえなかったので、寂しかったのだ。
胸をグッとクロウに近づけて、年相応に可愛らしくお願いする。
しかしすっと細めた目でクロウを見つめている楯無の姿は、まるで一流の娼婦のようにも感じられた。
「あんっ」
前のホックをはずしてやると、わざとらしく声を上げる楯無。
ブラが外されたことによって完全にクロウに乳房がさらされた。
Eカップのふくよかな胸の頂には、まるで生娘のような桃色の乳首がある。
普段鍛えているからか引き締まったお腹は、乳房を大きく見せるのに一役買っている。
「そこ座って」
楯無の言われた通り、横たわっていた姿勢からベッドに腰掛ける姿勢にする。
そうすると楯無はクロウの股の間にもぐり、男根を出そうとする。
流石楯無といったところか、彼女は男心のくすぐり方を熟知しているようで、ズボンから男根を取り出す際に手は使わず、口だけで取り出そうとした。
もごもごとまさぐり、少しして男根を取り出すことに成功した。
楯無の上目づかいと、少し荒くなった吐息が男根に吹きかかり、だんだんと固くなっていく。
「ん、ジュポ、ジュポっ」
楯無は最初から自分の武器を盛大に使うようである。
Eカップの大きな乳房で生み出された深い谷間に男根を埋め、はみ出した亀頭と陰茎を飲み込んだ。
頭を上下に動かして男根を擦り、口内で舌を絡めて唾液を塗りたくる。
「ん、ふ……じゅる、じゅる、ちゅぷっ」
楯無は男根を舐めまわしながらも、じっとクロウの目を見つめた。
そんな彼女の姿に我慢できなくなったクロウは、大きな乳房に手を伸ばした。
「ん、んっ、っ」
乳房に伸ばした手を先端の方にやり、乳首を弄った。
片方はくにゅくにゅと捏ね回すように、片方はぎゅっと押しつぶすように。
乳首に刺激を送られるとピクピクと反応する楯無だが、レロレロと亀頭を舐めまわして対抗する。
二つの乳首を同時に摘まむと、楯無は男根を加えたまま荒い吐息をした。
「ふぅ……んっ、んっ、ふっ」
乳首を摘ままれているときゅっと眉を寄せる楯無は、乳房を回すように動かして陰茎を刺激した。
もちもちの肌に汗がにじみ出て、しっとりとした感触を男根に与える。
口の方も忘れず、裏筋を舌でねっとりと舐める。
「んぷっ!ジュボ、ジュボ、ジュボ!」
急に動きを速める楯無。
頭を激しく上下に動かし、男根に射精を促す。
口内で溜めた唾液が男根にかきまぜられ卑猥な音を出し、口からあふれ出る。
クロウはたまらないと、摘まんでいた乳首をぎゅっと潰してしまう。
「……っ!!」
クロウがブルリと身体を震わすと、大量の精液が口内で出された。
ビュクビュクと勢いよく噴出したそれは、楯無の口内を駆け巡る。
「んく、んぐ、んぐ」
中々止まらない射精を受けて、楯無は細い喉を懸命に動かして濃厚なそれを飲み下していく。
それでも口からあふれ出た精液は、下に落ちて張り出した乳房の上に落ちる。
「んはぁ……っ」
男根を口から離すと、楯無は口を開けてクロウに口内を見せる。
まだ白濁液が口内に残っており、真っ赤な舌の上にあるとなんとも淫靡な雰囲気を漂わせる。
余裕ぶっている楯無だが、あの大量の射精は苦しかったのか、目の端には涙が溜まっていた。
「んぐ、い、いっぱい
楯無はフラリと立ち上がると、見せつけるようにして制服のスカートを下ろした。
すると上下おそろいの白いショーツが現れる。
秘部があるであろう場所は、少し湿っていた。
そしてショーツをもするりと脱ぎ捨てる楯無。
流石に恥ずかしいのか、その顔は赤色に染まっていた。
「ふむ……濡れてるな」
髪の色と同じ陰毛が、うっすらと茂っている下。
口淫だけで興奮したようで、にじみ出た蜜液は陰部全体を濡らしていた。
量感のある乳房。鍛えられて引き締まった腰に、盛り上がった臀部。
うっすらと汗が浮かんでいて、色気が増している。
「もうっ、そんなこと言っちゃダメ」
そう言って楯無は顔を見せないように、クロウに抱き着く。
クロウの膝の上に乗っかるような形になり、対面座位になる。
いきり立った男根に、尻をもじもじと悩ましく動かしてこすり付ける。
秘裂に擦れると、愛液が溢れてヌリュヌリュとすべりをよくする。
「あっ、んっ、もう……焦らさないで……」
楯無はもどかしそうに尻を振るが、クロウは中々挿入しない。
入り口を亀頭で軽く押したり、固くなった陰核にグリグリとこすり付けたりする。
彼女の秘裂は処女のようにぴったりと閉じていたのに、男根を求めて開いている。
「んっ、あはぁぁぁぁぁ……っ」
何とも気の抜けた嬌声を上げる楯無。
男根をゆっくりと膣内に挿入すると、楯無の汗に濡れた肢体がビクンと震える。
押し寄せる快楽に助けを求めるように、クロウの服をギュっと握る。
Eカップの豊かな乳房が、クロウの厚い胸板に挟まれて形を変える。
楯無の膣内は巨大な男根をぎゅうううっと強く締め付け、ひくひくと物欲しそうに動いていた。
「あっ、あっ、あっ、あんっ!」
ズッズッと小刻みに男根を動かし始める。
クロウの形をしっかりと教え込まれた膣内は、隙間なく男根を淫肉で埋めている。
ベッドのスプリングがギシギシと音を立てる。
大柄なクロウに跨っている楯無は、足が地面についていない。
「あっ!んっ!あんっ!あんっ!!」
愛液の分泌量も増え、動かしやすくなる。
男根で膣内をかき回してやると、ジュプジュプと卑猥な音を立てる。
クロウは柔らかな尻をがっしりと掴むと、腰を上に突き上げる。
「あっ!あっ!あっ!あぁっ!!」
たまらないとばかりにクロウに抱き着く楯無。
今ではクロウが腰を動かさなくても、楯無が積極的に腰を動かしていた。
「んっ!やぁっ!恥ずか、しいっ、わよぉっ!!」
楯無の身体をくるりと反転させて、背面座位の体位に変える。
肉付きの良い太ももを掴んで大きく開けさせ、卑猥なポーズを取らせる。
普段人を食ったような性格をしている彼女だが、今は年相応の恥ずかしがる乙女だった。
「あっ!はっ!あっ!あっ!!」
男根は膣内の奥へと突き進み、子宮口に当たってトントンと小突く。
卑猥な音も大きくなり、グチュグチュと響く。
楯無の顔は真っ赤になり、口からだらしなくよだれを垂らしている。
「んふっ!もっ、とぉ……もっとちょうだいっ!」
さらなる快楽を求めて、クロウにおねだりをする。
それに応えてクロウは腰の動きを激しくする。
男根を引き抜くときは淫肉がめくれ上がるほど、突っ込むときは子宮が押されて形を変えてしまうほど。
「あっ!ひぃっ!あっ!あぁっ!!」
目から涙を流し、口を大きく開けて喘ぐ。
肢体を上下に動かされて豊かな乳房がたぷたぷと柔らかそうに揺れる。
クロウは太ももを抑え込み、男根を一番深いところまで押し込もうとする。
「あぁっ!クロウ!好き、好きぃっ!あぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
ドプドプと大量の精液が膣内に注ぎ込まれた。
最後は太ももを持ち上げ、まるで駅弁の体位のように脚を持ち上げられた。
脚に乳房が当たり、形を歪める。
楯無は眉尻を下げ、盛大に絶頂を迎えた。
「んふぅぅぅぅぅぅ……」
あれほど大量に出た精液だが、まだまだ止まる様子はなかった。
どくどくとまるで噴水のようにあふれ出た精液は、子宮口をかいくぐって子宮内を満たしていく。
クロウはブルブルと小刻みに震える楯無の肢体を後ろから抱え込み、離れないようにしていた。
「あひぃっ!?ひぁっ!あぁっ!!」
クロウは抱えていた楯無を四つん這いにさせると、後ろから激しく腰を振りだした。
突然のクロウの行動を、楯無は目をチカチカとさせながらも受け止める。
グッと前に突き出された乳房は、その存在感を強くする。
「あぁぁぁぁっ!あぁぁぁぁっ!!」
上半身は力なく地面に突っ伏し、尻だけ高く上げられる。
ジュプジュプと激しく男根を膣内に出し入れすると、中から溢れた精液がボタボタと地面に垂れ落ちる。
Eカップの乳房は、地面に潰されて卑猥に形を変えている。
「うぁぁっ!あっ!あぁっ!あぁぁぁっ!!」
括れた腰をしっかりと掴み、腰を突き入れる。
突かれるたびに、豊かな乳房はたぷたぷと重たげに揺れて汗を飛び散らせる。
「あっ!あっ!あっ!あっ!!」
楯無の上半身を上げさせ、まるで犬のように腰を振りたくる。
柔らかな尻に腰が当たると、パン!パン!と高い音を響かせる。
「んふぅっ!んぁっ!あぁぁぁぁっ!!」
ぷるぷると揺れる乳房の動きを抑えるように、両の手で鷲掴む。
モミモミと手で覆いきれないほどの肉付きがある乳房を揉みしだく。
「はぁっ!あぁっ!あぁぁっ!!」
奥まで突いた男根を引き抜く際、ゆっくりと形を教え込むようにする。
ズルズルと引くと、大きく張り出したカリが膣壁を抉る。
乳房に伸ばした手は、片方の乳房を跡が残るほど掴み、片方は固くなった乳首をクリクリとこねた。
「あっ!あぁっ!あぁぁぁっ!んぁぁっ!!」
バックから突いていたのを体位を変えて、後側位になる。
浅い位置を抉ると、楯無の身体にぞくぞくと快楽の稲妻が走る。
脚を大きく開けさせ、手は乳房を揉んで感触を愉しむ。
「好きだぞ、楯無」
「~~~~ッ!!」
耳元でそう囁くと、声にならない歓喜の声を上げる楯無。
その言葉でのぼりつめた楯無の膣内は猛烈に男根を締め付け、射精を促した。
それに抵抗せずに、クロウは底なしと言えるほどの大量の精液を発射した。
ビュルビュルと出た精液は、子宮内どころか膣内さえ満たしてしまった。
「あぁぁぁぁぁぁ…………」
中々収まらない射精。
ガクガクと激しく震える楯無の身体を、クロウは後ろから優しく抱きしめる。
ようやく収まったので男根を引き抜いていくと、ブププっと下品な音が陰部から発生する。
「んぁっ」
男根を引き抜くと、栓となっていたものがなくなったので精液がゴポゴポと溢れ出し、ベチャリと地面に零れ落ちた。
「ん、クロウ……」
楯無は首を回してクロウを見ると、荒い息のままキスをねだる。
クロウはそれに応えて、彼女の柔らかな唇を貪ったのだった。
◆
「んふふー♪」
クロウと一緒のベッドに入っている楯無は、まるで猫のようにクロウにすり寄る。
くんくんとクロウの匂いを嗅いだと思ったら、彼に頬ずりしたりする。
「これでかたき討ちになったのか?」
「うん、なったなったっ」
むしろ返り討ちにあっていたようにも感じるが、捉え方は人それぞれなのでいいだろう。
クロウとしても久しぶりに楯無と触れ合えたので、ご満悦である。
ここで終われば『イイハナシダナー』で終わるのだが、現実は非情なのである。
「……クロウ、いる?お姉ちゃんが『かたき討ちじゃー!』とか言ってたから様子を見にきたんだ、け……ど……」
ガチャリと扉を開いて現れたのは、楯無の妹の簪である。
最初は申し訳なさそうに入ってきていたのに、中の光景を見るにつれてその表情は凍って行った。
今では眼鏡越しに絶対零度の視線を、楯無に送っている。
「……お姉ちゃん?なんでかたき討ちでクロウと一緒に寝ているの?」
「か、簪ちゃん……これは……」
結局その後簪がベッドの上に乱入し、姉妹の嬌声が部屋から上がり続けたのは余談である。
やっぱオリジナル展開はダメですわww