稀代の天災科学者にして国際指名手配者、篠ノ之 束。
彼女は世界各国が特殊部隊などを登用して躍起になって探しているというのに、まったく捕まらない。
理由としては束が自身で作成して使用している強力なステルス兵器である。
視認は勿論できず、レーダーにも映ることはない。
また、居場所を特定していないのも大きな理由であろう。
束は世界中に数多のアジトを作っており、短期間の間にアジト間を往還しているのだ。
これらのことから、彼女はどの国にも捕まらずに悠々と人生を謳歌しているのである。
しかし、理由はこれだけではない。
もしこれだけの理由だったら、束は捕まっていただろう。
アメリカや中国などが本気で彼女を狙えば、居場所を特定するのは簡単ではないができる。
実際数か国は何度か束の居場所を特定している。
では何故捕まえられなかったのか?
これにも理由があり、まずは束の保有する軍事力である。
ISの生みの親である彼女は、当然コアもいくらでも作ることはできる。
それに束の高い技術力なら、まだ世界中の科学者が頭を合わせても実現できていないISの無人機を作成することも可能だ。
何度かアジトに侵入を試みた特殊部隊たちは、これで潰されている。
だが世界の国々は束を諦めない。
ならばと今度は特殊部隊の中に軍人のIS乗りを複数紛れさせたのだ。
そうすることで無人機と戦える戦力を持ち、無人機をIS乗りたちが足止めしている間に特殊部隊員が束を拉致できる。
これを試みた結果はうまくいき、特殊部隊員は束の目の前に立つことができた。
だがそれでも束の拉致には失敗した。
確かに束は高い身体能力を持つが、流石に洗練された特殊部隊員が十数人も相手じゃ太刀打ちできない。
なら誰が彼女を守ったのかというと、現在世界各国で特S級危険人物としてブラックリストに載せられているクロウ・ミキストリだった。
「ふむ……ここでよかったのか?」
そんな彼は、今アメリカ合衆国のとある荒野に立っていた。
風邪が吹くと、砂煙が舞い上がる。
見渡す限り地平線しかないこのような場所に何故クロウがいるのか?
それは夏休みもあと少しといった時に届いた手紙にあった。
あて先はクロウ。差出人は束。
夏休みになっても中々会いにきてくれないクロウに我慢できなくなった束が送った催促手紙である。
クロウは手紙が示す束の現在位置にたどり着いたのだが、それが今の荒野のど真ん中であった。
「さて……どうしたものか……」
アジトがこの付近にあることは分かったのだが、いかんせんどこにあるのかわからないのでなすすべがない。
仕方ないので近くの街に戻ろうと思い、足を踏み出したその時だった。
「むっ」
ふわりと宙に浮く。
地面がなくなったのだ。
落ちながら上を見上げると、だんだんと光が狭くなっていた。
どうやら機械仕掛けのからくりのようで、空中に放り投げられたのも地面に穴が開いたせいだろう。
そのままどんどんと落下していく。
そして落下してから十数秒後、クロウは地面に叩き付けられ―――――
「むぉっ」
―――ることはなく、柔らかいクッションに落下した。
そのクッションは非常に柔らかく、落下したダメージがほとんどなかった。
「く~ろ~く~んっ!」
「ぐふっ」
どちらかというと、思い切りダイビングしてきたものに圧し掛かられた方がダメージは大きかった。
物凄い勢いで頬をこすり付けてくる美女の頭を撫でて、クロウは口を開く。
「逢いにくるのがぶっ、遅くなってぐっ、すまなかったながっ」
「本当だよ、もう!束さんそろそろIS学園襲撃して拉致しようと思ってたんだよ!」
クロウは話している間に動きまくるウサ耳に頬を打たれる。
それに気づいているのか気づいていないのか、束はニッコリしながらクロウを見上げた。
流石は狂った天災ウサギ。考えていることが恐ろしい。
実際無人機を複数機発進準備させていたりする。
「ふぅ~……久々のクロくん成分~……」
束は基本的に不健康な生活をしている。
ろくに眠れないので目の下には隈があり、肌のつやもけしていいとはいえない。
だが今の彼女曰く『クロくん成分』を補給した束は、隈は綺麗になくなり肌はツルツルになっていた。
彼女の身体はどうなっているのか?
「あ、クロくん。ISの調整しよっか?」
「む、では頼む」
「まっかされた~♪」
クロウの専用機をぺいっと攫うようにとると、コードをぶっ刺して多数現れた空中投影ディスプレイを処理していく。
後にも先にも、これほどの回数を束に調整してもらえる者は、おそらくクロウだけだろう。
「……何故服を変えた」
「え~?」
調整もひと段落ついたのか、ディスプレイから顔を離してクロウをきょとんとした様子で見上げる。
束の現在の服装は先ほどまで『不思議の国のアリス』のようなふわふわした服ではなく、どうみてもナース服。見まごうことなくナース服であった。
「似合ってない~?」
その場で軽やかにくるりと一回転してみせる束。
ナースキャップはつけておらず、機械のウサ耳をつけたままだ。
これはなにがあっても外さないらしい。アイデンティティだとか。
ナース服は束のスタイルの良さを強調するようになっていて、豊満なFカップの乳房が眩しい。
きゅっと括れた腰や、大きく張り出した臀部もスカートを盛り上げている。
「いや、似合っているぞ」
当然クロウは誤魔化したりせず、束を褒める。
事実だから普通だと思われるが、案外恥ずかしがって本音は言えないものだ。
クロウにはそういうところがないので、女性側としても嬉しい。
「もう~、まあ似合ってるのは分かってるけどねっ」
そう言いつつも束は身体をくねくねと揺らしていやんいやんする。
そしてベッドの上に座っているクロウに艶っぽい流し目を送る。
「ねえねえクロくん。この服でお楽しみをしてみない?」
「よし、来い」
「ラジャー!」
束のお誘いに即決だった。
バッと両手を広げて束を待ち構えるクロウに、束は疑うことなく身を差し出した。
「んっ……」
その勢いのまま、束はクロウに唇を押し付けた。
しかしすぐにクロウに口内へ侵入されてしまう。
「んぁ、えぅっ」
口内で舌を絡みとられ、嬲られる。
束の舌を唇で挟み、ぢゅうううっと吸いつく。
たまに唇で扱くようにしてやると、束の顔が気持ちよさそうに緩む。
「んはぁ……気持ちいい……」
唇を離すと、唾液でできた細い橋が架かる。
それを逃すまいと束は吸い上げ、口内に収めてしまう。
「んふふ、クロくんも興奮してくれてるんだね」
そう言うと束はズボン越しにスリスリと局部を擦りだす。
その間にクロウは上に圧し掛かっている束を回転させ、シックスナインの形になる。
束のむっちりとした乳房が厚い胸板に押し付けられる。
「相変わらず大きいね~。束さん嬉しいよっ」
ズボンを下ろすと、勢いよく飛び出してくる男根。
それを見て束はうっとりと目を細め、頬を赤らめた。
「うわぁ、手の中でドクンドクンなってるよぉ」
束は陰茎を手に持つと、シュッシュッと上下にこすり始めた。
陰茎に浮かんだ血管が、手のひらに脈動を伝える。
流石に束は慣れたもので、スムーズに男根をしごきあげる。
片手で陰茎を刺激している間に、もう片方の手で亀頭を弄る。
たまに大きく張り出したカリを弄って、射精を促す。
「お前の胸からも高鳴りが聞こえてくるぞ?」
「あんっ」
クロウはそう言いながら手を伸ばし、胸板に押しつぶされていた乳房を握る。
柔らかいFカップの感触が、ナース服越しに伝わる。
「もうっ、私がしているときに胸触らないでほしいね」
亀頭を手のひらでこねながら言う束だが、口で言っているほど嫌そうには見えない。
クロウはそんな抗議を無視して、乳房を揉み続ける。
真耶より張りのある乳房がぷにっと抵抗してくる。
「んちゅ、んんっ、ダメだよぉ……」
陰茎をしっかりと握って、亀頭に舌を這わせる。
敏感な場所を舐めまわして、少しでもクロウに気持ち良くなってもらおうとする。
「んぶっ」
束は先ほどからダメやらやめてなど抗議しているが、身体はまったく逆の行動をしていた。
クロウの顔に肉付きの良い尻を押し付け、陰部を刺激してもらおうとする。
少し汗の滲み始めた尻肉の感触が気持ちいい。
「ほら、立ってみろ」
「んちゅ、ぢゅるぢゅる……ぷはっ」
束は名残惜しそうに男根を口から離すと、クロウに言われた通り立つ。
そして壁に手をつき、尻をクロウの前に突き出す体制になる。
「んひっ!?」
クロウは指で濡れそぼっていた陰部を触る。
「あっ、はぁ……そこぉ、気持ちいいぃ……」
時折ピクピクと震えながら、クロウに尻をさらに突き出す。
秘裂に指を挟ませたりしていると、膣口がヒクヒクと男根を求めてうずきだす。
うっすらと茂った陰毛が手に当たる。
「あっ……」
いきり立った男根を束に近づけ、膣口に亀頭を合わせる。
そうすると束の脚はガクガクと小刻みに震え、壁に置いていた手をギュっと握る。
彼女の口からは期待の声が漏れる。
「はひっ!うぅっ、あぁぁぁぁぁぁっ!!」
クロウは一気に男根を押し入れた。
すでに何度もクロウの男根を受け入れてきた束の陰部は、それをすんなりと受け入れた。
押し入れた際に腰が柔らかな尻に当たり、ぺちんと音を立てる。
重力で垂れ下がっていた乳房も大きく揺れた。
「くぅぅ、はぁっ、はぁぁぁぁっ」
クロウは最初から激しくピストンをしなかった。
ゆっくり、ゆっくりと淫肉の感触を愉しむ。
「あっ!あっ!あっ!あっ!!」
そして急に激しく突き入れだした。
腰を突き入れるたびに勢い余って尻に当たり、パン!パン!と肉音がする。
尻肉をしっかりと掴み、腰を動きやすくする。
束の身体はぴくんと可愛らしく反応する。
「んぁっ!はっ!あっ!あっ!!」
愛液が漏れ出し、陰毛を濡らす。
さらにこぼれたそれは、太ももを伝って落ちていく。
Fカップの量感ある乳房はぷるっと瑞々しく揺れる。
「あっ!あっ!あっ!あっ!!」
尻タブを開けると、ヒクヒクと疼いている尻穴が見えた。
その淫靡な光景を見て一層激しく男根を突き入れる。
飛び散った愛液は、束やクロウの身体だけでなく地面まで濡らしていった。
重たげに揺れる乳房は、両方ともバラバラに上下に動く。
「最後は向き合ってやるか」
「う、うん……」
耳元でそう言われて、キュンと胸を高鳴らせる束。
普段のヘラヘラとした表情ではなく、今は一般の恋する乙女の表情だった。
まあ容姿のレベルは一般ではないのだが。
「入ってくるぅぅ……」
バックから正常位に変えて、また男根を挿入しなおす。
膣内がもう抜かないでと男根に吸い付いてくる。
「んっ!はっ!んんっ、んーーーっ!!」
顔を近づけて、接吻を交わす。
舌を絡めた淫猥なキスは、束をとろけさせる。
キスしている間も腰は休めることなく、膣内をかき混ぜまくる。
束の唇の柔らかさなどを堪能したクロウは顔を離すと、今度は口の前に武骨な指を差し出す。
「ん、ちゅ、クロくん……好きぃ……」
唾液に濡れた舌で、クロウの指を清めていく。
指を舐められていると、柔らかい頬に手がぷにっと当たる。
嬉しそうに指を舐めていく束に、ムラッとしたクロウは指を口から離させて豊かな乳房へと持って行く。
「ぷぁっ、乳首気持ちいいよぉっ!!」
唾液がぬらぬらと光っている指で乳首を愛撫する。
勃起していた乳首を押しつぶすように指で押していると、片方の乳首が興奮と快楽でぷくぅっと勃起した。
「乳首を弄ると、
勃起した乳首を、指の腹でしこる。
すると子宮がキュンキュンと疼き、膣内を狭める。
ぴっぴっと噴出した愛液は髪と同じく淡い紫の陰毛を濡らす。
「もう
そう言ってクロウは束にキスをする。
それを束はうっとりとした表情で受けながら、コクコクと何度もうなずく。
そして限界を悟ったクロウは乳首をキュッと摘まんでから、男根を引き抜いた。
「あはぁぁぁぁ……熱いぃぃぃ……」
ビュルビュルと鈴口から溢れ出す精液。
汗に濡れた淫靡な肢体を、白濁液が彩っていく。
男根を引き抜かれた陰部は穴が開いたままで、そこから愛液が大量に漏れ出した。
「ふぅ……」
ベッドの上で快楽の余韻を愉しむ束の横で、クロウが一息つく。
いやはや、賢者タイムがけだるいけだるい。
そのせいでぼーっとしていると、束の手がにゅっと伸びてきてクロウの男根を掴んだ。
「む?」
「何で外に
ぷくぅっと精液が付いた頬を膨らませながら、手を上下に動かす。
結構な量を出したのだが、流石は性豪クロウ。
ぷにぷにと柔らかい手でこすられていると、すぐに回復した。
「元気になったねっ。じゃあもう一回……しよ?」
ぞっとするようなほど淫靡な微笑みを向けると、束はクロウに覆いかぶさったのだった。
◆
「……久しぶりに帰って来たな」
IS学園を目の前にして、クロウがそう言う。
束のアジトに行って、そこで五日間過ごした。
その間ろくに食事や睡眠をとらず、退廃的で淫猥な日常を送った。
束の性欲は非常に強く、さらにクロウもそれを上回るほど強いので、束が快楽や疲労で気絶するまでひたすら性交していたのだ。
「随分遅いお帰りだな」
「千冬か……」
IS学園の正門に背を預けながら、ピシッとした黒いスーツを纏った美女が言う。
この学園の教師である織斑 千冬は、どこか不機嫌な様子でクロウを見た。
「束のところに行っていたようだな」
「そうだが……よくわかったな」
「わざわざ教えてもらったからな」
夏季休暇は、生徒ほど多くないにせよ教師にも与えられた。
数少ない休日をクロウと過ごそうと考えていた千冬が部屋に向かうと、そこにはクロウはいなかった。
また他の女のところかと少し不機嫌になって自室に戻ると、一枚の手紙が置いてあった。
『やっほー、ちーちゃん!クロくんはこの怪盗・ウサギ仮面が頂いた!当分返さないからねっ!by愛しの幼馴染より』
千冬が手紙を握りつぶしてしまったのは余談である。
「クロウ、今夜は少し付き合え」
「……一応学生だぞ?」
「貴様は未成年ではないだろう」
そう話し合いながら、二人は学園の中へと入って行った。
二人の距離は非常に近く、長年連れ添った夫婦のようだった。
その後クロウの専用機の倉庫内にあった酒を、二人は酌み交わした。
ゆっくりと酒を飲みながら語り合うのも悪くないと考える千冬だった。
ロリ束さんも可愛い(興奮)。