鈴が立てた仮説は、『敵ISは無人機ではないだろうか』といったものだった。
まだ世界ではISの無人機技術は確立されておらず、そんなことはありえない。
しかし無人機としたら、人間からすれば無理のある機動を行うことができる。
そして無人機なら、『手加減せずに戦うことができる』。
一夏の専用機、『白式』の
自らのシールドエネルギーを全て攻撃能力に変換する、諸刃の剣。
自分の命を危険にさらす代わりに、全IS中最強の攻撃能力を誇るこの能力を、敵ISに使えるのだ。
勿論中に人がいたら、間違いなく大惨事である。
しかし鈴は己の勘を信じ、そして一夏はその仲間を信じた。
そしていざ作戦開始というところで―――――
『一夏ぁっ!!』
敵ISの攻撃対象が、箒へと変わった。
箒としては愛しの一夏が命を賭して戦っているのに何もできないことを悔やんで、せめて応援でもと考えた結果のこれだった。
しかし戦闘能力を持たない箒は、まだここに出てくるのではなかった。
敵ISは箒へと腕を向け、あの凄まじい出力を誇る熱線を放とうとする。
「鈴、やれ!!」
だがそれは一夏が許さない。
外部からエネルギーを取り込んで激しい加速をする
敵ISに向かって切りかかった。
「うおぉぉぉっ!!」
その攻撃は、敵ISに届いた。
箒に向けていた右腕を切り落とし、箒へ攻撃できなくさせる。
しかし敵ISも素早い反応ですぐさま反撃、カウンター気味に一夏を殴り倒し、熱線をゼロ距離で放とうとした。
しかし―――――
『あらあら、織斑さん。無茶はいけませんわよ?』
「セシリアっ!!」
『ブルーティアーズ』を装着したセシリアが、敵ISを狙撃。見事撃破した。
一夏の攻撃は敵ISの右腕を切り落としただけでなく、客席を守る遮断シールドをも破壊していたのだ。
一夏は万が一倒せなかった場合の保険として、増援部隊が入りやすいように破壊したのだが、セシリアのいい意味で予想外の支援攻撃で命を救った。
今度こそ敵ISは完全に沈黙し、ほっと息をついて体を脱力させる一夏。
もうすでに『白式』のエネルギーも限界だったらしく、自然と光の粒子となって消えていった。
しかし、敵ISはまだ健在だった。
「一夏ぁっ!」
最初に気づいたのは、安堵のため息をつきながら一夏を見ていた箒だった。
その言葉に、3人はそれぞれ行動を起こす。
一夏はISと唯一戦える手段である『白式』を失っているので戦えるはずもなく、呆然と立ち尽くすしかない。
セシリアはまた狙撃銃『スターライトmkⅢ』を構え、鈴は青竜刀を投擲する構えを見せる。
しかしゼロ距離で一夏を攻撃しようとしている敵ISの方が当然早く、誰もが間に合わないと思った……その時。
―――――ズガァン!!
『!?』
どこからか飛来してきた鉄の杭みたいな物体が、敵ISの頭部を貫いた。
それが決定打となり、ISはとうとう沈黙した。
こうして誰一人の犠牲者を出すことなく、IS学園に襲撃してきた敵ISを倒すことに成功したのだった。
「まったく……全員、詰めが甘いな」
◆
「…………で、今回の遊びは楽しかったか?束」
『う~ん……まあ色々な情報は取れたよ』
IS学園内の、人けのない廊下で会話する2人。
空中に投影ディスプレイが浮かんでおり、その画面内にいるのは兎耳をつけた美女。
現在各国が絶賛指名手配中の大天災、篠ノ之 束だった。
「別にお前のやることに文句を言うつもりはないが、しかし今回のISは出してもよかったのか?」
『いいのいいの。束さんほどじゃないけど、世界の『自称』天才たちが無人機開発に勤しんでいるからね。大体後5年くらいで出てくるんじゃないかな』
クロウの言葉に、束はあっけらかんと返す。
今クロウと束がこうしている間にも、世界各国の優秀な研究者たちがISの謎を解明しようと躍起になっている。
それは軍事的利用にも熱心であり、どこかの国では試験管ベイビーを造ってしまうほどだ。
「だがお前にしては珍しいな。あのISはお前の妹も攻撃しようとしていたぞ?」
『いやいや~、あれはクロくんを信用していたからだよ』
自他ともに認めるスーパーシスコン束。
まあ対象である妹の箒には疎まがれているのだが…………。
『でさぁ……ちょぉっとクロくんに聞きたいことがあるんだけどさぁ…………』
先ほどまでニコニコと楽しそうに笑っていた束の顔に何故か影が差し、目の部分だけが不気味な光で煌めく。
その豹変ぶりには、流石のクロウもタジタジだ。
『いくらなんでもフラグ建てすぎじゃない?いつの間にあんなに建てたの?』
束の聞き出したいことは、クロウのヒロイン数の多さである。
自分から離れてたった1ヶ月ほどで、5人もの美少女・美女を食べているのだ。勿論性的な意味で。
まあ千冬は幼馴染として知っていたが、まさかここまで根回しがしてあったとは予想外だった。
「…………お前、もしかしてそれでISを…………」
『ふんっ!さぁて、どうだろね』
答えを言っているようなものである。
普通私益のために各国の優秀な人材が集まっている学園に襲撃など言語道断だが、やったのは稀代の大天災である篠ノ之 束。世界中で4人しか明確に認識できない彼女に、他人のことなんてどうでもよかった。
「まあいい。夏休みに入ったら戻るから、それまで我慢していろ」
『うぇぇ……長いよぉ…………』
それから他愛のない話を数分間続けて、回線は切られた。
◆
「あの~、ミキストリくん~?布仏さん~?いますか~?」
夜、クロウと本音が会話を楽しんでいると、来訪者が現れた。
クロウが扉を開けてみると、扉の前に眼鏡の位置を治している山田 真耶がいた。
「どうした、山田教諭?」
「あ、はい。お部屋の調整が付いたので、布仏さんがお引越しです」
「えぇ~~」
真耶が届けた知らせは、至極当然のことだった。
今まで多感な思春期の少年少女を同室にしていたことが問題なのだ。
それもやむを得ない場合なのであって、その問題が解決されたのなら別居するようになるのは当然だ。
当の本人はいやいやと枕を抱きしめながら抵抗しているが、それは無理な話だ。
「うぅ~、それって今すぐしなきゃだめなの~?」
「それはそうだろうな」
「うぅ~~」
クロウにも言われて、本音は涙を目にいっぱい溜めて唸る。
クロウ大好きな本音からしてみれば、やっぱり離れてしまうのは嫌なのだろう。
「そう唸るな。どうせクラスで顔を合わせるだろう?」
「…………うん」
こればかりはどうしようもないので、了承する本音。
それからクロウと真耶が手伝って本音の荷物をまとめて、引っ越し部屋へと運び入れた。
シュンと沈んで部屋を出ていく本音にキュンときたのは内緒だ。
引っ越し作業が終わった後、真耶は1人部屋となったクロウの部屋で話していた。
「ふむ……ということは織斑も1人部屋になったのか?」
「はい、そちらも何とかなりましたから」
真耶は苦笑しながら答える。
一夏の部屋から引っ越しと箒に告げた時に一悶着があったのを思い出していたのだ。
本音と対象に、一夏大好きの箒からすれば死活問題なのだ。
まあ一夏の病気ともいえるほどの鈍感ぶりで、結局引っ越しはしたらしい。
「真耶も今は気遣わなくてもいいぞ?私の他には誰もいないのだからな」
「えぇと……はい、そうしますね」
過去がどうであれ、ここでは生徒と教師の関係。そう親しげに話すことは憚れる。
だから真耶はクロウのことをミキストリと呼んでいたし、ぼろが出てしまいそうなのであまり積極的には話さなかったのだ。
「私、クロウさんが学園に来ていた時はビックリしましたよ!聞いてませんでしたし」
「まあ思いつきだからな」
非常に迷惑極まりない。
「しかし真耶、お前また胸が大きくなったのではないか?」
「えぇっ!?そ、そんなこと…………」
顔を真っ赤にさせて、腕を胸の前でクロスさせて隠そうとする真耶。
しかしながら巨乳を越えた超乳、いや、魔乳と言えるほどの大きさを誇る乳房を隠しきることはできなかった。
途中で言葉を止めたのは、胸が大きくなったのが事実だったり…………。
「どれ、少し私に揉ませてみろ」
「ちょ、クロウさん!?」
◆
「あっ、んん……あんっ!」
「うむ、凄まじいな」
下から持ち上げるように乳を揉みあげる。
するとタプタプと柔らかそうに揺れる。
手にはかなりの重量の肉が乗っており、まるで沈み込むように柔らかい。
「う、はっ……あぁっ!」
卑猥な嬌声を上げてしまい、頬をカァァと紅潮させる真耶。
服の上からムギュムギュと乳房を潰されるたびに、悩ましげな体をくねらせる。
真耶の乳房はかなりの大きさを誇るが、感度もまた良いらしい。
クロウは服を脱がせながらも常に揉みしだいており、とうとう外気にさらされた時には先端は完全に勃起していた。
「あっ、はぁっ!あぁぁぁっ!!」
巨大な乳房をギュっと握ると、ジュルジュルと音を立てて吸いあげる。
乳首をキュッとつまんで引っ張り上げると、豊かな乳房も淫猥に形を変えて引っ張られる。
性感帯である乳首を弄られると、身体が否応にも反応してしまって震える。
「あっ!そこは……あぁっ!!」
次にクロウが手を伸ばしたのは、グチョグチョに濡れそぼった秘部。
パンティの中に手を滑り込ませて、グチュグチュと弄り始める。
「あっ!うぅっ!ダメですぅっ!!」
そう言って嫌がる素振りを見せる真耶だが、目は歓喜の涙で濡れ、吐息も荒くなってはぁはぁと犬のように喘ぎだす。
「しかしこんなに濡れているぞ?やめてもいいのか?」
「はぁ……はぁ…………」
そう言って真耶の目の前に指を出すクロウ。
指は真耶の愛液でトロトロになっており、真耶がどれだけ愛液を噴出させているのが分かる。
普段なら顔を真っ赤にさせて卒倒しているかもしれないのだが、今は快楽に囚われていてぼんやりと眺めているだけだ。
それを面白くなく思ったのか、クロウは豊かすぎる両胸を寄せて乳首同士をすり合わせる。
グニグニと淫猥に形を変える豊満な乳肉。
「あっ……く、クロウさん。私もご奉仕します」
クロウの愛撫にただ感じていた真耶だが、これではいけないと体位を変えてシックスナインの形になる。
そしてクロウのズボンをズリ下げて、いきり立った怒張を出現させる。
男根もすでに勃起しており、時折ピクピクと蠢く。
それを見ていると真耶の鼓動が早くなり、息もさらに荒くなり始める。
「あぁ……久しぶりのクロウさんの…………」
男根を手に持ってうっとりと呟く真耶だが、トロトロになった陰部を目の前に突き出されてクロウが何もしないはずがなかった。
「じゃ、じゃあ舐めま―――――ひぃっ!?」
あぁんと大きく口を開けて男根を口に含もうとしたが、クロウに膣口を大きく広げられて首を反らしてしまう。
真耶は乳房だけでなく秘部も柔らかく、むにぃと大きく形を変えられている。
「あっ!んっ!あぁんっ!!」
陰核を舐められ、膣口全体に吸い付かれて男根を口に含むことができない。
それでもクロウに奉仕しようと、強烈な快楽に悩まされながらも亀頭を口に入れる。
「あっ!そ、そこダメです!何かでちゃいますぅっ!!」
何度も何度も敏感な陰核を舌でこすられて、とうとう限界が近づいてくる。
クロウは舌を膣内へ挿入し、陰核を指先でキュッとつまむ。
それが決定的となって、真耶を一気に駆け上らせる。
「あっ!イクッ!イクぅっ!はぁぁぁぁぁっ!!」
亀頭から口を離し、大きく身体を仰け反らせる。
ビクビクと痙攣し、下を出して歓喜に震える。
膣内からプシィィッと潮を噴いて、クロウの顔を濡らす。
「あ……はぁ……はぁ…………」
盛大にイったからか、全身を脱力させてベッドにゆだねる。
柔らかな乳房が重力に負け、だらしなく形を歪めている。
そんな淫靡な光景を見せられて、もともと我慢の限界にきていたクロウはとうとうキレてしまい、亀頭を膣口へ合わせて一気に腰を押し込んだ。
「あぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
久しぶりだからなのか、膣内はギュウギュウとクロウの男根を締め付ける。
久しぶりに感じる激しい異物感に、真耶も慣れないようだ。
「あっ!ひぃんっ!だめぇっ!!」
何年もセックスレスになっていたので、とてつもない快楽が真耶を襲う。
クロウはブルンブルンと揺れる巨大な乳房を握りしめ、激しく腰をピストンさせる。
「あっ!あんっ!うひぃっ!!」
細い腕をガシッと掴んで、自分側に引っ張る。
するとさらに男根が奥へと突き刺さり、大きな快感にむせび泣く真耶。
「真耶」
「あっ!ん、ぢゅっ……んんっ!!」
唇を重ね合わせて、舌を絡ませ合う。
この行為で真耶はさらに胸の高鳴りが増し、快楽が大きくなる。
クロウは体位をクルリと変え、獣の性行為のように後背位にして突き立てる。
「あぁっ!ひぃぃっ!ダメですクロウさん!このままじゃ、バカになりますぅぅっ!!」
真耶の必死の懇願も受け入れず、パンパンパンと激しく突きまくる。
真耶は助けを求めるかのようにシーツを握りしめ、だらしなく開いた口からはよだれが溢れてシーツを濡らす。
「よし、そろそろ
「はいぃっ!出して!出してくださいぃっ!!」
身体がガクガクと震え、とうとう身体を支えられなくなってしまう。
それでもクロウは突きつづけ、真耶の限界と共に急激に締め付けた膣内に向けて登り詰めた白濁液を発射した。
「あぁぁぁっ!イクぅっ!イきますぅぅぅぅっ!!」
ビュルルルと激しい勢いで、膣内を満たしていく精液。
真耶も今日一番強く絶頂し、身体を大きく震わせる。
全身に噴き出ていた汗が、身体から飛び跳ねていく。
真耶は力なくベッドに倒れ伏し、時折身体を震わせながら息を吐いていた。
「む……眼鏡を使わなかったのは間違いだったな」
「えぇっ!?も、もう無理ですよぅ!」
そう言いながらも嬉々として続けたのは余談である。
そしてクロウと真耶がイチャついているとき、もう一つの男子部屋で起こったことがクロウをも巻き込むことになるとは、まだ誰も知らなかった。
今回も文字数少ないな……。