※この作品はR-18です。

完全依存系ヒロインエミリアたんの退廃的で幸せな一日   作:カリフォルニア饅頭

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続いてしまったやつ。相変わらずキャラ崩壊注意。前話とつながってたりなかったり。SバルくんとMリアたん。今回はそういう描写あります。


完全堕落系ヒロインエミリアたんのすさんで爛れた一夜

 二人しかいない家の中、月だけが照らすベッドの上で、私たちは一糸まとわぬ姿で向かい合う。いじわるで、だけど愛おしい彼が私を見ている。ただそれだけのことなのに、私の心は揺さぶられて。

「んぁ……すばるぅ」

 彼は、優しく優しく私を嬲ってゆく。繊細な指使いで、赤みがかった彼の舌で、そしてときにことばまで用いて、私の心も体も容赦なく責めたてる。そうして、だんだんと私の心も体も高ぶってきたところで、彼はその男性で私を貫く。それが、いつものまぐわいのあり方。でも、今回の彼は趣向を変えてきた。

「ねえ、エミリアたん」

 囁くような彼の声が、耳元で放たれる。たったそれだけのことなのに、胸の高鳴りを抑えきれない。だが、続く彼の言葉は、私の背筋に氷水を浴びせたかのように、その高鳴りを刈り取った。

「おねだり、してみてよ」

 ……何についてのおねだりなのか、意味がわからないほど私は子供じゃない。これまで幾度となく彼と交わってきたし、彼が本棚の後ろのスペースに隠してある大衆小説にも、そういう趣向のものはあった。でも、だからってそんなこと。そんなはしたないこと。それに、これまでずっとそういった行為の口火を切るのは彼からだった――少なくとも、体面の上では。もちろん、そんなことは言い訳に過ぎなくて。私の方から彼に近づいてそれを求める、ということも多い。でも、その場合でも、私の意図を汲んでくれた彼が口火を切る、というものだった。

 それは、ある意味で、私の最後の砦。あくまでも彼のほうから誘ってきたのを、断れなくて応じているという自分で課した枷。だって仕方がないではないか。森の皆の見守るこの土地で、私から彼を誘って、彼らへの誓いを反故にする。それは、彼らへの、そしてそれを誓ったかつての自分への裏切りで。たとえ、それが張りぼての砦であろうとも、殆ど枷としての意味を失っているものだったとしても、それだけは譲れない私の最後の一線なのだ。――彼は、それを解っていて言っているのだろうか。

 視線に、その考えを乗せて彼を見つめる。私を見つめる愛しい瞳に、早くも抗う理性を奪われながらも、何とか踏みとどまり体面を維持する。いくばくかのあとに、彼は私の意図を了解したようで。

「……そっか、なら、仕方ないな」

 ――解ってくれた。そう、これだけは絶対に譲れない一線。もう、どのくらい彼らに積もった霜を払うことをやめているのか、なんてことを考えればそれにどれ程の意味があるのか解らないけれど。それでも、私が私であるために必要な一線なのだ。でも、続いて彼の口から飛び出したのは、予想外の言葉で。

「言ってくれるまで、たっぷり、お仕置きしなくちゃな」

 あぁ、なんて無慈悲な言葉なんだろう。ちらりと伺った彼の顔には、どこか仄暗い加虐の悦びすら見えて。彼が本気なのだと理解するまでに時間はかからなかった。

 ――でも、一番救えないのは。その言葉に、どうされてしまうのだろうと、期待に胸を高鳴らせる私なのだ。

「あぁ……すばるぅ。も、ダメぇ……」

 熱い、体の隅々まで熱を持っているみたいだ。

 わかっていたことだが、彼は本気だった。既に、私よりも私の体に詳しい彼にとって、私を責めたてるのはいとも簡単に違いない。

 あるいは感じやすい耳を、たっぷりと舐られ、じっとりと息を吹きかけられ、ゆるく甘噛みされる。あるいは、既に十分なほどに開発されてしまった二つの膨らみを、ゆっくりゆっくりと揉みしだいて、しかし決してその頂上の桜色の突起には触れてくれない。あるいは、すらりと伸びた白い二本の足の、その内側をじっくりじっくりと舐って、だけど絶対にその付け根の秘部には触ってくれない。

 その一つ一つが絶妙な刺激で、私をじわじわと高ぶらせていくのに、けれど彼は決して私を絶頂させてはくれない。行為中の私の挙措について、きっと私よりも知っている彼は、私に絶頂の兆しが見え始めると刺激を強めて、一気にその頂まで私を連れて行こうとする。……なのに、いざその頂上を目の前にすれば、彼はとたんにその責めを中断して、そこへたどり着かせてはくれないのだ。そうして、また絶頂が遠のいたなら、また彼は私を嬲りはじめる。――過酷な快楽の責め苦に、私の理性は陥落寸前だった。

 

「……なら、エミリアたん。おねだり、してみてよ」

 また、これだ。彼は決してこれを変えようとしない。ふるふると弱弱しく首を振って、応じられないと返すと、彼もまた私を弄りはじめる。今度は、四つんばいにした私の二つの膨らみを、両手で後ろから優しくじっくりと揉みながら、同時にうなじや背中を舌で舐り始める。その絶妙な快楽に、また私は心を蝕まれていく。……一体、いつこの責めは終わるのだろうか。早く、楽になりたい。

「……んん。やぁ、だめなの……だめぇ」

 ――もう、良いではないか。もう十分耐えたではないか。早く、イってしまいたい。そんな考えが頭の中を占めて離れてくれない。それを見透かしたかのように、彼は責め方を変えてきた。

「なあ、エミリアたん。一度でいいんだ。一回だけ言ってくれたら、俺は、これをキミの欲しがっているところに入れる。約束するよ」

 そういって、彼はその熱をたたえてこれ以上ないほど硬くなった部位の先っぽで、私の秘部をゆっくりゆっくりなぞっていく。濡れそぼったそこは、物欲しげにくちゅくちゅといやらしい音を立てて、早くその剛直を挿れて欲しいとせがんでいる。これまで頑なに拒んできた敏感な部分への愛撫に、私の理性はこれ以上ないほどに揺さぶられる。……もう、ダメだ。もう、耐えられない。

「……て、ください」

 搾り出したかのようなその声は、最後の抵抗と言わんばかりに、とてもか弱かった。でも、スバルはそんな甘えを許さない。

「ん? エミリアたん、何て言ったの? 聞こえるようにはっきり言ってくれないと、俺、わからないよ?」

 嘘だ。白々しい。さっきまでは、私の挙措だけで私が何を考えていたかわかっていたくせに。でも、もう、抗えない。これをはっきりと口に出してしまったら、私はどうなってしまうのか。少なくとも、かつての私ではいられないだろう。それに、不安だけではなく期待まで抱いている私は――本当に救えない。

「……スバルのを……私に……いれて、ください」

 言った。言って、しまった。もう戻れない。私は、堕ちてしまった。それでも、私の心に浮ぶのは、これからどうなってしまうのかという不安や里の皆を裏切った悲しみではなく、どうなってしまうのだろうと際限なく膨らんでいく期待でしかなかった。どきどきと、胸が高鳴るのを感じる。

「ん、よく言えたね、エミリアたん。――それじゃあ、行くよ」

 四つんばいだった体を、彼が半回転させる。そのまま、彼は秘唇にそそり立つものを宛がう。それを挿れられたら、私はどうなってしまうんだろうか。どうしようもなく破滅への期待を煽られながら、その瞬間を待ちわびて――やがて、それは一気に突き入れられた。

「んあぁぁぁぁ――」

 獣の様な叫び声が聞こえる。私の秘部を一気に入ってきた熱いモノに、どろどろと躯がとけてとけてとけていく――。熱い、熱い、熱い。熱が全身を駆け巡って。強烈な快楽に脳が犯されて。全身の毛穴がひらいて――私の意識もとけていく。意識が堕ちていく中、耳元で彼のささやきが聞こえる。

「――愛してるよ、エミリアたん」

 あぁ、私は今、幸せだ。暗闇の中に沈んでいく中、そんなことを最後に思った。

「エミリアたん、エミリアたん?」

 愛しい彼の、心配げな声が聞こえる。躯に感じる、彼の体温。それが、どうしようもないほど愛おしい。でもそれでは、それだけではもう足りない。意識を失う前にはあった熱さをたたえたものが、もう私の躯の中に無いのだ。

「――ん、スバル。大丈夫よ。どれくらい気絶してた?」

「そんなに長くないよ。ホントに、ちょっとだけ」

 いやあ、焦ったぜと苦笑を浮かべる彼。どうやら、心配させてしまったようだ。それも仕方ないのかもしれない。私だって、交わりで意識を失うのは初めてなのだから。でも、そんなことよりも何よりも。――彼の熱いものが、欲しい。躯が疼いて仕方がない。意識を失う前から私を蝕んできた熱が、まだ躯に残っている。

――ならば、どうすればいいのか。それは、彼が教えてくれた。

「……ねぇ、すばる」

 四つんばいになって、下のくちびるを、右手の人差し指と中指でゆっくりと開いていく。つう、とそこから粘液がシーツに向かって落ちていく。彼がそれを見ているのを強く感じる。あぁ、恥ずかしさで死んでしまいそうだ。でも、そんなものですら、今の私には悦びでしかなくて。

「私の、はしたなくあなたを求めて、いやらしく唾をたらしている下のくちに、あなたの熱くて硬い物をいれて、かき回して、ぐちゃぐちゃにしてください。どうしようもなくあなたを求めるあさましい私に、罰をください」

 そう、これは罰なのだ。集落の皆を裏切り続けた、薄情な私への。だから、彼らを裏切り続ける限り、私はこの罰を受け続けなければならない。

 その言葉を聞いたスバルは、ごくりと生唾を飲み込んで。その硬いモノを、そそり立つ男性を、私の秘部に宛がって。

「――ああ、それじゃあ、遠慮なく」

 また、一気に突き挿れた。

 ――二人の夜は、まだまだ始まったばかり。




今度こそ終わり……のはず
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