「あなたたちは賑やかですね」
どこから見てたのか知らないけど、命にかかわる状況を表すのにその表現は軽すぎませんかねぇ?
「こいつには節度ってもんがないからな!」
酷いよ魔理沙さん!僕だって節度くらい……命にかかわる時は持ってるよ、うん
「いやいや、魔理沙はからかいやすいしからかうと楽しいのがいけないんだよ」
ザ・責任転嫁!
でも実際、魔理沙って妙に親しみやすいんだよな。まぁ、俺はやりすぎるからアレだけど……
「仲がよろしいんですね」
そうだろうそうだろう
「なんでそうなる!」
「いや、仲良くないとこんなじゃれあいはできんだろ」
速攻魔法で殺されて終了だわ
「私はあんたと仲良いつもりはないんだが……」
「無自覚の好意ってのは自覚した時が大変だぞ~?」
ちょっと楽しみだな
「私もそのような関係になってしまうのでしょうか?」
どうだろうなぁ
「咲夜は否定的じゃないけど積極的でもないみたいだし、スキンシップの多い友達って感じになりそうな気がするな」
隣に座ってお茶飲んだり、背中合わせに本読んだりしつつ、ちょいちょい手を出すような感じに……
「咲夜もこいつと仲良くしたい派なのか?」
「どうでしょう?ただ、疎遠にはなりたくないですね」
咲夜って地味にボッチ気質なところあるし、ある程度心を許した相手は引き止めたいタイプなんだろうな
レミリアとの主従関係もその辺関係ありそうだ
「ま、休みの時にでも訪ねてきなよ。歓迎するからさ」
「はい。その時はよろしくお願いします」
「いや、あんたの家みたいに言うのはおかしいだろ」
細かいことはいいじゃないか。咲夜と仲良くしたいですアピールだよ
「実質いつも通りなんだからいいじゃないか。ただ単に来訪目的がちょっと変わるだけだよ。な?」
「そうですね。お嬢様のお付きではなく、十六夜咲夜としてお尋ねします」
咲夜さんいい笑顔!静かな美しさがあるよ!
「ああ、待ってるよ」
ところで魔理沙、何でげっそりしてるんだ?
「全く、御馳走様だぜ」
はっはっは、安心しろ。お前とのやり取りも他人から見たら似たようなもんだから
「それじゃ、神社に戻ろうか。咲夜、美鈴にあんまり考え込まないように言っといてくれ」
「そうですね。あまり放っておくと居眠り以上に仕事が滞りそうですし」
ははは……うん、頑張れ美鈴
「あ、私も一つパチュリーに伝えてほしいことがあるんだ」
「何でしょうか?」
「男同士の艶本はどうかと思うぜって伝えておいてくれ。いや、他人の趣味に口出しする気はないが、やっぱりそういうのは隔離空間に仕舞っておくべきだと思うんだよな」
おぉふ……おぉふ……そうかぁパチュリーはお腐れ様だったのかぁ
「魔理沙、そういうのは他人に漏らすべきじゃない。直接本人に伝えるべきだ」
そうすれば俺のこの微妙な感情は発生せずに済んだはずだ
「そうですよ。そういうデリケートな話は他人を介するべきではありません」
咲夜さん咲夜さん、本音の部分は関わり合いになりたくないって感じじゃないですか?
微妙にポーカーフェイスが崩れてますよ?
「あ、いや、悪かった。何て言うか、一度こういうこと知っちまうと今まで通りにはできないし……」
まぁ、特殊な趣味はなぁ……俺が言うのもなんだけどさ
「まぁ、頑張れ。友達止めようとは思ってないんだろ?自分なりの付き合い方を見つけたらいいさ」
相手の趣味を否定するのはアウトだが、自分が拒絶する分には自由だからな
「きっと時間が解決してくれますよ。頑張ってください」
「二人とも微妙によそよそしくないか?」
まぁ、他人事だし?なるべく関わり合いになりたくないし?ねぇ?
「まぁいいや、私の折り合いがつくまで合わなければいいんだしな。よし、帰るか」
何かフラグっぽいこと言ってるけど大丈夫か?
「じゃ、またな」
「はい、お気をつけて」
気が付いたらパチェが腐女子に……
魔理沙よ、なんという爆弾発言を勝手にやらかしてくれてるんだ君は……