※この作品はR-18です。

東方妄想記   作:ガラフ

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美味しくできたらしい

「ただいま戻りましたー」

 

「おかえりー。どうだった?」

 

「軽く一周してきましたが、これと言っておかしなところはなかったですよ?」

 

俺らがたまたま遭遇しなかっただけってわけじゃなかったんだな

 

とりあえず一安心か

 

「そうか。どのくらいでことが起こると思う?」

 

「どうでしょうねー?前回の騒動はそもそも失せ物探しという側面がありましたけど、今回はそうではないのでちょっとわかりませんね」

 

失せ物探し?

 

「何を失くしたんだ?」

 

「希望のお面だそうですよ。そのせいで里の人々は希望を持てなくなり、刹那的な快楽を求めるようになったとかなんとか」

 

希望が無くなったから後先考えずにパコパコしましたってことか?

 

「じゃぁ今回はどうなるんだ?快楽面が無くなっててセックスレスになってた人々が元通りセックスするようになりますとかか?」

 

「いやぁ、セックスレスということはないようですし、そもそもお面の顔が感情丸出しというデザインがおかしいので……」

 

さっぱりわからんと?

 

「お面は全部揃ってるのに新しいお面を手に入れたことになるわけだし、新しいお面の感情が溢れるってのがパッと思いつくんだよな」

 

それで快楽を求めるゾンビみたいになるとか言ってたのね……

 

「こころのことなんだし神子に聞けばわかるんじゃないかしら」

 

神子?神の子?そんなのもいるのか?

 

「となると神霊廟かぁ。面倒だし人里に説教しに来た時でいいだろ」

 

結局待ちの一手なのかよ

 

「まぁ多少ハッスルしたとしても問題ないだろー」

 

いや、いろいろ気にするよ

 

「ねぇねぇ!そんな話よりクッキー焼けたんじゃないの?」

 

おっとそうだ。箪笥じゃ中の様子が見れないからなぁ……焦げてなきゃいいけど

 

「そういえばそろそろ時間ね。開けましょう?」

 

「そうだな。どれどれ……おぉ、いい感じに色ついてるじゃん」

 

焦げてる様子もないし、生焼けってこともなさそうだ

 

「見せて見せて!」

 

「サニー落ち着きなさいよ」

 

「ルナも顔がにやけてるよ~?」

 

「喧嘩するなー。ほれほれ新聞はがして皿に盛れー」

 

これはこれで外に遊びに行くより良かったのかもしれんな

 

「「「「「「「おぉー!」」」」」」」

 

お、今回は霊夢も一緒になってるな

 

「いいかー、味見の基本は分厚い奴だ。一番分厚い奴が一番焼けにくいわけだからなー」

 

問題は誰が味見するかなんだが……

 

今回は生焼けの心配があるわけじゃない分抜け駆け要素が強いからなぁ……

 

「じゃぁ味見はこれね。誰が味見する?」

 

おい、凄ぇ火花出てんぞ!

 

ここで弾幕ごっことかやめろよ!

 

「ジャンケンしろジャンケン。全員で弾幕ごっこなんて時間の無駄だ」

 

「「「「「「「最初はグー!ジャンケンほい!」」」」」」」

 

あ、一発

 

「っしゃあ!いただき!」

 

「「「「「「ぁあぁぁ!」」」」」」

 

いや、お前らもすぐ食えるからそんな残念そうな声出すなよ

 

「美味いな!自分たちで作ったとは思えないぜ!」

 

「粉っぽかったりはしないな?」

 

「ああ、変な感じはしないぜ」

 

「じゃ、おやつタイムだな」

 

「「「「「「「いただきます!」」」」」」」

 

いや、おやつでそれは言わんだろ……言うのか?

 

「んじゃお茶淹れるか。ちょっと渋めがいいよな?」

 

「そうね。気持ち渋めがいいと思うわ」

 

お、手伝ってくれるのか。8人分は多いから助かるわ

 

「4人分ずつ淹れるか。萃香ーお湯頼むー」

 

「はいよー」

 

やっぱ便利だな。一家に一台レベルの汎用性だわ

 

「ありがとー」

 

お茶は熱湯ではなく一度湯呑に入れてある程度温度が下がったお湯で淹れるのがいい

 

お湯を入れてから急須を揺すると渋くなるから、今回は少し揺する

 

淹れる時は一度に湯呑を満たすのはアウト

 

2割ずつとか3割ずつとか小刻みに注ぐ器を変えながら淹れるもの

 

その辺霊夢は手慣れてるな

 

「よーし、お茶だぞー。おかわりは自分で淹れろー」

 

急須に水分が残らないように注ぎ切ってあれば複数回使えるのも茶葉のいいところ

 

「ほぅ……いやーいいですねぇ。バターの美味しい使い方として特集でも組んでみましょうか」

 

紅魔館が来た時にやらんかったんか?……やってたら人里でも流行ってるか

 

「温度管理が大変なんじゃないか?寝かせるのは簀子にでも乗せて氷と一緒に箱に入れとけばいいとして、窯はどうするんだ?」

 

「言われてみれば一定温度を保つ箱というのは普及してないですねぇ」

 

河童印のオーブンとかあればいいのかもしれんけど、電気とガスが動力として使えないってきついよなぁ

 

「あ、さっきの報酬は私のために何かお菓子を作るってことでよろしく」

 

記者モードからの唐突なノーマルモードは卑怯

 

可愛いと断れないじゃないか

 

いやまぁ報酬として要求されてるんだからもともと断れないけどさ

 

「周りの視線が怖い感じになってるから今日みたいな感じで勘弁してほしいかな……」

 

「お菓子を前にした女の醜さ!おぉ、怖い怖い」

 

おい、その煽りはまずいだろ

 

「喧嘩は外でやれよー」

 

「いやいや、この程度で怒るようでhって、ちょっ、放っ放してっ!まっ!冗談!冗談でっ!」

 

雉も鳴かずば撃たれまいにな……鴉だから鳴いちゃうのか




上手に焼けましたー

お茶味クッキーにお茶はどうなんだって?

気になるなら一度試してみなされ
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