※この作品はR-18です。

東方妄想記   作:ガラフ

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イトウというらしい

うーむ、マス系来ないな

 

これってあれだよな、外道しか釣れてないっていうやつだよな

 

「調子はどう?」

 

「ああ、一応全員が何かしら食える程度には釣れてるけど、マス系が全然だよ」

 

小物が6とウグイだけだからなぁ

 

「あはは、運がなかったね。あたしは珍しいのが釣れたよー」

 

その魚籠からはみ出してるというかほとんど入ってないやつだね?

 

「ほら、これイトウって言うんだよー。なかなか食いでがあるし美味しいよー」

 

「60㎝はありそう!」

 

「大きいですねぇ」

 

「お~、逃げられたやつだ~」

 

あぁ、あの時のやつなのか

 

「あー、やっぱりそうだったかー。針が残ってたからそうじゃないかと思ってたんだよねー」

 

たいして時間差がないはずなのにまたかかるあたり、あんまり頭がよくないのかな?

 

……いや、萃香が上手いのか

 

「ってかそのサイズどうやって上げたんだ?」

 

「実はこの糸ってあたしの髪なんだよねー。それに、竿には霧状にしたあたし自身を染み込ませてあるしねー」

 

……何て言ったらいいんだろうか、こう……狂気を感じる

 

でもまぁ、強度が自分で調整できるってのは酷いチートだと思う

 

「っと、何か来た!」

 

「じゃあ今日はそれ終わったら帰ろうか」

 

「逃がしちゃだめよ!」

 

「はいよ!っと」

 

あ、来たな

 

「おー、立派なヤマメじゃん」

 

「25㎝くらいね!」

 

いいね、最後に目的を達成する主人公っぽいこの感じ

 

「よーし、さっさと帰ってごはんにしよー!」

 

「「「おー!」」」

 

手入れとかは椛に丸投げか

 

「来た時より持つ物増えてるけど、どうするんだ?」

 

今はミミズ壺を魚籠に入れるわけにはいかんだろ

 

「「こうするのだー」」

 

アイエー!とでも言えばいいのか?

 

しっかし分身とはねぇ……萃香ってほんとに何でもありだな

 

っていうか分身に荷物任せて俺らは魚籠だけ持って直帰した方が手間がかからないと思うんだが

 

「じゃ~、帰りますか~」

 

「あ!こら待ちなさい!」

 

「ちょっと二人ともおいてかないでよ!」

 

おいおい、三人して先走るなよ

 

「競争か!負けないぞー!」

 

分身よ、お前もか

 

「あたしたちも飛ばす?」

 

「いや、普通に行こう普通に」

 

日が暮れたせいか、地味に風が寒い

 

「りょーかい。ところでさー、イトウってミミズで釣れる魚じゃないんだけど、どうやって引っかけたの?」

 

まあ、あのサイズでミミズはないよなぁ

 

「それはスターに聞いてくれ。引っかけたのはスターだからな」

 

案外かかった小さい奴をそのまま泳がせてたとか……

 

いや、針が刺さったら暴れるよな

 

「あー、あの子かー」

 

何その含みのある言い方

 

「スターがどうかしたの?」

 

「いやー、いい子ぶりっ子ってわけじゃないけど、いろいろ考えてああいう演技してるよねーって」

 

「嘘吐きじゃないんだし、別に気にすることないと思うけど?」

 

私可愛い!って思って演技してるタイプはうざいけど、そういう雰囲気じゃないし

 

「ああ、清衡は気にしないんだね」

 

「悪いこと考えてるとか馬鹿にしてるとかは雰囲気でだいたいわかるからな」

 

「はぇー、ちょっと意外」

 

意外か?変な感性ではないと思うけどな




昔は本州にも生息していたイトウさん

幻想郷は雪の降り具合からして本州の寒冷地方じゃないかと思うし、イトウさんがいてもおかしくないよなぁと思った

幻想郷ってすくなくとも太平洋側なら関東以北、日本海側なら近畿以北の気候だよね
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