「大丈夫?落ち着いてきた?」
「あーうー、まだガンガンクラクラだよー」
でも血管内の血液の密度を均一にするって相当器用だよなぁ
完全にはできてないみたいだし、リスクも大きいけど
「おっさんがそんなしゃべり方しても気持ち悪いだけだぞ。ほら水飲め水」
「おー、ありがとー」
あ、温い
冷たいのは響くし、これはありがたい
「ごめんなさい!私こんなつもりじゃなかったんです!」
ドラマの殺人事件みたいなノリやめーや
「大丈夫大丈夫、ルナのせいじゃないから。サニーの時点でもうこうなる予兆はあったから」
暖まったらもう立ち眩み確定したようなもんだし
「あたし!?」
「濡れたまま飛んだりするから~」
スマタしてたやつが何か言ってるよ
「まぁ、そのおかげで開き直って酒飲んだりできたんだし、悪いことばかりでもないよ」
ルナの時点で上がってればここまで酷い頭痛はなかったと思うけど
「清衡は血が凄く少ないみたいだねー……ほんと、ビックリするくらい足りてないんだけどよく普通に生活できるね」
「ん?血が少ないってどれくらいだ?」
魔理沙が気に留めるようなことか?
「普通の人の8割くらいしか流れてないねー」
そら献血できねーわけだわ
2割血が少ないって出血性ショック症状が出る頃合いだったよな?
「それってかなりまずい状態じゃないか?明日私特性の増血薬飲ませてやるよ」
増血薬、ねぇ……蛇の生き血がベースのやつじゃないだろうな
「ありがとう。できれば生臭いのは止めてほしいけど」
「そこは任せてくれて大丈夫だぜ」
ほんとか?目が泳いでるぞ?
まあ、作ってもらう側がケチつけるのはよくないし、無理なら無理で何とか飲むけども
「あたしたちもできることがないか考えてみるわ!」
「ありがとう。期待しないで待ってるよ」
妖精って基本的に頭弱いみたいだし
「ちょっとは期待してくださいよ」
「期待してやっぱダメだったってなるよりは期待してなかったけどうまくいったって方がいいだろ?」
ある意味期待の裏返しと言えるかもしれない……
「なら結果を出して見せないとだね~」
「早く行くわよ!」
妖精は寝なくてもいいんだっけか
「あいつらがいい結果を出す方に酒一升」
「じゃ、あたしは結果が出ない方に……うーん、何賭けよう?」
「私は副作用があるにお神酒一合ね」
お前ら……
っていうか霊夢は何しに来たんだ?
「あれ?どうしたんだ霊夢?」
「誰も戻ってこないから様子を見に来たのよ」
そんなに時間経ってたのか?
「そんなこと言って一人が寂しかったんじゃないのか?」
こういう笑顔って傍から見てる分にはいいけど、自分がされると凄ぇうざさだよな
「何とでも言ってなさい。それより、お風呂上がったのならさっさと寝ましょう?」
あれ?普通に寝る感じ?
「つまんねーな。じゃ、私は帰るぜ。お休み!」
「「「お休みー」」」
「あなたはどうするの、萃香?」
「寝る気分じゃないしふらふらする気分でもないし、上で呑んでるよ」
鬼は寝なくてもいいってことはなかったような?
気分で徹夜ができるのは若さなのか種族的な特徴なのか……前者はないな
「ならお布団は一組でよかったわね」
さらっと同衾宣言したよこの子
「片方で子作りして綺麗な方で寝ればいいんじゃない?」
天才かお前
「なるほど、それはいいかもしれないわね」
三妖精が勝手に離れてくれてほっとしてるとか言えない……
次回はいよいよ本番!……だったらいいなぁ