「……あの?」
うーん……なんだろう
「聞こえてますかー?」
何といえばいいんだろう
「もしもーし」
思わず揉んでしまうこの尻の魔力
「あのー、これどうすればいいんですかね?」
「あはは。ほっとけばそのうち正気に戻るって」
特段柔らかいとかいうこともない、っていうかむしろ肉が薄くて硬めなのになぁ
「この人焦らし過ぎじゃないですかね」
「あたしも随分焦らされたし、ま、諦めなよ」
尻といえば、付喪神ってうんこするのかな?
「なあこころ」
「ハイ何でしょう?やっと始まるんですか?」
「ん?ああ、そういや始めてなかったね。とりあえず始めようか」
「んぐぅっ!?っかっはっはぁ、ははは、いくらなんでもこんなに無造作に破られるなんて思いませんでしたよ」
俺今冷静に考えるまでもなく最低なことしたな
「すまん。ちょっと心此処に在らずだったわ」
「うまいこと言ったつもりですか?こころはここにいますよ?」
そういうつもりじゃないんだが
「くくく、随分体を張った夫婦漫才だね」
いやいや漫才でもねぇよ
「ちょっと旦那様、嗤われちゃってますよ。全然忍んでない忍び笑いですよ」
さすがに嗤われてるわけじゃないと思うが
「それは置いとくとして、何か大丈夫そうだね」
「はい?」
「痛くなさそうだね」
「ああ、それはあまり傷になってないからですよ旦那様」
旦那様旦那様言われるとどっかの家の当主が下働きの女に迫ってるみたいな感じがして何か嫌だな
「上手く破れたのかそいつは僥倖だったな」
「動物的に正しい姿勢で始めたので僥倖というほど偶然性の高いことではないですよ?」
バックだときれいにいきやすいのか
「それで、何を考えていたのですか?」
「ん?ああ、付喪神とかの無生物由来の連中もうんこするのかな?って」
我ながら酷い理由だな
「物を食べればそりゃ出ますよ」
逆に言えば何も食べなきゃ出ないのか
「何々~?清衡はお尻でしたいの~?」
おい萃香、その腹立つ聞き方やめーや
「んにゃ、子供ができないやり方はしない」
そんなの生物としての本能に反するからな
「お尻はともかくお口もですか?」
「前戯としてはありだと思うけどね」
征服欲は満たせるのかもしれんけど、やっぱり子供作ってこそのセックスでしょ
「よっし、じゃあ次の勝負はそれにしよう!」
「「え?」」
あ、かぶった
「清衡が掌反したらあたしの勝ち、反さなかったら清衡の勝ち」
「だそうですよ?」
「あんま気乗りしないけど萃香がやりたいならまぁ」
うーむ、萃香のフェラねぇ……二本角=イラマハンドルのイメージが強すぎるな
「おや、本当にお嫌なのですねぇ。旦那様のお道具が萎れてしまいました」
そんな報告するなよ
「ありゃりゃ、そこまで嫌ならやめとくよ」
うん、まあ、何だ……そうしてくれるとありがたい
「性癖ってなかなか難しいよな」
「いやまあ、変な性癖押し付けようってわけじゃないんだし、そんなに気にしないでよ」
「そうですよ旦那様。モヤモヤするならそれを私に吐き出してください」
今の俺凄くかっこわるいよなぁ
性癖は人それぞれ
自分は普通だと思っていても相手にとってはアブノーマルということもある
まあ、子供ができないセックスは性癖じゃなくて生物的な意味でアブノーマルなんだが