「おかえりなさい」
「ただいまー」
「ただいま。何やってるの?」
こんな時間に台所に用はないと思うんだけど
「これ?昨日の油で石鹸を作ってるの」
あー、油脂類に植物の灰とかの塩基性の物質を混ぜたら鹸化反応が起きる……だったっけ?
あんまり覚えてないけど確かそんなことを聞いた気がする
「何で今?」
「昨日から油を濾してたのよ」
そうだよね、馬鹿な質問だったね
揚げ物した後なんだから焦げやら天かすやらがいっぱいだもんね
「霊夢は凄いなぁ」
「何よ藪から棒に」
「いやね、ちょっと霊夢の評価が低かったなと思ってね」
思ってたよりずっといい子だわ
別に悪い子だと思ってたわけじゃないけど
「清衡は霊夢のことどう思ってたの?」
どうってそりゃ
「生活力が低い怠け者。ただし、妖怪退治は別」
「あっはっはっはっは、その通りだよ!霊夢は怠け者で間違いないって」
そんなウケる要素あったか?
「あのねえ萃香、曲り形にも神社の維持管理をしている私が怠け者で生活力が低いなんてことあるわけないでしょう?」
ですよねー
何だかんだで神社きれいに管理されてるもんね
そりゃ生活力が低いわけないし、怠け者だったら手が回らないところあるよね
「何言ってるのさ、磨けばまだまだ強く慣れるのに全然磨こうとしない霊夢はどうしようもない怠け者だよ!」
怠け者ってそっち?
「あんたまだそんなこと言ってんの?今の強さで必要十分なんだから、今はこれ以上強くなる気なんてないわよ」
戦闘狂でもなければ必要以上に強くなろうとはせんわな
ただでさえ幼少期にスパルタ特訓で強くならされてるってのに
自分の意思で強くなろうとしてる奴はともかく、強くならされてる奴はなかなかそれ以上を目指そうとはしないって
「ふーん、今は、ね」
おいおい、おかしなことを考えるのはよしたまへ
「わっ!?ちょっ、止めって、止めてったら!」
予想外のかわいい反応
何これDoYouこと?
「あんたがそんな可愛らしい反応するなんてどうしたのよ?」
「角は頭蓋骨から生えてるでしょ?触られると直接響くんだよ」
何それエロい
禁断の脳姦ってやつ?
「こしゅこしゅしましょうねー」
直接響くっていうからには撫でるより振動が起きるように擦る方がいいよね
「やっ、だぁ、めっ……ぃう、やぁっ」
おうおう、興奮させてくれるじゃないの
うへへへへ、やっぱりこういう反応が欲しいよね
「止めなさい」
痛いって!
後頭部チョップは地味に痛いって!
「全く、そういうことはもっと私にしなさいよね」
真顔で言われると反応に困るんですがそれは
そういうセリフは恥じらいながら言ってくれたらポイント高いのになぁ
「霊夢の敏感なところってどこ?」
「それは今から清衡さんが見つけてちょうだい」
それはお風呂で?お布団で?
今夜はお楽しみですか?
っていうか三妖精は結局戻ってこないのな