「「「「「「「頂きます」」」」」」」
「キノコ汁の匂いが食欲をそそるな!たまらん!」
「だろ?なんたって私の自慢の一品だからな!」
スペシャルと言うのもうなずける魅惑の香りだ
これで味が悪かったらある意味完璧かもしれない
「早速一口……おぉ、不思議な味がするな。思ってた味とは違うけど、これは美味い」
匂いのイメージとちょっと違うけどこれは逸品だわ
「魔理沙は嫁力が高いんだな」
食事における汁物の重要性は語るまでもないだろう
「何だよ、私を口説いてるのか?」
モジモジする魔理沙も可愛いな
「二人でいい空気になっちゃてぇ~。あたしの煮っ転がしはどうなんだよ~」
「「「そうだそうだ」」」
「いい空気って何だよっ!」
「まぁまぁそういじめてやるな。煮っ転がしも頂くよ」
あんまりいじってるとどこかの耳年増ちゃんより面倒なことになりかねん
「うん、いい味だわ。流石呑んべぇ」
「それは褒めてるのか~?」
「褒めてる褒めてる。俺日本酒党だし」
「お!じゃぁこれ飲むか~?」
「いやいや、この後そこの3匹と遊ぶんだから今飲んだらきついでしょ」
酒飲んでから子供のテンションに付き合うとかアルコールめっちゃ回りますやん
「あはは、人間は大変だな~」
お前はいつでも呑めて羨ましい限りだよ
「それにしても、初めて皮むきしたとは思えないな」
「ん?」
「いや、三人とも指切ったりしてないし、里芋が変な形になったりしてないじゃん?」
「あぁ、そう言えばそうだな」
「その子たちには時々皮むきさせてるもの」
「そうなのか?全然気づかなかったぜ」
「特訓だって言われてやってたの!」
「上手に剥けるようになれば弾幕も上手になるって言われたのよね」
「ちょっと上手になった~」
本当に効果あるのか?上手になったのはただの練習の成果だったりしないか?
「それで上手くなるなら私も皮むき練習するかー」
「止めはしないけどあんたには効果ないと思うわよ」
「何でだ?」
「魔理沙は努力家だからそのレベルはとっくに通り過ぎてるってことじゃないか?」
「そういうことよ」
「わ、私は努力家なんかじゃないぜ……」
「努力することは恥ずかしいことなんかじゃないぞ。天才だって努力あってこそ才能を生かせるんだからな」
「魔理沙が努力家だなんてわりと誰でも知ってるしね」
「……ったく、調子狂うぜ」
「ははは、みんなに受け入れられてるってことなんだからいいじゃないか。ところで霊夢、イタドリばっかり食い過ぎじゃないか?」
一人で1/3ほど食ってる気がする
「だって初めての清衡の手料理よ?」
……何だろう、思ってたより霊夢の感情がこっち寄りだ
「いやいや、そんな大げさなもんじゃないし」
「いいじゃない、私にとっては特別なのよ」
これはもはや乙女を通り超えたナニカなんじゃないだろうか
「おぅおぅ、アツアツですな~。妬けますな~」
おいこら茶化すな
「むぅ……霊夢がここまで男に入れ込むなんて……」
同性愛は自然の摂理に反してるぞ!
「「「むぅ……」」」
チビ共、そこは真似するな
「霊夢、甘いものは好きか?」
「何よ藪から棒に。まぁ甘いものは好きだけど」
「よし、おやつにはクッキーを焼こう。霊夢のために頑張っちゃうぞ」
「「「「「霊夢のため?」」」」」
「お前らの分も焼くけど、霊夢の分は特別製にするってことだよ」
お菓子を前にした子供(……というか女?)は鬼気迫るものがあるよな
「ふふっ楽しみにしてるわね」
やっぱ霊夢の笑顔イイわぁ。安心感あるよね
「「「「「御馳走様でした」」」」」」
おい、お前ら絶対違う意味で言っただろ
「御馳走様でした」
「……御馳走様。じゃぁ皿洗ったら遊ぶか」
「「「「「おー!」」」」」
おい、増えてんじゃねぇよ
言うまでもないけど、美味しいご飯に一番大事なのはお米が美味しく炊けていること
つまり霊夢が最強なんだな