「終わったかしら?」
うおっ!?
「んぅっ!?」
「いきなり声かけられたら吃驚するだろ!」
余韻に浸ってたっぽい霊夢に一撃入れちゃったじゃないか
「あらごめんなさいね。でも日もすっかり昇っちゃったし、そろそろご飯とお布団片付けないと」
そういうことじゃなくてだな……
ってもうそんな時間!?
「とりあえず飯食おう、霊夢」
今日は昼間に予定有ったっけ?
夜はお茶会しましょって言われてるんだよな
「ん、お昼までこのままでいいんじゃない?」
いやいや、流石にそういうのはもっと落ち着いてからにしようよ
今はなるべく普通の生活スタイルを維持しよう?ね?
「霊夢~、独り占めはダメだよ~?」
「きゃっ」
おお?きれいにすっぽ抜けたな
結構しっかり抱きつかれてたと思うんだけど
「もう!せめて余韻くらい楽しませなさいよ!」
「ご飯食べたらね~」
それは無理があるだろ
「はぁ、ご飯食べればいいんでしょ。わかったわよ」
おー、サラシ巻くの速いな
慣れの成せる業か
「ほら、貴方も早く着替えなさいな」
「その前に腰回り拭かせてくれ」
流石にこのままは気持ち悪い
「あたしが舐めたげよっか?」
そういうのはやめろってのに
「馬鹿言ってないで散らしてちょうだい」
そうそう
「はーい」
んー、やっぱ便利だなぁ
しかし、この和服の着難さよ
「そこ違うよ~。そうじゃなくてこうだよ?」
初めてネクタイ締めた時もしばらくは自分でできなかったんだよな
「遠い目してどうしたのよ」
「自分でできなくて他人に着せてもらうってのが随分久しぶりだったもんでつい、ね」
「おーおー、おっきな子供ですなー」
やめい
「はいはい、着替えたならご飯片付けちゃってちょうだい」
「「はーい」」
萃香はもう済ませたのかな
「あ、全部よそってあるのね」
これはアンタらが遅いから冷めたんだよっていうことか
「あっためてあげよっか?」
「んや、いいよ」
こういうのはあまんじて受け入れるべきでしょ
「じゃあ食べましょう」
「「いただきます」」
んー、冷めたご飯と冷めた味噌汁ってのが何とも言えんな
「そういえばさ」
「何?」
「どしたの?」
「サラシって上から押さえつけてるじゃん?」
飯の時に聞くのはどうかとは思うけど
「そうね」
「それがどうかしたの?」
「いや、ね?若いうちから垂れたりしないのかなーって、ね?」
ちょっと気になっちゃったんだよね
「おやおや?垂れたのはお嫌いですかな?」
何でニヤニヤしてんの?
「まあ、なるべくなら形を保っててほしいよね」
ところで霊夢さん?お箸が動いてませんよ?
「だそうだよ~、霊夢~?」
もしかして気にしてた?
これ地雷踏んだ?
「そ、そうね、確かに巻かない人よりは垂れるのが早いかもしれないわね」
ちょっと声震えちゃってますけど
「大丈夫だって。運動とか栄養とか気を付ければおばちゃんでも垂れないんだから、ね?」
サラシ巻いてると垂れやすくなるのか、全然そんなことないのか
誰か知ってる人いないかな?