ヒーローの卵 作:カンテラ
耳郎さんとセックス
家で一休みしてから、耳郎さんが目を覚ます頃にまた駅に戻る。
ホームに上がれば夕暮れ時の生ぬるい風が肌を撫でる。
ベンチに近寄ると、耳郎さんは目を開けて虚空を見つめていた。髪は顔にへばりつき、服も直しておいたとはいえ着崩れたままだ。一目見ただけで彼女の身に良からぬことがあったと察せるだろう。
「お疲れ様」
そんな耳郎さんの汗ばんだ肢体にムラムラしながら、俺は自販機で買った水を彼女に手渡す。
「……逃げたんじゃないの?」
耳郎さんは億劫そうな眼差しで俺を見て、ワンテンポ遅れて返事をする。身体の疲れは抜けきっていないようで、身構えようともしない。
「君に言うことがあったからさ。今日はもう何もしないから安心して。まぁ、とりあえず飲もう」
空気が淀んだトイレで汗だくになってセックスしたんだ。熱中症になっては困る。
なので飲むよう促すが耳郎さんは警戒して飲もうとしない。じれったいので彼女からペットボトルをひったくり、口をつけないようにして一口飲む。
「何も入ってないから。それとも口移ししてほしいとか?」
そう言ってまたペットボトルを渡せば、耳郎さんは俺の軽口を無視して水を飲み始めた。余程喉が渇いていたようで、耳郎さんはごくごくと水をのどに流し込んでいく。たくさん汗をかいたから、スポーツドリンクの方が良かったかな。
俺は耳郎さんが飲み終わるまで左隣に座って待つ。
この辺りは人が少ないようだ。ホームには俺と耳郎さんがいるだけで、寂れた雰囲気を醸し出している。
蛍光灯に虫が集まり始め、耳郎さんが飲み終わってから互いの間に静かな時間が流れる。と、耳郎さんは突然右耳のイヤホンジャックで俺の足を挿そうとしてきた。
俺がそれに対応して手で掴めば、もう片方のイヤホンジャックで俺を狙ってくる。来るのがわかっていたのでなんとか両方止められた。
「危ないな耳郎さん」
「いや、今日はもう何もしないって言ったから。ボコるなら今かなって」
俺の問いに疲れた笑みを浮かべてそう答える耳郎さん。ボコるなんて言っているけど、どこか諦めている雰囲気がある。
(爆豪並の反射神経。今まで逃げてこられたのは変身個性をもってるからだけじゃないか……強い)
「いやぁ、耳郎さんは茶目っ気があって可愛いなぁ」
「そりゃどうも」
片手でイヤホンジャックのプラグを掴みながら、もう片方の手で耳郎さんの肩を掴み抱き寄せる。疲れている耳郎さんはなすがままに頭を俺の肩に寄せる体勢になる。耳郎さんの髪から甘い匂いと汗の臭いが漂ってきた。
しばらくそのまま抱き寄せていたが、しびれを切らせた耳郎さんが頭で小突いてきたので仕方なく話を続ける。
「多分今日のこと先生に言うでしょ? やめといたほうがいいと思うよ」
「……あんたが困るからでしょ」
俺の提案に耳郎さんの声が刺々しくなる。まぁレイプしてきた相手にこんなことを言われたら怒りが沸いてくるのは仕方がない。でもやめさせないと面倒なことになる。俺はもちろん、多分耳郎さんにとっても。
「今日のこと先生に言ったら、先生耳郎さんの親に連絡しちゃうよ」
親という単語に耳郎さんはびくっと震えてしまう。
「大事な娘が襲われたなんて知ったら、学校辞めさせられるかも」
「そんなの……あんたの勝手な想像じゃん」
耳郎さんは反論してくるがその口調は弱々しい。否定はしているが耳郎さんにもなんとなく予想はできてるんだろう。
「まぁ言う言わないは耳郎さんの自由だけど、俺はこれからどんどん君たちに手を出していく」
俺はそう言いながら肩を抱いてる手を耳郎さんの腰に這わしていく。性欲を上げれば、耳郎さんは刺激に反応して息を呑む。
日が落ち始め空気が冷めていくなか、耳郎さんの身体からじんわりとした熱が俺の手に伝わってきた。
「んん……やっ……」
(うぅ……また)
「マスコミなんかに知られたら雄英の信用はがた落ち。ヴィラン連合に付け入る隙を与えるだけだよ」
「待って、こんなところで……」
(誰かがホームに来たら……)
耳郎さんは俺に頭を寄せているのでどんな表情をしているか見えないが、だいたい想像がつく。
「ね。だから今日のことは先生には内緒で」
「な、何もしないって言ったのに……ひぅっ!」
トイレの時とは違う甘い刺激に、戸惑いながら逃れようとする耳郎さん。 はたから見たらいちゃつくカップルに見えるだろうか。
「俺はただ手を添えてるだけだよ。それで勝手に感じてるのは耳郎さん、君だよ」
「違う……違うぅっ……」
「本当、耳郎さんはエッチだなぁ。俺の個性だって勘違いするぐらいだもんね」
「そんな……そんなの」
耳郎さんの身体がノってきたとろで、俺は手を身体から離す。
「あっ……」
「ほらそんな物欲しそうな声だしちゃって」
俺はベンチから立ちあがり耳郎さんを見下ろす。俺を見上げる耳郎さんは睨んでいるが、その紅潮した顔からは俺に無理矢理引き出された雌の本性が垣間見える。
「もし親に心配されたくないなら君らだけで俺を捕まえる方がいいと思うよ」
そう言って俺はその場から離れる。一応釘は刺しておいたが、耳郎さんがこの後どうするかわからない。
「それから一杯中に出したけど妊娠はしないから安心して! 信じるかは耳郎さんに任せるけど」
その後、事の成り行きを観察していたところ、まず耳郎さんはクライメイトに連絡して相談しあった。ただ、中出しされたことまでは言わなかったようだ。そしてその結果、先生に報告することに決めたようだ。
ただやはり、そんなことをしたら耳郎さんの両親に連絡がいくことになるわけで。担任と校長、ミッドナイトが説明に行き、イレイザーヘッドは耳郎さんの父親に怒りのあまり殴られることに。
中出しされたことまで言ってたらどうなってたことやら。
受け持ったクラスが立て続けにヴィランに襲われ続けるなんて、今年の相澤先生は厄年かもしれない。
それでも耳郎さんが熱心に両親を説得したり、校長が仮免の早期取得や全寮制の構想を説明したりして、耳郎さんは何とか退学せずに済んだようだ。
にしてもなんとも面倒なことになってきた。始めはひっそりと手を出していくつもりが、職場体験以降どうも歯車がずれてきた感じがする。
ウワバミにはバレたし、耳郎さんは先生に報告してしまった。生まれ変わっても人生上手くはいかないものだ。それともこの流れは俺にとっていい流れになっているんだろうか。
まぁ、どうにもならなくなったら最終手段で洗脳でもしよう。気は進まないけど捕まるのは嫌だから。
期末試験が無事終了し、女子と教師陣は俺を探し出そうと躍起になっている。そんな状態でも夏合宿は執り行われるわけで、一部の男子を除いた生徒たちは揃って買い物に行くことに。
木椰区ショッピングモール。ここは県内最店舗数を誇る複合施設だ。休日なので家族連れや若者の集団が施設内を歩き回り騒がしい。
そんな人込みに混じって俺は雄英生徒を遠巻きに見ていた。ウェイ系の集団に絡まれたりしながらも皆は各々の目的のために別行動をとる。
後に残ったのはデク君と麗日さんだけで、麗日さんも早足でその場から離れていった。会話は聞き取れなかったが、多分期末試験で青山君に彼への思いを指摘されたのを思い出したんだろう。
デク君の背後から死柄木君らしき人物が近付いているが、俺は無視して麗日さんの後を追いかける。
顔を手でぱたぱたと扇ぎながら歩く麗日さんに徐々に距離を詰めていく。揺れるお尻が可愛らしいな。
(うん……戻らんと……。いや違うけど。戻って謝るだけだし)
心の中で言い訳をしていた麗日さんは戻ってデク君と合流するつもりのようだ。俺はさらに近付き彼女が振り返るのに合わせてぶつかっていく。
「きゃっ! す、すみません!」
「いえこちらこそ」
ぶつかった際に念力でポケットから麗日さんの携帯を抜き取っておく。
その後、麗日さんはデク君のいる所に早足で向かっていった。俺はそれを確認してから千里眼で様子を観察。デク君と麗日さんから去っていく死柄木君のあとをつける。
そうして俺はなんの危険も冒すことなくヴィラン連合のアジトであるバーを見つけ出した。
その日の夕方、俺は麗日さんを待ち伏せる。麗日さんは一度家に帰り、買い出しに行っている途中だ。今の麗日さんの服装は半袖のシャツに半ズボンといったラフな格好でサンダルを履いて歩いている。
そんな彼女を確認しながら、俺は一人の女の子と一緒に歩いている。彼女はこの辺りに住んでいる大学生。少し前まで高校生だった女の子だ。
雄英生徒にちょっかいをかける合間に手を出していた子の一人で、これまでに何度もセックスしている。ヒーロー志望の子と違って気を遣わなくていいから楽にヤれる子だ。
そんな彼女の肩を抱きながら、俺は麗日さんの横を通り抜けていく。麗日さんが俺に気付いて振り返るのを見計らい、裏路地に入り込む。よし、麗日さんは俺達の後をついてきているな。
それから廃ビルに入り、この子と戯れながら麗日さんを待つことにする。
今居る部屋は学校の教室ぐらいの広さで窓がない。多分倉庫として使われていたんだろう。壁際には棚や段ボールが未だに放置されていた。
感度を上げながら彼女の身体に触り、反応を楽しむ。何度もセックスしているが、それでもまだ彼女は嫌がる素振りを見せる。
「もう、こんなことやめてください。本当に警察には言いませんから」
「それ毎回言ってるね? 本当に嫌なら警察やヒーローを頼ればいいのに」
部屋の外を透視して麗日さんの現在地を把握しながら、ショーツに手を這わせる。
「それは……だって、あぁんっ!」
そして麗日さんが部屋の前で俺達の様子を伺うのに合わせて、この女の子の感度と性欲を上げ声を出させる。
「んはぁ、あっ、そこだめ……あぁぁあっ!」
俺はいやらしい水音を麗日さんに聞こえるぐらいにこの子の膣内を掻き乱す。
そのまましばらく感度を上げハイペースでイカせまくる。部屋の外を確認すれば、麗日さんは顔を真っ赤にしながら部屋の様子を覗いていた。
(携帯ないまま来てしまったけど……助けやんな!)
さて、ここから麗日さんを部屋に誘い込ませるためには。
「十分濡れてきてるし、そろそろ入れようかな」
「ひぅっ……もうやめてぇ……」
俺が愛撫をやめてズボンを脱ごうとジッパーに手をかけたタイミングで麗日さんが勢いよく部屋に侵入してきた。
「うらぁぁあっ!!」
その際麗日さんは廊下に転がっていた箱やら木材を個性で軽くして投げつけてくる。無重力な物体なのにコントロール抜群で投げられたそれらは全て俺の方へ。当たらないようその場から離れたことで、麗日さんは女の子と俺の間に割り込み対峙してくる。
「助けに来ました! 立てますか!?」
まるでピンチにやってきたヒーローみたいだな麗日さん。かっこいいぞ。
麗日さんは逃げるよう促すが女の子は腰が抜けて立つことができない。まぁそうなるようイカせまくっておいたから仕方がない。
「む、無理です……。足に力入んない……」
(個性使って運ぶ? いや、そんなんしてたらあいつに隙与える! この人庇いながら逃げ切れそうにない。だったらここで──倒す!)
麗日さんは戦闘態勢になって俺に敵意を向けてくる。USJの時とは違ってその顔に恐怖の色はない。男子三日会わざればなんて言うけど目標がある人間はよく成長するもんだ。
「警察とヒーロー呼んだから、諦めて投降した方が身のためだと思うけど!」
(相手の個性がわからん状態で戦うのは危険やけどこいつを野放しにしたらアカン!)
「どうしてこんなところにいるのかな?」
「道ですれ違ったあなたがこの人を連れてここに入っていったのを見たの」
まずは麗日さんがここにいる理由を聞く。あくまでこれは偶然の出来事だからな。それに対して、麗日さんは律儀に俺の質問に答えてくれる。これも時間稼ぎか。
「そんなことがあるんだね。ヒーローが来る……困ったなぁ」
携帯がなく、俺を追い掛けてたから連絡する時間なんてなかっただろう麗日さん。俺は特に身構えないで彼女に近付いていく。
(逃げる素振りない。ウソがバレた? いや、USJと体育祭からみてこのヴィランは隠れたり逃げるのが得意……多分そういう個性)
俺の態度に戸惑い色々と考える麗日さん。だがそれも一瞬のことで、後ろの女の子をちらりと見て決意を固める。
(こんな奴に遠慮はいらん! ウソがバレる前に急所狙って一撃で倒す。そして捕まえる!)
麗日さんからこれからの行動のイメージが伝わってくる。股間を蹴り、蹲る俺に間接技をかけるようだ。なんて恐ろしい。トガさんを組伏せるだけの実力があるので侮れない。
麗日さんも後ろの子を巻き込まないよう俺にじりじりと詰めてきて、お互いの距離はどんどん迫っていく。そしてもう二、三歩踏み込めば手が届きそうなところまで接近した。
(まだや……まだ。手を掴めるぐらいまで……ここっ!)
「はあっ!」
麗日さんは俺の身体を触ろうと腕を伸ばすフェイントをかける。そしてそこから勢いよく脚を俺の股間目掛けて蹴り上げてきた。
遠慮の欠片もない金的蹴りだが、拳藤さんの時と同じように念力で脚を止め、タイミングよく手で防いだように見せかける。
麗日さんはそこから腕を伸ばして俺に触れようとして来たので、片手でギリギリいなしながら彼女の脚を掴む。そして部屋の入口の反対側に投げ飛ばす。
「がっ、は……」
(力……つよい!)
念力付きで飛ばしたので麗日さんは壁まで飛んでいく。そして壁際の棚にぶつかり、金属の甲高い音と呻き声が部屋に響いた。
痛くないよう調整しようとしたが焦って失敗したようだ。やっぱり闘うのは向いてないな。
「USJの時より強くなってるね。俺対策に格闘始めた感じ?」
蹴りで止まった拳藤さんと違い、追撃をかけてきた麗日さん。今までの俺とのやり取りで初撃でいなされるのを考慮していたようだ。経験の差だな。
まぁそれでも駄目だったけど。多分バトル漫画の展開でも通じなかっただろう。金的は危険すぎる。
今回わざわざ麗日さんと闘ってるのは戦闘不能になった麗日さんを好き放題するためだ。これから麗日さんはどんどん強くなるだろうし、今のうちに俺に対する負け意識を少しでも植え付けておきたい。
棚に叩きつけられながらも立ち上がった麗日さんは両手の指の肉球を触れ合わせる。あれは個性解除の合図。麗日さんのイメージが伝わり、直ぐ様回避しようとする。
が、体が反応しきれず落下物が体にぶつかる。さっき麗日さんが投げてきた物が丁度俺の上に浮いていたんだろう。何が落ちてきたか確認したいが今はそんな余裕はない。
「どりゃぁぁあぁあっっ!!」
麗日さんは掛け声と共に個性で無重力にした棚を担いで迫ってくる。
そして俺の胴めがけて大きく一振り。俺はそれをなんとかかわす。
(さっきので格闘警戒された! だったら次はこの棚で相手の動きを封じる)
麗日さんの身長より高さのある棚をぶんぶんと振り回してくる。どうやら俺を壁に寄せたところに棚を押し付け、腰を抜かしている子が逃げるまで時間を稼ぐつもりのようだ。
それに付き合うわけにはいかないので、俺は棚の動きに合わせて腕を振り、念力で棚の動きに勢いをつける。
腕力で棚の勢いをつけさせたように見せかけながら、麗日さんのバランスを崩していくと、彼女は勢い余って回転してしまった。
「しまっ……!」
背中を向けた麗日さんに瞬間移動で迫り念力を使いながら彼女をうつ伏せにしてまたがることに成功。長引かせずに済んでよかったよかった。
俺は麗日さんをうつ伏せのまま、彼女の手を後ろに組ませて両手両足に手錠をかけ、いつもの指サックも装着した。指サックを着ける前に棚が無重力状態で漂っていたので、個性を解除させておく。
「強くなったね麗日さん。並のヴィランなら勝てるんじゃないかな」
「うぅ……」
息が上がりながら話しかける俺に、麗日さんはただただ睨み付けるだけで精一杯だった。今は俺の話し声と、手錠から手を抜こうとする音だけが反響する。
「それじゃあ続きしよっか」
俺はそう言いながら、未だに腰が抜けている女の子に近づいていく。
「ひっ……!」
「待って! その人に手を出さないでっ!」
「麗日さんの言うことをきく必要はないよ。負けてどうすることもできないヒーローの言うことなんかね」
麗日さんを一瞥もせずに足を進める。俺の言うことに声をくぐもらせる麗日さん。
「っ、じゃあその人の代わりに私が‼」
「それも従う必要ないよね?」
自身を身代わりにしようとする麗日さんを一蹴する。ちらりと視線を向ければ、彼女は顔を伏せて身体を震わせていた。
(ここで助けられなくてなにがヒーローや……。なんとかしやんな、こんなときデク君やったら)
彼なら個性を使って手錠ぐらい引きちぎられるだろうな。
「まぁ、もしいやらしくおねだりなんてされたら、ついそっちに手がいっちゃうかもしれないけど」
「んなっ!?」
そして麗日さんに考える時間を与えないよう女の子にどんどん近づいていく。
「待って! 言う! 言うから!」
もう二、三歩といったところで麗日さんが声を張り上げる。よく言った麗日さん。もし言うのが遅かったり言えなかったら二人とも犯されてたぞ。
「言うって何を?」
(あの人を助けるために今私ができること……)
「わ、私のあそこに、あなた……のを、い、入れてください」
屈辱と恥ずかしさで顔を歪ませながら精一杯の誘い文句。やり慣れてない感が可愛らしいな麗日さん。
「それじゃあ落第点だよ麗日さん。あそこじゃなくてちゃんとおまんこって言わないと」
「うっ。……わ、私のぉ……こに」
「聞こえないよ麗日さん」
「……私のおまんこに、あなたの、おちん……ちんを、入れてください」
手錠されて地面に横たわりながらおねだりしてくる麗日さん。でも顔には嫌々やってる感がでてる所とか最高だな。
「まぁ及第点。しかたないな麗日さん」
俺は身動きできない麗日さんを担いで部屋からさっさと出ていく。部屋に残した女の子には口止めしておいたが、念の為後で彼女の家に行って通報していないか確認しに行こう。
俺は麗日さんに目隠しをして、廃ビルから今日のために探した近くの空き家に瞬間移動する。
後ろ手でかけた手錠を前にかけ直し、目隠しをしている間にシーツを敷き、ローションボトルを持ってくる。
「おまたせ麗日さん」
「っ……ここは?」
「近くの空き家だよ。あそこだと人を呼ばれそうだからね」
目隠しを外してシーツの上に仰向けに寝かせる。
(大声だして助け呼びたいけど、そしたら逃げられる。それでもし逃げられたら)
「大声出してもいいけど、これ。忘れてないよね」
そう言って麗日さんの写った画像を見せる。
(家族に写真見られる……。それだけはアカン!)
麗日さんはなにも言わずに顔を背けた。
「ん、いい子だ。それじゃあ始めようか」
俺はローションボトルを手に取り麗日さんの身体にかけていく。
「なっ、なにしてるん!?」
「こうするとヌルヌルになって気持ちいいんだよ」
手錠を外して服を脱がすのが面倒なので服の上から大量にかけていく。麗日さんの白いTシャツはローションに濡らされ、黒いブラが透けてきた。
「冷たっ!」
(ヌルヌルで気持ち悪い……)
胸から脚までローションまみれにし、それを塗り込むように脚を揉んでいく。
ローションによって脚が艶かしく濡れていく。
何往復かして揉み心地のある脚を楽しんでから、次に上半身に手を移す。
「いやっ! やめて!」
麗日さんは脚をじたばたさせ身をよじるが、俺は構わずに手を服の下に滑らせる。
「んっ、んん……」
ローションまみれのお腹をこねくりまわしながらシャツの裾をじわじわと押し上げていく。
「これだけ濡れてれば大事な所から愛液がでてきても気にしないでいいでしよ」
「なっ! そんなの出さない!」
「ほんとかなぁ?」
俺はブラもずらして顕になった胸を揉んでいく。ローションですべすべなのでとても滑らかに肌の表面をなぞっていける。
光沢をまとった胸は形を変える度にいやらしくテカり、子供らしくないエロスが醸し出される。
感度も性欲も上げずに暫く揉んだり指先でなぞっていたが、麗日さんは時折小さな声を出すだけで俺の責めに耐えていた。
(神戸さんの個性の影響もないし、前より全然我慢できる)
「今日は調子悪いんじゃない? 諦めて帰った方がいいと思うけど」
何分間も変わらない責めに余裕が出てきたのか軽口を叩き始める麗日さん。爆豪君とやりあえる肝っ玉があるだけに心はそう簡単に折れない。
「いやいや、そろそろ効果が効いてくるんだよ」
「効果?」
「こんな風にね!」
訝しむ麗日さんに教えてあげるため、今まで敢えて触れてこなかった彼女の乳首を指ではじく。それも感度を急激に高めて左右同時に。
「はぁあぁぁんっっっ!?」
突然の刺激に麗日さんは我慢することもできずに声をあげ、仰け反ってしまった。
「このローションは媚薬入りでね。ゆっくり肌に浸透して感じやすくさせるんだよ」
感度を調節できればただのローションもただの水も俺にとっては媚薬入りの危険な代物となる。
「び、媚薬って」
(急に胸の先が熱くなって……)
俺はズボンと脱ぎそそり立つ肉棒を露出させ麗日さんのお腹にまたがる。性欲も上げたことで顔が火照っていく麗日さんはこれを見て目を見開く。
「ひっ、いや! そんなもん挟まんといて! んん! やぁあっ!」
麗日さんのローションにまみれた胸の谷間に肉棒を挟み、腰を動かす。胸も感度を高めているので、動かす度に麗日さんは声を漏らしてしまう。
「どうだい麗日さん? これが胸と擦れるだけで気持ちいいでしょう?」
柔らかい胸に包まれながら抽送を繰り返す。ペコペコと体と胸がぶつかる音とローショーンの水音が卑猥さを演出し、肉棒がより滾ってきた。
「ひうっ、固くなって……いやぁ、あっ、あっ……あぁん!」
麗日さんは手錠で繋がれた手を俺の腹に押しやって抵抗してくるが、それが無理矢理犯していることをより強調することになり、俺は興奮して口元が緩んでしまう。
「ほらほら薬なんかに負けないで耐えるんだ麗日さん。パイズリされながら乳首をこうされても!」
「んはぁぁん! やっ、ダメっ! それダメェェエッッ!」
胸を寄せながら乳首を指でしごき、腰を動かせば麗日さんは声をコントロールできずに喘いでしまう。ローションで滑る乳首を弄れば身体を痙攣させて腰を浮かせようとしてくる。
「どうだい麗日さん。気持ちいいかい?」
「んんんっ! んんんーー!」
麗日さんは首を懸命に振りながら強がる。こんなに乳首を立たせてるのに強情だな麗日さんは。そこが可愛いんだが。
それじゃあここらで一発。
「顔にかけるよ麗日さん!」
「んぁぁっ、いやぁぁぁっっ!」
麗日さんの制止を無視して俺は一発目の射精をおみまいする。亀頭が痙攣して勢いよく飛び出た精液は麗日さんのおでこにまで飛んでいき、二度目は髪にかかり、三度目四度目と脈打っていく。
ペニスが精を出しきり落ち着いた頃には、麗日さんは白濁色にまみれ征服欲を満たしてくれる顔にデコレーションされた。
尿道から垂れてくる精液を麗日さんのもちもちとした胸に擦り付けている間、彼女は目を閉じて我慢していた。
「う……あぅ……」
(臭くてベトベトしてる。男の人ってこんなに出せるん……?)
「胸だけでこんなに出させるなんて、なんてスケベな体なんだ。おまけに感じたりなんかして」
そう言いながら勃起した乳首を指で転がすと、麗日さんは声を我慢しながら身をよじる。
「か、感じてなんか……ぁ、ない……!」
(悔しい! せっかく戦い方教えてもらったのに、またいいようにされて)
「そうは言っても麗日さん。下がこれだとね」
俺は彼女の下腹部から手を滑らせながらズボンの中に浸入。麗日さんの秘処をまさぐっていく。
「あんっ! 嫌……触らないで!」
「ぬるぬるしてるけどローションのせいだけじゃないよね」
恥丘から麗日さんの性器を手で覆いながら揉むように刺激を与えていく。すると割れ目から生暖かい愛液が滲み出し、俺の指と絡み合う。
秘処を刺激され、嫌がりながらも顔を赤らめていく麗日さん。なんてエッチなんだ。
「あっ、あっ、だめ! そこ敏感になってて、んぅぅっっ!」
「ほらやっぱり感じてる。いつも嘘ついてるね麗日さん」
「んん、んんっ……んぐぅぅ……!」
(この媚薬あかん……こんなん嫌やのに……)
じわじわと秘処を責めていると麗日さんのクリトリスがピクピクと大きくなってきた。
(嫌やのにぃぃぃ!)
そこを手のひらで上下にゆっくりと擦り、クリトリスの包皮を剥く。そして剥かれて敏感になっているそこを指でやさしくしごいてあげると、麗日さんは反射的に脚を閉じてしまう。
「んん、んはぁっ! いやぁぁあぁ!」
(身体中に刺激が走って、なにも考えられんっ……!)
いつも通り快感に惑わされる麗日さん。
俺は次に指で秘処をなぞってから膣内に挿入していく。初めて入れたときより入りやすく、指はじゅぷじゅぷと中に呑まれていった。
「あっ、指、入れないでぇ。んぁっ、やぁ……」
クリトリスより感度を低くしてあるので麗日さんの反応が落ち着いてくる。それがじっくりと快感を味わっているように見えて可愛らしい。
しばらくそうやって膣内を指で弄り、ほぐしていく。愛液が増え、抵抗するようにきつかった中が軟らかくなってから一度指を抜いた。
「はぁ、はぁ、はぁ、んっ……。」
(もう終わった……?)
俺はこの間一度もイカせなかった。焦らしに焦らした麗日さんの体は火照り、汗とローションで艶かしくまるで今すぐにでもイカせてくれと言っているみたいだ。
そんな麗日さんの体を視姦しながら、俺は麗日さんの脚の拘束を解いてズボンと下着を一気に脱がす。
「いやっ……まって……」
(まって……もしかして……)
これから何をするか察した麗日さんは逃げようともがくが、俺はお構い無しに彼女の体を引き寄せる。
「さっき言ってたでしょう? マンコにチンコを入れてくださいって。喜んでしてあげるよ」
俺は入れたくて仕方がないと怒張したペニスを麗日さんの秘処にあてがう。
「ひっ」
(あんなん絶対入らへん!)
顔を青ざめさせて俺のペニスを凝視する麗日さん。
「それじゃあ入れるよ麗日さん」
俺が腰を動かすと麗日さんは耐えるように目を瞑り胸の前で手を組む。
(…………デク君!)
少年漫画ならこのヒロインのピンチに颯爽と主人公が来るかもしれないが、残念ながらここには誰も来ない。
オールマイトも、プロヒーローも、デク君も。
俺のペニスはあっさりと麗日さんの体を貫き、膜を破る。
「あっっ……ぐっっっ……!」
結合部からは麗日さんの初めての証が愛液と一緒に流れていく。
「うっ……ぐっ……ぐす」
(泣くな泣くな泣くな……! こんなやつに泣き顔見られたくないっ!)
麗日さんは顔を手で隠しながら泣くのを我慢していた。初めての相手がこんな屑になるなんて申し訳ないと思いながらも背徳感で興奮してくる。
膜が破れたところで止まっていた亀頭をさらに奥に進ませる。散々ほぐしはしたが処女だっただけあってやはりきつい。
「フー……フー……!」
麗日さんは息を荒げながら俺を睨んでくる。我慢してても目にはうっすら涙が浮かんでおり、麗日さんの悔しさが見てとれる。
まったく、そんな目で見られたらさらに興奮してしまうよ麗日さん。
俺は半分くらいまで入ったところで抽送を始める。
「やっ、いたい! んっ、あっ……!」
ゆっくりと動かしてはいるが、それでも初めての麗日さんにはまだ負担がかかる。
「頑張ってね麗日さん。だんだん気持ちよくなってくるから」
俺は麗日さんに声をかけながら、彼女の感度と性欲を徐々に上げていく。
「あっ、やぁっ! え……? なんで……んはぁぁ!」
(痛いのに気持ちいい……!)
時間をかけながらペニスを出し入れしていると、麗日さんの苦しそうな声に艶が混ざってくる。
「媚薬使ってるからってこんなに早く感じてくるなんてエッチだね麗日さん」
「うっ、あぁん! そんなことっ……んん~~~~!」
徐々にではあるがペニスの動きに合わせて麗日さんの肉壁が収縮をするようになってきた。
「いややのにぃ、んはぁん! 感じたくなんかないのにぃぃぃいっっ!」
(体が悦んでるみたいにぞわぞわしてくる……!)
「気持ちよくなってくれてうれしいよ麗日さん」
「やめてぇ! もうこれやめてぇぇ!」
麗日さんは涙を流しながら懇願してくるが、俺は逆にテンポを上げて腰を打ち付ける。
「ひゃっ、あっ、あっ、いやっ!」
(お腹苦しいのに、嫌やのに、動く度に頭痺れる……)
「慣れてきたみたいだね麗日さん。じゃあもっと入れてくよ」
「いやぁ! だめぇぇ!」
俺は麗日さんの奥深くまで侵入させるためにペニスを押し込んでいく。愛液と我慢汁で擦れる膣内を強引に掻き分けていくと、コツンと亀頭がぶつかり子宮までの道が拓かれた。
「子宮の入り口まで届いたよ。いやぁ締めつけがキツくて気持ちいいよ。麗日さんはどう?」
「かっ、はっ……! あ……んんっ!」
(お腹つぶれてるみたいで息がっ、苦しい……!)
腰を動かし亀頭の先で子宮口をぐりぐりすると、あまりの圧迫感に息が詰まる麗日さん。でもすぐに慣れるよ。
俺はペニスを先端が見えるまで腰を引いて抜く。その際カリが膣壁と掻き合い思わず射精しそうになった。
「やっぱり君は最高だ!」
一気に腰を打ち、ペニスを再びねじ込み子宮口まで貫いた。
「んはぁぁあんっっ!」
麗日さんは堪らず喘いでしまう。感度も性欲も上げられた状態で挿入されたらもう女の子はどうすることもできない。
俺はそれをわからせるように一発一発抜いては突き、抜いては突きを繰り返す。
「あぁっ……あっっ! あっ、んぁっ! あ゛ぁっ!」
(行ったり来たり動くだけでおかしくなる。気持ちよくなっちゃう……!)
「流石に気持ちいいでしょ麗日さん? ヴィランに負けてレイプされて感じてるでしょ?」
それでも麗日さんは首を振って否定する。後でこの動画を見せてあげよう。
俺はペースを上げて麗日さんの感度も上げていく。
「ひゃあっ! あっ、だめっ、きちゃう! うごかさないでぇ! きちゃうぅぅっっ!」
パンパンと体がぶつかり合う音が段々激しくなり、麗日さんは突かれる度に体が跳ねてしまう。
「ほら、一緒にいこう麗日さん」
「いやいやいやぁぁぁっっ! あっあッあっっ!」
精液を搾り取るように膣内が急激に締まり、麗日さんの限界が近くなってきた。
「あっ、やっ、もう……ダメ……! んぁぁぁあぁぁっっっ!」
(イキたくない、のに。イクっ……イクゥゥゥ~~~~!)
麗日さんは体を大きく反らしながら痙攣させて絶頂した。それに合わせて俺も射精し、麗日さんの中に大量に精を吐き出した。
麗日さんは快感の波が収まらないようでしきりに体を揺らし、膣をぎゅうぎゅうと締めるのを繰り返す。
目を閉じて耐えていた麗日さん。その顔は精液で汚され、快楽で赤く染まり、涙と汗にまみれていた。
エロイ。乳首もクリトリスも未だ主張を止めておらず、ビンビンだ。
「麗日さん、大丈夫かい?」
返事がない。どうやら絶頂で意識を上手く飛ばせたようだ。
「こんな格好じゃ帰れないだろうし、家まで送っていくよ」
どうせもうすぐ寮生活が始まる。だからそれまでの間は麗日さんの家にお邪魔してもいいだろう。
そうして俺は虚ろな目をした彼女と一緒に瞬間移動した。
性欲の衰えと闘いながらなんとか書けました