「さて、午前中はこれぐらいにしておきましょう」
いつものようにマッサージ屋を経営しているリクは今日も仕事をこなして客がいなくなったのを見計らって一区切りつけることにした。
少し休憩を挟んで午後からまた再開する時間の間、リクは買い出しを済ませる。
街へ出て夕飯の買い出しを行うリクは溜息をつく。
「やはり、従業員を雇った方が良いですね………」
黒字は続いているが、徐々に客足も増えて行くにつれてリクの負担も大きくなる。
以前より従業員募集の張り出しを店の前に張ってはいるが誰も来ない。
給料を良くした方が良いのかと悩みながら路地裏を通って近道するリクの耳に嘲笑に似た笑い声が聞こえた。
そして、微かに少女の叫び声も。
声がした方に歩み寄ると栗色の髪をした少女を数人の男性達が取り囲んで暴力を振るっていた。
「何をしているのです?」
「あぁ?」
リクは冒険者と思われる男性達に声をかけると男性達はリクを見て鼻で笑った。
「てめえには関係のねえことだ。消えな」
シッシッと追い払うようにする男性達だが、リクはここで去るような男ではない。
「何故、女の子に暴力を?怪我をしているではありませんか?」
「うるせぇ!怪我したくなかったらとっとと消えちまえ!!」
言うことを聞かないリクに喚き、武器を手に取る男性達に少女は目を見開く。
「や、やめ―――」
男性達止めようとしたがその瞬間、倒れたのは男性達だ。
「女性は大切に扱うものですよ」
倒れた男性達を一瞥してリクは少女の前で膝を折って目線を合わす。
「大丈夫ですか?」
「…………」
優しく微笑むリクに少女は目線を逸らして何も答えない。
そんな少女の手をリクは掴んで無理矢理立たせる。
「な、何をするのですか………!?」
「この近くに私の店があります。そこで治療をしましょう」
「リリはお金を持っていません!」
「リリというのですか。可愛らしい名前ですね」
「ッッッ!?!?!?」
自然と自分の名前を可愛らしいと言われて戸惑うリリはリクについて行く。
店に戻ってきたリクはリリの怪我を治療する。
「これでよし、他に怪我をしているところはありますか?」
「………ありません」
「そうですか」
治療を終わらせて買ってきた物をしまうリクにリリは問いかけた。
「どうしてリリを助けたんですか………?」
「女の子を助けるのに理由はいりますか?」
息を吸うかのように当たり前のように答えたリクに半眼でリクを見る。
「女性なら誰でも助けるのですか?」
「助けますよ。特にリリさんのような可愛らしい女の子は」
リリはわかった。
目の前にいるこの男はただの女好きの
「私の事よりリリさんの事を教えてはくれませんか?」
「……知ってどうするのですか?」
「リリさんの力になりましょう。貴女が望むのであれば」
当然のように話すリクにリリは一瞬だけ目を見開いて俯く。
「………無理ですよ、どうせ冒険者様達に連れ戻されてしまいます」
その瞳は暗く、酷い憎悪に満ちていた。
「どうしてです?」
「………リリは【ソーマ・ファミリア】の一員です。一員と言っても何もできない役立たずのサポーターですが」
力なく笑うリリの顔は諦めが見えた。
「リリにはもうどうすることもできないのです………」
「なら、私がなんとかしましょう」
「え?」
「リリさんが望むのあれば私がリリさんを救いましょう」
告げるその言葉にリリは驚きを隠せれない。
「嘘だと御思いでしょう?なら、私と賭けをしませんか?一日私に時間をください。その間にリリさんを【ソーマ・ファミリア】から解放してみせましょう」
賭けを提案する。
「私が勝ったらリリさんはこの店で働いて貰います」
「……リリが勝ったらどうするのですか?」
「それはありません。だって、私がそう望んでいるのですから。望みを手に入れる為なら人は決して屈せず諦めないのですよ」
笑みを浮かばせながら名言のような言葉を述べる。
「給料もきちんとお支払いしましょう。賃金も取りません。悪くない条件だと思いませんか?」
その言葉はもうリリがこの店で働くことが決まっているようだった。
「……………何が目的なのですか?」
「貴女自身ですよ。私は貴女が欲しい。だから貴女の望みを叶えましょう」
「…………リリの身体が目的なのですか?」
「もちろんです。しかし、それはリリさんから望まない限りしません。私が欲しいのは貴女自身の全てなのですから、無理矢理するなんて野蛮でしょう?」
警戒するリリにリクは続ける。
「現状にままで良いと仰るのであれば別にそれでも構いません。貴方の意思を尊重しましょう。私は貴女が望まない限り何もしませんので」
リリは考える。
目の前にいる男、リクの言葉を鵜呑みにしていいのか。
望めばリクはリリを【ソーマ・ファミリア】から解放してくれるが、その代わりこの店で働くことになる。
しかし、望まなければ今のまま冒険者に奪われる毎日が続いてしまう。
そうなるぐらいなら、とリリは覚悟を固める。
「リリを、助けてください…………」
「ええ、助けましょう」
リリルカ・アーデはリクの提案を呑んだ。
その一時間後、リクはリリを連れて【ソーマ・ファミリア】の
仮面をつけて襲いかかってくる【ソーマ・ファミリア】の冒険者達を殴り飛ばして団長であるザニスのところまで足を運んだ。
「な、何者だ!?このようなことをしてタダで済むと――――ッ!」
ザニスの左腕が宙を舞った。
「お生憎ですけど私はどこの【ファミリア】に所属しておりません。万が一に私の事を言いふらすというのでしたら次は首が宙を舞うことになりますよ?」
その手に持つナイフでザニスの左腕を斬り落としたリクは手短に要件を伝える。
リリルカ・アーデの
二度とリリルカ・アーデに関わらない。
その二点を告げると死の恐怖で怯えるザニスは首を縦に振るしかなかった。
酒にしか興味をしめさない主神であるソーマは面倒くさそうに再契約可能状態にしてこうしてリリルカ・アーデは【ソーマ・ファミリア】から解放された。
こうもあっさりと、容易く解放されたリリは今もその実感がわかない。
だけど、一つだけわかったことがある。
リリルカ・アーデはこの男、リクに助けられたということ。
「さぁ、帰りましょうか。リリ」
「はい!」
リクの後ろをついて行くリリは今日から住むリクの店で働くことになった。
店に戻るとリクはあることに気付く。
「あ、これ
主人公であるベル・クラネルのヒロインであるリリルカ・アーデを先に助けてしまった。
だけど、既にアイズも肉体関係を持っている以上今更かと自己完結する。
「あ、あの……リク様」
「どうしました?ああ、別の派閥に所属したいというのでしたら判断はリリにお任せしますよ?もちろん店も手伝って頂きますが」
「あ、いえ、そうではなく………」
頬を赤色に染めてリリは服を掴みながら言った。
「リク様は……リリを抱きたいですか?」
「ええ、今すぐにでも。しかし、申し上げたように私はリリが望まない限りはしませんのでご安心を」
即答するリクにリリは呟くような小さな声で告げる。
「リリは……構いませんよ………」
リリは小さい声で了承するとリクはペロリと唇を舐める。
「いいのですか?私は変態ですよ。欲望のままに貪り、快楽のままにリリを襲いますが……それでもリリは構わないと?」
「………やっぱり待ってください」
「嫌です。了承はもう受理されました。返答は受け取り拒否の為どうか諦めてください………冗談ですよ、だからそんな小動物みたいに怯えないでください、そそります」
「変態です!正真正銘の変態ですね!リク様は!!」
「ええ、変態ですが何か?」
あっさりと認めるリクにリリは諦めるように息を吐いた。
「しょうがないですね。妥協案でリリがしてもいいところまでで手を打ちましょう」
「どうしてリク様が呆れているのですか!?しょうがないと思うのはリリの方だと思いますが!?それとするのは決定事項ですか!?」
「ええ、決定事項です。リリの手でも口でも足でも太股でも胸でもお腹でも頬でも髪でも背中でも膣でも選択権をリリに与えましょう」
「リク様の変態!!女の敵!!」
「ああ、リリの
ぶるりと身体を震わせるリクにリリはどうしてこんな人をと愚痴を溢す。
そして観念したかのようにリリは手を出す。
「それでは……手でもいいですか?」
「ええ、ではお願いします」
椅子に座るリクの前に膝をつくリリはリクのズボンを脱がすと自己主張しているかのように立っているリクの陰茎を見て顔を真っ赤にする。
「こ、これが………」
生まれて始めて見た男性の性器に戸惑いながらも手に触れる。
固くて熱い、脈を打っているリクの陰茎を触るとビクと反応をする。
初々しいリリの反応を見ながらリクはアドバイスを送る。
「リリ、手で握って上下に動かして刺激を与えるんです。唾を垂らしてくれるともっと気持ち良くなります」
「こ、こうですか?」
アドバイスを受けて陰茎に唾を垂らして上下に動かすリリにビクビクと陰茎は反応する度にリリは上手くできているか不安になる。
「ああ、いいですよ……初めてとは思えない力加減です」
荒くなる呼吸にリリは一生懸命に小さい手で陰茎に刺激を与えて気持ちよくさせていく。
幼い容姿も相まってどこか危うい雰囲気があるが、相手が子供ではなく
「リリは奉仕の才能がありますね………」
シュコシュコと粘液塗れの勃起肉棒を扱き立てるリリにリクはそう思った。
駆け立てられる興奮、引き上げられていく快楽に身を委ねてリクの陰茎は打ち震える。
ドピュッとリクは射精した。
射精されたリクの精液はリリの顔に直撃してリリの顔を精液で汚していく。
「ひゃっ!だ、出すなら出すで言ってください!リリも驚くじゃないですか!」
精液で汚された顔で近くにある布巾で拭い取るリリにリクは親指を立てる。
「気持ちよかったですよ、これからもお願いしますね。
こうして開店初めての従業員を捕まえた。
とある深夜。【ロキ・ファミリア】
その一室でレフィーヤは眠りにつくことが出来なかった。
うずうずと股を押さえて悶えるレフィーヤ。
「あの人のせいあの人のせいあの人のせい………」
ぶつぶつと掛け布団に潜りながらこんな体にしたあの人、リクに恨み言を呟く。
身体が求めている。
気持よくなりたいと、あの時の開放感をもう一度味わいたいと。
こんな体にされたリクに文句を言いたいが、無理矢理されたわけでも貞操を奪われたわけでもない。
きちんと了承を取り、身体の疲労も完全に取れた為に効力はある。
その代わりと言わんばかりに身体が疼いてしまう。
あの店に行けばこの疼きも収めてくれるだろうが、それはレフィーヤのプライドが許せなかった。
そこでレフィーヤはこの悩みを打ち明けられる人物の元に訪れる。
「……レフィーヤ、どうしたのこんな時間に?」
あの店に通い続けているアイズの部屋に訪れたレフィーヤは眠たそうに瞼を擦るアイズに抱き着いた。
「アイズさん………この疼きを止めてください」
祟拝するアイズに疼きを止めて貰おうと同時にアイズと合理的に触れ合えることに悦ぶレフィーヤの頭をアイズは撫でる。
「いいよ」
部屋に招き入れてアイズは早速とレフィーヤを押し倒して唇を奪う。
「ちゅ、んっ……はっ、れちゅ………んん」
口内に舌を入れてかき回す様に舐めるアイズの舌技は優しく、甘い蜜のようにレフィーヤの脳を刺激する。
舌を絡ませ合い、歯の裏を舐めるアイズはレフィーヤの胸を揉み解す。
「ア、アイズさん………ん」
「大丈夫、私に任せて」
恍惚な表情を浮かべるレフィーヤにアイズはリクから直接受けて身に着けた性技でレフィーヤの身体を犯していく。
キスを止めて今度は寝巻の上からレフィーヤの乳首を舐める。
「はうっ!ん……ふぁ、んん、ふぅ……」
乳首を舐められ、時に甘く噛まれて刺激がレフィーヤを襲うなかでアイズは手を下に伸ばしてレフィーヤ秘部に手を置く。
寝間着を捲って下着の中に手を入れるアイズは指で秘部を弄る。
「っんっ……あっはっ……ん、んん…ア、アイズさん………」
「気持ちいい?」
「ふぁい………」
熱を帯びた声で返答するレフィーヤにアイズも満足させられてよかったと頷く。
「明日も早いからもう終わらせるね」
アイズの指がレフィーヤの膣口を広げて外気に当てられてゾクリと震えるレフィーヤにアイズは膣内に指を入れる。
「ひっ……うっ、んん、はぁ、はうっ………ああっ、あ」
膣内に感じるアイズの指がレフィーヤの中をかき乱していく。
声が漏れるレフィーヤは憧れのアイズにされると思うと無意識に膣に力を入れてアイズの指を締める。
窮屈になる膣にアイズは構わず指を動かして露出しているクリトリスに指を当て、グリグリと刺激する。
「はひっ!?ふぅ、あ、あんっ……あぁ、ああっ!」
「レフィーヤのここ私の指を締めつけてる………」
リクにされている時もこんな感じなのかなと思いながらアイズは続行する。
「ア、アイズさん……ッ私……もう……………」
「うん、いいよ」
我慢の限界が来たレフィーヤにアイズは一気に刺激を強くしていくとレフィーヤ絶頂を迎えた。
「イ、イくぅっ!あっ!」
秘部からブシュブシュと盛大に潮を吹くレフィーヤにアイズの顔はびしょ濡れ。
息を荒くしているレフィーヤの満足そうな顔を見てアイズは微笑んでキスをした。
「レフィーヤ、可愛い……」
アイズはよくリクに可愛いと言われながら意地悪をされるが今はその気持ちがわかる気がする。
こんな可愛いものをもっと苛めてみたい。
アイズはそう思った。