オラリオ最強魔導士【
彼女はこれまでに快楽に堕ちてきたこれまでの女性達とは比較にならないほどに強敵だ。
心身共に強く、隙がない。
更には
だからこそ手を出すにことに意味がある。
「さて」
今日はマッサージ屋は休日。今日という日の為に着実に準備と計画を企んでいたリクは最強の魔導士を快楽の世界に誘う為に店を後にする。
街中を歩きながらリクは予定のポイントに向かう。
暇があればリクはリヴェリアの行動を観察し、私生活をどのように過ごしているのかを徹頭徹尾調査した。
そして知った。
リヴェリアは一定の周期になると北西のメインストリートに曲がった路地裏にある『魔女の隠れ家』に足を運んでいる。
エルフという義理堅き、生真面目な性格ということもあり、日時や時間には常に正確で、リクの予想が正しければその店を出る頃だ。
北西のメインストリートに訪れたリクは目的の店の付近まで歩を進めると、予想通り
「あ、もしかして【ロキ・ファミリア】のリヴェリアさんでしょうか?」
さも偶然のように声をかけるとリヴェリアは振り返ると同時に怪訝の表情を見せる。
「君は……………………?」
「申し遅れました。私はマッサージ店『ドルミーネ』の店長を務めております。リク・セレアと申します。いつも【ロキ・ファミリア】の方々には御贔屓させております」
一礼して名乗りを上げるリクに「ああ」とリヴェリアは思い出したかのように声を出す。
「君がそうか。若いのに腕のいいマッサージをする店長というのは。ティオナや他の団員からも評判は聞いている」
「ありがとうございます。これもティオナさんが宣伝してくださったおかげです」
「謙遜は止せ。君の腕は確かなのはよく聞いている。全ては君の実力が出した結果だ」
「ありがとうございます」
称賛の言葉を送れて再度一礼するリクはリヴェリアに尋ねる。
「リヴェリアさん。今はお時間の方はよろしいでしょうか?」
「ん? ああ問題はないが」
「実はリヴェリア様にお話したいことあり、【ロキ・ファミリア】の
「私に………………?」
「はい。立ち話もなんですから近くの喫茶店で腰を据えて話をしては頂けませんか?」
片目を閉じてじっと見てくるリヴェリアにリクは表情を一切崩すことない。
片目を閉じて凝視するのはリヴェリアの癖といえるのは既に調査済みだ。
リヴェリアは鋭い。心の機微を容易く看破し相手の事情を見抜いてくる。
リクがリヴェリアを攻略するに当たっての
「……………………まぁいいだろう。日頃うちの団員が世話になっている礼として話ぐらいは聞こう」
「助かります」
なんとか最初の関門を突破したリクはリヴェリアをつれて近くの喫茶店に入った。
「それで話とは?」
「はい。もしかするとご存じかもしれませんが、私は神の恩恵を受けている身です」
「だろうな」
一般人から冒険者。それらを相手にするには相応の体力が必要になる。
話を聞いた範囲でも一日に多くの客に対応するとしたら恩恵を受けるのが一番手っ取り早い手段だ。
想像できない範囲ではない為にリヴェリアもさほど驚きはしなかった。
「私はこれまでに多くの人を相手にしてきましたが、やはり肌の接触を拒むエルフの方は滅多に店に訪れないのです」
「ふむ」
「種族的にもそれは仕方がないこととは存じ上げております。しかし、若輩の身なれど私はマッサージ師の端くれ。エルフの方でも疲労を解消できるようにある物を作ってみたのです」
「あるもの?」
「こちらになります」
リクが取り出したのは蝋燭のようなものだ。
「エルフの方が好む植物を使って作ったお香です。是非ともリヴェリアさんに使っていただき、その感想を聞きたいのです。冒険者でいう
「いや、これぐらい依頼の内にも入らん。頼み事として引き受けよう」
「ありがとうございます。それとついでと言ってはなんですが、効果や効能が良ければリヴェリア様の口から宣伝して頂けると嬉しいのですが」
「なるほど。だから私に声をかけたという訳か。商魂逞しいものだ」
リクが自分に声をかけてきた理由に納得して小さく笑みを見せる。
リヴェリアの口から宣伝すれば他のエルフも買う可能性はぐっと上がることぐらい容易く像することができる。
「眠る前にお使いになるとリラックス効果も上がりますからお勧めです」
「そうか。早速今夜にでも試してみるとしよう」
「はい。よろしくお願いします」
それから少し雑談してから二人は喫茶店を出た。
月が空に登る夜。
リヴェリアは普段は束ねている髪を解いて自室に寛いでいた。
「さて、そろそろ眠るとしよう」
規則正しい生活をしているリヴェリアは
「そうだ。忘れるところであった」
昼間に出会ったリクに頼まれたお香の効能を調べる為にリヴェリアはお香を取り出して、早速使用する。
「ふむ。これは……………」
お香から香る甘い匂い。森の中にいるかのように錯覚させるほどの自然豊かな雰囲気を醸し出しているかのようだ。
天然素材をふんだんに使ったのだろう。作った本人の技術の高さもあるが、これはいい品物だとリヴェリアは思う。
自分の宣伝がなくても十二分に売れるだろうとリヴェリアは思う。
身体から今日一日の疲れが抜け落ちるかのように気持ちが落ち着くリヴェリアは穏やかな空間にいるかのようだ。
しかしながらもリヴェリアは気付いていない。
この部屋にもう一人存在している事に。
久しぶりに使用した『透明化』でリクはリヴェリアの様子を窺っていた。
「そろそろいいですね」
リクは透明化を解除して姿を見せるもリヴェリアは
その翡翠色の瞳からは焦点が合っていないかのように呆然としていた。
確認の為にリクはリヴェリアの顔の前で手を振ったり、肩を軽く叩いたりしてみたが反応はない。
「成功ですね」
今のリヴェリアは意識は眠っており、本人は既に眠りについている状態に陥っている。
一言でいうなら催眠状態になっている。
「右手を上げてください」
リクの言葉に反応してかリヴェリアは右手を上げた。
「下してください」
右手を下ろした。
「ふふ」
リクは小さく笑い、リヴェリアの隣に腰を下ろしてリヴェリアの顔を近くでよく見る。
流石は女神よりも勝る美貌を持つと言われているリヴェリア。
その相貌はあまりにも整い過ぎている芸術品のようだ。
「ふむ」
リクは思考に耽る。
リクは強姦はNGだ。一方的に気持ち良くなっても面白くはない。
だが、そこに愛があるのなら別に構わない。
そこでリクはふと思った。
―――この美しすぎる相貌を快楽で歪めてみたいと。
その時、この誇り高い
想像しただけで興奮してくる。
「リヴェリアさん。貴女は異性に触れられれば触れられるほどに敏感になる体質です」
その言葉を脳裏に刷り込ませて、思い込ませる。
「私の合図で貴女は発情期の動物のように発情し、本能のままに異性を欲する」
パチン。とリクはリヴェリアの脳に合図を刷り込ませる。
「乱れ乱れ乱れ狂う。抗えない快楽に貴女はただ身を委ねるしかない」
脳裏に刷り込ませた暗示をかける。
これだけ念入りに暗示を刷り込ませておけば問題はないだろうと一息置いて、リクはリヴェリアの身体をまさぐる。
華奢な身体はぎゅっと抱きしめれば簡単に壊れてしまいそうで儚くも柔らかい双丘はリクの手に平にしっかりと収まる。
五指を動かしてリヴェリアの胸を満喫する。
指の一本一本が沈みながらも弾力があるかのように弾かれる。
エルフは線の細い体。それ故に胸も慎ましいエルフが多いが、流石は
リクはリヴェリアの服にてをかけてまずは上半身を外気に触れさせる。
リヴェリアという身長体格から精緻な計算をしたかのような黄金比と造形美の双丘がそこにある。
一言告げよう。美しいと。
それ以外の言葉が不要な程に整い過ぎているリヴェリアの美乳。
白い双丘の先端に立つ綺麗なピンク色の乳首。
この芸術を前に拝みたくなるほどだ。
ごくり、と生唾を飲み込みながらリクはその双丘に手を出した。
服の上からでも確かに伝わったリヴェリアの胸だが、直接触ればそれは感無量の極み。
これを自分の手で汚したくなるのは本能だ。
だけど耐える。まだその時ではない。
今のリヴェリアなら容易に押し倒すことも、操ることもできる。
だけど、それでは操り人形と同じだ。
反応も返ってこなければ表情一つ変えない。これでは何の面白い身もない。
「今日はここまでにしましょう」
服を整えて、そっと横にしてシーツをかける。
目的は達成した以上は焦る必要はない。リヴェリアはお香の感想を述べる為にもリクの店に足を運ぶことには間違いはないのだから。
その時、乱れ狂うリヴェリアを優しく介抱すればいいだけの話だ。
「この感動と興奮は取っておきますね」
それだけを告げてリクはその場から姿を消した。