今日は店の休店日としてリクは休みを満喫していたのだが、突然やって来たアイシャに連れられて『歓楽街』に来ていた。
「悪いね。休みを無駄にしちまって」
「いえいえ、女性の誘いを断ることなどしませんよ」
謝るアイシャに問題ないと答えるリク。
「それに私も楽しみですよ、その春姫さんとお会いするのが」
これから会う娼婦、名前をサンジョウノ・春姫。
アイシャが妹分のように可愛がっている春姫に男に慣れさせるためにアイシャは信用も信頼におけるリクに目を付けた。
親しみやすいという意味と女好きという性格をしているリク相手なら今よりマシにはなると思ったアイシャ。
リクとは何度も体を重ねて無理矢理手籠めにする輩ではないことは重々承知している。
むしろ懐柔させて手籠めにすることも。
本来ならそちらの方がよっぽど悪質だがリク相手にその心配はないとアイシャは断言できた。
リクは女性を傷つけることは決してしない。
無理矢理するのは面白くない。
アイシャは何度もリク本人からその言葉を聞いてその言葉通りにしている。
『縛りがあった方が面白いでしょう?』
あえてそうすることにより更なる興奮と快感を抱く変態だということも承知している。
だからこそその信頼できる
「いいかい?春姫を傷つけたら承知しないよ」
「御心配には及びません。私がそのようなことをするとでも?」
自信満々に言うリク。
「傷つけるなんてことは決して致しませんのでご安心を」
「ならいいけど。ここだよ。春姫、入るよ」
「は、はい!」
緊張気味に部屋の中から返事をする声が聞こえアイシャは襖を開けるとリクは感嘆の声を上げる。
「ほう、
紅の着物を身に纏い、金の長髪と同じ色の耳と尻尾。
極東の限られた地域にしかいない少数種族で
しかも美少女。
「春姫。こいつがリクだ。しばらくあんたの相手をしてもらうからこいつで男に慣れな」
そう言って出ていくアイシャは完全にリクに春姫の事を任せた。
リクは春姫と向かい合って笑みを浮かばせながら挨拶した。
「私の名前はリク・セレアでございます。どうぞ宜しくお願い致します」
「サンジョウノ・春姫と申します。こちらこそどうぞよろしくお願い致します」
深々と頭を下げる春姫を見てリクは早速行動を開始した。
「お隣よろしいでしょうか?」
「もちろんでございます。リク様」
顔を上げて笑みを浮かばせる春姫。
リクは春姫の隣に腰を下ろして早速話しかける。
「まず初めに私といる時は娼婦ではなく私の事を友人として接してください」
「え?」
突然のリクの言葉に驚く春姫。
男に慣れろとはそういうことをすると思っていた春姫にとって予想外の言葉だった。
「私の時は自分に無理して夜伽の相手をする必要はありません。普通の友達らしくお話でもしましょう」
「で、ですが」
「先ほどアイシャさんは男に慣れろとは仰っていましたが体を重ねる事だけが男との触れ合いというわけではないでしょう?私も嫌がる女性にそういうことはしたくないのです。私の我儘をどうか聞いては頂けませんか?」
リクは続けて言った。
「私は女性の笑顔が好きです。だから、今にも泣きだしそうな顔をしないでください」
「――ッ!」
「貴女が娼婦としてここにいる理由はアイシャさんから伺いました。辛かったでしょう」
リクは優しく春姫を自身の胸元に誘導させて抱きしめる。
「私の前では無理しなくていいんですよ」
よしよしと頭を撫でるリク。
リクの胸元で嗚咽を漏らす春姫は涙声で言った。
「私は娼婦です……!」
「今は私の大切な友人です。娼婦など関係ありません」
「体を売りたくない……!」
「私が何とかしましょう」
「助けて……!」
「貴女が望むのであれば」
リクは一目見てから見抜いていた。
春姫の目は全てに諦め、怯え、自身の心を閉ざしていた。
それをリクは優しく解いた。
マッサージするように丁寧に解して心の本音を曝け出させた。
自身の胸元で涙を流す春姫を慰めながらリクは笑みを浮かべる。
リクは種族問わず女性が好きだ。
どの種族の女性でも抱けるし、実際に抱いて来た。
だが、春姫のように
それも箱入り娘という
この巡り会わせにリクは感謝した。
しばらくして泣き止んだ春姫は最初はまだ戸惑いや緊張はあったが親しみやすいリク相手に数分もすれば笑顔で話せるようになっていた。
中でも英雄譚の話は春姫の好物だった。
自分自身が熱中するほど喜々と話を続ける春姫にリクはしっかりと聞いた。
饒舌する春姫にリクは質問したり、時にはわざとらしくからかったりなどして話を盛り上げた。
そして、一区切りしたところでリクは言った。
「春姫さん。一つお願いがあるのですがよろしいでしょうか?」
「はい!何でございましょう!?」
まだ英雄譚の熱が収まっていないのか興奮気味の春姫にリクは懇願した。
「尻尾を触らせては頂けないしょうか?」
リクはずっと触りたくて仕方がなかった。
あの太くて、柔らかそうな春姫の尻尾が触りたくて仕方がなかった。
「ふふ、はい。構いません」
リクの懇願に笑顔で応じる春姫は後ろに向いて尻尾をリクに向けた。
「おお、もふもふですね」
予想以上にもふもふしている春姫の尻尾に堪能するリクにそれに静かに笑みを溢す春姫。
ある程度堪能した後でリクは本格的に堪能する為に『感覚変化』を発動させた。
「んっ……」
艶のある声が出る春姫。
尻尾を撫でられているはずなのに先ほどとは違う感覚が体に流れて来ていた。
「ちょっと失礼」
撫で始めるリク。
「ん……ふっ………んん……はぁ」
撫でられているだけなのに流れてくる快感に春姫は両手を使って口を塞ぐがそれでも抑えることが出来なかった。
「んん………んっ……ふぅ……ん……リク……様」
声を抑えながら尻尾を撫でるのを止めてもらおうとする春姫。
「どうしました?」
つーと尻尾の先端から根元まで撫でられる。
「はぅぅぅぅぅぅッッ!!」
あまりの快感に背筋を反らして声が出た。
感じてきていることを承知でリクは容赦なく尻尾を撫でる。
「んんっ、はぁ、そこは……はうっ」
尻尾の先端を弄られ。
「ん、んんっ……ふぅぅ」
尻尾の真ん中を揉まれ。
好き放題に尻尾を弄るリクはそれでもまだ必死に我慢している春姫を見て興奮しながら満喫していた。
こうも初々しい反応をする春姫にリクの理性も正直危ない。
だが、耐える。
ここで我慢するのを止めて獣のように襲いかかるのは簡単。
だが、それは一時の快感を満たすだけ。
それでも面白くないし、つまらない。
それにせっかく知り合った女性とは長く接していきたい。
その為にも今は耐えなければならない。
撫でている尻尾をきゅと握る。
「~~~~~~~~~~ッ!!」
口を押えたまま春姫は失神した。
「やれやれ、春姫さんには少々刺激が強すぎましたか」
失神した春姫を見てリクは苦笑を浮かべる。
「ふむ、それにしても」
着物から僅かに見える胸や太股の扇情的恰好を見てリクはもっと見たくなった。
胸元を露にして足を広がせてより扇情的な恰好にする。
豊満の胸や柔らかそうな太ももに劣情を感じるリクは自身の陰茎を取り出して意識がない春姫の手を無理矢理握らせる。
白くて細くて柔らかい春姫の手に陰茎を握らせて動かせる。
扇情的な春姫の恰好を視姦しながら手を無理矢理動かせて興奮するリク。
「体に触れず手だけ無理矢理というにもいいですね」
また新たな興奮を覚えたリクは起こさないように慎重に春姫の手を動かせる。
扇情的に乱れた着物にそこから見える豊満の胸と太股。
たっぷりと眺めながら手を動かしていると我慢の限界を迎えたリクは射精して春姫にかける。
飛び散った精子は春姫の顔や体にまでかかりる。
穢れを知らない少女を穢したという背徳感にゾクゾクと震えながら今日はこの辺で打ち止めにした。
精子をふき取って着物を直してリクは部屋を出ていくと部屋の外でアイシャがいた。
「相変わらずの変態だね、あんたは」
「何を言っているんですか。だからこそ楽しいんですよ」
変態と言われているのに応えないリクはアイシャに告げる。
「これから春姫さんの時間は私が買いますのでイシュタル様にはそうお伝えください」
「あいよ、金を払うならこっちも文句はないよ。それにあんたなら体で払うという手もあるしね」
密着するように抱き着くアイシャは自身の豊満な胸を押し付けて脚を絡ませる。
「今から私とどうだい?春姫で満足はしていないだろう?」
「ええ、ですがこれもまたいいのです。しばらくは今の感覚に浸かっておきたいので遠慮しておきます」
「チッ。わかったよ。今日は無理言って悪かったね」
「いえいえ、また何かあればお呼びください」
そう言ってリクは『歓楽街』から出て行って買い物を済ませてから店に戻る。
「ふぅ」
自室でコーヒーを飲みながら一息入れるリクは金の工面に関して考える。
またダンジョンで稼ぐかと思いながら部屋に置いている両手剣に視線を向ける。
命がけのダンジョンでモンスターとの死闘。
「まぁ、春姫さんの為と思えば苦ではありませんか」
春姫の時間を買ったリク。
春姫の為と思えば頑張れた。
「ん?」
不意に店の前で誰かいることに気付いたリク。
今日は閉店しているから諦めて帰るかなと思ったが一向に気配は消えないまま店の前で留まっている。
誰だろうと思って気になったリクは店に前に行く。
「おや、アイズさん」
「リク……」
店の前でアイズが困惑な表情で立っていた。
「どうしました?」
「えっと、マッサージのお金を払っていなくて」
そこでリクはアイズが何を言いたいのか察した。
マッサージの代金を払いに来たけど店が閉まっているからいないのではないかと悩んでいる所に自分が出てきた。
律儀というか真面目というか困惑な表情も可愛い。
「ふふ……」
「………」
「いえ、すみません」
笑いを漏らすリクにアイズは頬を膨らませるのを見てすぐに謝罪した。
「あれは仕事ではなくプライベートですからお金を払う必要はありませんよ。お気持ちだけ受け取っておきます」
「でも……」
受け取れないと手で制するリクにアイズはそれでも何かしなければ落ち着かなかった。
いつも以上に順調にダンジョン探索できているのは紛れもないリクのマッサージの効果があったから。
心配していた【ファミリア】の皆に安心を与えてくれたのは疲労を取ったリクのおかげ。
それなのにその代金も払わずに何もしないのはアイズは嫌だった。
「アイズさん。もしかしてダンジョン帰りですか?」
「え、うん」
「失礼を承知で言わせてもらいますが少々臭いますよ」
――――ガンッ!と音を立て『ショック』という言葉がアイズの頭上に降って直撃した。
「シャワー浴びますか?」
「………うん」
臭いを落とす為アイズはリクの言葉に甘えることにした。
浴室に足を運んだアイズはシャワーを浴びて汗を流す。
「………」
シャワーを浴びながら表情を俯かせるアイズ。
してもらってばっかりとアイズは落ち込む。
「アイズさん。代わりの服を置いておきますからそれを使ってください」
「……ありがとう」
あれやこれやと面倒みてくれるリクのアイズはどうすればいいかと精一杯思考を働かせる。
具体的には心の中の幼いアイズが頭を押さえて蹲るぐらい。
「―――ッ!!」
閃いたアイズはリクに声をかける。
「リク!」
「どうしました?何かありましたか?」
声を出すアイズにリクはすぐに駆け付ける。
浴室の扉の前にいるであろうリクにアイズは言った。
「一緒に入ろう」
「はい?」
「………」
「………大丈夫ですか?」
浴室で互いに大事な所をタオルで隠す二人。
体を洗うリクに顔を真っ赤にしながら湯船に浸かっているアイズは恥ずかしすぎて何も答えられなかった。
何故あんなことを言ったのだろうと今更ながら後悔した。
そう言えば昨日ティオナに誘われて一緒に湯船に浸かったからかという疑問が脳裏を過ぎる。
同性同士なら問題はないが異性相手に何を言っているのだとアイズは後悔した。
「しかし、アイズさんから誘われるとは光栄ですね。正直恥ずかしいですけど嬉しいです」
「……嫌、じゃないの?」
「何故嫌がるか理由が聞きたいですね」
「私、鍛えているから、その、女の子らしい体じゃないと思うし」
強くなりたいが為にアイズは毎日鍛錬をしている。
ダンジョンにも潜っている。
筋肉が多い自分の体は女の子らしくないと卑下している。
「私には魅力的ですけど。正直アイズさんの体を隠しているそのタオルを取りたいぐらいですよ」
その言葉にアイズは反射的に防御態勢に入るがそのアイズの反応を見てリクは少し笑っていた。
「……ロキみたいなこと言わないで」
「失礼。でも本当の事ですよ。貴女は魅力的だ。自信を持っていい」
ばしゃん!と顔を湯船に沈没させる。
そんなこと言うなんて卑怯だと子供のように頬を膨らませるアイズ。
湯から顔を出してジーと睨むアイズはリクの体つきに目を奪われた。
今までは服の上からでしか見たことがなかったがリクの体は鋼のように鍛え抜かれている。
冒険者として、剣を扱う者としてその体格はどれほど自身をイジメぬいたのか、修羅場を潜り抜けてきたのかを現している。
「リクは、冒険者だったの?」
「一応恩恵はありますよ。どこに所属しているかは教えできませんが」
アイズの問いにリクは答える。
「【
「っ!?」
唐突に告げられた言葉にアイズは目を見開く。
全てが謎に包まれている冒険者、【
「このことは他言無用でお願いしますね。今の私はただのマッサージ屋の店長ですから」
誰にも言わないでほしいというリクの懇願にアイズは言うつもりはなかった。
だけど、聞きたいことがあった。
「Lv.はいくつ?」
「6ですよ。Lv.6です」
「どうしたら強くなれるの?」
強くなる為にアイズはリクに問いかけた。
その問いにリクはアイズに言った。
「体を洗って頂けるというなら教えましょう」
からかうように言われたアイズは口を尖らせて湯船から出てリクの後ろに膝を折る。
「約束だよ……」
そう言ってアイズはリクの背中を洗い始める。
「広い……」
男性の背中はこんなにも広いのかと思ったアイズにリクは言う。
「まるで恋仲のようですね」
「こい、なか?」
首を傾げるアイズ。
「ええ、せっかくですし恋仲のようにしてみません?私もまだ誰ともお付き合いなどはしてはおりませんから知りませんが恋仲同士で浴室に入る時は女性は体で男性の背中を洗うと本で書いてありましたね。もちろん、アイズさんが良ければですけど」
「………」
アイズは戸惑いながらもタオルを取ってリクの背中に張り付くように抱き着く。
「こう?」
「ええ、その調子です」
胸の形が崩れる程密着して動くアイズ。
リクの背中に乳首がこすれるたびにアイズの体に快感が迸る。
だけど、こうしている時がアイズは心地よかった。
恥ずかしいけど心地いい。
「ん、んん……」
後ろからリクに抱き着くような体勢で体を動かす。
手から感じる胸元や腹部の筋肉も凄い固いと思いながら体を洗う。
「次は前もお願いします」
「ん……」
正面から抱き着くような体勢になる二人。
アイズは背中同様に自身の体を使ってリクの体を洗う。
「ああそうだ。アイズさんここは胸で洗ってください。デリケートなもので」
リクが指すのは既にギンギンに勃起している陰茎。
アイズは言われるがままに胸で陰茎を洗う。
「えっと、こうかな?」
腰に抱き着き、胸で陰茎を押さえ込むように洗うアイズにリクが説明した。
「胸の間に挟むような感じでお願いします」
「こう?」
胸に間に挟まる陰茎。
しっかりと押さえていないと出てしまう陰茎を逃げないようにしっかりと挟み込む。
「そうです。そのまま上下に動いてください」
言われたとおりに陰茎を挟んだまま上下に動かすアイズ。
ビクビクと震えている陰茎が胸を通して伝わってくるのがわかる。
ちょっと面白い。
そう思ったアイズは動きを加速させる。
弾力があり柔らかいアイズの胸。
それに挟まれている自分の陰茎。
奉仕する【剣姫】もいい。と心の中で親指を立てた。
「アイズさん。出しますよ」
「んっ、いいよ」
限界を迎えたリクの陰茎から勢いよく精子が飛び出た。
「凄い……こんなに出るんだ」
溢れ出てくる精子をまじかで見て驚くアイズ。
顔や胸にまでかかったアイズは陰茎を握って口に咥える。
「ジュル、んっ……んふ、チュバッ……」
出したばかりの陰茎を口に咥えて精子を吸い取るように口を動かす。
「んっ、はぁ……綺麗になった?」
首を傾げて尋ねてくるアイズにリクは親指を立てる。
「ええ、最高に」
「よかった」
微笑むアイズにリクは心に矢が突き刺さったかのような衝撃がきた。
「エロ可愛い……」
正直なところ今すぐにでもアイズを押し倒して抱きたいがそれは駄目だ。
無理矢理は駄目と自分自身で決めている。
目の前にいるアイズを傷つけることは出来ない。
もししたら自害するほど後悔する。
苦悶するリクにアイズは心配そうに声をかける。
「大丈夫?」
「………………大丈夫」
心配そうに声をかけて来てくれるアイズに何とか返事をする。
何とか落ち着きながらアイズと一緒に湯船に浸かる。
狭い湯船の為リクの上にアイズが座るような体勢で湯に浸かる。
「では、約束通り教えましょう」
リクは約束通り自身が強くなった秘訣を話した。
「私は目的の為に努力して剣技を磨いて頑張ってLv.6まで達成できました」
リクは目的を話さずにその過程を話した。
「目的の為に力が必要でした。私はそれだけです」
「それだけ?」
「はい。でも、アイズさん。これだけは知っていてください。私は一人でした。だから無茶も無謀も出来て強くなれた。アイズさん、強くなることに私は止めはしません。ですが、貴女は一人じゃない。貴女の周りにはティオナさん達がいるということを忘れないでください」
「………うん」
「疲れたらいつでもここに来てくださいね」
「うん、ありがとう」
顔は見えないがわかってくれたであろうと思ったリクは実はエロいことをする為と言えば明らかに幻滅するだろうと思い言わなかった。