影時間という一般人にはまったく知覚されない特別な者にしか分からない時間。
満月の夜が近いため、妖しく金色に輝く月は大きくて、長鳴神社の雑木林の拓けた一角で大好きな総司くんとセックスしている私には、普段気味が悪いと思っている明る過ぎる月の光もスポットライトのように感じられて、興奮させる材料でしかない。
私は今、総司くんを押し倒し跨っている状態だ。
下腹部を押すように触ると内蔵越しに総司くんの肉棒がビクンビクンと私の中で跳ね回っているのを感じられる。押し倒された状態の総司くんは恥ずかしさからか、それとも私に押し倒されたことによる情けなさでか、その目尻には涙が溜まっている。
普段の私ならばそこで引き下がるのだが、思い返すのは総司くんに主導権を渡してイかされ尽くされたエッチな記憶の数々。それの仕返しが出来る状況が今だと私は舌なめずりする。私は総司くんの上に倒れ込むと首に腕を回して鎖骨や首、耳の裏などいつも私がされているように舐める。
総司くんの押し殺すような喘ぎ声を聞いた瞬間、今まで私を私として繋ぎ止めていた理性が吹き飛んだ。総司くんの腹筋に手を置いて、大きなグラインドで総司くんの肉棒を自分の性器で搾り取るように擦りあげる。
「っあ!くふっ……」
私の動きに合わせて、押し倒している総司くんが反応してくれる。総司くんの肉棒の先を子宮の入り口でグリグリするように腰を動かすと彼は大きく目を見開き、我慢するようにぎゅっと目を瞑る。私の中で総司くんの肉棒が硬さもだが、大きさも一回り大きくなっている。私は腰のグラインドによる奉仕を続けつつ、総司くんの耳元で囁く。勉強したとびっきりの単語を使って。
「我慢しなくていいんだよ、総司くん。わたしのおまんこの中に総司くんのザーメンをぶちまけて……イっちゃえ!!」
大きくゆったりとした間隔から小さく短い間隔に換えつつ、加えてお尻の穴をきゅっと締める感じで総司くんの肉棒を膣穴でぎゅっと締め付けた状態で腰を上下させる。総司くんは腰を浮かび上がらせ、私の腰を掴むと深々と自身の肉棒を突き入れた。直後、肉棒の先端が大きく膨らんでいくのを感じた。
私は跨っていた総司くんの体から立ち上がる。私の中から太い物が抜けていく感じに体がビクビクと震えるが表情に出さないようにすると、先端が大きく膨らんだコンドームに包まれた総司くんの肉棒が出てきた。心なしか竿が萎れている。
「はっ……はっ……はっ……」
と浅く息をする総司くんの横に寝そべると右手で彼の肉棒を包んでいるコンドームを外した。蕩けた瞳で私の行動を見ている総司くんの前で、私は外したコンドームをいじる。
水風船のように膨らんだコンドームをぷにぷにと指で挟んだり突いたりしている、この中には愛する総司くんの精液がたっぷりと詰まっている。私は思わずごくりと生唾を飲んだ。さっきも味わいながら飲み込んだが正直な話、嫌いな味ではなかった。私はコンドームを逆さにして精液が流れ出てくるのを大きく口を開けて待った。
「ごくっ……ごくっ……」
役目を果たしたコンドームを土の上に捨てた私は、総司くんの肉棒の根元を掴む。そして、根元から亀頭にかけて舌を這わせる。精液の味と総司くんの汗の味が混ざって何とも言えない味に仕上がっている。『じゅぽじゅぽ』と私が下品な音を立てて、総司くんの肉棒を舐めていると声が聞こえた。
「みなと……せんぱい。僕も……」
総司くんの視線は私の性器へと向けられていた。私は体の向きを変え、総司くんの顔を跨ぐようにして彼の身体に乗っかる。この向きで総司くんの肉棒を舐めるのは初めてだが、大きくぷっくりとした形の亀頭に私は自分の舌を押し付ける。そして左手で肉棒の根元を握り右手で玉を転がす。チロチロと舌の先で総司くんの肉棒の先端、尿道を刺激すると今までに無い反応があった。
肉棒の根元を握っていた左手の指を押しのける感覚があったかと思うと、総司くんの肉棒の先端から精液が噴射して私の顔を白く染め上げた。私は思わず、総司くんの顔に跨っていることを忘れ女の子座りすると、顔や髪についてしまった総司くんの精液を手で取って舐め、ある程度口腔内に溜まったら味わいながら飲み込むのを繰り返した。
「あはっ……総司くんにマーキングされちゃった」
そこでようやく自分が服を着たままであったことに気付き、私は上着とブラジャーを一緒に脱いだ。スカートのジッパーを下ろして、上着と同じように脱ぐと、総司くんが一生懸命になって私の性器を舐めていたことに気付く。私は3回も出して萎れていた総司くんの肉棒を握って上下に擦る。しかし、中々復活しない。
そこで私は考え、総司くんと攻守を交代することにした。今まで押し倒されたままであった総司くんを立たせる。そして、変わりに私が仰向けに寝転んだ。すると、総司くんの肉棒が少し元気を取り戻したのである。
「総司くん、何かしたいことはない?」
本当はいっぱいいっぱいであったけれど、主導権を握り続けるために私は態と余裕のある演技をしながら総司くんに尋ねた。彼は鼻息を荒くしながら私の身体を隅々まで眺めつつ、こう告げた。
「女の人のここのことが良く分からないから、どれがどんな名前なのか説明して湊おねえちゃん」
「…………え?」
「どうしたの?自分の体のことなのに分からないの?」
「…………え?」
「お願い。僕が大好きな湊おねえちゃん」
「う、うん。よく見ているんだよ、総司くん」
私は仰向けの体勢から少し身体を起こして両膝を立てた。総司くんは屈んで、私の性器を直視できる位置で見ている。いつも私の身体をいいように弄ぶ総司くんへの仕返しのため。主導権を握り続けるため。私はそう考えながら、自分の指で性器を開いて見せた。総司くんの視線が痛いほど突き刺さるのを感じる。全部、見られているのが分かる。
「湊おねえちゃん。この毛の中に隠れているお豆はなんて言うの?」
「えっと……、それは……陰核って言って」
「難しい漢字を使わないで、そんなんじゃ分からないよ」
態と子供っぽい言葉を使う総司くんの意図が分からないが、彼は私に自分の身体をエッチな言葉で説明してもらいたいらしい。今までしてきた勉強の知識を総動員すれば、総司くんを満足させるだけのものがあると思う。しかし、それは……。
「湊おねえちゃんは僕のことが“嫌い”なの?」
「っ!?」
総司くんが潤んだ瞳と悲しそうな表情を浮かべ、私を見上げてくる。違う、そんなはずないじゃない。総司くんとは何度も身体を重ねてきた。
彼は女体の身体だって知り尽くしているに決まっている。これはそういったプレイなのだ。恥ずかしがることはない。
今の私は頼れるお姉さん。勉強が分からないと言って頼っていた少年の勉強を見てあげているだけ。その教科がエッチな保健体育だっただけのことだ。
「それはクリトリスって言って、男の子のおちんぽと同じものなの」
「へー」
総司くんはそう言いつつ指で私のクリトリスを指の腹で撫でる。態と擦り上げるように動かすから、総司くんの指の動きに合わせて私の脳天に快感という名の電流が流される。手足が勝手にビクビク震える。下唇を噛み締めていないと意識が跳んでしまう快感。当然のように潮が噴出すがそんなことはお構いなしだと言わんばかりに指で挟んで転がしたり、皮を引っ張ったりする。そのおかげですっかりクリトリスの皮が剥けてしまい総司くんの鼻息が当たるだけで感じてしまう。
「じゃあ、次は……この小さい穴は?」
総司くんの次のターゲットとなったのは尿道だった。これはさすがに言い表す適切な言葉がなかった。だから普通に『おしっこの穴』であることを告げると、彼は驚きの発言をする。
「僕、男の子だから女の人がおしっこするの見たことないんだ。ちょっとして見せてよ。湊おねえちゃん」
もうどんとこいやー!
『死んでしまいたい』
総司くんの目の前でおしっこをすることになったのだが、いざするとなると緊張して中々出ない。そこで手伝いを買って出た総司くんは私の性器を舐めて、舌で直接尿道を刺激するという暴挙に出た。
我慢をしていた訳ではなかったけれど、一度決壊したら今度は止まらない。小さな尿道から噴き出る私のおしっこする様子を見ていた総司くんは何を思ったか右手の人差し指で無理やり私のおしっこを塞き止めた。今までに無い感覚に気が狂いそうになったが、次の瞬間には解放された。
安堵の息をついた私の目の前に映し出されたのは、総司くんが私の性器に自身の口を押し当てて、喉を鳴らしながら私のおしっこを飲む光景。その衝撃の大きさは計り知れなかった。しかも総司くんは尿道から出るおしっこだけでは飽き足らず、吸引しながら飲むという芸当を見せる。おしっこを吸いだされるなんて経験は今までの人生にあったことはない。
私は結局、20秒近くおしっこをし続け、そのほとんどを総司くんに飲まれるという経験をしてしまった。ゆえに死んでしまいたいという感想に繋がるのである。
「色々な料理を作って食べてきたけれど、湊おねえちゃんのは甘いような辛いような苦いような……よく分からなかったけれど、結構美味しかったよ」
そんなの知るかぁあああああ!!
私は無性に笑顔を浮かべている総司くんを殴りたくなったが、気を取り直してエッチな保健体育の授業を再開させる。
「えっと、おしっこの穴の下にある穴が」
「うん、ここは知っているよ。おまんこでしょ?」
総司くんの一言で私は拍子抜けする。
じゃあ、あとは何を説明すればいいのかなと頭を悩ませていると、総司くんはリュックサックの中から何やら透明なプラスチックの道具を取り出した。総司くんは私にその道具を手渡してくる。これが何なのかと知識をフル動員するも答えが分からない。取っての所を握ると連動して細長い部分が大きく開いていく構造のようだが。
「それ、クスコっていう道具なんですよ。膣鏡と言えば分かるのかな?その名の通り、女性の膣を広げて奥まで見る道具です。これを使って、湊おねえちゃんの子宮の入り口を僕に見せてください」
道具の説明を受けても私には総司くんが何を言ったのか理解出来なかった。彼は私に自分で道具を使って自分の膣穴を開いて、子宮口を見せろと言うのか!終いには張り倒すぞ、この男!
と、思っていたのに結局、総司くんの詐欺師も真っ青な煽り文句もあって私は自ら総司くんに自分の体で一番見られてはいけない女の子の奥の奥まで見せることになってしまった。
そんな『いずれは僕の精液がここに流れ込んで、湊おねえちゃんはお母さんになるんだね』って言われたら見せるしかないじゃない!
結局、今日も私は主導権を握ったと勝手に思いこんで、総司くんが描いたシナリオをなぞって掌の上で踊っていたにすぎなかったのだ。今回のことで私は総司くんに色々なものを開発されてしまった。これで主導権を握っていたと思っていたなんて、片腹痛い!!
ああ、穴があったら埋まりたい。いっそ、誰か埋めてください……。
アンケに協力してくださった皆様、ありがとうございました。