迫り来る拳を避けることも出来ずに気絶した僕が目覚めると湊が泣き腫らした顔で僕を見つめていた。そして、僕が目覚めたのを確認して、胸元に縋り付いてくる。
僕はとりあえず、彼女の尻を揉んだ。
「何故、あの場面でお尻を揉むの!」
「そこに湊がいたから」
「影時間の総司くんはいつもとテンションが違いすぎるよ!エロ過ぎるよ!」
「湊には優等生の仮面をつけた僕じゃない僕を見せても何の問題もないし」
「開き直るなぁっ!!」
ころころと表情を変える湊が可愛くて、ついつい悪戯したくなってしまう。しかし、周囲を見渡せばシュールには違いない。何せ、優や順平さん、真田先輩といった先輩方が僕のクロノスの時間停止スキルで固まったままだからだ。そんな中、僕と湊は痴話喧嘩に近い言い争いをしているのである。
「もういいよ。さっさと解いて、この時間停止をしたスキル」
うんざりしたように湊はそう言ったが、僕は更なる悪戯を思いついたので彼女に向かって可愛らしく首を傾げた。首を傾げた僕を見て、湊は呆然とした表情になったがすぐに目が据わる。
事の次第によれば、血の雨を見そうな感じではあるが、こんなチャンスまたとない機会だ。一緒の寮に住んでいる先輩や優や乾くんの前でヤれるかもしれないと思うと、息子が急に元気になってズボンを押し上げテントを張っている。
そんな僕の様子に気付いたのか湊も顔を真っ赤に染めて、僕から離れる。しかし、その先は袋小路になっていて逃げ場はない。
「ちょっ!?冗談だよね、ここタルタロスだよっ!!」
「別に変わった“置物”があるくらいで、特に問題ないよね」
「先輩たちやシャドウを置物って言い切った!!」
僕がじりじりと角に追い込んだ湊は何か方法がないかと逆転の一手を探しているようにも見える。まぁ、ペルソナ使うか武器を振り回せば、僕なんかイチコロなんだけれど、僕が解かない限りこの時間停止が終わらないということが無意識にその行為を止めちゃっているのだろう。
「だって、このままじゃ湊は僕のこの能力のことを他の皆さんにも話しちゃうでしょ?」
「あ、当たり前でしょ!総司くんの悪戯の所為で私はすっごく恥ずかしい目にあったし」
「目先のことだけに囚われないで考えましょうよ。この力を使えば、もう誰の目を気にすることなく毎日でも出来るんですよ?」
僕の言葉を聞いて、ここにきて初めて湊の視線がぶれた。恐らく今の湊の脳内で天使と悪魔が言い争っているはず。彼女の視線が僕から外れた瞬間、距離を一気に詰めて正面から抱き締めた。僕の腕の中で必死に抵抗するために身動ぎする湊が上を向いた瞬間、唇を奪う。
「やだぁ……今日は……んぅ……そんな、っひ……気分じゃにゃいの……むちゅ……」
そんなことを言っている湊であるが、抱き締めた瞬間はもの凄く抵抗のあった手足も次第に力を失っていく。夏祭りの後にした初エッチでして以降、湊とする時は毎回フレンチキスをしている。僕としては唇に触れるだけのキスも嫌いじゃないのだが、湊はすぐに舌を絡めたがるのである。僕は湊を抱き締めたまま、彼女の股座に膝をぐりぐりと押し付ける。制服越しにだがすでにじっとりと濡れた感触があった。僕はズボンの後ろポケットからコンドームが入った包装袋を取り出して、湊が見える位置に持ってくる。
「……どうする?」
「……うぅ……」
僕は抱き締めて拘束していた彼女を解放しながら問う。
湊はすぐに自分の股間の状況を確認して、自分と同じように袋小路に追い込まれた状態で固まっているアイスレイブンをツンツンと触った後、諦めるようにして僕に背を向けた。
そして前かがみになると青と薄い緑のラインが入った縞々模様柄のショーツを一気に足首の辺りまで引き下ろした。そして、そのショーツから片足だけ外すと壁に両手をついて腰を突き出す体勢を取った。
僕は背後から湊を抱き締めて胸を揉みつつ、衣類越しに息子を彼女の秘部に擦りつける。
「ちょっ……挿入してくれるんじゃないの?」
「やだなぁ、時間はたっぷりあるんだよ」
僕はそう言いながら湊の上の制服を脱がして、近くにいたアイスレイブンに引っ掛ける。そして、ブラウスのボタンを全部外して前開きにするとブラジャーも外してしまう。無論、外したブラジャーは制服を掛けたアイスレイブンに上乗せだ。
これで湊は胸が丸見えのはだけたブラウスとスカートだけを身につけ状態となった。さすがにこんな状況では僕に時間停止を解けとはもう言えない。僕は完全に無防備になってしまった彼女のスカートをめくって白魚のように真っ白な肌のお尻を丸出しにすると、その上にズボンのジッパーを下ろして出した息子を乗せる。ひんやりとした彼女の肌が気持ちいい。
僕はコンドームの包装を破り捨てると息子に装着し、愛液を流して準備万端になっている湊の秘所を指で広げた後、根元まで一気に突き刺した。
「ふぁあああっ!……あっ……ひぃん……深いぃ……」
パンパンと僕の肌と湊のお尻がぶつかる度に音が鳴り響く。僕は背後から覆い被さって、両手を前に回して湊の弾力のあるお碗型の胸を揉みしだく。彼女の胸は研究済みだ。湊自身が感じれば感じるほど、搗き立ての餅のようなしっとりとしつつモチモチとした感触に変わっていく。
「湊、どうする?」
「ほぇ?……んっ……くぅ……何の……はなしぃ?」
「クロノスの力を、バラすかどうかだよ」
「……昨日みたいなことがなくなるってことだよね。黙っているよ、けど……」
「何か気になることでもあるの?」
「総司くんは私以外に、誰にもしてないよね?」
壁に手をついて顔を俯かせていた湊が顔を上げて、心配そうな表情を浮かべつつ僕を見てくる。僕は彼女を安心させるように微笑むと、大きく頷いた。僕がこんな風にして悪戯してまで抱きたいと思うのは湊だけしかいない。
「当たり前でしょ?僕は湊の彼氏で、湊は僕の彼女なんだから。これから、しっかりと湊の身体を開発して、僕以外の男じゃ満足できない身体になるように作り変えてあげるよ。まずは……ターゲティング『湊』『スロウ』4倍掛け、時間は10秒」
「えっt――――」
僕はスキル発動と同時に湊の胸を揉んでいた手で彼女のほっそりとしている腰を掴むと息子の出し入れを激しく行う。無論、ただ出し入れするのではなく、奥を突いたり、壁を擦りあげたり、浅い部分を重点的に攻めたりして。
ありがとう、前世でお世話になった同人を作成した先人たちよ。おかげで湊との性活が捗って仕方がない。
僕は最後におまけだと言わんばかりに息子が抜けるギリギリまで引き抜いて、その直後湊の膣奥に深々と突き立てた。そのすぐあとに元の時間の流れに戻った湊の表情は瞬く間に変わっていく。
「ちょっとまっ!?あぐぅうう!?おうっ……ほおっ……あおっ……んぃいいいいいいい!イくぅうううううううう!」
プシャアアアア
湊は絶頂すると同時に勢いよくおしっこを漏らした。僕は腰を掴んでいた手を彼女の左足に伸ばし、膝を抱えるようにして上げさせる。すると犬がマーキングするような体勢となり、更におしっこが勢いを増して噴射される。壁越しに勢いよく外へ放出されるおしっこの振動が妙に気持ちいい。
僕は壁に手をついていた湊の身体を起こすと、彼女の表情は蕩けきっただらしのないものになっていた。まずは計画通りだと、僕は彼女に見えない角度でほくそ笑む。
「疲れたでしょ、ちょっと抱えるよ」
「はぁ……はぁ……え?」
息子の入りは浅くなるけれども湊の羞恥心を掻き立てるには十分な体位。僕は湊の両膝を裏から支えて抱き抱える。背面駅弁と呼ばれる僕の息子と湊の秘所の結合部が丸見えになる体位で観客がいるととても盛り上がる体位である。
ただ駅弁同様に男性側に相当な体力と筋力が求められる体位だ。これをしないことには、こんなタルタロスのど真ん中で湊をその気にさせた意味が無い。
最初は誰の前に行こうかな……無難に岳羽先輩か。
僕は湊を後ろから抱きかかえたまま袋小路の奥から先輩方がいる場所に向かう。そして、タイミングを見て彼女に声を掛けた。
「ほら、湊。僕と繋がっている所、岳羽先輩に見てもらっているよ」
「見て……もらってる?……ひっ、いやっ、ゆかり!こんなところ見ないでっ!」
湊は即座に結合部を隠そうと手を伸ばす。それと同時に膣穴が僕の息子を捻じ切らんとするくらいよく締まる。
同い年かつクラスメイトで、巌戸台に来て初めて出来た友達の前で、自分は年下の男の子に辱められているという事実が湊を凄い勢いで狂わせるようだ。
抱えているこちらとしては勝手に動いてくれる上に、親友に痴態を見られたくないとしながらも自ら乱れてくれるので凄く助かる。そして、僕の望み通り湊は自爆してしまう。
「らめぇえええええええ!ゆかり、見ないでぇえええええええ!」
今度はおしっこではなく潮を噴きながらの絶頂を迎えた湊。
足の指先までピクピクと痙攣するくらい派手に達したようで、瞳は完全に白目を剥いていて開ききった口元からは涎が垂れ流しになっている。膣奥を突いても反応しなくなってしまったので、僕はコンドームをつけたままの抜くタイミングを完全に失ってしまった息子にごめんと謝りつつ、コンドームを外してズボンの中に押し込んだ。
完全に気を失ってしまっている湊と、彼女がしてしまったおしっこの水溜りをどう処理しようかと考えたが後者は有耶無耶にしてしまうのが手っ取り早い。僕は来た道を引き返し、クロノスの『進撃の剣』で強化した腕力を用いて、このフロアにいたシャドウを片っ端から引っ張ってきた。そして、袋小路にどんどん置いていく。
あらかたのシャドウが集まったかなと思ったところで湊が再起動したので、制服を着せなおすと僕は彼女を連れて元の位置に戻ってすぐに時間停止を解除する。
スキルを使って座り込む寸前“だった”僕に近寄ってくる優が声を掛けてきた。
「兄さんのスキルも使い辛そうだ「って、うわぁっ!?」え、何?って、シャドウがいっぱいになってる!?」
「うおっ!?いつの間に」
「山岸、どういうことだ!?」
『私にも分かりません!!』
僕は混乱が起きた瞬間にぼーっとしている湊をお姫さま抱っこすると上の階層へと続く階段に向かって走り出していた。他の面々もシャドウの大群に背を向けて、一目散に逃げ出してくる。おかげで湊が作った水溜りに関しては誰も告げることはなかった。
□おまけ□
「どうした、ゆかりっち?」
「うん。何か水っぽいのが顔に引っかかった感触があるんだけれど、どこも濡れてないのよね」
「…………」
湊は隅の方で真っ赤に染めた顔を隠すように両手で覆っていた。