僕のペルソナは農耕と時空の神【クロノス】。
面倒臭いことに、このペルソナQの世界だと二子という少女の魂を冥府に連れて行く役割を与えられた死神の名前と一緒だったりする。ちゃんと少女の魂があるべき場所に逝けるようにするのはこの世界の湊先輩と優の頑張りに任せることにしようとは思うけれど。
さて、クロノスの時間停止スキルを発動して、動きを停めてしまった先輩方に注意しながらベルベットルームから出た僕たちは色々と話し合った結果、保健室を訪れることに。恐る恐る引き戸を開けて保健室の中に入るとエリザベスが天井に吊るしたジャックフロスト人形の位置を修正するために椅子に乗っかっている状態で停まっていた。ベルベットルームの住人は油断なら無いと警戒だけはしておく。
仕切りとしてついているカーテンを動かして、簡易的な個室となったベッドに並ぶように座る湊先輩たち。見分け方は簡単である。エロイ目つきで見てくるのが僕と同じ世界観から来た湊先輩。頬を染めつつもおどおど初々しい反応をするのがこの世界の湊先輩。面倒臭いので恋人の方を湊と呼び捨てにして、この世界の湊は先輩呼びしよう。
「湊、3人でするにしてもまずはお互いに準備をしないと」
「うん。けど、はじめては異性に触れてもらいたいよ。だから、まずはこの子を愛してあげて。私はベッド脇で座って見ているから」
「あ、あの……」
「じゃあ、早速」
湊がベッドから降りるのと入れ替わるように僕がベッドに上がる。そして、この世界の湊先輩を抱き寄せた。彼女は僕に抱えられた瞬間、身体を強張らせるが抵抗はしないでいる。僕はまず唇に触れるだけのキスをする。
唇をつけていたのはほんの一瞬だったが、離れていくのを残念そうにしている湊先輩の表情に僕は彼女に見えない角度で舌なめずりする。ベッド脇で見ている湊が「うわぁ……」と声を漏らす中、僕はもう一度湊先輩の唇を奪う。閉じられていた唇を、自分の舌を使って無理やり開けさせると彼女の歯と歯茎を舐める。するとおずおずとした感じで舌が顔を出してきたので絡めるように動かし、湊先輩の口の中に溜まっていた唾液を吸いだす。
「あむっ……んちゅ……はむ……。あっ……」
唇を離すと、小さく口を開けたままトロンとした瞳で僕を見上げる女の貌を晒す湊先輩の出来上がりである。僕は湊先輩の身体を後ろ向きにして背後から抱き締める。首元に顔を埋めて、すんすんと鼻で匂いを堪能すると湊先輩は恥ずかしそうに身を捩る。
僕はまず制服の上から彼女の身体を触る。ブラジャーに守られた胸やお腹、わき腹を撫でると浅いけれど艶の籠もった喘ぎ声のようなものが聞こえ始める。見れば、完全に太ももでぴったりと合わせる様に閉じられていたはずの秘部への道が少しずつだが開かれていっている。
だが、感度としてはまだまだだろう。今、触れれば嫌悪感が表に出てしまうはず。ここは我慢、我慢と自分に言い聞かせ、僕は制服の下に手を潜り込ませる。
「ひゃん……あう、へんなかんじ……」
インナーの上から先ほどと同じようにお腹や胸などを優しく揉む様に手を動かす。僕は埋めていた首元から顔を動かし、湊先輩に声を掛ける。
「キス、する?」
湊先輩は凄い勢いで僕の方を見るとこくりと頷いた。身体を揉む手は動かしたまま、横向きになった湊先輩とキスをする。さっきは初めてということもあり、僕が一方的にするものだったが、今度は彼女の方から積極的にしてくるキスだった。湊先輩の舌が僕の口の中に生き物のように入っていたのである。先ほどの僕と同じように歯や歯茎を舐める舌を逆に僕の舌が捕えて絡ませる。息苦しそうにしているがキスを止めようとしない湊先輩。僕はブラジャーを少しずらして乳首を指で挟むと、ギュッと握った。
「ぷはっ!?あ……ああ……あああっ!?」
『くてっ』と僕の身体に凭れ掛かる湊先輩のスカートを持ち上げた湊はまじまじと彼女の股間を見て、納得するような声を上げた。
「なるほど、『洪水状態』とは言い得て妙だね」
「まだまだだよ。今度は上半身を直に触れて揉むんだから、そっちはまだ先。……ところで、傷のひとつひとつにキスは?」
「絶対にしてあげて!」
僕は湊のリクエストを聞きつつ、脱力している湊先輩の制服を脱がす。下半身には手をつけずにいるので湊先輩の防具は残りショーツとスカートとニーソックスだけとなっている。しかも、ショーツはすでに愛液でびしょびしょでおまんこが透けて見える状態とは湊の言葉。すでに防御力は皆無ということである。
僕は上半身の服を脱がした湊先輩をベッドに寝かせると彼女に体重をかけないように腰を浮かび上がらせた状態で跨る。そして、指先でツンと上向いた胸の先にある桃色の突起を押すように触る。『ピクピクッ』と反応する湊先輩の動きに気配りしながら、お腹の方から顔のほうへ持ち上げるように胸を掌で包む。そして、根元から先にかけて搾るように手を動かす。次第に湊先輩の乳首は血液が集まっていたのかぷっくりと膨らむ。僕はその乳首を両手の親指と人差し指で抓んできゅっと捻る。
「ひあああっ!!」
湊先輩はビクンビクンと身体を震わせつつ、半開きになった口からは唾液が止め処なく流れ落ちるのも構えない状態になる。じゃあ、本丸を攻めるかと湊先輩から降りて、彼女に残されていた衣服をニーソックスまで全部脱がせる。無造作に生えている叢を掻き分けて、湊先輩のクリトリスを指の腹で触ると、彼女の可愛らしい喘ぎ声と一緒に秘部の割れ目から潮が噴き出る。
「湊、湊先輩が夢見心地で意識までぼんやりしているとシャドウとの戦いで負った傷にキスされた実感がないかもしれないからさ、後ろから支えて教えてあげてよ」
「うん。いいよ」
湊は満面の笑みでそう言うと自分の衣服を全て脱ぎ捨てる。そして、湊先輩の身体を起こすと背後に回って彼女の身体を抱きとめる。そして、お腹に手を回して耳元に囁く。焦点の合わない瞳で天井を見ていた湊先輩が僕の姿を捉え、自分の衣服を全て脱がされ全裸を晒していることを自覚すると耳まで真っ赤になった。
「大丈夫だよ、総司くんはとっても優しいの。今から、あなたを救ってくれるよ」
「わたしを……すくう?……どうやって?」
僕はクロノスの回復スキルである【生命の杯】を発動させて、その力を唇に集中させる。そして、制服の上を脱ぎ捨てると湊先輩の手を取って指先にキスを落とす。僕がキスをする度に身体を震わせ涙を零す湊先輩。彼女の鎖骨や首元にキスを落とした後、反対側の腕にもキスをしようとした時、上の方から声が聞こえてきた。
「ねぇ、まだ怖いの?」
「う、うん。……だって、私の身体、ボロボロで。女の子の体なのに……傷だらけで……」
「大丈夫。ほら、総司くんがキスしてくれた右手を見てごらん」
「いやっ……近づけないで、見たくない!こんなの私の手じゃない!」
湊先輩の慟哭が聞こえてくる。やはり、女性にとって自分の身体に傷が残るって云うのは耐え難いことなのだなって改めて思う。クロノスの力をうまく使えるようになってからだったけれど、湊の身体に刻まれていた傷を消してあげるとさっきの湊先輩のようにボロボロと大粒の涙を流して喜んでいたもの。
「……あ、……あれ?傷が無くなって……る?」
「総司くん、左手もお願い」
「うん、勿論」
湊に促される形で左手を差し出してくる湊先輩の指先にキスを落とす。傷のひとつひとつにキスをしながら二の腕を通って肩まで行く。ちょっと休憩と思って深呼吸をしていると湊先輩が傷ひとつない綺麗になった両手を見て、言葉にならない嗚咽を上げて静かに泣く。湊はそんな彼女の背中を優しく撫でるのだった。
「嬉しいよね。私の傷も全部、総司くんに消してもらったの。でも、してもらうだけじゃ嫌って思ってきたでしょ?」
「うん。うん、わたしも総司くんにお礼がしたい!」
「けど、まだあなたには足の傷と背中の傷が残っているから、まずは全部を総司くんに消してもらおう?恥ずかしい格好しないといけないけれど、今のあなたならやれるよね?だって、相手は総司くんだもん」
元々湊先輩は心身共にボロボロの状態だった。そこにふと湧いて出たのが僕と本来であれば自分と同じように傷ついているはずの湊。しかし、彼女から見て湊は自分と違い幸せそうだった。やはり、不幸なのは自分だけだと強く深く思い込むことで精神が病んでしまった。しかし、そんな湊先輩に優しく手を差し伸べてくれたのは幸せそうな自分。しかも、自身が嫌悪していた戦いの痕の象徴である傷を消すというありえない事態に完全に混乱していると思われる。そこに孵ったばかりの雛に自分が親だと思わせるインプリンティングのように、湊は湊先輩に僕には全てを曝け出す必要があること、しかし、ありのままの自分を見せても僕は全てを受け止めてくれる存在だと思わせるようにしているように聞こえる。
「……うん、出来るよ。けど、やり方が分からない」
「大丈夫。総司くんの話をよく聞いて、その通りに動かせばいいからね」
「うん、分かった」
なんだか話に割って入るのがアレだったので僕はとりあえず、湊先輩の傷を全て消すことに専念することにした。足先から膝を通ってふとももの付け根までキスしていくと、熱気の篭った秘所の割れ目が見えた。ダラダラと溢れ出てくる愛液がまるで滝のようだ。湊先輩はベッドに両手をついて腰を浮かび上がらせると足をM字にして、自ら僕にしやすいようにと腰を突き出してきた。湊先輩の顔を見上げると潤んだ瞳ではあるが、まだ抵抗がある感じがしたので秘所には触れずに反対側の太ももにキスを落とす。
「あ……あう……」
「うーん。総司くん、もしかして焦らしている?」
「ノーコメント」
僕は文句を言ってくる湊の言葉を無視して、反対側の足先までキスしてシャドウとの戦いで負った傷を消した。
「背中側の傷も消しますから、うつ伏せになってもらえますか?」
「はい、……おねがいします」
そう言って湊先輩はちらちらと僕を見ながらベッドの上でうつ伏せになった。湊は移動して僕の動きの邪魔にならないところで寝そべって、うつ伏せになっている湊先輩と顔を合わせる。
「ふふふ、総司くんに全部見られているよ。でも、いいよね。総司くんは私たちの身体を醜くしていた傷を全部、痕を残さず綺麗に癒してくれる私たちだけの、結城湊ただ1人だけのメシアさまだもん」
「うん。総司くんはメシアさま。手も足も綺麗になったの……。傷ひとつ無い私の手足が……戻って……きたの。嬉しくて、……嬉しくて涙が止まんないよぉ」
子供のように泣きじゃくる湊先輩の頬に優しく手を伸ばす湊。微笑ましいのだが、湊は僕のことを過大評価し過ぎじゃなかろうか。いや、本当にそう思っているのなら、これはチャンスじゃないだろうか。僕は湊先輩の背中の傷にキスを落としながら、湊を見つつ尋ねる。
「メシアさまって、持ち上げ過ぎじゃないかな。湊」
「分かってないなぁ、総司くんは。君がしてくれたのは、それだけ私にとっては重要なことだったんだよ」
「ふーん……。それって、今ならどんなお願い事も聞いてくれるってこと?」
「うん、いいよ。私ともう1人の私を救ってくれたお礼だもん。身体の全部を使ってご奉仕しちゃうよ」
湊は笑顔でそう告げた。僕はその言葉を待っていましたと言わんばかりに満面の笑みを浮かべる。
「湊先輩、背中の傷も全部なくなりましたよ。これでシャドウとの戦いが始まる前の貴女の身体に戻ったことになるのかな」
「本当に?……私の傷、もうないの?……ほんとに?」
「安心して、本当にもう傷跡はどこにも残っていない。生まれたままの姿だよ」
「ありがと……ありがとう!総司くん、大好き!……んっ、んん」
うつ伏せの状態から起き上がって、自分で見ることの出来る場所を全部見て、傷がひとつ残らず癒えてしまっているのを確認した湊先輩は大粒の涙をはらはらと流しながら、僕に抱きついて唇を重ねる。湊先輩の方が上位になり、『ちゅっちゅっ』と音が鳴るくらい何度も何度もキスを強請ってくる。そんな湊先輩をベッドに座り直させる湊は、再度彼女を抱き支える形になりごにょごにょと何かを耳打ちする。そして、湊先輩の誰も入ったことのない秘所に手を当てて、割れ目を開いたり閉じたりを繰り返しはじめる。
「ほら、私が教えた通りに言ってごらん。総司くんはああ見えて、変態さんなんだから」
メシアさまという最上級の呼称からいきなり変態扱いとは随分とランクを下げられた言い様である。きっと湊先輩の頭の中では僕の情報が魔女の鍋の中のようにぐちゃぐちゃに混ざり合って、訳が分からない状態になっていることだろう。
しかし、今の湊先輩の隣には別世界の自分である湊がいるのだ。しかも、その湊は僕の彼女というステータスがある。そんな湊に後押しされた湊先輩は両手の指を使って、自分の秘所の肉を自ら大きく押し広げた。そして、上気した頬に潤んだ瞳と熱く湿った吐息という男心をこれでもかとくすぐる要素を兼ね揃えた湊先輩は言葉を紡ぐ。
「総司くんの……おっきしたおちんぽを……愛液にまみれたおまんこに……ぶち…こんで、湊の……しょ、処女を……もらってください」
「いいんですか?さっき会ったばかりの僕で」
「貴方じゃなきゃ、総司くんじゃなきゃ……やぁ」
僕は湊先輩の返事を聞くと同時に制服のズボンがずり落ちないようにしているベルトを引き抜いて、ジッパーを下ろし留め具を外すとトランクスごとズボンを下ろす。露わになった僕の半身である肉棒はすでに我慢汁でコーティングされテラテラとした。僕は制服のポケットから念のために入れているコンドームを探すように手を動かす。しかし、見当たらずにどうしようかと考えていると、
「これをお使いくださいませ♪」
「ああ、ありがとうございます」
青い手袋に包まれた手の平に乗せられた新品のコンドームを受け取る。僕は特に考えず、受け取ったコンドームの包装を破り取り出したものを息子に装着する。そのコンドームは半透明な作りで息子にぴったりフィットし、根元にある輪がなければ装着しているのが分からないほどの一体感がある。僕は足を大きく広げ、自分の秘所の肉を両手の指で開いている湊先輩に近づく。そして、肉棒をそこに擦り付けるように動かし、コンドームの外側に湊先輩の愛液を塗りたくる。
「では、湊先輩のはじめてをもらいますね」
「……(こくっ)」
僕はそう言って、息子の根元を握って狙いを定める。息子の頭が誰も踏み入れたことのない未開の地に入ったのを確認すると体重をかけて少しずつ推し進める。湊先輩は自分の身体の中に僕の肉棒が入っていくのをじっと見つめ、一定間隔ごとにふるふると身体を震わせる。そして、その時が来る。
湊とした時は、お互いが興奮して貪り食うように求めあったから、僕もそうだが彼女も処女喪失のことはあまり覚えていない。僕は父さんから念のためにともらったコンドームを使い切る勢いだったし、湊も信じられないくらいの体力で最後までやり遂げたし。
「湊先輩、分かりますか?僕の進行を邪魔しているものが」
「はふっ……くぅん……(こくこくっ)」
「名称は処女膜ってなっていますけれど、穴を塞ぐような膜じゃないんですよ。一定以上、膣穴が広がらないようにするものらしいです」
「はっ……はっ……。そ、それで何?」
「簡単なことです。これから湊先輩のここを僕のこれの形にしますっていう宣言……ですっ!」
言うのが早いか、行動するのが早いか分からなかった。『ぷちっ』という音と共に僕の息子は完全に湊先輩の膣穴に根元まで埋まり、湊先輩はそれから数瞬遅れて身体を仰け反らせた。僕は湊先輩を支える湊に大丈夫かどうか目配せをすると、彼女はにっこりと微笑んだ。湊は湊先輩の後頭部を支えると、僕に見えるように起こす。
僕に処女を奪われた湊先輩は苦痛ではなく快感によって表情を歪ませ、小さな声で『自分の身体が自分の身体じゃないみたい』と繰り返し言う。『私ははじめてでこんなに感じるような淫乱じゃない』と。
僕はゆっくりと腰を後ろの方へ引く。すると湊先輩の膣肉が僕の息子を逃がすまいときゅうきゅうと吸い付くように締め付けてくる。
「ああっ!ひぃん、こしゅ!……こしゅれりゅう……抜かないで!動かないでぇええ!」
ゆっくりと亀頭が膣穴の中に残るまで息子を引き抜くと、湊先輩は浅い呼吸を繰り返しつつはらはらと涙を零しながら僕を見つめている。僕は湊先輩のほっそりとした腰を掴むと少し浮かび上がらせて、また息子を彼女の中に推し進める。
「ひぐぅ!?入ってくる、総司きゅんのおっきいのがっ!また、はいってくるぅ!!」
今度は絶対に離すまいと湊先輩の膣穴はまるで生き物のように蠢き、僕の肉棒を絡めとろうとする。しかし、そんな身体の動きとは裏腹に湊先輩の意識は絶賛混乱状態。駄々をこねる幼児のように『いやいや』と短く顔を横に振る。僕は湊先輩の腰に当てていた手を離し、自身の身体を彼女に覆い被らせるようにすると、唐突に彼女の唇を奪った。
驚いたように目を見開いた湊先輩であったが、自分の口の中に侵入した僕の舌が自分の舌に触れた瞬間、彼女の方から絡め取った。重ねた唇の間からポタポタと溢れ出た唾液が落ちる。
「湊先輩、キスが好きみたいだね」
「うん。しゅきぃ……総司くんとするキス好きなの。もっとしてぇ」
勿論と言おうとしたが、湊先輩の後ろで見守っていたはずの湊が僕の両頬に手を添えると唇を奪ってきた。唖然とする湊先輩の目の前で繰り広げられる大人のキスの応酬。十分に堪能した湊は僕にウインクした。
「ああー!私の、私の!総司くんのキスがっ!」
「だめ、総司くんは私たち『結城湊』のものでしょう?あなたはもう十分したんだからいいじゃない。私もずっとお預け状態なんだから」
「今は私の番でしょ!」
そう言って湊先輩と湊は僕をそっちのけに取っ組み合いを開始。同じ結城湊という存在なのに、僕と交わったか交わらなかったかでこうも変わるのかとしみじみ思っていると、また青い手袋に包まれた手が伸びてきて、湊先輩の膣穴から抜けてしまった僕の肉棒を握った。コンドーム越しでもツルツルとした手袋の感触が伝わってくる。
「さっきはコンドームありがとうございます。“エリザベスさん”」
『にゅっ』と仕切りに使っていたカーテンを掻き分けて、猫のような好奇心たっぷりな金色の瞳で全裸な僕を見てくるエリザベス。ベルベットルームの住人は良い意味で純粋であり、悪い意味で世間知らずだ。
「まぁ!お気づきでしたか?」
「ええ。ベルベットルームの住人の中でも、貴女は僕のペルソナ能力に縛られないだろうなって、勝手ですけれどイメージが出来上がってしまっていますので」
前世では何度も貴女に挑んでは敗北し悔し涙を飲んだ記憶があるからなぁ。体力計算をミスって、ハルマゲドンで倒しきれずに9999ダメージの『メギドラオンでございます♪』はもはやトラウマレベル。ニュクスの封印を解いて主人公を助け出そうとする献身ぶりは感動を覚えるが、進む自分の障害となるならば、姉をも倒す純粋なヤンデレのエレベータガール。
破格のバランスブレーカーなクロノスを宿しても勝てる気がしない。こんなイメージが僕の根幹にある所為でこのペルソナQ世界の彼女もクロノスの時間停止スキルが効果を為さないのだろう。決して、湊先輩と接触せずに純粋なままの彼女を僕色に染めたい訳ではないと思う。
「「総司くんから手を離せ!」」
エリザベスさんと会話していると取っ組み合いをしていた2人が気付いて僕を自分たちの方へ引き寄せる。そのおかげで僕の顔は左右両方からそれぞれの胸に挟まれる。片方は張りと弾力が残っていて、片方は搗き立ての餅のような柔らかさ。どっちがどっちの湊なのかが分かるのがなんだか嬉しい。
「ふふふっ、邪魔者は退散しますわ。でも、鳴上総司さま。私はいつでも準備万端ですので。どうぞ、これを期にご利用をお待ちしております♪」
すっと仕切られたカーテンに紛れるように退散していったエリザベスがいたところに枕が飛ぶ。投げたのは湊の方だ。
湊先輩の方は僕の息子にすっと手を伸ばして、手で上下に擦る。まだ射精していないので僕の息子は硬度を保ったままである。それに安心したのか、湊先輩は僕の上に跨って腰を落とす。無論、息子は彼女の中に全部埋まる。彼女は僕のお腹、腹筋に両手をおいて自ら腰を浮かせて下ろすという動きを激しく行う。いつの間にか髪をアップにしていたアクセサリーを外したのか、彼女が腰を上下させる度に髪が大きく広がったり、弾んだりして目の保養になる。
「きもちいい、総司くん?」
「うん。もうそろそろ、出そう」
「分かった。わたしも頑張るっ!」
湊先輩は息を止めて下腹部に力を篭める。ただでさえ、はじめてできつい彼女の膣内が僕の息子を捻り切らんとするように締め付けたまま、僕の肉棒を絞り上げる。“こんなの”を処女を散らせたばかりの人に教え込むなよと湊を見れば、悪戯した子供のようにペロっと舌を出していた。
「んっ……ふっ……あっ……も、もう……」
息切れでパクパクと口を開けて息を吸う湊先輩の足の付け根をしっかりと掴んだ僕は、湊先輩の腰が降りてくる瞬間に合わせて突き出した。身体を仰け反らせる湊先輩に合わせて僕も動き、正常位の体勢にした後、射精するためのラストスパートを開始する。
「あ、それ!それぇダメぇ!あっ、イクイクイクっ!イっひゃうの!」
湊先輩の傷ひとつないつややかで丸いお尻が、ベッドの上で白魚のように何度も跳ねる。湊先輩の膣穴からはダラダラと愛液が止め処なく流れ、ベッドの上は大変なことになっている。
「くっ、うおぉおおお!」
僕は湊先輩の中に『ズンッ』と一際深く突き入れた。そして、彼女の身体の奥に子種を注ぎ入れて孕ませる気持ちで熱い迸りを注ぎ込む。
「ふぁああああ!?あ、あついのがいっぱいっ!いっぱいはいってくるぅっ!!」
湊先輩の中で僕の肉棒が死に掛けの魚のように跳ね回る。射精し終わった僕が彼女の身体を支えていた手を離すと、ベッドに力なく崩れ落ちる湊先輩。その彼女の股から引き抜かれていき、『ちゅぽん』という擬音と共に外へ出きった。コンドームの先端には大きな白濁色の水風船が出来上がっている。生のような感触だったのに、ちゃんとコンドームの役割を果たすとはさすがエリザベス印。仕事が違う。
「えへへ、総司くん。……それ、ちょうだい」
そう言うのは両手を自分の股に入れて自慰行為をしていた湊である。僕は頷き、コンドームを外したのだが、
「貴女が欲しいのは、新しいコンドームですか?それとも行為直前に飲めば絶対に妊娠しないピルですか?」
いつの間にかカーテン内に入っていたエリザベスさんに奪い取られていた。その上で彼女は淫魔のように妖艶な笑みを浮かべて、湊に提案を持ちかけた。湊は目の前に差し出された物品の中でも最後に示された見た目的には毒にしか見えないピンク色の錠剤に目を奪われていた。
「……貴女には何を差し出せばいいの?」
「私は、この鳴上総司さまの子種がたっぷりと詰まったコンドームを戴ければ、何も要求致しません」
エリザベスの言葉を聞いた湊は迷わずピンク色の錠剤を手にとって口に入れて飲み込む。僕はエリザベスさんを疑いの目で見つめる。彼女は僕の視線に気付いたようで、『トトトっ』と近づいてくると耳もとで言う。
「ご安心くださいませ、身体には何の影響もございませんわ。ただし、鳴上総司さまから与えられる快感が2割増しになる程度でございます」
僕は内心、確信犯だなと思った。湊は僕にぞっこんラブ(死語)だ。アナル以外のプレイならほとんどやってきた。とは言ってもアナルも時間停止した際に何度か拡張調教をしてきているのでそういう状態になるのならチャンスはあるかもしれない。
「エリザベスさん、ついでにコンドームの方も用意しておいてくれるかな」
「かしこまりました。代金は後日、ということで」
エリザベスは僕の肉棒をすべすべの手袋で一擦りすると離れていった。
僕はエリザベス印のピルを飲んで、よだれと愛液を垂れ流す発情した一匹の雌となった湊に向かって手招きする。愛液でベトベトになった手をベッドにつけながら四つ這いで近寄ってきた湊を僕は抱える。そして、僕がもう1人の湊先輩としている間、根気よく我慢し続けて完全に受け入れ準備万端となった湊の膣穴に自分の精液に塗れた息子を突き入れた。
前世と今世を含めて人生初となるコンドームをつけない生でのセックス。湊の熱がダイレクトで伝わってくる。膣穴を構成している肉ヒダの感触がなんとも言えず、調子に乗って腰をズコバコ動かしていると湊からの反応がないことに気付いた。
どうしたのかと彼女の顔を見てみれば、白目を剥いてアヘ顔を晒してイキ続けていた。感度2割増し所の話じゃないとエリザベスを睨もうとするもすでに姿はなかった。