上手な上司からの愛されかた R-18版 作:はごろもんフース
もしも、お酒を飲んだ際に風の誘いに乗っていたら?
桂花の部署へとの異動が決まった日。
九十九は、風に当てられた部屋でささやかな飲み会をしていた。
お酒を飲んで、持ち合った食べ物を食べて、雑談を重ねる。
そんな楽しい時間を過ごしていれば、深夜近い時間になってしまった。
「……夜分遅いです。あと今日はだいぶ飲みました」
「……」
帰ろうと腰を上げた九十九に、風が何処か期待を込めた視線を向ける。
いつものように眠たげでありながら、綺麗な緑色の眼が潤んだ。
そんな吸い込まれそうな瞳を向けられ、九十九は黙り込む。
「……一緒に寝ませんか?」
「……」
風は近寄り抱きつくように服を掴んで九十九の顔を覗く。
覗き込んだ風との顔は、息がかかるほどに近い。
「普通に……」
黙りこんでいれば、風の表情が一変する。
頬を赤らめ、目を潤ませていた表情に諦めが浮かんだ。
「九十九……さん?」
(何やってんだろ)
そんな彼女を見て、気付けば九十九は、風を抱きしめていた。
抱きしめれば、風は驚きの声を上げる。
いつもの九十九であれば、このような事はしない。
柳のように風の好意を避けて行くので無理もなかった。
しかし、今は違う。
何度も好意を知りつつも避けていた九十九であったが、ここで少しばかりの変化が訪れる。
桂花の部署へとの移動、九十九の心に少しばかりの隙が出来た。
(でも……曹操様が怖いとか言ってる場合じゃないよな)
今の今まで、風の好意を避けていたのには理由があった。
風は、魏の三軍師の一人であり、世は戦乱の時代。
婚約すれば、今回の様な事を致す事もあるだろう。
若い二人なのだ、愛し合う二人なのだ、致さないようにとは行かない。
しかもその時に、気をつけたとしても百%の確率で避妊できるとは限らない。
もちろん、風が子を生せば戦場、通常の業務さえ行なう事が出来なくなるだろう。
魏の国は大きな損失を受ける事となる。
そうなってしまえば、華琳の怒りを買い、下手すれば首が飛ぶ。
一時の軽い快楽を求め、軽々しく愛情を受け入れてはいけない。
それほどまでに魏の軍師である風の価値は高い。
それ相応の覚悟を、それ相応の実力を、それ相応の愛情を、それ相応の地位を。
(覚悟決めるか)
今までの自分を振り返り、何度も好意をぶつけてきてくれる風に自らもまた、惹かれていた事を自覚する。
深く自覚することで風への愛情が、華琳と手探りの未来への恐怖を上回った。
「……明日はお休みで、明後日になれば異動ですよね」
「そうですね。そうなれば、今までのようには、いきませんね」
その言葉と共に、九十九が少しばかり強く抱きしめる。
風は、それを受け入れ離す事もなく、顔を九十九の服へと埋めた。
「……遅いかもしれませんが、覚悟を決めました」
「……ふふっ、むしろ早いぐらいかと」
「そうですかね?」
「はい、正直言って戦乱が終わってからだと思ってましたので」
覚悟を決めて話せば、風は微笑み受け入れた。
「んっ」
最初の口付けは、触れ合う程度のものであった。
ただただ、互いに唇を合わせるだけの幼稚なもの。
それでも、九十九は心臓が破裂するのではと思うほどの緊張を味わう。
二十秒程度だろうか……二人は、そのまま静かに離れ、互いに視線を合わせる。
風の頬は、赤く染まっており大変可愛らしい。
逆に九十九は、久々の口付けとこれからの行為を考え、緊張で汗を流した。
「ふふふ……緊張してますね」
「……慣れてない物で」
「風もです。初めてですので、お手柔らかに……」
「はい」
風を抱き上げるとそのまま寝台へと運ぶ。
寝台へと風を運び、静かに寝かせると九十九もまた上へと乗っかる。
寝台に乗る際に灯りを消す、今日は月も明るく、窓から見える月明かりだけで十分であった。
少々震える手で、九十九は風へと手を伸ばす。
手を伸ばし、寝巻きに手を掛け丁寧に静かに肌蹴させた。
「……ぉお」
「んん……恥ずかしい……ですねー」
子供のような小さな体型でありながら、きめ細かい白い肌、何処を触っても絹のような感触と柔らかさに感嘆が漏れた。
すべすべとした感触に夢中になる。
首元に、わき腹に、肩に、腰に、お腹に……それに胸に。
「あっ……」
(柔らかい)
大きくはない、しかし物凄く柔らかい。
前世の記憶を思い出しても、それほど覚えてる訳でもない。
改めて、女性の体に触れて感動を覚えた。
少しばかり膨らんだ胸を何度も弄る。
全体を揉むように優しく動かし、ピンク色の小さな乳首を指で摘み、乳輪をなぞった。
「ふぐぅ……あっ、そ、そんなに胸が好きですか?」
「正直、ずっと触っていたいぐらいに……」
「ふふっ……風の胸はちっちゃいですからねぇ。少々不安でしたが、気に入ってもらえて何よりです」
「大きかろうが、小さかろうが、気にしない性質なんで……」
「あっ……」
そんな会話をした後、九十九は胸に顔を近づけ、乳首を口に含む。
舌で転がし、弾き、舌で周りを舐める。
初めてだと風は言った。
なので、九十九自身も感度に関して、あまり期待はしていない。
それでも九十九は、丁寧に事を進めていく、少しでも快楽を与えられるように初めてが、痛いだけで終わらないように。
「んん……」
「あまり……ですかね」
「まだ、くすぐったいだけでしょうか……でも――」
「でも?」
「好きな人に触れられてると思うだけ――昂りますね」
「―――」
少しばかりの汗を掻き、風は微笑む。
その姿に九十九もまた、昂りを感じた。
「っ……!」
「……」
その昂りに身を任せ、胸などを触っていた手を、お腹を通り、風の秘部へと持っていく。
持って行くと、何の抵抗もなく辿り着く。
辿り着いた秘部は、毛も生えておらず、無防備な姿を晒していた。
手を綺麗に閉じられたスジに合わせて、撫でる。
撫でた瞬間、風の腰が若干浮き上がりビクっと震えた。
そのことを確認し、九十九は胸から顔を離し、空いてる手を風の脇から入れて逃がさないように抱きしめる。
そして、そのまま唇を重ねた。
「んぁ……ちゅっ、はぷ……んん~~っ」
今度の口付けは、最初に行なったようなものではない。
口を合わせ、九十九は風の口の中へと舌を進入させる。
行き成りの事で、風が驚くも口は閉じない。
それをいい事に九十九は、舌で上顎をなぞり、舌を絡ませた。
慣れていない風は、それを必死に受け入れる。
ぎこちない舌の動きに九十九は、微笑ましくて笑う。
その笑いに気付いたのだろう。
「むむ~……」
「あいたっ」
少々不機嫌そうに眉を顰め、軽く舌を噛まれた。
「はぁっ……はむっ」
「ん……」
そんな彼女を、あやすように機嫌を取るために脇から入れていた手を、風の後頭部に持っていき軽く撫でる。
撫でると同時に、顔が近づき、口付けを再度行なっていく。
諦めたのか、受け入れたのか、風は九十九の動きに合わせるようにしたようだ。
「ふぁっ」
(こっちも)
その動きに合わせ、舌を合わせ、先ほどから秘部のスジで上下に動かしていた手に変化させた。
上下に動くだけでなく、陰核も触れるように激しいものにする。
なぞっていた指が、陰核に触れると、口が離れ可愛らしい声が風から漏れた。
「痛くは……」
「ふふ……九十九さんは、優し過ぎますね。もっとがっついても、いいのですよ?」
「それは……今度かな」
「今度があるんですね」
「ないほうが?」
「その言葉取りは、意地悪かと……あっ」
そんな、やり取りをしつつも手の動きは止めない。
しつこいほどに指を動かし、這わせていた中指を静かに閉じられたスジの中へと進入させる。
中は愛液で濡れており、指がぬるっとした感触に触った。
「っ~~~! あっ」
(まだきついか…いや……)
弄り、膣の入り口を指で探ると、そのまま差し込む。
中指の第一関節まで差し込み、ゆっくりと動かす。
愛液はあるものの、風の中はまだまだきつい。
「あぅ……んっ、中で九十九……さんの指が擦れて」
「……っ」
「んぷっ……んぁ」
微笑みながらも自分の状況を実況する風に、九十九は照れた。
その照れを隠す為に九十九は、再度口付けを行なう。
下と上から卑猥な水音が鳴り、部屋に響く。
「あっあっ……っ!!」
何度も指を出し入れして、風の膣を開いていく。
本来であれば十分であるのだが、風の体型は小柄だ。
これでは足りないとばかりに、執拗に行なう。
指一本だけのお蔭か今のところ、風の表情に辛さはない。
そう感じ、九十九は自分もまた準備を始める。
指を抜き、体を離すとそのまま自分の服を脱いでいく。
「……じー」
「……じっと見られると恥ずかしいんですけど」
服を抜いていくと、荒い息を落ち着かせた風に九十九はガン見された。
脱いでいた服も、その視線で止まる。
「いいじゃないですか、風のはじっくりと見たんですから」
「……そうですけど、はぁ」
「おぉ……立派な物をお持ちで……風に入るんでしょうか」
「そのためにじっくりと慣らしましたからね」
「んっ……」
既に天を突かんとばかりに、膨れ上がった一物を風の秘部へと擦り付ける。
何度も弄っていたせいか、そこは愛液でまみれ、一物を濡らす。
その際に、秘部のスジに沿って動かせば、風が緊張のせいか不安そうに声を出した。
「んぁ……」
「んっ」
その声に、九十九が気付き優しく口付けを交わした。
舌を絡ませる激しいものではない。
ただただ、安心させる為の唇をくっ付けるものだ。
「あくっ……あ゛ぁぁっ……!!」
「くっ……!」
唇を離せば、そのまま膣の入り口に一物を当て押し込む。
押し込めば、狭い入り口が開き、徐々に熱い中へと入っていく。
十分に濡らしても痛かったのだろう。
風の口からは、苦痛の声が漏れた。
入り口から数センチと入っただけ、それでも中はきつく一物が吐き出されそうになる。
吐き出されぬように、九十九は風の腰を両手で掴み、ずりずりと風の膣内を削りつつ差し込む。
風の苦悶の声が聞こえるが、九十九に止める気はない。
ここで止めても、次にやることがあれば同じなのだ。
それなら一回で、痛い思いは一回で終わらせようと思っていた。
「ッ……! いつっ……あぁ」
「もう……少しっ……!」
歯を喰いしばり、何度も小さな出し入れを繰り返し中を開発していく。
繰り返し行なった愛撫のお蔭だろうか、それから数分ほどを要したものの奥へと入った。
風の膣内は、熱く苦しい程に九十九の一物を締め付ける。
「あっ……奥に、入った……のですね」
「はい、なんとか……」
入れただけでも二人はかなりの体力を消耗した。
既に二人は汗だくで大きく息を付く。
「んー……」
「ん」
息を整えたあと、九十九はそのまま体を前に落とし風を抱きしめる。
抱きしめた後は、背を若干曲げ風と口付けを交わす。
前世含めて久々の女性。
九十九の中で今まで溜まった欲望が、疼く。
もっと動きたい、欲望のままに汚したい。
しかし、それを残った理性で押し留めた。
「はぁ……んっ、つく……も、さん」
「……風様」
何度も痛みが早く引く様に快楽を与えていく。
「むー……様はいらないのですよ」
「あぁ……そうでした……いや、そうだった。風」
「ふふ……ようやく……」
呼び捨てにすれば、風が涙を流しつつも喜び笑う。
それに対して九十九また、喜びを伝える為に笑った。
「ん……動いてもいいです」
「ゆっくりと動くな」
「……はい」
笑い終わり、風が覚悟を決めた表情で頷く。
その言葉に九十九もまた頷き、そのまま腰を引いた。
引くといっても数センチほど、あくまで優しく撫でる様に動かす。
「ん……っつ、あっ……あぅ……九十九さんのが、中で蠢いてっ!」
「それを言うなら……風の中も」
「ふふ……お揃いですね」
「互いに求め合って……かな?」
段々と慣れてきたのだろう。
風は、会話をかわせるほどまでになる。
実際には痛みが麻痺をしているだけかもしれない。
それでも、痛いままのよりは、ましだ。
「もっと風を可愛がってください」
「おう」
その言葉と共に、腰を大きく動かす。
大きく後ろに引き、ゆっくりと差し込む。
最初、痛いぐらいに一物を締め上げた膣内も愛撫と時間の経過のせいか、スムーズに動く。
愛液が多く分泌されたお蔭だろう、九十九の動き激しさを増す。
「ん、中を擦られる……と言うのは、こ、あっ、こんな感じで」
(……結構余裕あるか?)
初めてなので期待はしていなかった。
しかし、目の前の風は確かに快楽を得ている。
その事に気付き、九十九は腰から手を離し風に覆いかぶさった。
「九十九さん?」
「……結構、風ってエロい?」
「なっ……!」
耳元で囁くように九十九が聞けば、風の声が詰まった。
「風は……そんなんじゃ……あんっ」
風の答えに腰を動かす。
そうすれば、風の口から喘ぎ声が漏れた。
「ほら……」
「やっ……動いて……あっ、ひぅ」
更に声を出すように九十九は、腰を動かす。
最初は愚直に出し入れを、次第に奥に入れたまま円を描く様に。
そんな動きをすれば、風の手が九十九の肩を力いっぱい掴む。
その力に痛みを感じるも、九十九は黙り腰を動かす。
「ん……くぅ、っ……!」
「……」
円の動きに変えて腰を動かすと、膣内がぎゅっと締まり、一物の先っぽが吸われる。
その膣内の動きと風の反応に、九十九は絶頂したことを悟る。
「っ~~~!」
(やっぱり、エロい)
腰をびくびくと動かし、絶頂した風は気持ち良さそうにトロける。
その様子こそが、先ほどの答えであった。
「はっ……! ち、ちがくて……んぁ、腰を……」
「エロくてもいいと思うけど……」
気持ち良さそうにする風であったが、すぐに表情を変えて弁明する。
その弁明に対して九十九の言葉は、行動であった。
頑なに否定する風に対して、腰を動かして快楽を与える。
「中をずんずんと……おくがぁ」
「こっちも気持ちいい」
「……き、きもちいいですか?」
「物凄く、何度もしたくなるぐらいに」
「……ふふ、嬉しい……ですね。何度も何度も……」
「……」
「この先も……」
その言葉を九十九は、黙って聞く。
聞き終われば、腰を動かし、何度も風を求めた。
「うふふ……本当に、気に入ったのですね」
「もちろん」
時に浅いところを、何度も擦る。
擦っては震える風の膣内に歯を喰いしばる。
久々のせいか、既に九十九の一物は暴発寸前。
それでも、最初の一回は忘れられないほど気持ちよくと腰を動かした。
「風の中が……九十九さん、専用にっ」
「ん、専用だ。絶対離さない」
「ふふ……専用の淫乱雌猫になっちゃったんですね」
(……それはどうなのだろう)
抱き合い、互いに求め合う。
若干ピントがズレている風であるが、九十九は愛おしいと思った。
「ふわっ、あっ、あ、うくっ……あぅ」
「そろそろっ!」
何度も快楽を得て、風の膣内がほぐれる。
ほぐれたお蔭で愛液が盛んに分泌され、潤滑剤となって一物の動きを良くした。
初めてだというのに、これほどまで感じ合えるのだ。
九十九と風の相性は、抜群であった。
「九十九さんっ!」
「ん」
「中に……っ!」
「……あぁ」
既に最初の優しい動きはない。
腰は、貪るような動きに変化し、ただただ動く。
「あっあっあっあぁ、あぅ、うっ、う~っ」
何度目の絶頂だろうか。
風の膣内が次第に、震え搾りだそうと動く。
「っ……風!」
「あっ……風も、っくうううぅ~~~~~あぁ」
最後とばかりに腰を大きく動かし、風の最奥で全てを吐き出す。
風は、背を逸らし何度も奥で精を受け止める。
一物と膣内は互いに呼応するかのように、何度も何度も脈打った。
「はぁ……あっ、んー」
「はは……ん」
久々の感覚に九十九は、汗をだらだらと掻く。
大きく息を付き、何度も整えようとすれば、風が唇を突き出し、口を塞ぐ。
風自身も息が整ってない為か、唇を重ねる程度のもの。
それでも、互いに心が満たされた。
「あ、溢れて……もったいない」
「ふぅ……」
静かに体を起こし、一物を引き抜く。
引き抜けば、風の膣から白い精液と血液が混ざった物がコポリと溢れ出した。
久々のせいか、だいぶ量が多い。
「……気持ちいいものですね」
「そうだな」
「ふふ……嵌ってしまいそうです」
「……」
先ほどの初々しい姿は、何処へやら。
風は、妖艶に笑う。
「……元気過ぎません?」
「言い忘れてたけど……好意を受けなかった理由なんだけど」
「はい?」
「立場以外に……歯止めが効かなくなるからなんだよね」
「……出したばかりなのに、大き過ぎません?」
むくりと復活する一物を見て、風の表情が強張る。
「えっと……その、行為は気に入りましたけど……」
「や……風も初めてだったし、入れないから」
「そ、そうですか」
処女膜を破り、傷ついているのだ。
九十九も大事に風を思うからこそ、二回目は入れない。
いれないが――
「入れなければ問題ない」
「ちょっ――あっ、あっ」
キリっとした表情で九十九は、風を抱き上げるとそのまま一物を秘部に擦り付ける。
入れるのではなく擦り、暫くの間、風と共に快楽を得て行った。
結局、その後、三回行為を続け二人の初めての経験は終わりを迎えた。
次は、温泉の部分やね!