この第0話だけヒロインのカドケウスの一人称視点になってます。
書いた事のない初の一人称視点なので、色々大目に見てください。
ではでは。
ある小春日和の昼休み、私はファンキル学園の廊下を一人でのんびりと歩いていた。
どこかに行こうと言う目的は特にない。
最近何かつまらないなぁと思いながら、ただ校内をぶらぶらと歩く、単なる散歩みたいなものだ。
時おり、頭のリボンを意味もなくふよふよと大きく揺らしてみる。
お気に入りのリボンがチラチラと視界に入るのは良いのだが、やはりそんな事をしても別に気が晴れる訳でもない。
私の口から自然と小さなため息が漏れ出て、それと一緒に私はつい独り言を呟いていた。
「はぁ。ひまー……」
だがしかし、そんな今までの私の気だるげな気持ちも、廊下の先にいた一人の男性教諭を見るまでであった。
私の目は、遠くからほんの一瞬その姿を見ただけで、その彼の正体を完全に見極めている。
「あ……!マスターだ……!!」
私はマスターの姿を見つけたとたんに、自分の顔が自然と笑顔になっていくのが分かった。
どんよりと曇っていた心がにわかに晴れ渡っていく。今までの穏やかだった胸の鼓動もどんどん高まっていく。
そして気が付くと私の足は、いつの間にか一目散にマスターの元へと駆け寄っていた。
これらはもう、すでに私の中で条件反射となっているのかもしれない。
スタタタッ……
マスターは何か書類を読みながら廊下を歩いていて、こちらにはまだ全く気が付いてない。
私はこの分だと、今回は久々にマスターの胴に抱き付いて、その脇腹に顔をうずめるという最高のポジショニングが取れそうだと思い始めた。
それはあまり隙を見せる事のないマスター相手には、なかなか取る事の出来ないレアなマイフェイバリットポジションなのである。
……ああ、早くマスターの匂いを嗅ぎたい。
私の心は、10日前にマスターに抱き付いたあのお昼休みからずっと、マスター成分を一度も補給出来ていない。
もうずっと寂しくて寂しくてしょうがなかった。
マスターがそんな長期間の出張なんかに行っちゃうからいけないんだ。
すでに私の心のマスター成分は空っぽになり、もう心の中はその奥底まで渇きに渇ききっているっ!
私は一気にマスターに飛び付いた。
「おっはよう!マスタ~♪」
ドンッ!ギュムッ!
……あ!やった!!
私は見事にマスターの右脇腹に抱きついて、更にはちゃんと反対側の脇腹の後ろまで手を回して、その後ろで自分の両手を繋ぐ事が出来た。
これはもう万全なる完璧な体勢である。
私はニンマリと笑った。
ふふふのふ。
私はこの体勢を取れれば、そう簡単にはマスターに引き剥がされない自信があるっ!
マスターが驚いた様に振り返ってこちらを見てきた。
「おわっと!あ……カドケか。……ちょ、こら!カドケ。やめい。離れろっての。この、くっ……」
グイーー
マスターが何とか左手で、私の体を引き離そうとしてくる。だけど、まだ全然耐えられた。
私は耐えながらひそかに笑って思った。
むぐ…うふふ。
マスターの利き腕がかなり使いづらいという、この考え抜かれた位置取りによる私のこの『マイフェイバリットポジション』を甘く見ちゃダメよ。
……ああ、もう我慢出来ない。
ではもう早速。
私はマスターの脇腹に顔をうずめて、マスターのワイシャツに鼻と口をぴったりとくっつけて何度も息を吸った。
くんくん……すんすん……くんかくんか……
ああ、良い匂い。
……私くらいのマスター通になると分かっちゃう。
このマスターのシャツはたぶんもう三日目。
ほら。少し顔を上げてマスターの腋の下の匂いを嗅ぐと、もうすぐにでも分かる。
体臭の少ないマスターの、この珍しい濃い汗の匂い。
体の芯が火照ってきちゃうようなこの匂い。
もしかしてこれがフェロモンってやつなのかな?
マスターが身を捻りながら、何かわめているのが聞こえる。でも私はここぞとばかりに夢中で匂いを嗅ぐ。
「……ちょっ!カドケ!おい、カドケウスっ!シャツに顔を埋めて息するなって。そこだけホンワカ熱くて、もぞもぞしてくるだろが」
グイグイ……グググイ
マスターが力を込めて私の頭を押してくる。
……ぐむむ。
……あう、頭を押さえられてリボンが……。マスターも少し本気になってきちゃったみたい。
でもまだ大丈夫。このマスターの腰回りを抱き締めてる両手の繋ぎはまだ外れてない。
それに知ってるんだから。
私が胸を強く当てると、マスターの力と動きが鈍るの。
えい!おっぱい当て攻撃!
……ふにゅん
えいえい!おっぱいぐ~にぐに!
……ふにゅふにゅふにゅ~ん
「おわ!ちょ、やめいって……」
よし!抵抗が弱まってきた。でも、これが最後のチャンスになりそう。
もう今日は、お腹がいっぱいになるまでマスターの匂いを堪能しよう。
くんくんくん……すーはーすーはー……はすはすはす……
……ああ、もう匂いだけじゃなくて、このシャツの中の肌の味も味わえたらなあ。
マスターをぺろぺろしてちゅぱちゅぱしたいなあ。マスターの体中の全ての箇所を……。
「……カ~ドケ~。いい加減に……せいっ!」
マスターが胴にしがみつく為に繋いでいる私の両手をほどいてきた。このポジションを保つための急所中の急所である。さすがマスター、よくご存知で。
グイッ!……スルッ
あ!やば!マスターホールドが……!手が離れちゃったっ!!
「離れな~さいっっ……!」
そしてマスターは右肘と左手で一気に私の頭を押しやってくる。
グググイッッン!
「あ……やんっ!!」
ついに完全に体を剥がされてしまった。私はそのままの勢いで2歩ばかり後ろに下がる。
……おとと、危ない。引き剥がされた拍子に転びそうになっちゃった。
あ~あ、ついに体が離れちゃった。
ちぇ。
でもまあ、今回は充分堪能出来たから良かったかな。
「……はぁ、全くお前は~……」
息が荒いよマスター。でもやっぱり表情は言葉ほど怒ってないよね。顔を赤らめてちょっと嬉しそう?……だったら良いんだけどね。
いや、たぶんしょうがない奴だなって思われているんだろな。でもまあ、私に抱きつかれてそこまで嫌がってなさそうだから良かった。
でも何か叱られそうな感じなので、予防線を張ってつい私は少しふて腐れるように言ってしまう。
「な~によ~。別に減るもんじゃないでしょう」
「……お前なぁ……。いいか?ここは学校だぞ。先生と生徒がそういう事したらダメなんだよ」
ん?て事は、学校じゃなきゃいいのかな?……違うか。ま、言葉の綾だよね。
あら、私の頭のリボンが乱れて、目の前まで垂れてきちゃってる。
……あ、そうだ!いい事思いついた。
「……ふーんだ。あーあ、せっかく綺麗にセットしたリボンが曲がっちゃった……」
私は少し悲しそうな顔を作ってみせて、頭を触りながらマスターをチラリと見てみる。
あ、やっぱりそう言ったとたんに、マスターが何かすまなそうな顔になってきた。
マスターはホント優しいんだから。
よし。
ダメもとで頼んでみよう。
「マスター。ちょっとこのリボン直してくれない?」
「ん?ああ、分かった。……すまん」
謝ることないのに。私が悪いっちゃ悪いんだから。
「はい。じゃあお願い」
私が頭を差し出したら、マスターがおずおずとだけど少し髪を触りつつリボンを整えてくれた。
ああ、でも嬉しいな。マスターに髪に触れてもらえて。
もっともっとマスターに触れて欲しいな……。
髪だけじゃなくて、私の肌とか、もっとこう敏感な部分とか……。
そうしたらもう天にも昇る気持ちになりそう。
「……そら。こんなもんでどうだ?カドケ」
あん、もう終わっちゃったの?もっとそばにいて、もっともっと私に触って欲しいのに。
私は小さい鏡をポケットから取り出して、自分の頭をじっくり検分する。
そしてホントはもう全く問題ないのに、わざとマスターに細かい注文を出す。
そのまま鏡を見て、自分で直せば良いのにとつっこまれたら、それはもうその時だ。
「ん~、もう少し奥にずらしたい」
「ん?こうか」
「あ、もうちょい手前」
「……むずいな」
マスターがすごいそばにいて、マスターに何度も頭を触れられて、何だか二人っきりでイチャイチャしているみたいで、もの凄く気分が良い。
私はすごい幸せな気持ちで、ずっとマスターの顔を見上げていた。
ああ……この瞬間がずっと続けば良いのになぁ……。
二人でそうこうしている内に、授業の開始を告げる予鈴が鳴り出したのが聞こえた。
マスターがすまなそうに言ってくる。
「あ、悪いカドケ。もうこんな感じで勘弁してくれ」
「しょうがないなあ」
私は、もうこれで妥協するよって感じで言う。
だがもう、私はこのリボンをあとで直す気はさらさらない。
お風呂に入らなければ、もうずっとこのままのリボンの位置ですごしたい位なのだ。
「じゃあ、またな」
マスターは笑って手を振ると、急ぎ足で廊下の奥に行ってしまった。
私も早く教室に戻らないと遅刻になってしまう。
だけど、教室に向かおうとした時に、足元に一枚のプリントが落ちているのが見えた。
ん?……なんだろこれ?
それを拾ってみると、それは何かの飲み会の申し込み用紙であった。
その用紙をよく読んでみると、どうやら今度の金曜の夕方に、近くの居酒屋で近隣学園施設の教職員の飲み会があるらしい。
この紙の参加申し込みの欄には、達筆な字でマスターの名前が書いてあり、それに参加すると言う項目に丸を付けている。
私は、これはあの時マスターが持っていたプリントだと気が付いた。さっきの騒ぎで落としたのだろう。
でも私は珍しいと思った。
マスターはかなりの下戸で、ほとんど酒を飲まないのを知っているからだ。
たぶん、しがらみか何かがあって断れなかったのだろう。
マスターは、この前飲んだ時は朝全く起きられなくて、盛大に寝坊をしたと言っていた。朝起きたら何故か床の上だったとか。
でもそれで、少しは飲めるように鍛えないといけないなって、笑っていたのも思い出した。
うず……
あれれ?何だろ。この気持ち……。
マスターが慣れないお酒を飲むと分かったら……。
うずうずっ。
んん?ちょっと待って。
えと、マスターはお酒に弱い……。
飲んだらもうその夜は滅多な事では起きない……。
うずうずうずっっ!
……って事はなに?
その日の夜は寝ているマスターにもう何でもやり放題……!?
そんなのって……!
……ああ、いや、ちょっと待って、冷静になって私。これはホントに良く考えないと……
私はプリントを拾うと、まずは次の授業を受けるために、急ぎ足で教室に向かったのだった。
私はその飲み会のある金曜の夜、マスターを待つために、ずっとマックの2階で身をひそましていた。
「……マスター、まだかなー?」
マスター達が飲んでいる居酒屋の入り口が見えるマックの二階の窓際の席で、100円コーヒーをテーブルに置いて、マスターが出て来るのをひたすら待ち続けて、もうかれこれ3時間半。
時計の針は22時を回っている。
コーヒーはすでに冷え切っていて、お尻は座りすぎで、もうじんじんしている。
私はあのプリントを拾って読んでから、色々よくよく考えて、ここにやって来る事に決めたのだった。
あの時久し振りに、たっぷりとマスターにくっついたせいなのか、何か自分の中の奥の奥にある肉欲に火が点いたような感じになってしまっている。
あれからマスターの体に、もっと触れたくて触れたくて、もう堪らなくなってしまっているのだ。
ベッドの中で、マスターを思ったオナニーを何度やっても、その淫らな気持ちは全く治まってくれなかった。
私は、このもやもやした気持ちに耐えきれずに、もう危険な橋を渡る覚悟を決めたのだった。
マスターがお酒を飲む事など滅多になく、しかもそれを私が前もって知る機会などほとんどないと言える。
だから今回、それを知り得たのは天の采配とも言えるような奇跡なのだ。
何か全てが揃っている気がする。
これはもういくしかないのではないか?
そう! 天は行けと言っているに違いない!
だけど、まずはここで冷静に、ちゃんとマスターの酔いっぷりを確認しないといけない。
あまりお酒を飲んでなくて、しらふに近かったら意味がない。泥酔とまでは言わなくても、結構酔っ払っていてもらわないと困る。
もしマスターが酔って無さそうなら、しょうがない、素直に諦める。でも、ちゃんと酔っ払っていたとしたら……そうしたら……。
私はポケットの中の一本の鍵を握りしめる。
この手に握っている鍵は、実はマスターの部屋の合い鍵なのであった。
これは、だいぶ前にキル姫としての仕事の絡みで、マスターの部屋に忘れ物を取りに行く機会があり、その際にマスターから一時的に借り受けた物なのだ。
そして、出陣間際のどたばたの最中に、そのマスターの忘れ物を本人に届けて、この鍵も一緒に返そうとしたのだが、この鍵を鞄の奥にしまったせいで、少しもたついていたら、それはまた後で良いと言われて、これ幸いと大事に持っていた物なのだ。
マスターはその事をすっかり忘れているのか、あれから返せとは言ってこなかった。
自分自身、このマスターの家の鍵を返さず持っていると言う事に、若干の後ろめたさを感じているが、どうしてもこれをずっと持っていたいという欲求には逆らえなかったのであった。
私が色々と思い悩みながらマックの2階で待っている内に、居酒屋からマスターと先生達がぞろぞろと出て来るのが見えた。
そして仲間と会話しているマスターを注意して見ていると、マスターが仲間に頭を下げながら、仲間と別れて一人で先に歩き出す姿が見えた。
マスターはもう仲間と別れて一人先に帰るようだ。
私は、お酒に弱いマスターは皆と二次会には行かずに帰るはずだと思っていたが、まさにその通りであった。
私はマックを出るとマスターの後をこっそりとつけた。
マスターはもうだいぶ酔っていそうな感じはする。
足取りがふらふらとまではいかないが、動きがいつもよりだいぶ鈍い感じなのだ。
この感じならあの計画は実行出来るだろう。
私はもうやると固く心に決めた。
……。
アパートの入り口でマスターが部屋に入ってしばらくして、部屋の電気が全部消えたのを確認する。
よし……!
決心を固めて、少し時間をおいてからそっとマスターの部屋の扉の前へ忍び寄る。
まるで猫のように、廊下を音をたてずにとても静かに歩いていく。
そしてマスターの部屋の前まで来ると、そっと鍵穴に合い鍵を入れて錠を回した。
カチャンという音と共に鍵がちゃんと開いた。
そして私は、軋む音をたてて開く扉に少し冷や汗をかきながら、ついにマスターの部屋の内側へと足を踏み入れたのだった。
ひたひたひた……
靴を脱いで、勝手知ったるマスターの部屋の中を移動していく。
マスターの部屋は2DKの間取りの部屋だ。
ダイニングキッチンを横切り寝室へと忍び寄る。
そっと寝室の扉に耳を当てると、中からイビキの音がうっすらと聞こえてくる。
これはすでに熟睡している感じだ。
私はほっと胸を撫で下ろした。
扉をそっと開けてその中に入る。すると部屋の中はうっすらとしたお酒の匂いがした。
たぶんこの匂いの元は、マスターの息だろう。この分だとだいぶお酒を飲んでいそうだ。
私はドクンと胸が高まるのを感じた。
この分なら最高レベルのレベル5までのミッションが出来そうだと思ったのだ。
私はいざとなって慌てないように、マスターの熟睡度によって、マスターに対して仕掛けるミッションを前もって段階別にちゃんと考えておいたのだ。
マスターがすぐに起きそうなら、もうマスターにお触りなしのミッション(Lv1)だけで済まそうと考えていた。
だけど全然起きなそうなら、もっと大胆に、マスターに触りまくって、マスターのおちんちんを舐めるとこまでやるミッション(Lv5)までをしようと考えていたのだ。
夜はまだまだ長くて時間はたっぷりあると分かっているが、どうにも気が急いてしまう。
私はもう我慢出来ずにもどかしげにファンキル学園の
制服を脱ぎだした。
しかし下着を脱ぐ段階でハッと気がつき、その手を一瞬止めた。
パンツの股の間にすでに染みが出来ている。
これからしようとする行為に興奮し、私の股間はすでにかなりの湿り気を帯びているのだ。
私はマスターの寝顔を見つめながら、ゆっくりとその下着を脱いでいった。
マスターの凄い近くで、下着を脱いで肌を露にする事に何かもの凄い快感を覚える。
そして私は、マスターの部屋の中で生まれたままの裸になった。寒くもないのにうっすら鳥肌がたつ。興奮で息が乱れそうなくらいだ。
部屋の中が少し暗すぎるので、窓際のデスクにある照明だけを点けた。
その照明で、薄暗がりの部屋の中で白く浮かび上がる自分の裸体とマスターの寝顔。
何てぞくぞくするシチュエーション……!!
私はマスターの寝顔が良く見える位置まで行き、もう早速ミッション(Lv1)を遂行する事にした。
寝ているマスターの横に立ち、そっと股を拡げて自分の性器に指を這わせる。
ぬちょ
「……んっ……」
つい声が出てしまった。
慌てて口を塞ぐ。
なんていう甘美な刺激だろう。いつもと全然違う快感がある。
しかし自分で触れていじる前に、ここまでおまんこが熟しているとは思わなかった。
期待と妄想だけでまさかこれ程まで濡れるとは。
立ったままで股間に手を添わし、指先を少し折り曲げて、中指を自分の膣穴の中に入れて動かしてみる。
くちょくちょ……
すでに膣穴内に愛液が滲みまくって溜まっているので、指を動かすたびにどうしても卑猥な音が鳴ってしまう。
……ああ、恥ずかしい……。でも、でも、なんて気持ち良いのだろうっ…………!
「……んっ、うん、くうっ……」
マスターの寝顔のすぐ前で、濡れたおまんこをいじって一人でよがっている自分が、何かとてもイヤラシい存在に思えてしょうがなかった。
だがその考えが、また一段と自分の性欲を熱くかきたてるのだ。
体の奥まで熱くなった私は、すぐに次のミッションに移った。
もう自分の手だけでイキそうになり、それではもったいないと思ってしまったのだ。
次のミッション(Lv2)は、マスターの私物を使ってのオナニーだ。
私はマスターの部屋を見回して目的の物を探す。
狙いは先の細い物……ペンとかが良いな。
ごめんね、マスター。あとでちゃんと洗うから何か貸してね。
……何かないかなー。
んと、まずは机の上。
あれ?綺麗に片づいてる。何もないや。
んじゃ、引き出しの中は……。
私はまず初めに、右上の引き出しを開けた。
その引き出しは、中身に物があまり入ってない、何かすかすかで少し不思議な感じのする引き出しだった。
その引き出しの真ん中に1本のボールペンが転がっているのが目に入った。
あ、赤のボールペン発見。先端が丸いからちょうど良さそう。
これ借りようっと。
……ん~?
でも、何か変な引き出し……。ペンが一本だけ、あとはメモ用紙、文庫本、ハンカチにブローチ?それにあれは写真……かな。
ま、いいか。ぺ~ンペ~ん!
早速これをおまんこに……。
私はペンを持ち代えて、興奮気味に、このマスターのペンの先を自分の股間に持っていこうとした。
だがその時、自分の指先に感じる、このペンについたうっすらとした奇妙な凸凹の感触に気がついたのだった。
それは何となく懐かしく感じるような手触りであった。
私はそれを少し不思議に思い、ペンを目の前に持ってきて、あらためてそれをじっと見つめた。
ん?何だろ?このへこみ……あ、このペンについているへこんだ傷って何か見覚えある。
私って無意識にペンの頭を噛む癖があって、気が付いたらペンに歯形をつけちゃうんだよね。
今持っているこのペンは、あれにそっくり……。何かもの凄く綺麗に歯形がついちゃったあの1本に。
……そう言えば、あれはどうしたっけ?
……えーとえと。
あっ!そうだ。マスターが赤ペンを探してた時があって、これをあげたんだった。
マスターがこのペンの頭を見て、凄い歯形だなって笑っていたのを憶えてる。
……って事は、これってあのペンか~。わあ、懐かしい。マスター、まだこれ持っててくれてたんだ。
引き出しの中に唯一、1本だけあった私のペン。
その1本が凄い特別扱いされているようで、とても心地よく感じる。
……むぅ。
……そう思うと何となく他の物も気になってきた。
じゃあ、次はこのメモ用紙。
……?
5.10 AB 157 44 80,58,82
何だろこの数字の列。
……?
……だけど、何かすごい見覚えのある数字ばかりなんだけど。
……!
え!?もしかして、これって私の……!!
私の誕生日は5月10日。
血液型はAB型。
身長は157cmで体重は44kg。
そしてバストは80cm、ウエスト58cm、ヒップ82cm……
私の色々な個人情報……?何でマスターがメモしてこの机の引き出しの中に?
……むぅ、分からない。
じゃあ、次はこの文庫本。
……あ!これって私が大好きなやつだ。
凄い好きすぎて皆に勧めまくって、マスターには買って渡したりもしちゃったんだっけ。
マスターはすぐ読んでくれて、感想まで言ってくれて嬉しかったな。
これも大事にしてくれてるんだ……。
あとこの片隅にあるのは……ハンカチとブローチ。
……これも何か見覚えがある。
ハンカチは、マスターとは公私共に一緒の時が多いから、それの貸し借りは頻繁に発生して憶えてない事も多いけど、この柄のハンカチは昔、確かに持っていた記憶がある。
そう言えば最近この柄のハンカチは全く見ていなかった。
そっか。これマスターのとこに行ってたんだね。
あとこのブローチ……。
これはけっこう気に入って、ずっと胸に付けてた物にそっくり。
あれはどこでなくしちゃったんだっけかな?
いつの間にかどっかにいっちゃたんだよね。
……。
あれ?って事は、これ、マスターが見つけて拾っておいてくれたのかな。良かった。
でもなんで返してくれないんだろう?
……。
ま、いいや。
マスターの手元にあるって分かっただけで良かった。大事にしてもらってね。
さて、残るはこの一番奥にある1枚の写真。
うわ。うわわ、何か凄いどきどきする……。
もしかして、もしかすると、もしかする……??
ぴらっ
……!!!
わ、私だ……!ホントに私の写真だった。
私はじっとその写真を見つめた。
これは、この前の夏に皆で海に行った時の写真だ。
ビキニの水着を着て、砂浜に座って足を少し拡げてアイスを食べている所が写っている。
自分で見てもかなり色っぽいと思った写真だ。
マスターは数ある写真の中からこの写真を選んで、大事に引き出しの中に、この1枚だけを別にしまっていたのだ。
私は全ての品を元通りに戻して、引き出しもきちんと閉じて考え込んだ。
マスターの机の引き出しの中にあるこれらの品の存在は、いったいどう考えたら良いのだろう。
……。
楽観的、希望観測的に言うならば、たぶん私はマスターに好かれている……?
しかも特別と言った感じに……。
ああ、それならどんなに良いか……!
もしそうならと言う思いが、体を更に燃え上がらせる。
私は裸のままマスターのベッドのそばに行き、そっとその布団の中に体を潜り込ませる。
布団の中にはマスターの匂いが充満している。
物凄く濃いマスター臭がして、自分のアソコがもうジンジンするくらいだ。
もうすぐに次のミッションに移ることにする。
ミッション(Lv3)はマスターの体を舌で味わう事だ。
マスターの手が自分の目の前にある。
私はもう我慢出来ずにマスターの手の甲に舌を這わせた。
ぺろん
少し舌に塩気を感じてとても美味しく感じる。
そして、マスターの筋張った手にどんどん舌を這わせていく。
私の頭をからかうようにいつも小突いてくるこの手は、何て美味しいのだろう。
ぺろぺろぺろ……
そしてこの指。長くて少しごつくて力強そうな指。
どの指も美味しい……。
もう、一本一本丁寧に舐めて、全部がふやけるまでずっと吸いついてたい。
ちゅうちゅうちゅぱちゅぱ……
ああ、この指で触ってもらえたら。私の中を……
そう思うと、私はもう我慢出来なかった。
ミッション(Lv4)はマスターの体でオナニーなのだ。
自分の体の向きをマスターの寝ている方向とは真逆にして、マスターの手と指を真っ直ぐに伸ばすと、自分の体を少しづつずらしながら、その手を自分のおまんこに導いていく。
そして濡れ濡れの自分の膣穴にマスターの指を1本あてがうと、ゆっくりとその指をその中に挿し入れていった。
つぷっ
「あ……はぁ、あぁ、う~~……」
痺れるような快感が股間から背骨を通って脳へと一気に貫いていくように感じる。
そして自分の腰を微かに動かして、その指を膣穴から出し入れさせるように動かした。
にゅぷにゅぷっ
「……あ、あん、あん……」
細い自分の指とはまるで違う、この固く無骨な指の感覚にもう腰が止まらない。
すると、もっともっと強い刺激が欲しくなり、次にマスターの指を2本にして、膣穴に導いていく。
つぷん……にゅ、ぷ、ぷぷ……
「あっ……はあぁぁぁ……んんっ……」
……ん、んん!ちょ、ちょっと2本はきつい……かなあ。私にはまだ……早かった?……で、でも、穴がヌルヌルすぎるから、何とか入って……。
!!
私は体を大きく震わせた。
マスターの指がいきなり強めに膣穴の中で動いたのだ。狭い膣穴が無理矢理に拡げられるような感じがする。
あっ……ううっ!!い、痛い……。
マスターの指が勝手に……。
「あ……やん、あうっ!」
寝ぼけてるから、加減が、ないんだ……。で、でも、これはこれで……。ううっ!
あのいつも誰にでも優しいマスターから乱暴にされていると思うと……。あああ……。
「……も……い、イっちゃうっ!」
……!!
絶頂に達した私はそっとマスターの指を膣穴から引き抜く。
……はああ、凄い。こんなの始めて……。
頭がもう真っ白になっちゃった……。
……はふぅ。
だいぶ堪能できたけど、やっぱり最後までやりたいよね。
ミッション(Lv5)のマスターにキス&おちんちん舐めはやらないと絶対に後悔しそう。
よし。まずはお布団にまた潜り直して。
……。
うふ。マスターの寝顔可愛い……。
まずは頬。
ちゅ
おでこ。
ちゅ
そして唇。
ちゅう。
ああいいなあ。どこをキスしても全部気持ちいい。
マスター好き好き。
ちゅっちゅちゅっちゅ……ペロペロ……
……こんだけキスしてもどこを舐めても、マスター……起きる気配全然ない。
……。
もう一番濃いマスター成分補給しちゃおかな。
……よし。やっちゃお。
私は再び布団の中に潜り込むと、マスターの股間まで自分の体を下げて行った。
そして、マスターの股間の間近に顔を寄せると、そのままマスターのパジャマとトランクスをずり下ろす。
すると、目の前にマスターのしなびたおちんちんがデロンと表れたのだった。
むわっと濃い汗の匂いがする。たぶんマスターはお風呂に入らずに、そのまま寝てしまったのだろう。
昼に汗をかいたまま蒸れているような、凄い匂い立つおちんちんを前に、私はごくりと唾を飲み込んだ。
私はこういうものをずっと待ち望んでいたのだ。
ぺろん
まずはマスターのおちんちんを一舐め。
美味しい……。この濃い汗の匂いと味が堪らない。
マスターの匂いたつフェロモンの塊が、鼻の中と口の内側に充満している感じがする。
はむ……にゅぽにゅぽ
私は、マスターのおちんちんを、根元まで口に含んで唾液を絡めて、口の中で優しく舐め回していく。
まだふにゃふにゃしているマスターのおちんちん。
もう可愛くて愛しくて仕方がない。
あれ?
何となく膨らんで来た……?
くにゅぺろ…くにゅぺろ……
!!わわ。むくむく大きくなってきた。はわ~、すごい初めて見た……。面白~い。
にゅっぽにゅっぽ……
ひゃわ……おちんちんがどんどん大きくなって固くなっていく……。大きすぎてお口が疲れるけど、何かやめられない……!!
しばらくずっと、マスターのおちんちんを舐めて吸って口に含んでを繰り返す。
もうマスターのおちんちんはカチカチに固くなっている。
私は、色々工夫しながら舐め回している際に、おちんちんを口をすぼめながら喉奥まで飲み込んでいくと、おちんちんが更に大きくなる事に気づいた。
そして私はすぐにピンときた。
これを続けるとマスターはアレを出してくれるかもしれないと。待望のあのマスター成分の特濃エキス、精液を。
じゅぽじゅぽ……
リズミカルに首を動かして、口内でマスターのおちんちんを締めつつ唾液を絡めてピストン運動を繰り返す。
じゅぽじゅぽじゅぽ……
その内にマスターおちんちんの先っぽの張り出したところが更に大きくなってきた気がしてきた。
全体的に固く反り返ってきて、何かおちんちん全体に緊張がみなぎってきている。
……これは、来そうっ!
私はおちんちんを口にくわえながら少し焦った。
何かの本で、男性がイク時は先っぽの部分を強く締めつけたほうが良いと、書いてあったのを思い出したのだ。
私は一瞬悩んだ末に、喉の奥まで先っぽを入れてその狭くなった箇所を使おうと考えた。
そして一気に膨満しているおちんちんを喉奥まで突き入れる。
……おう、えうっ……
反射的に吐きそうになるのをこらえながら、喉奥でマスターのおちんちんを締め付けてその時を待つ。
……どびゅるっ!びゅるびゅるっ
喉奥で粘り気の強い生臭い液体が放出されているのを感じる。これがマスターの精液だと確信した。
それはすぐにも口一杯になってしまう程の量で出てきている。
私は即座に少しおちんちんを喉から引き抜いて、口の中に溜められる空間を急いで作った。
脈動するおちんちんは未だに精液を吐き出すので、慌てて味わう暇もなく半分近くを飲み込んだ。
苦くて少し喉に引っかかる感じがする。
でもこれがマスターから出てきたあの精液だと思うと、いくらでも飲み込めそうだと思った。
しばらくそのままでいると、口の中のマスターのおちんちんがやっと大人しくなってきた。
そしてだんだんと、さっきまでのおちんちん全体の物凄い張りがなくなってきているのが分かった。
私はやっと落ち着いて、おちんちんを自分の口から引き抜いていった。
マスターの精液をこぼさないようにちゃんと口をすぼめて、全部を舐めとっていく。
ちゅぽんっ……
……ふむふむ。これがマスターの味……。
この何とも言えない苦い味と青臭い匂いがたまらない。
こっくん
ああ、飲んじゃった。
……。
……もっと出ないかなぁ。
ぺろぺろ……ちゅぱちゅぱ……
……。
あれえ?大きくなってきたけどなかなか出ないなあ……。
じゅぽじゅぽ……
むう……。
あれ……出ない~。なんでぇ~?
……もう、お口が疲れてきちゃった……
……ペロペロ
あうぅ……出ない。
何か、もう……疲れて、眠くなってきちゃった……。
あ、でも、まずい。早く帰らきゃ……。ばれたら怒られちゃう。
でも、ちょっとだけこのまま。
……よいしょ。
私はマスターの股間に頭を乗っけてみた。
にゃあ、マスターのきんたまくら気持ちいい~。
ああ、マスターのお布団の中……最高ー……。
……くー…………
……
……!
はっ!。
やばっ。寝ちゃってた!?
大丈夫、だよね。
マスターは……?そーっと……。
私は布団から顔を出して、マスターの寝顔を見つめる。
マスターの寝顔に特に変化は見当たらない。まだぐっすりと眠っているように見える。
……はふーっ……。あぶないあぶない。さ、早く帰ろ。
私はそう思いながら、自分のいた痕跡を出来るだけ消すと、手早く服を着て玄関に向かった。
そして玄関扉に手を掛けて、ちゃんとまた外から鍵をかけようと、ポケットを探った時に、ハッと気が付いたのだった。
……あれ?……ない。鍵がない。ポッケにちゃんと入れといたのに!
……!
あ、マスターのそばで服を脱いだ時かな?
あの時夢中で服を脱ぎ散らかしたから。
マスターの寝室の前まで戻って、その戸に手をかけたところで、私の手が止まった。
寝室の中から何か物音が聞こえたのだ。
しかもそれに続いてあくびしているような声までしている。
あ!やば。マスター起きちゃった?
……ど、ど、どうしよう。
こんなんばれたら、めちゃめちゃ怒られるのは確実……。
あ、もうこっちに来そう……!!
今から玄関に向かうにはもう遅すぎる。
ええい!ままよ!
私は手近なソファの下に潜り込んだ。
そして気配を消して息をひそめる。
その内にマスターが寝室から出てきた。そしてそのままトイレに入っていくのが見える。
何とか一応身を隠すのには成功したようだ。
とりあえずこのまま身をひそめて脱出の機会を待とう。
私がそんな事を思ってじっとしていると、マスターの様子が何かおかしいのに気づいた。
マスターはしきりに戸締まりを気にして部屋中を歩き回っている。
玄関から窓、カーテンのわずかな隙間までも全てを見て回っているようだ。
そうして玄関と全部の窓を調べ終えると、また寝室に籠もってしまった。
しばらく耳をすませていると、ベッドが何か少しぎしぎし音をたてているのに気が付いた。
それに混じって何かをこするような衣ずれの音がする。
そして何か興奮している様な息づかいまでが聞こえてきた。
……え?何?マスターは何してるのだろう……?
気になった私は、そっと隠れ場所のソファの下から抜け出ると、寝室の戸のうっすら開いている隙間に目をやった。
……あ!……え?ええっ!?
そこで目にしたものはマスターがベッドに腰掛けて、気持ち良さげに自分のおちんちんをしごいている姿であった。
右手でおちんちんを握り、もう片方の手には何か1枚の紙みたいのを持っている。
いや、あれは良く見ると写真だと分かった。
マスターは何かの写真を見ながら気持ち良さげにオナニーをしているのであった。
私はその事に気が付いた瞬間、あの自分の写真の事に思い当たった。
あの少しえっちな自分の水着写真である。
そっと窓際の机に目を向けると、あの引き出しが開いているのが見えた。
あの時きちんと閉じておいたのに。
何だかすごく胸がどきどきしてきた。
これはただ大好きなマスターのオナニーの姿を見ているからだけではない。
マスターが自分の水着姿に興奮してオナニーをしている可能性が高いと分かったからだ。
マスターが自分の体であんなにおちんちんを大きくするほど興奮してくれている。
それだけでも胸が高まってきてしょうがなかった。
マスターは夢中で自分の反り返ったおちんちんをしごいているせいで、戸の隙間からマスターのその姿を見入っている私の視線に、全く気づいてない。
わ、わ……マスターあんなに激しくおちんちんをこすってる……すごい……。
んん?……マスターが何か言ってる。こすりながら小声で何か呟いて……
「はぁ、はぁ、カドケ……、気持ち良いよ……あぁ、もうイキそうだ……」
はえ?え、えええ!!?わ、私!?
マスターが私の名を呼びながら……。
え、って事は今のマスターのエッチな妄想の相手は私って事……?
わ、わ、どうしよう……!
「あぁ!イクぞ!カドケウスっっっ!!」
ひ、ひゃあああ~!?イクの?私で?ホントに?
こ、こんなの隠れて見ている場合じゃない。
今マスターの前に出て行かなかったら絶対後悔する!
ああ、でもそれからの成り行きなんか全然分からない。想像すら出来ない。
でも、でもでも……!
……ええい、いいや!もうどうにでもなれ!
私は戸を開け放って顔を覗かせた。
「呼んだ?マスター」
そして、私は何とか何食わぬ顔を取り繕って、呆気に取られてこちらを見つめているマスターに向かって、そう言ったのだった。
{第1話の始まりに続く}
第1話でカドケウスがいきなりマスターの前に姿をあらわしたのは、実はこんな事があったからなのです。
(はい。後付けです)
一人称も書いててなかなか楽しかったですね。
難しく思いましたが。
次はついに本番ですか。
……やってしまう?いいのかな~?
ではまた。
(^^)/