ある夜、秘書艦と *
提督は腕を伸ばし、机の上のスタンドのスイッチを入れた。オレンジ色の光が放射され、薄暗い執務室内をぼんやりと照らした。
膝の上に跨っている吹雪の頬も、薄赤く色づいていた。手を添え、引き寄せて接吻する。
「んっ……」
華奢な腰に手を回した提督が力を込めて引き寄せると、口づけしたままの吹雪は小さく声を漏らした。
控えめな胸の膨らみが、制服ごしに提督の胸に押しつけられている。小柄で細身の吹雪であるが、躰には意外なほどの弾力があった。
提督がスカートの上から小さな尻を撫でると、吹雪がかすかに息を呑んだのが、触れあった唇の震えから伝わった。
吹雪が唇を離し、困ったように眉をひそめて訊く。
「司令官、ここで──ですか?」
訊きながら、提督の後方を肩ごしにちらっと見やる。
視線の先──執務室の奥には提督の私室に通じるドアがあった。私室には提督用のベッドや簡素なシャワールームが備えられている。
「そうだな。場所を変えるのも面倒だし、とりあえずしよう」
「でも私……シャワーも浴びてないですから──」
「どうせ終わったあとにも浴びるんだから、二度手間だ」
そう言って提督は、吹雪の唇をふさいだ。
吹雪はしばらく抗議するように口を閉じていたが、提督の舌が強引に唇を割って侵入すると、諦めたように力を抜いて受け入れた。提督の舌の動きに合わせ、遠慮がちに舌を絡める。
口内で唾液の絡む水音が、提督の脳裏に響いた。密着した吹雪の呼吸と鼓動のリズムが速まっていく。
提督は、右手を吹雪のスカートの下へと差し入れた。手の甲が内腿に触れた瞬間、吹雪はわずかに身じろぎをし、曖昧に揺れる瞳で提督を見つめた。
スカートの中の空気は、すでに熱く湿っていた。
「はっ……ん……」
湿ったその部分に指が触れると、吹雪は切なげな声を漏らした。
薄い布地の上から、提督はゆっくりと裂け目をこすり上げる。吹雪が眉根を寄せて唇を噛んだ。
往復する指の速度が増すにつれ、吹雪は息遣いを荒らげ、提督の頬をくすぐった。下着ごしの吹雪の秘所から、にちゃにちゃとかすかな水音が聞こえている。
「気が進まないとか言ってたわりに、ずいぶんと……じゃないか」
指を止めて提督が言うと、吹雪はきまりが悪そうに笑みを浮かべた。
「だって、そんな、触られたら……」
「──後ろめたくて、気が進まないなんて言ったのか?」
吹雪は小さく頷いた。
「やっぱり、秘密にしてないと駄目ですか」
「自慢したいわけじゃないなら、言わないほうがいい」
「自慢なんて……そんな……」
「そう受け取られかねない──って意味だ。うぬぼれじゃないが、鎮守府でたったひとりの『男』と寝たら、そう思う艦娘だっているかもしれん」
吹雪はわずかにうつむいたまま、考えこむような表情で沈黙した。
「どうした?」
「その……前から少し、考えていたんですけど──」
言葉を切って顔を上げ、提督を見つめる。
「──司令官、ほかの艦娘も、抱いていただけませんか」
提督は、言葉に詰まった。
問うようにまっすぐ見つめてくる吹雪の視線を避け、なんとか口を開く。
「なに馬鹿なこと、言ってる」
「馬鹿なこと……ですか?」
「複数の艦娘と関係を持つなんて、鎮守府崩壊へまっしぐら──って感じだ」
「崩壊……」
「痴情のもつれは、コミュニティが破綻する理由の定番だ。……真ん中にいるのが、普通は女のほうなんだろうがな」
吹雪はふたたびうつむき、わずかに肩を落とした。
「……みんなが司令官に愛してもらえるなら、絶対いい考えだと思ったんですけど……」
「俺はお裾分けの菓子とは違うからな。それに──」
左手で吹雪の後ろ髪をもてあそびながら、提督は言った。
「──順番待ちって、嫌だろ?」
吹雪が首を傾げ、顔の両側に垂らしている横髪が揺れた。
「順番待ち?」
「考えてみろ。鎮守府の艦娘は、前線基地に詰めてる連中も含めて170隻を超えてる。一日一隻で回しても、おまえの番が来るのは半年に一回。──彼岸じゃあるまいし」
吹雪はくすりと笑いを噛み殺した。
「それはたしかに、ちょっとつらいかも……ですね」
「だろ? しかし……俺の立場からすると、毎日違う艦娘を抱くってのは、嬉しさ半分、恐ろしさ半分って感じだな」
「あ、やっぱり嬉しいんだ」
「そりゃ、まあな。男の夢みたいなもんだ」
「へえ……」
「──こういう考え方って、嫌か?」
吹雪は微笑んで首を振った。
「半年に一回はちょっと寂しいですけど、司令官にそうしてもらえれば、私は嬉しいです」
「なぜ?」
「だってきっと、鎮守府のみんなが、幸せになれるから」
提督は少し呆れて、吹雪の顔を見た。にこにこと微笑んでいる。
小さく舌打ちして、膝の上の吹雪の尻を抱えなおした。
「ご立派なことだが……跨がりながら言われても、な」
提督は指で吹雪の下着を脇にずらし、秘裂を直接なぞった。まだ愛液が溢れているそこは、ひと際体温が高くなっていた。
「あっ──そんないきなり、触ら、なぁ、んっ……」
裂け目に触れた人差し指の先端が、ぬるりと内部へと飲みこまれる。提督は奥まで挿し入れず、入口付近の襞を細かく引っ掻くように刺激した。
「あっ……あっ、はぁっ……」
肉襞をこすられるたびに、吹雪は甘い声で鳴きながら全身を震わせた。膣からは愛液が滴り落ちるほど溢れ、指の動きに合わせて、ちゅくちゅくと卑猥な音をたてている。
提督は空いている手で吹雪の手を掴み、自分の股間に誘導した。すでに硬度を得ているその部分に触れ、吹雪はうっとりとした視線を注いだ。
「ああ……もう、こんなに……」
はぁ──と溜息を漏らす。発情の気配が濃い。
提督の内側で、情欲が鎌首をもたげた。もどかしい手つきでベルトを緩め、ファスナーを引き下げる。下着ごとズボンを足首まで降ろし、充血して直立している性器を露出させた。
吹雪が魅入られたように凝視し、呟く。
「ああ……すごい……」
「ほら、挿れるから腰上げろ」
左手で吹雪の尻を引き寄せ、逆の手で陰茎の先端を秘裂にあてがってこすりつけた。
吹雪もスカートをたくし上げると、従順に腰を浮かせ、協調する。
「んんっ……!」
吹雪がゆっくりと腰を落としていく。陰茎が、みちみちときつい感触で、熱くぬめった秘裂を割り、飲みこまれる。
中ほどまで受け入れたところで、吹雪は自分を落ち着けるかのように目をつぶって息を吐き、腰の下降を中断した。
提督は焦れた。
吹雪の尻を両手で掴み、無遠慮に引き下げる。
「やっ……んっ!」
急激に最奥部まで貫かれ、吹雪は声を上げてのけぞった。
提督は椅子の背もたれに体を預けながら、腰を跳ね上げるように突き出す。
「ひゃっ、あぁん!」
突き上げるたびに、吹雪の内部はきつく提督を締めつけた。提督の太腿と吹雪の臀部の肌がぶつかり合い、湿り気を帯びた交接の音が響く。
のけぞった姿勢のまま上下していた吹雪の躰が、やがて崩れるように前傾した。
提督は迎えるかたちで顔を寄せ、唇を重ねる。
「ん……ふう……ん」
荒い息遣いで、吹雪が唇を動かす。提督が舌を差し出すと、吹雪もそれに応えるように舌を突き出した。音をたてながら、絡み合う。
提督は柔らかい吹雪の舌先を咥え、吸った。ほのかに甘い、唾液の味がした。夢中になって吸い上げる。
提督の意識が接吻に集中したためか、下半身の動きはほとんど止まっていた。もどかしげに、吹雪が腰を震わせて催促する。
提督はスカートの内部に両手を差し入れ、尻を鷲掴んで激しく前後に揺すった。
「んあっ──! あっ、はっ!」
唇を離して吹雪が喘ぐ。スカートに入り込んだ提督の手を抑えるように、布地の上から自分の手を重ねた。なにかを求めるかのように、強く握ってくる。
提督は律動のリズムを速めた。結合部から、じゅくじゅくと湿った摩擦音が響く。
「やっ──あっ──はぁんっ」
内部を掻きまぜられるごとに、吹雪が短い悲鳴を上げた。
陰茎から、ぞくぞくとした快感が提督の背に這い上がる。
「んっ、んっ、あっ……」
切れぎれの甘い悲鳴を上げながら、吹雪がうっとりと提督を見つめた。
射精の予感に、提督が下腹部を緊張させる。離れようと腰を引くと、吹雪が首に縋りついてきた。
「だめ……! 中で……!」
「おい──」
離れられず、繋がったまま爆ぜた。
同時に吹雪の内部も強く収縮し、提督を絞りあげる。陰茎から膣内へ、びゅくびゅくと精液が吐き出された。
「あっ……ん……ぅ……」
吹雪が全身を小刻みに痙攣させ、やがてゆっくりと脱力していった。
しばらくの間、そのままの姿勢でいた。
「──すまん、吹雪。外に出すつもりではいたんだが」
呼吸を整えた提督が言った。
紅潮した顔にうっすらと汗を浮かべ、吹雪が静かに首を振る。
「いいんです……私がお願いしたんですから」
そう言って、顔を寄せる。小さな接吻の音とともに、提督は頬に吹雪の唇を感じた。
その柔軟な感触に反応してか、吹雪の内部に繋がったままの提督の下半身が、ゆっくりと硬直を取り戻していく。
分別のないその器官の感触に、吹雪と提督は顔を見合わせて笑った。
「あの……ベッド、行きませんか」
「そうだな。服も脱ぎたいし──ゴムも着けなきゃな」
「んもう……いいのに」
そう言って吹雪は微笑み、握った手で提督の胸を軽く叩いた。
◇
提督の私室は、業務を行う執務室に隣接して設置されていた。バーカウンターを備えた簡素なダイニングキッチン、広めのベッドが置かれた寝室に加え、小さなシャワー室とトイレも併設されており、ちょっとしたホテル並みの部屋である。
寝室のベッドの上には、一糸まとわぬ姿の吹雪が両膝をついて座っていた。呆けたような熱っぽい表情で、眼前の提督の裸体を見つめている。
提督は吹雪の顔を引き寄せて口づけし、舌先で唇を軽くなぞった。吹雪が舌先で、その動きを追う。互いの舌先を舐め合うように舌が絡み、ちゅく──と唾液の音をたてた。
不意に吹雪が、口内へと舌を挿し入れた。突然の侵入に戸惑う提督には構わず、吹雪の舌が別種の生物のように淫蕩に蠢いた。
甘い唾液の味が、口腔全体に広がる。提督は音を鳴らして、その唾液を呑んだ。
激しい衝動と欲望が湧き上がり、提督は接吻したままベッドに吹雪を押し倒した。
「……!」
吹雪が声にならない悲鳴を上げ、触れ合ったままの唇が激しく振動する。
右手を吹雪の秘所に伸ばすと、そこはもう熱い愛液で十分に潤っていた。
すでに避妊具を装着していたペニスをあてがい、一切の加減をせず全体重で吹雪を貫いた。
「──んんんっ!」
硬直した器官による膣内への強引な侵入に、吹雪がくぐもった叫び声を上げる。挿入しきって動きを止めた提督は、吹雪の膣内の体温が、薄いゴムごしに陰茎へと伝わってくるのを感じた。
きつく、熱い内部の感触に、思わず吐息が漏れた。
挿入直後は苦痛で歪んでいた吹雪の顔に、弱々しい微笑みが浮かぶ。肩で息をしながら両手で提督の頬をぎこちなく包み、そっと唇を寄せて接吻した。
提督は下半身を動作させ、抽送を開始した。いたわりや優しさのない、機械的な動きである。
「はっ──あっ──あっ──んっ」
抽送にあわせて、吹雪が苦痛と快楽の入り混じったあえぎ声を上げる。動きは次第に力まかせの、あるいはなかば叩きつける勢いのものに変化していった。
薄いラテックスを隔ててこすれ合う生殖器から、ぐっちゅ、ぐっちゅと愛液が淫猥に撹拌される音が響く。
「あっ、んっ、はぁっ、あぁっ──」
吹雪の喘ぎ声から苦悶の気配が消えていた。腰の律動にあわせて、一定のリズムで甘い声を上げる。
躰の下の吹雪の頭を両腕で抱え込み、剛直の先端が子宮口に達するように打ち込んでいく。
「ああっ! ──し、しれいかん、そ、れ──す、ごい──はぁんっ!」
嬌声を上げながら、吹雪が快楽を訴えた。深い抽送を繰り返していると、吹雪が不意に細かく震えだした。
「あ……あぁ……!」
「吹雪──?」
呼びかけたその瞬間、吹雪は提督の躰にしがみついて全身を硬直させた。同時に膣内が急激に収縮し、提督を締めつける。
「うっ……くぅ……ん……!」
快楽をこらえるように、吹雪が提督の肩をきつく噛んだ。
「くっ──」
大した痛みではなかったが、集中が逸らされた。下腹部から唐突な絶頂の予感が湧き上がる。
吹雪の膣内で陰茎が痙攣し、避妊具の中に精液がどくどくと吐き出されていく。
「は、あぁ……」
呻き声を漏らしながら、精を放出しきった。
ゆっくりと脱力する。
躰の下で息を切らせている吹雪から離れて体を起こし、背を向ける格好で避妊具を外した。硬度を失った陰茎は精液と汗に濡れそぼって、ぬらぬらと不快な感触がした。
「司令官……」
振り向くと、提督のすぐ後ろで吹雪も上体を起こしていた。髪が汗に濡れて額に張りついている。
「ごめんなさい、肩……痛くなかったですか?」
「それほどでもない。今のは、ちょっと激しかったな」
提督は冗談めかして言ったが、吹雪は心配そうに眉を寄せていた。
見ると、右肩の鎖骨の先端付近に小さな噛み痕がついている。吹雪が提督の右横に這い寄り、その歯形にそっと手を伸ばした。
「赤くなってる……」
「出血はしてないな。おまえの顎ならそんなもんだ」
提督の言葉に反応せず、吹雪は自分がつけた歯の痕へと吸いよせられるように顔を寄せた。
ちゅ、と音をたてて吸いついた。
ささくれ立ってひりつく噛み痕を、吹雪の舌先がくすぐる。むず痒さに、提督は生唾を呑んだ。
吹雪は陶酔した表情で、舌を使うのに没頭していた。徐々にその動きが大胆になり、範囲を広げだす。
ピンク色の小さな舌が、不意に肩の下──提督の乳首へと移動した。敏感な部分に吸いつき、舐めあげる。躰の表面を這い回る快感に、提督はだらしなく呻き声を上げた。
細かく接吻を織りまぜながら、吹雪の舌が提督の肋骨から腰へと下りていく。汚れたままの陰茎に、吹雪が手を伸ばした。
「おい、拭いてないぞ」
「平気です──私が、きれいにしちゃいますから」
吹雪は正面に跪くと、提督の腿に片手を、汚れた陰茎にもう片方の手を添え、口唇と舌で丹念な奉仕を開始した。
亀頭の周辺から始まって、茎部とその裏側、雁首や鈴口に至るまで、舌と唇で余すところなく舐め清めていく。
提督が完全に硬度を取り戻すと、吹雪は愛おしげに頬ずりし、幾度も接吻した。跪いた吹雪の頭のむこうに、小ぶりだが女らしく丸みを帯びた臀部が揺れている。
欲望を抑えられなくなった。
提督は、吹雪の肩を掴んで奉仕を中断させた。
「──後ろを向け」
「え……?」
吹雪が顔を上げ、きょとんとした表情を見せた。頬にこびりついた精液の雫が、白く濁って輝いている。
提督は焦れ、吹雪の足首を掴んで背後に回った。上半身を片手で押さえつけ、尻を高く掲げさせる。口唇による奉仕の献身さとは裏腹に、その秘所は愛撫の必要もないほど、しとどに濡れて愛液をしたたらせていた。
「──なんだ、舐めながら濡らしてたのか」
「やだ……言わないで……」
陰部を指で押し拡げ、剥きだしの亀頭をあてがって愛液を擦りつける。
「やっ……んっ……」
四つん這いの姿勢で、吹雪は甘えた声を上げる。
背後から体重をかけ、ゆっくりと貫いた。
「はぁ……んんっ……!」
吹雪がのけ反り、後ろ髪が揺れた。
亀頭の粘膜が密着した吹雪の内部の感触は、熱く、湿っていて、かすかにざわざわとうごめいていた。
小さな白い尻を両手で抱え、思いきり突き上げる。汗の浮いた肌同士がぶつかり、湿った音をたてた。
陰茎を絞りあげるようなきつい締めつけに感嘆しながら、提督は前後に動作する。
「あっ──あっ──あっ──」
間欠的な吹雪の喘ぎ声が、ぱつぱつと響く水音に調和する。
抑揚のない律動を続けていると、やがて吹雪も自分から腰をくねらせはじめた。
「──気持ちいいか? 吹雪」
「はっ、はあんっ……んっ、いいっ……いいですっ、すごく──」
前後の動きに加え、円を描くような動作を織り交ぜると、吹雪は快感に耐えられないといった様子で首を振って喘ぐ。
「ぁんっ……いいっ、きもちいいのっ……! よすぎて、おかしくなっちゃうっ……!」
涙声で快楽を訴える吹雪に構わず、提督はより強く、深く、最奥に達するように硬直を打ちこんだ。
「──あっ、だめ、だめ、もう、いっ、ちゃ──」
唐突に、吹雪の体がびくんと大きく脈打った。
ベッドについていた前腕が崩れ、吹雪は上体から倒れこんだ。
収縮した膣壁に陰茎を締めつけられ、提督は思わず射精しそうになる。
かろうじて堪え、膣から陰茎を引き抜いた。
小刻みに痙攣を繰り返している小さな尻から背中にかけて、精液をほとばしらせた。たて続けの射精なだけにさすがに濃度が薄くはなっていたが、それでもかなりの量が出て、吹雪の躰を白く汚した。
倒れこむように息を切らせている吹雪の顎を上げさせ、その唇に接吻する。
「ん……」
吹雪は提督の唇をついばむように応じた。
互いの口が離れる。
閉じていた目をゆっくりと開け、吹雪はごくわずかに微笑んだ。
「司令官……好き」
「──ああ」
間の抜けた返事だった。なにか気の利いた言葉を──とも思ったが、吹雪が提督の首に両腕をまわしてきたところで、考えるのを中断した。
「……おい吹雪、もう一回するのとシャワーを浴びるのと、どっちがいい?」
「ん……もうちょっとキス、してたい……」
接吻した。
そうして抱き合って唇を重ねているうちに、結局もう一度交わることになった。気怠い快感の中で提督は精を放ち、吹雪の頭の重みを二の腕に感じながら眠りに落ちていった。