幼女を愛でつつ敵をくっころしてエロい事をするだけの話 作:ちびっこロリ将軍
時系列的には19話の少し前になります。
扉を開く音がした。
蝋燭の明かりが山積みになった竹簡を照らしており、山積みになった竹簡の後ろから音を聞いて女性が顔を覗かせる。暗がりの中、扉の向こうに立つ男の顔を確認すると女性は親が帰ってきた子供のように顔を綻ばせる。
男は女の足が不自由である事から自ら足を運び、女を抱きしめた。
「……んっ」
女は男の胸元に甘えるように自分の顔を擦り付け、男は女の髪を撫でる。さらさらした黒髪はシルクを思わせるように艶やかで、臭いを嗅ぐと甘い香りが漂ってくる。抱きしめた際に押し付けられた大きな胸が、形を変え、男を誘惑する。
新しく火を灯したばかりの蝋燭の一部が溶けて受け皿に落ちる頃になると、互いに自分の体を押し当てる行為を自然と止め、女は男の首に腕を絡め、男は誘われるように女の唇を奪う。
「ちゅぷっ……ちゅるっ……」
口内の液体が互いに掬い上げられ、二人の唾液が混ざりあう音だけが部屋の中に響きわたる。
「ちゅぷっ……ちゅるっ……ちゅぷっ」
二人は息継ぎすらも惜しむように口付けを繰り返す。
「はぁ、はぁ……」
何度も、舌と舌を絡ませ合った口を離すと唾液が糸を伸ばし……切れた。息が整うと男は女をもう一度優しく抱きしめると、女は胸元で言葉を紡ぐ。
「おかえり」
「ただいま」
女の名を周瑜といい、男は劉表といった。捕虜と捕えた敵将という関係でありながら、まるで恋人の元に通うかのように劉表は周瑜の下に通い詰めていた。
▽▲▽▲
「袁術と交流の深かった奴はここに書いている奴等、そしてこちらは逆に不遇で不満を持っていた奴等だな。かつて推挙を受けた関係で縁の深い者や関係の深い者なども分かる限り書いてある」
周瑜は目の前に広げた、家系図なども混ざり山積みになった竹簡を見ながら答えた。
「こ、こんなにか……」
「本来であれば、もっと詳しく書きたいのだが、拙速を重視した。詳しい資料も間に合わなければ意味がない。調略は時こそが重要。満ち足りている者に仕掛けても意味は無く、不安で落ち着きの無い時こそ仕掛け時だ」
「わかった。明日には文を用意し、調略に動こう。大義と利、そして自尊心を満たす言葉をたっぷり与えて」
劉表がそう答えると周瑜は満足そうに頷いた。
劉表は周瑜に袁術軍で寝返りそうな人物を挙げさせていた。袁術軍が豫州から兵を戻したことから、兗州への侵攻を予測し、その際に空になるであろう南陽を攻める為に。
内部からの裏切りと侵攻を連動させる事は戦の常道である。周瑜はかつて袁術からの独立を画策していた。その時の為に、不満を持っている豪族達との交流も図っていた。その時の情報を劉表に渡していた。
かつて孫策の為に用意してきた事。その全てを目の前の男に差し出す事に躊躇は無かった。
「ありがとう、周瑜。君のおかげで流れる血は少なくなるだろう」
目の前で握られた手のひらの温かみと、使うかもしれないと準備してきただけの情報など比べ物にならないのだから。
幾つか言葉を交わすにつれて先ほどとは打って変わり、劉表は真剣な眼差しで周瑜と共に軍略について話し合っていた。
「公孫賛は冀州を縦断する形で平原郡まで到達し、占拠。そこを劉備に任せた形になるだろう」
周瑜は地図を指差して今後の華北の動きを予測する。
「袁紹の動きはどうだ?」
「黒山賊には冀州西部から并州東部の山岳地帯を根城にする黒山賊最大勢力の張燕が居る。奴は元々、漢王朝でも手に負えないと判断され、その地域の支配を許されるほどの傑物だ。屠各(匈奴系異民族)や烏桓との連合を組めば、袁紹といえど容易く動けない」
「私なら魏郡を奇襲して袁紹陣営を揺るがさせるが……」
「張燕もその手を取るだろう。あとはその動きに公孫賛が連動できるのか……難しいだろうな」
「公孫賛は烏桓との関係が深い。そちらを経由して同盟を組む可能性はないか?」
「難しいな。公孫賛は無能ではないが大陸全土を見渡せるだけの視野が無い。一将として使うなら良いが、群雄として生きるなら智謀の士を抱えるしかないのだがそれが居ない」
「なら袁術軍にとって都合の良い同盟相手候補といった所か……」
「公孫賛と黒山賊に袁紹を抑えてもらい、その内に曹操軍を叩くのが袁術軍の戦略だった。曹操の化け物っぷりが予定外だったな。曹操は元々、漢最大の軍閥を率いていた大宦官曹騰の孫娘。先代の皇帝から次世代の鎮西将軍となる事を期待され、生まれながらに将になる事を求められた天才。聞いてはいたがここまでとはな」
周瑜は予想外というほどではないが、低いと思っていた曹操の躍進に驚きを隠せないでいた。
「なるほど、動きは未だどちらにも傾く情勢。急な変化が起きた時に対応できるようにしていかなければならないな」
言葉を発し、ため息とともに劉表は天井を見上げた。
孫策を破ったものの、まだまだ劉表は大勢力の袁紹はもちろん公孫賛などの勢力と比べても小さい。1年も経たない内に南郡を得たのだから相当な速さなのだが、やはり、黄巾の乱の頃から準備を進めていた者と比べると差は大きく開いていた。
将も居なければ兵も居ない。道のりは苦難の連続な事が分かる。恐怖にぶるっと体が震えるのを感じる。
「武者震いか?」
周瑜は劉表に問いかけた。
「二大勢力と言われる袁術。破っても次の相手は曹操。そして背後には袁紹の影がある。劉焉の動きもわからん。確かに強敵ばかりで、気持ちが昂るのも分かるが、今日は……」
周瑜は劉表の指を自分の密壺へとゆっくりと移動させる。
「私にそれをぶつけてくれ」
指先には湿り気が感じられ、鼻は熟れた女の臭いが漂う。顔は真っ赤に染まっていることが暗がりの中でも分かるほどだ。そして、もじもじとしている姿は初々しさすらも感じさせる。
「あっ!」
劉表は周瑜を抱きかかえ、寝台へ周瑜を誘った。
▽▲▽▲
横になり、周瑜は上へ向いて腕と脚を伸ばす。劉表はその上に覆いかぶさり股の間に跪くと、陰茎をびしょびしょに濡れた陰部の入り口に当て、縦に撫でるように動かす。
「はぁ……はぁ……」
陰茎が入って来そうで入ってこない。焦れる心を感じながらも、それ以上にこれから来る快楽への喜びが勝る。いつ来るのか? いつ入って来てくれるのか? そんな事を何回も考える度に気持ちが高ぶり、陰部から淫液が溢れてくる。
「……んっ!」
撫でるように動いていた陰茎が深く割り込むのを感じたと同時に劉表は周瑜に口を付け、舌と舌を絡め合う。蕩けるような周瑜の顔と、陰部の溝が見えた。
「あぁぁ……あっ! あっ!」
乳房と腹部の間を、小さな子供の頭を撫でるように優しく触れ落ち着かせると、陰核を愛撫した。
愛撫するたびに喘ぎ声が漏れる。
先ほどまで凛々しい姿で軍略を語っていた周瑜が、自ら裸体を晒し、性行為を求め、指先を少し動かすだけで良い様に動く。劉表はその姿に欲情を感じずにはいられなかった。
「んんっ! あっ! あぅ!」
周瑜は何度も繰りかえされる愛撫に意識が少しずつ朦朧になっていく。
「あぁぁぁ……」
陰核を最後に少しだけ強く擦ると何かが抜け落ちたかのような声とともに淫液が陰道深くの丹穴からとろとろと溢れ出てくる。
劉表は己の陰茎を宛がうと、膣肉を割きながら陰茎を突き上げた。
「ああっ! あぁぁぁ」
突き上げた陰茎が深く入り込み、子宮口を突くと、朦朧としていた意識が一気に覚醒し、いきなり襲ってきた暴力的なまでの快楽に声をあげる。
「あっ! あっ! あっ!!」
子宮口に何度も繰り返される抽挿。その音は部屋に鳴り響き、喘ぎ声と共に劣情を呼び起こす。
突く度に胸はぐにゃりと形を変え、淫液は陰茎が貫いているにもかかわらず、だらだらと流れている。陰茎をぎゅうぎゅうと締め付けて離さない。いつの間にか絡みついた足は逃がさないとばかりに力がこもっている。
わずかながらも、周瑜は腰に力を込めて膣内を蠢かせていて、相手にも気持ちよくなってほしいという気遣いのようなものが感じられると、ふと、罪悪感が湧き出てくる。
「俺って最悪だな……」
劉表は周瑜に身体を打ち付けながらもつぶやく。
劉表は始めは美人の計の類だと思った。当然だ。なぜ足を奪い、軍師としての声望を奪い、自らの主君を苦しめた相手に抱かれたいと思うのか? ただ錯乱しているだけだ。そう思って、一回だけ抱いた。だがなぜか、次も求めてきた。
一回抱いて、二回抱いて四回、五回と抱いて……そして手遅れになってから気が付いた。目の前の周瑜の脆さに。
人生初めての挫折。それが十年来の友との夢を完全にへし折ったとなれば崩れるのも当然と言えた。そして、最後が友から見捨てられたならなおさら。
周瑜には何も残っていなかった。十年来の夢と今まで信じていたアイデンティティーの消失。そんな状態になれば支えてくれたであろう友の不在。なにも無くなった周瑜が目の前の劉表に縋るのも当然と言えた。
周瑜が嬉々としてあらゆる機密を出して、それのご褒美として性行をねだるようになるまで時間はかからなかった。
機密情報をここまで漏らしたのだ。周瑜はもう戻れない。戻ったとしても碌な事にはならないだろう。
将来を嘱望された年下の女性の未来を滅茶苦茶にしてなお、その身体を弄んでいる。自分の命の為に。
考えてしまうと、もう無理だった。劉表は力強く差し込み、子宮口に亀頭を食い込ませ、精液を吐き出した。
「―――――――――――――――ッ!?」
その瞬間、周瑜の膣内から愛液が溢れ出し、陰茎を痛いくらいに締め付けてきた。絶頂した事が見るまでも無く分かった。
「はぁ……はぁ……」
視界が明滅を繰り返していて頭が真っ白になっている周瑜から陰茎を引き抜こうと、劉表は身体をずらそうとする。
このまま寝ていてもらいたい。そして、この関係を終わらせたい。
少しずつ抜いていくと、周瑜の口が開いた。
「は……はぁ……ひぅ……す……好きぃ……」
息も絶え絶えの状態で、周瑜は必死に二文字の言葉を紡いだ。その言葉に驚き動きを止めた劉表の腰に足を絡ませて逃がさないようにしているが、片足の為、簡単に抜け出せる。
抜け出そうとすると周瑜は泣きそうになる。
「嫌だ。もう一人は嫌だ。何でもする。何でもやるから……私を棄てないでくれ。もう棄てられるのは嫌だ」
嫌だ。嫌だ。と駄々をこねる子供を思わせるような我儘の言い方にドキっとした。そして、その言葉を聞くと同時に、これで終わりなんて都合の良い事などもう出来ないと感じさせる。
前にその話を持ちかけた時の取り乱した様子と変わらないどころか酷くなっているようにも感じられた。
目の前の女性はもう立ち直れないくらい堕ちてしまっている。ここで終わりと言えば、どうなってしまうのかも分らない。
そう感じた劉表は、いつも通りの言葉を告げながら周瑜の頭を撫でた。
「大丈夫。私は君を見捨てたりはしない。もう君を役立たずなどと言わせないから。私の下に居る限り、私は君の事を守り続けるよ」
その言葉を聞くと周瑜は安心した表情を見せ、眠気に負けたのか、すーすーと寝息を立てていた。
劉表は周瑜の髪を撫でながら、また次も訪れて身体を重ねてしまうのだろうと思い、ため息をついた。