ひじりです。
今回は2000文字弱ですがお付き合い下さい。
では、どうぞ。
つい、条件反射であだ名(俺の中でのみだが)で読んでしまい怪訝な顔をされるが母ちゃんを見つけると少し甘えた様な年相応の笑顔を見せる。
かわいいな。おい。
「留美ちゃん。いらっしゃい。」
「秋穂さん。また来ました。」
「こんな煙草臭くて体に悪い部屋に来なくても此方から迎えに行くのに。」
「いいんです。早くお話したかったですから。」
うーん。かわいいけど母ちゃんと仲良く話してるルミルミは俺が知るのとはかけ離れてるな。
かわいいけどね?うん。かわいいんだよ?
大事なことだから二回言うよ。
「ところであんた留美ちゃんの事知ってんの?」
「ああ、何度か会って話したことあるからな。」
「私は知らないけど。」
「って、言ってるけど?」
既に記憶から消されたか。
なにそれ悲しいんだけど…って、そっか。この姿で会うのは初めてだったな。
「この姿では初めて会うからな。」
「ああ、それもそうだね。」
「???」
俺の言葉に納得する母ちゃんに反してルミルミは首を傾げてる。
頭の上にクエスチョンマークが幾つも浮かんでる様に見える。
「あー俺だ。八幡だよ。」
「は?そんなわけないじゃん。」
「いや、本当みたいなんだ。」
「え?…ええっ!?」
まあ、驚くよな。普通。
「ん?んん?」
「どうしたんだよ。母ちゃん。」
「いや…………!!」
急に顎に手を当てて思案し始めた母ちゃんが何か分かったのかニヤリと意地悪く笑ってルミルミに近付いて何かを耳打ちする。
「~~~~~でしょ?」
「ふぇ!?な、ななななな!?」
するとルミルミは顔を真っ赤にしてあわあわしだす。かわいい。
つか、【ふぇ!?】とかかわいいな。
そろそろかわいいって言い過ぎでゲシュタルト崩壊しそうだが…かわいいのにかわいいと言って何が悪い!!(←崩壊済み)
「うぅ~~!!」
「いや、俺を睨まれても困るんだが。」
何故か睨まれる俺だが、母ちゃんはそんなことはどこ吹く風なのかニコニコしながらルミルミを抱き締める。
「留美ちゃんはかわいいなー♪」
「は、離して下さい!!」
「八幡。あんた留美ちゃんを家まで送りなさい。いいね?」
「え?やだけど。」
「なら、あんたがしてる錬金術とやらを崩壊させようか?」
「なっ!?何で知ってんだよ!?」
「あたしを出し抜こうなんて百年早いんだよ。ほら、留美ちゃんをちゃんと送るなら見逃してやるって言ってんの。わかった?」
「チッ…わかったよ。」
まさか錬金術を脅しの材料にされるとは思ってもおらず完璧に言いくるめられた俺は渋々了承した。
――――――――――
「八幡。何で女になってるの?」
「知らん。朝起きてたらなってた。後、この姿の時は八恵香で頼む。」
「……それ自分で付けたの?」
「違うから。そんな蔑む様な目で人を見るんじゃありません。」
母ちゃんのせいでルミルミを家まで送ってる訳だが、追加注文があった。
『あ。後、手を繋いで帰りなさいよ。破ったら崩壊させるから。』
と言うわけで現在進行形で手を繋いでる訳だが…ルミルミ顔真っ赤じゃん。
嫌なら離せばいいのに律儀な子だ。
「じゃあ、誰が付けたの?」
「雪ノ下だよ。ほら、少しお前に似てる黒くて長い髪の。」
「ああ…あの胸がな「それ以上はやめてあげて。」…わかった。」
「………ふーん。」
何故か不機嫌になった留美(もう留美に変える)が急に俺を引っ張りだす。
「ちょ!?危ないだろ?」
「知らない!!」
そのまま走りだし、仕方なく俺も続く。
暫くすると留美は立ち止まり何かを見て思い付いたのかまた俺を引っ張って急に道を曲がる。
「おわっ!?何処に行くんだよ?」
「いいから!」
そのまま引っ張られて進んで行くと家は段々減っていき、留美が小さな公園へと入ってしまう。
その公園は手入れはされているものの周りに家もなく、余り子供が来ている様子はない。
「はぁ、はぁ…急にどうしたんだよ。」
「こっち。」
公園で一度立ち止まるも直ぐに動き出してドーム状の遊具の中に入る。
「あでっ!ちょ、留美!?」
留美に引っ張られて頭を打つが何とか中に入れたが直ぐに壁に押し付けられる。
そして、俺に跨がる留美が両手で肩を掴んで俺を押さえ付けが顔は俯いていて表情はわからない。
「る、留美?」
「八幡…八恵香だっけ?」
「お、おう。」
「……気に入らない。」
「へ?」
留美が顔をあげる。
その顔は不機嫌に歪んでおり、俺を睨み付ける。
「っ!?」
両手に力が入っていき俺の肩に爪がくい込んで痛みが走る。
「な、何が気に入らないんだ?」
「似合ってるから…今の貴女に似合ってるから!私じゃなくて他の女が付けたのが似合ってるから気に入らない!!!」
「お…おい…。」
留美が叫んで中で響いて俺の鼓膜を震わせる。
余りの剣幕に戸惑う俺を他所に留美は言葉を放つのを続ける。
「貴女も気に入ってるんでしょ?じゃなきゃ言い直さしたりしないもんね。」
「留美、やめ…「お仕置き。」…え?」
とても小学生とは思えない程に冷たい声が響く。
その一言が【私】の中の何かに火を付ける。
「八恵香…なにその顔。」
「…へ?」
留美は肩から両手を離して私の顔を包んで目を合わせられる。
見つめた先にある留美の顔は妖艶に笑っており、瞳には加虐心が灯って私を見下ろす。
その視線が私の身体を火照らせ、冷たい声は私の耳を犯して脳を蹂躙する。
「凄くエッチな顔…してる。」
「留美…。」
留美が私の顔を見えやすくするためか前髪をかき上げてジッと私を見つめる。
私はダメなのに…相手は小学生で私がやめさせないといけないのに…身体はこれからされるであろう【お仕置き】を今か今かと待ち構えてしまっている。
「お仕置きしてほしいの?」
「…うん。」
「返事が違うでしょ。」
「っ!?……はい。」
留美がまた笑う。
より妖艶に笑う。
そしてこれからもっと笑い私に【お仕置き】をするのだろう。
その姿は綺麗で…でも、愛らしさも残すその姿に私は呼んでしまう。
「お仕置き…してください。」
「――姫。」
―続く。
今回も読んでいただきありがとうございました。
さてさて、上手く書けてるかなー?
不安だなー(汗)
ルミルミは行動がゆきのんと被りそうでかなり不安ですが頑張ります!
後、ルミルミファンの方々…少しヤンデレになりかけてしまいごめんなさい!!(土下座)