※この作品はR-18です。

女性サーヴァントしかいないカルデア   作:北斗七星

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 あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ! 俺は玉藻の話を書いていたと思ったら何時の間にか不夜城のキャスターの話を書き上げていた。以下略。

 そういうわけでお久しぶりでス。相変わらずの遅筆で申し訳も。上記の通り、本当は玉藻の話を書いていたはずなのだが、気付いたら何時の間にかこの人の話を書いていた。

 うん、俺、ケモ耳美女も好きなんだけど褐色巨乳お姉さんも大好きなんだ……。

 今回の話は人理救済後のものです。とりあえず、一部以降に出てくるサーヴァントを書く時は番外編として投稿します。

 後、今回の話は当たり前のように真名バレをするので、読む方はそのことを承知でお願いします。

 活動報告のアンケートについては今日から一週間後の19日に締めたいと思います。何のこっちゃと思った方は活動報告を見てね。


番外編
『不夜城のキャスター』我が王との寝物語


 彼女にとって物語とは防具だった。己を殺さんとする毒虫から身を守るための盾であり鎧、それこそが彼女の語る物語。後に魂に、霊基にまで刻み込まれる死の恐怖から逃れ、千の夜を超えて生き延びた彼女の武器。

 

 彼女にとって物語とは生きるための手段だった。一夜を共にした女を次の日の朝に殺す狂王に命を奪われないための生存方法。彼女にとって物語を紡ぐということは誇張表現無しの生き残るための戦いだった。

 

 その筈だった。だが、このカルデアと呼ばれる場所に召喚されてからというもの、彼女が死から逃げるために物語を話すことは一度たりとして無かった。ここには彼女の命を脅かす毒虫はいないからだ。

 

 いるのは若き王。たった一人、世界を救うという宿業を背負わされながらそれでも顔を上げ、前を見据えて歩み続けた強いという言葉だけではとても表現できない男の子。

 

 そんな彼がせがんでくるのだ。物語を聞かせてくれと星のように煌めく瞳を彼女に真っ直ぐ向けて。だから彼女は語って聞かせた。血沸き肉踊り、思わず拳を握り締めてしまう冒険譚。切なさに胸を掻き毟り涙を流さずにはいられない悲劇。腹を抱えて笑い転げてしまう喜劇。若き王は彼女の口から語られる一言一句を聞き逃さず、広がっていく物語の世界に没頭した。身を乗り出し、興奮に頬を赤らめ、時折感嘆の溜め息を漏らしながら彼女の話に聞き入った。若き王の求めに彼女は語ることで応えた。そこに彼女を苛んでいた死の恐怖など無く、あるのは目を輝かせる少年に話を語り聞かせる誇りにも似た喜びだった。

 

 若き王に物語を話している内に彼女はあることに気付く。語り手にとって呼吸をするように当たり前のことに気付いたのだ。物語を語り聞かせることがこんなにも楽しく、そして嬉しいものなのだということに。

 

 今日も彼女は若き王の下に向かう。今宵はどんな物語を語ろうか、どんな顔をしながら聞いてくれるのだろうかと胸を高鳴らせて若き王の部屋へと訪れるのだ。彼女が話した物語がどのようなものであるか、どのようにして語られたのか、それは彼女と若き王にしか分からない。ただ一つ事実として言えることがあるとすれば、ここカルデアにいる彼女が生き延びるために、死なないために物語を語ったことは一度として無いということだけだった。

 

 

 

 

 人理継続保障機関『フィニス・カルデア』の一室。人類最後のマスター、遠野真のマイルーム。今回の話はここで語られていた物語が終わったところから始まる。

 

「今宵は、ここまで」

 

 艶やかな唇が紡いでいた物語が一旦の終わりを迎えた。話に聞き入っていた少年は語り手の終了を告げる言葉にがっかりとした表情を作る。

 

「えぇ~、ここで?」 

 

「はい、ここまでです」

 

 ふふ、と落ち着きのあるしっとりとした声の持ち主、語り手は微笑みながら慣れた様子で広げていた巻物をしゅるりと丸めた。夜の帳のように黒く長い美髪、エメラルドグリーンの瞳、とある戦士に佳いと言わせた豊満且つ美しい女体。金と黒を基調とした様々な装飾品と水着のような衣装に身を包んだ褐色肌の妖艶な美女。不夜城のキャスター、真名をシェヘラザードといった。

 

「お楽しみいただけましたか、マスター?」

 

 椅子に腰かけたまま、シェヘラザードは対面のベッドの上で胡坐をかいている寝間着姿の真に訊ねる。語り手の問いに真は両腕を組み、梅干しでも食べたみたいな渋面を作ってうんうんと唸っていた。

 

「うん、相変わらず楽しかった。凄く楽しかったんだけど……何でこう、毎度毎度本当に良いところで話が終わるかなぁ……!」

 

 渋い表情の中では次回の話への楽しみ、今すぐに続きを聞かせてくれという渇望、こんなんじゃ気になって夜も寝れないよという葛藤などの多様な感情が複雑にひしめき合っていた。真剣になって聞いていた物語がクライマックス一歩手前のところで中断されたら誰だってこうなるだろう。具体的にいうと映画『ホ○ット』二作目のラストを見た時の作者と同じ気持ちになるはずだ。

 

「シェラ~。やっぱ続き話してくれぇ。俺、このままじゃ続きが気になってもう夜も寝れなくなっちまうよ」

 

 真の情けない懇願にシェヘラザードは駄目ですとにべもなく首を振った。ちなみにシェラとは真が彼女に付けた渾名だ。シェヘラザード自身、割と気に入ってたりする。

 

「このまま話を続けては本当に夜が明けてしまいます。私達サーヴァントは睡眠を必要としませんが、マスターには必要不可欠。きちんと体を休ませねばなりません。ご自分の体がどれだけ大切なものなのか、分からないはずはないでしょう?」

 

 そうだけどさぁ、と真はシェヘラザードの正論に頭を抱えた。まるで子供を諭しているようだと思うシェヘラザード。話の続きをせがまれるのは語り手冥利に尽きるというものだが、だからといってマスターに徹夜をさせていたずらに体力を消費させる訳にはいかない。

 

「駄目?」

 

「駄目です」

 

 なので、シェヘラザードは真の我儘を頑として突っぱねる。それに今日は彼女自身やりたいことがあるので、これ以上時間をそのこと以外に消費するのは避けたかった。

 

「どうしても?」

 

「ど、どうしてもです」

 

 突っぱねていたが、珍しく食い下がってくる真に彼女の決意は早くも揺らぎ始めていた。真に話を求められるのは嫌じゃない。寧ろ、もっと語り聞かせたいくらいだ。物語に、そして物語を紡ぐ自分に真が夢中になるのがシェヘラザードにとっては堪らなく嬉しかったし、彼の視線を、意識を、心を一時とはいえ自分一人に独占出来るのは天にも昇る心地だった。

 

 そんなシェヘラザードの心境を知ってか知らずか、真はじぃっと彼女を見詰める。子供が親におやつをねだるように、無言の圧力を放ってシェヘラザードに物語の続きを聞かせてくれと訴えかけた。

 

(あぁ、いけませんマスター。そんなに熱い目で私を見ては……)

 

 自分を求める男の視線にシェヘラザードの体はどんどん熱くなっていった。鼓動がはっきりと分かるほどに早くなり、腹の奥がじゅんと疼く。自制する意識とは裏腹に体は真の求めに応じたいという思いに突き動かされ、閉じた巻物を紐解こうとしていた。

 

「……いけません、いけませんマスター。先も言いました。今宵は、ここまでと。それに、次の物語はどんなものなのか、どのように広がっていくのかを考えながら胸を高鳴らせて眠りにつくのも楽しみの一つだと思いませんか?」

 

 再び物語を紡ぎそうになるが、寸前のところでシェヘラザードは思い留まる。彼女の言葉に真はちぇー、と子供のようにむくれるが、それ以上駄々をこねたりはしなかった。ほっと息を吐くシェヘラザードにじとーっとした目を向けながら真は恨み言をぶつける。

 

「シェラって結構意地悪だよな。毎回毎回、本当に良いところで話終わらせるし。続きが気になって悶々としている俺を見て心の中で愉悦ってるんだな、このドSめ」

 

「……何故、そうするのだと思います?」

 

 恨み言に返ってきた予想外の問いに真はへ、と驚いた顔を作る。口を半開きにしたかなり間抜けな表情をしている真を翠の双眸でじぃっと見据えながらシェヘラザードは腰を上げた。手に持っていた巻物を椅子に置き、真に歩み寄っていく。意図的にそうしているのか、それとも自然とそうなっているのか定かではないが彼女が歩くたび、頼光にも勝るとも劣らぬ圧倒的胸部装甲がゆさっ、ゆさっと揺れていた。

 

「おぉ……って、いかんいかん。あの、シェラさん?」

 

 重量感たっぷりに揺れ動く豊満バストをガン見しそうになるのをどうにか堪え、真は視線を上げてシェヘラザードを見る。さっきまで物語を紡いでいた語り手とは全く別の表情を浮かべた、凄絶な色気を漂わせた美女がそこにいた。小さく笑みを浮かべ、シェヘラザードはベッドに乗ると真へと這い寄っていく。

 

「何故、私がそうするのだと思います?」

 

「えっと、何でかな?」

 

 ゆっくりと、だが確実に迫ってくるシェヘラザードから逃れるように後退りする真。しかし、ベッドの上に逃げ場所など無く、あっという間に退路を断たれてしまう。真を追い詰めたシェヘラザードは体を預けるようにしな垂れかかった。肉感に満ちた柔らかな体を真に押し付け、蠱惑的な声で答えを告げる。

 

「全て語り終えてしまったら、私が貴方の閨に来る理由が無くなってしまうではありませんか」

 

 彼女も楽しみにしているのだ。真が次の物語を心待ちにしているように、彼の部屋に訪れて話を語り聞かせることを。そ、そうなのか、とだけしか真は返せなかった。まぁ、さっきまで語り手だった人がいきなり娼婦になって擦り寄ってきたら誰だって戸惑うだろう。

 

「べ、別に理由とか無くても俺の部屋くらい何時でも来ていいけど……」

 

 実際、真の部屋に特に理由も無く訪れる者達(主にサーヴァント)は大勢いる。別段、シェヘラザードが真に物語を聞かせるため、と部屋に訪れる大義名分を作る必要性は全くと言っていいほど無い。真の言葉にシェヘラザードはシャツに滑らせていた指を止め、まぁと嬉しそうに顔を綻ばせた。

 

「それは閨への誘いと受け取ってもよろしいのでしょうか?」

 

 ジャージの上から若干膨らんできた真の股間を一撫でする。はぅ、と呻きながら体を小さく痙攣させる真の姿にシェヘラザードの唇に浮かんでいた笑みが妖艶なものになっていった。段々と大きく硬くなっていく感触を掌に感じながらシェヘラザードは小さな吐息を真に吹きかける。甘く、脳が蕩けてしまいそうな味わいの吐息に真の意識はシェヘラザード一色に染まっていった。

 

「マスター、私は貴方の物語が聞いてみたいです。聞かせてもらえないでしょうか?」

 

「そ、んな。聞かせて下さいって、言われても、俺には話せるようなことなんて、何も……」

 

 あるではありませんか、と真の耳元でシェヘラザードは囁く。鼓動を速め、息を荒くする真の興奮を煽るように全身を押し当て、はっきりと形が分かるくらいに大きくなった股間を撫で回す。体を震わせる真に艶めかしい口調で囁きかけた。

 

「幾つもの特異点を旅した貴方の物語が。世界を、人類を救った、私と出会う前の貴方の物語。是非、お聞かせ下さい」

 

「でも、俺、シェラみたいに上手く話したりなんて出来ない……」

 

「言の葉に乗せて紡ぐのだけが語り聞かせる方法ではありません。時には心と心を触れ合わせて、時には肉体と肉体を絡み合わせて。そうして物語を語る方法もあります」

 

 そっと真を押し倒し、シェヘラザードは覆い被さるようにして彼の上に身を横たえる。間近から顔を覗き込んでくるモカ色肌の美女に真の喉が大きく音を鳴らした。さぁ、真様、と全身からむせ返りそうな色香を漂わせてシェヘラザードは語り掛ける。

 

「今宵はたっぷりと、蕩けるように語り合いましょう」

 

 それこそが彼女の今日の目的だった。

 

 

 

 

 ベッドの上、一糸纏わぬ男女が折り重なるようにして抱き締め合っていた。触れ合わない部分が一か所でもあっては耐えられないとばかりに全身を密着させ、互いの体に手を這わせながら舌を絡ませる情熱的なディープキスに没頭している。口内に響く唾液を混ぜ合わせる音、体を撫でていく相手の手の動き、触れ合った肌から伝わる温もりと感触に酔い痴れた真とシェヘラザードはどんどん二人だけの世界に堕ちていった。

 

「はむ、ちゅる、ちゅぱぁ……どうでしょう、真様。私の体はお気に召していただけてますか?」

 

 唾液で唇をテラテラにさせたシェヘラザードが真に訊ねる。見下ろしてくる翠色の双眸を見返して真は素直に答えた。

 

「凄く気持ち良い。ずっと触ってたいくらいだ」

 

「では、お気の済むまで堪能して下さい……んぅ」

 

 言われずともそのつもりだった真は上から包み込むように抱き付いてくるシェヘラザードの体を両手で楽しんでいく。左手はサラサラとした艶のある美髪を梳き、右手は大きく豊かな美尻を揉み撫でていた。掌一杯に感じる女の感触に性欲がどんどん燃え上がっていく。それに比例してヒップを撫で回す手付きが荒々しいものになっていった。

 

「こんなに激しく……もっと、もっと私を感じて……ちゅむぅ」

 

 恍惚に顔を染めてシェヘラザードは口付けを再開する。真の手付き同様に激しく貪欲なキスだった。軟体動物のように蠢く赤い器官が相手の舌に巻き付き、口内の様々な部分を舐め回していく。どっちがどっちの舌なのか、体の境界線が分からなくなりそうな接吻を二人は夢中で続けた。口の中をぬるぬると這い回る感触が気持ち良く、流れ込んでくる唾液が美味だった。

 

 唇と舌を合わせたまま真が体を転がし、体勢の上下を入れ替える。シェヘラザードが驚きに息を止めるが、それも一瞬で伸し掛かってくる真の重さに目元を緩ませて再び呼吸を始めた。真の首筋に両腕を巻き付け、全身で相手を受け入れる姿は夢心地という表現がぴったりだ。

 

 されるがままでいるシェヘラザードの全身を真の両手がまさぐっていく。太腿を優しく擦り、脇腹から脇の下を通り過ぎ、肩のラインをなぞった。薄らと汗の浮かび始めた滑らかな褐色の肌を指先や掌が撫でる度、シェヘラザードは小さく体を揺らす。真の愛撫を受けた女体は疼きを増し、彼女のトロトロになった秘所は既に愛する男を受け入れる準備を終えていた。

 

「時に真様。真様は女性の部位でも特にこれ(・・)が好きだと聞き及んでおりますが」

 

 キスの息継ぎの合間、シェヘラザードは豊かな乳房を下から掬いあげるように持ち上げ、たぷたぷと揺れる様を真に見せつける。女性らしさをこれでもかと誇示する豊乳を前に真は表情を引き締め、一途にシェヘラザードの目を見ながら一言で答えた。

 

「大好きです」

 

 何を恥じることがあろうかと言わんばかりの、非常に漢らしい返答だった。どう考えても漢らしさの使い場所を間違えている真の返事にシェヘラザードは少しばかり呆気に取られるも、くすりと笑って思わず身を縮めてしまいそうになる色っぽい表情を浮かべる。

 

「では、どうぞお楽しみ下さい」

 

 乳房を開いたシェヘラザードに真は何の躊躇いも無く、一瞬でも考える素振りを見せずに広がったモカ色の谷間に顔を埋めた。途端、圧倒的な質量が左右から顔を覆い尽くしてくる。俗にぱふぱふと呼ばれる技(?)だ。微笑みながらシェヘラザードは両手で己の乳房を寄せ上げ、真の顔をふかふかの肉で圧迫していく。むにゅむにゅと形を変えて顔全体を押し潰してくるバストの感触、肌から立ち上る熟成した女の濃厚な芳香に真はあっという間に虜にされてしまった。

 

「ふふっ、こんなに夢中になられて。本当にお好きなのですね……あん♡」

 

 左右から迫るバストに頬擦りしながら胸の中央を舐めると、シェヘラザードがくすぐったそうに身動ぎする。胸骨の形を確かめるような舌先の動きに褐色の美女は愛する男を優しく抱き締めながら身をくねらせた。

 

 徐々に真が舐める位置が上に移動していく。胸の間から左胸、左胸の先端へ。チョコレート色の肌と相反するような綺麗な桜色の乳輪の中央にあるぷっくりと膨らんだ乳首。何度か舌先で硬くなった乳首を転がすと、真は大きく口を開いて左の乳房にかぶりついた。

 

「ひゃああぁぁん♡」

 

 甲高い嬌声を上げ、シェヘラザードは身を反らし上げる。身を捩らせるシェヘラザードの左胸に真は軽く歯を立て、乳肉を甘噛みしながら舌の表と裏を使ってコリコリした乳首を味わった。同字に先端を尖らせている右胸を手で揉みしだけば部屋に響く嬌声がより艶やかになっていく。耳に届くシェヘラザードの甘い啼き声に真はますます興奮していった。

 

 左胸から口を離すと間髪入れずに右胸にむしゃぶりつく。乳房を口に含み、吸い上げながら舌に触れる勃起乳首を弄んだ。勿論、空いた左胸を反対の手で楽しむのも忘れない。真は欲望のまま左右の巨大な乳房を口で、手でたっぷりと愛してシェヘラザードを堪能した。

 

 好き放題されていた胸を漸く解放され、シェヘラザードは息を弾ませて熱に霞む目を真に向ける。涎でべどべとになったバストが、散々弄ばれた乳首がじんじんと熱を帯びていた。自分の体を玩具のように扱われたことにシェヘラザードは不思議と怒りを覚えず、寧ろ目の前の想い人がちゃんと満足出来たのかどうかが心配だった。

 

「どう、でしたか?」

 

「大満足です」

 

 真の返した答えに自然と口角が持ち上がる。自分の体がこの人を満足させられたことが堪らなく嬉しい。それ以外に思いつくことが彼女には無かった。

 

「(あぁ、私はこんなにもこの人に溺れている……)真様」

 

 安全と安心を、何よりも愛を与えてくれる真にシェヘラザードはもうメロメロだった。胸の中で渦巻く真への愛情に突き動かされ、両腕を伸ばして抱擁を求める。真はすぐさまそれに応え、シェヘラザードを抱き締めながら熱烈なベーゼを始めた。生き物のように踊る二本の舌で淫らな音を奏で、肢体を蔓のように相手へと巻き付ける。隙間なく触れさせた肌から感じる相手の存在に二人の官能は鰻上りに高まっていった。

 

 もっと強く真と感じ合いたいとシェヘラザードは褐色の体を押し付ける。彼女が身動ぎすると反り返るほど勃起した肉棒の裏筋が腹部に撫でられ、もどかしい快感が生まれて真を苛んだ。微弱な刺激に我慢出来なくなった真は無意識の内に腰を動かし、シェヘラザードの体に逸物を擦り付け始める。溢れ出る先走りでどろどろにコーティングされた男根がモカ色の肌に透明な体液を塗りたくった。その様はマーキングでもしているかのよう。

 

 灼けた鉄を想起させるほど熱い肉槍が下腹部を汚していく感触にシェヘラザードの胎内がざわつき切なくなる。頭を支配していた真が欲しいという欲求が突風に煽られて燃え広がっていく山火事のように全身へと伝播して気が狂いそうだった。それは真も同じでシェヘラザードの腹部に我慢汁を塗り広げていた逸物がどくどくと脈打ち、早く本来の役目を果たさせろと持ち主をせっつく。

 

「シェラ、いいか?」

 

 上半身を起こし、体を少し離して真は挿入のため肥大し切った剛直を右手で握る。一度、喉を鳴らして唾を飲んでからシェヘラザードはゆっくりと両脚をM字に持ち上げ、中央にある割れ目を両手でそっと開いた。愛液でしとどに濡れた、綺麗なサーモンピンクの肉壺が曝け出させる。内側から流れ出る蜜液が濃密な陰毛を肌にはりつかせ、臀部を伝ってシーツへと落ちて白い生地に大きな染みを作っていた。

 

「私の用意は出来ております。何時でも、どうぞ……」

 

 女の花園の入り口に膨れ上がった亀頭を添える。モカ色とピンクのコントラストに息を荒くした真は期待に満ちた目を向けてくるシェヘラザードを見詰め返し、彼女の太腿を両腕で抱えながら腰を押し出した。みっちりと詰まった媚肉を掻き分け、蜜壺に分身を埋め込んでいく。張り出したカリ首が襞々を巻き込み、蠕動する肉孔を怒張がパツパツに拡げていった。潤沢な愛液が溢れるそこはあっさりと真を受け入れており、その様子は肉孔その物が逸物を吸いこんでいるかのよう。

 

 二人の股間が密着し、同時に亀頭がシェヘラザードの一番奥に到達した。寸分の隙間もなく膣内を一杯にされ、最奥をノックされたシェヘラザードは小さく甘い嬌声を漏らしながらごく浅い絶頂を迎える。胎内で想像を超えた存在感を放つ男の象徴に、全身を駆け抜ける快電流に体が強張った。

 

「大丈夫か?」

 

「い、え。大丈夫では、ありません。挿れられた、だけで、逝ってしまい、ました……♡」

 

 数秒のオルガズムを終え、シェヘラザードの体が弛緩する。軽く息を荒げ、とろんとした瞳を真へと向けた。視界に愛する人の姿が映し出されるのと同時にスパークして真っ白になっていた頭の中が桃色に染まっていく。この人を愛したい、この人に愛されたいという気持ちが爆発的に大きくなっていった。その想いは膣内にも如実に表れ、肉襞が一斉にざわめきだして咥え込んだペニスを刺激し始める。うねうねとうねり始めた膣肉に男根をなぶられる快感に体の芯をくすぐられながらも真は腰を使い始めた。

 

 ぱん、ぱんとリズム良く刻まれる肌を打ち合う音に混じってにぢゅにぢゅと零れた体液が擦れ合ういやらしい音が奏でられる。繋がり合った股間から流れる淫靡な二重奏。そこにシェヘラザードの鼓膜がとろけそうなよがり声が加わった三重奏に真の分身はより大きく硬く勃起し、腰のピストン運動がより荒々しいものになった。体の内部を出入りする長大なモノの存在にシェヘラザードの啼き声は男好きするものになり、彼女の声を聞いた真は生殖欲求を掻き立てられて打ち込みを強くさせる。互いが互いを昂ぶらせていく様は終わりの無い螺旋階段を二人で一緒に上っているかのようだった。

 

「んぅ、くっ、あぁん」

 

 褐色の肌を汗ばませ、色っぽく体をくねらせてシェヘラザードは真に愛される喜びを露わにする。砂漠の夜を思わせる落ち着いた美貌は秘所を蹂躙する肉棒がもたらす肉悦によってエロチックに歪められていた。彼女の淫蕩に染まっていく姿と腰の打ち付けに合わせて揺れる乳房が真の興奮を喚起させる。真は両腕に抱えていたシェヘラザードの両脚を放し、両手を弾む肉の果実へと伸ばしてた。

 

「んぅぅぅぅ♡」

 

 揺れ動くバストを両手でがっちりと鷲掴みにするとシェヘラザードの口から悦びの声が上がる。乳首を掌で押し潰すように動かせばシェヘラザードの嬌声は艶を増し、歓喜に震え上がる膣肉が逸物を締め上げた。カリ首に纏わりつき、肉竿を舐め回しながら逸物を奥に引きずり込もうとする媚肉の動きに真は全身を震え上がらせる。

 

「真様、もっとぉ……」

 

 豊乳を揉みしだく真の両手にシェヘラザードの手が重ねられた。彼女の求めに応じ、真は両手でモカ色の乳房を滅茶苦茶にしていく。下から持ち上げたり、中央に寄せ合わせたり、肌に跡が残るほど指を沈みこませたり、乳首を摘まみ上げたりして女性の柔らかさを楽しんだ。すべすべと触り心地の良い肌とそれに包まれた乳肉の感触は雄の射精欲求を右肩上がりに強くさせていく。

 

「あぁぁ♡ 乳首ぃ、乳首もっとぉ♡ もっとコリコリしてぇ♡」

 

 特に乳首を弄られるのが好きなのか、桜色の突起を刺激される度にシェヘラザードは体を痙攣させた。蜜壺もきゅんきゅんと収縮し、雄との結合を深く強いものにしようとする。男根を呑み込まんばかりに蠢く媚肉を振り払って真は腰を振りたくった。吸い付いてくる子宮口から亀頭を引き抜き、カリ首で肉襞を掻き毟りながら腰を後退させる。逸物が抜けきる直前で再び腰を前進させ、歓迎するように包んでくる媚肉を巻き込んで亀頭を子宮口にめり込ませる。

 

「おぐぅ、おぐぅ、ごりごりしへるぅ♡」

 

 恥骨の硬さが分かるくらい股間を密着させ、腰をぐりぐりと回すように押し付ける。円を描く亀頭に子宮口を押し潰され、シェヘラザードはがくがくと全身を痙攣させながらよがり狂った。開いた口から舌を突き出し、口角からだらだらと涎を垂らして見るも無残なアヘ顔を晒している。物語を語っていた時の姿とはかけ離れたシェヘラザードの乱れた姿に真は巨大な絶頂を予感した。

 

「シェラ、そろそろ出すぞ……!」

 

 シェヘラザードの豊乳を堪能していた両手をベッドに突き、彼女に覆い被さるように身を乗り出す。両手で体を支え、これまで以上の強さと速さで腰を前後させた。がつん、がつんと機関銃を連想させる動きでシェヘラザードを突きまくる。脈動し、膨張する男性器が蜜壺の中をぐちゃぐちゃに掻き混ぜていった。

 

 嬌声というより最早絶叫と表現した方が相応しい声で啼きながらシェヘラザードは四肢を真に絡みつかせた。燃えるように熱くなった互いの体が我を忘れさせる。真は衝動のまま空気を求めて喘ぐシェヘラザードの唇を無理矢理奪った。相手の吐息で呼吸をするという自殺行為としか言い様のないことをしながら遮二無二腰をシェヘラザードにぶつける。雌の本能に熱された肉襞が男の象徴を食い搾り、絶大な肉悦を両者にもたらした。

 

 玉袋の中から何かが駆け上がるのを感じ、真は強烈な最後の一突きをシェヘラザードの奥に浴びせる。今にも火を噴き出しそうだった亀頭が開いた子宮口に突き立った。シェヘラザードがカッと目を見開くのと同時に精液が間欠泉となって噴き上がる。半固形のゲル状の体液が次々に吐き出されていった。

 

(あぁ、熱い、熱くて濃いのが中で出てる。我が王の子種が私の中一杯に……♡)

 

 愛する男の絶頂の証、白濁した灼熱の奔流を体の奥深くで飲み込んでいく。体を内側から溶かして蕩けさせる快感にシェヘラザードは全身をしならせ、震わせてオルガズムを露わにしていた。それは真のエクスタシー、胎内に収まり切らないほどの体液を吐き出す長い射精が終わるまで続いた。

 

 上体を起こし、腰を引いてシェヘラザードとの結合を解く。あ、とシェヘラザードの口から寂しそうな声が漏れるのと同時に栓を失った膣口からごぼりと白濁液が溢れ出した。膣内を満たしていた逸物が去っていった喪失感に寂しさを覚えながらシェヘラザードは手を伸ばし、秘所から流れ出てきた熱い精液を指で掬う。プルプルとゼリーのように震える白く濁った雄汁を前に表情はすぐさまうっとりしたものに変わる。むせ返りそうな雄の匂いが鼻腔を突いて一度は治まりかけた雌の欲求を再び燃え上がる。無意識の内に舌が伸び、ザーメン塗れの指を舐めていた。

 

(これが真様の味。何て、甘美な。もっと、もっと欲しい)

 

 くちゅくちゅと音を鳴らして精液を舌の上で転がし真の味を堪能する。口内に広がる濃い香りと味わいにシェヘラザードの真を求める欲望が加速度的に強くなっていった。シェヘラザードは意識を熱に霞ませながら目の前の真を、そして今だに隆々としている男根へと視線を飛ばす。精液と愛液で汚れた長大な肉棒に彼女はゆっくりと舌舐めずりした。

 

「真様、次は私が」

 

「え? わ、分かった」

 

 ベッドから身を起こし、短い言葉を伝えて真の両肩に手を置く。優しく、しかし有無を言わせぬ迫力で押し倒した。驚いた顔をする真に艶然と微笑みかけ、シェヘラザードは手を腹部に移動させながらがに股になる。ゼリー状の精液が溢れるほど注がれた秘所を露わにしたとても卑猥な姿。丁度、男根の上に秘部があるためか、勃起したモノにぼたぼたと白く濁った粘液が垂れ落ちていた。

 

「失礼、致します」

 

 ゆっくりとシェヘラザードの腰が落とされていく。触れ合った亀頭と膣口がくちゅりと音を立て、二人の口から呻き声が漏れた。見詰めてくる真に微笑を返し、シェヘラザードはそのまま肉棒全部を己の中に迎える。男と女の混合液で濡れていたそこは拍子抜けするほどあっさりとシェヘラザードの花園へと踏み入った。再び胎内を余すところなく埋め尽くした充足感が彼女に至福をもたらす。

 

 幸福感に包まれて恍惚の表情を浮かべるシェヘラザードの下、真は歯を食い縛って押し寄せる快感の波に耐えていた。肥大した逸物を呑み込んだ肉壺はさっき出した精液が残ってることもあってか、ぬめり気が凄まじく挿れただけでも達してしまいそうな心地良さだった。その上、さっきよりも積極的に蠢動する膣内が男根に絡みついて全体を磨き上げてくる。とろとろぬるぬるの肉襞に性器を揉み転がされる肉悦に真の我慢は水に浮かんだ泥船のように溶けていった。

 

「あぁ、いけません真様。そのような愛らしい顔をされては。私、もっと見たくなってしまいます」

 

 射精をこらえる真に心から溢れんばかりの情愛と体を突き破らんばかりの色欲を宿した目を向け、シェヘラザードはゆったりと腰を揺らし始める。前後に、左右に、円を描くように。時折、くいっ、くいっとしゃくるように腰を踊らせて肉壺の中でペニスを弄んだ。愛する男の体の上、にぢゅにぢゅと体液で濡れた肌を擦り合せながら淫らなダンスを披露する。色んな角度から肉棒を襲う様々な刺激に真の腰がびくびくと跳ねた。

 

「真様、真様♡」

 

 褐色の肌を紅潮させ、頬を赤く染めてシェヘラザードは真の名を呼ぶ。幸せという言葉をそのまま表情にしたような顔の彼女を見て、何時ものどこか憂いを帯びた姿を連想できる者はいないだろう。

 

 上下する腹部に置いていた両手を滑らせ、シーツを皺くちゃにしていた真の手を掴む。指と指を絡み合わせる恋人繋ぎで真の手を握った。そのまま一つになりたいと強く手を繋ぎ、シェヘラザードは一層妖しく腰を暴れさせる。胎内に収まっている真の逸物。腰が動くたびにその大きく硬い先端が子宮口をゴリゴリと抉り、チョコレート色の肢体の中で何十回と法悦の爆発を起こさせていた。

 

「あぁぁ、くぅぅ。我が王、どうか何時までも貴方の傍にいさせてください」

 

 快楽で凄艶な肉体をガクガクと震わせながらシェヘラザードは切羽詰まった声で懇願する。真の顔を覗き込む瞳には薄らと涙が溜まってきらきらと光っていた。

 

「貴方に物語をお聞かせすることしか出来ない女です。貴方に体を捧げることしか出来ない哀れな女です。ですが、どうか捨てないで下さい。貴方と離れ離れになってしまうなんて、私には耐えられません」

 

 そんなことになるくらいなら、とシェヘラザードは一瞬言葉を詰まらせるも、真を一途に見詰めて告げた。

 

「私は、死んだ方がマシです」

 

 カルデアに召喚された当時の彼女を知る者が聞いたら耳を疑うだろう台詞。ただ只管に死を恐れた女が、死ぬ以上に恐怖したことは愛する男から捨てられることだった。

 

「お願いです、私を捨てないで。私が差し出せるものは全て差し出します。貴方の望むことなら何だってします。だから……」

 

 悲壮さすら感じさせる声音でシェヘラザードは哀願を続けながら行為を激しく、より熱の籠ったものにしていく。真に少しでも大きな快楽を味わってもらうため、真にとって佳い女でいられるようにと大きく腰をグラインドさせた。二人の肌に擦られ泡立った体液が一層卑猥な音を立てている。

 

「どうか、どうか……きゃっ」

 

 不意にぐいと抱き寄せられ、シェヘラザードは短い悲鳴を上げた。真の胸にすっぽりと収まるように抱き締められる。頬に熱い吐息がかかり、間近に空色の瞳があった。潤んだ目を向けてくるシェヘラザードをもう一度強く抱き締め、真は彼女の目尻に浮かんだ涙を舐め取り耳元で囁く。

 

「放したりなんてしないさ。お前が俺に愛想尽かさないでいてくれる限りな」

 

 くい、と顎を持ち上げ、頬に軽いキスをする。

 

「お前は俺の女だ。誰にも渡さないし、誰にも殺させない。俺が生きてる限り、死ねるなんて思うなよ?」

 

「真様……!」

 

 感極まり、喜びに涙を流しながらシェヘラザードは真の唇にむしゃぶりつくように口付けする。胸の内に溢れる喜びのまま唇を吸い、舌を挿し込んで真のものと絡めしゃぶり合った。情熱的かつ淫靡なキスの音が部屋に響く。

 

 シェヘラザードの濃厚なディープキスに優しく応じながら真は両手を彼女の臀部に移動させた。大きく形の良いヒップを撫で回し、褐色の皮膚に覆われた尻肉を掌全体で味わう。滑らかな肌、柔らかく弾力に富んだ肉の感触に真の分身が彼女の中で更に太く硬くなった。

 

「ん、ちゅっ、ちゅむぅ。しんさまぁ♡」

 

 恍惚の顔で蕩けた声を上げるシェヘラザード。身も心も多幸感に包まれ、頭の中は溶けかけたアイスのようにドロドロになっていた。視界は真だけを映し、それ以外のものはどうでもいいといった感じだ。媚びた声で真を呼び、体を押し付けて甘えている。

 

 身をすり寄せてくるシェヘラザードの柔らかさを全身で感じながら真は啄むようなキスを何度か続けた。うっとりと目を細めてキスに応じるシェヘラザードに更に口付けをすると真は彼女の臀部を鷲掴みにした。そして腰を浮かせてシェヘラザードを軽く持ち上げる。ん、と小さく喘ぐシェヘラザードに少し余裕を失った声で囁きかけた。

 

「そろそろ我慢出来なくなってきたから、激しくするぞ」

 

 言うや否や、真は猛然と腰を打ち振り始めた。腰を下ろし、シェヘラザードの美尻が落ちてくるタイミングに合わせて思い切り突き上げる。肌と肌が強くぶつかる音を響かせ、猛り立つ極太の逸物を激しく出し入れして肉壺を抉っていった。

 

 突如、始まった真の容赦ないピストンにシェヘラザードは声も上げられずに絶頂を極めた。亀頭に最奥をこじ開けられ、肉傘で胎内を滅茶苦茶にされる快感が瞬く間に全身へと伝播する。意識を真っ白に塗り替えるエクスタシーに体が陸に揚げられた魚のように跳ね回っていた。

 

 シェヘラザードが逝っている間も真は腰の律動を止めない。一突きするごとに潮を噴く肉孔に欲望の限りをぶつけていく。

 

 遠慮も気遣いも無く踏み込んでくる侵入者を蜜壺は全てを使って歓迎した。愛液と精液で濡れた無数の襞が逸物に密着し、奥に引きずり込もうと蠕動している。襞の一つ一つが意思を持っているかのように波打ち、男の象徴を舐め回して射精を促していた。脳天まで痺れてしまう肉悦を味わいながら真は増々力を込めて腰を振りたくる。精を搾り取ろうとする膣内を振り払い、無我夢中で腰をぶつけた。

 

「シェラ、出すからな。お前の中に、思いっきり……!」

 

 射精欲が臨界点を突き抜ける予感に真は声を上擦らせる。既に許容限界を超えた快楽に溺れていたシェヘラザードは何も答えられず、虚ろな表情を浮かべた顔を真の肩に埋めてこくこくと首を縦に振るだけだった。頭の中には幸せの感情以外存在せず、半開きになった口から垂れ落ちた涎が真の肌を汚していく。

 

 輸精管を精液が駆け上がるのを感じ、真は力の限り腰を突き上げた。血管を浮かばせた剛直を根元まで淫裂に捻じ込み、開き切った子宮口に亀頭をめり込ませる。ビクッ、とシェヘラザードの体が大きく跳ねたのと同時に真も性感の頂に達した。

 

 怒張の先端から白濁の塊が噴き出し、ぬかるんだ雌穴に撒き散らされていく。玉袋の中に溜めこんでいた快感を丸ごと放出する解放感に真の視界はちかちかと明滅した。そこに追い打ちをかけるように蜜壺は強く締まって男根から更なる雄汁を搾り取っていく。ざわめく膣襞が竿を揉み回し、子宮口が亀頭を包み込んで精を吸い取る。意図せず腰が浮き上がり、次弾の白濁液をどくどくと撃ち出した。

 

 次から次に子宮の中に流れ込んでくる熱い雄のエキスにシェヘラザードは何度も体を痙攣させる。意識は霞み、だらしなく開いた唇からはだらだらと唾液が零れて真を濡らしていた。男根という大きな栓で塞がれているものの、許容量を超えていた雌孔からは白く濁った粘液が溢れている。

 

 互いに息を弾ませ、汗を浮かばせた体を抱き締め合いながら落ち着くのを待つこと数分。シェヘラザードが顔を上げて真を見詰める。目が合うとにこりと溶けるような笑みを浮かべた。

 

「しん、さまぁ♡」

 

 笑みを返してくる真を見ている内にシェヘラザードの中で新たな欲求が燃え上がる。未だに蜜壺の中で雄々しく屹立している雄のシンボル。これを下だけじゃなく、上の口でも味わいたいと。自覚すると、途端に涎が大量に溢れてくる。こくんと小さく喉を鳴らして唾を飲み、真との結合を解いた。露わになる二人の体液に塗れた極太。どろどろに汚れたそれを見詰めるシェヘラザードの顔は発情した雌犬のそれだった。

 

「こんなに汚れて。口でお清めします。こちらに」

 

ベッドの脇に跪き、縁をポンポンと叩いて真を誘う。真がベッドの縁に腰かけると、シェヘラザードは目を輝かせて真の両脚の間に体を入れた。目の前には精液がべっとりとへばり付いたどくん、どくんと脈動する男の象徴。立ち昇る濃い雄の臭気はシェヘラザードの情欲をこれでもかと揺さぶった。

 

 堪らずペニスにしゃぶりつこうとするシェヘラザードだったが、何か思いついたのか動きを止める。小さく真を見上げた彼女の口元には悪戯っぽい笑みが浮かんでいた。

 

 どうした、と真が訊ねるよりも早くシェヘラザードの顔がベールに覆われる。カルデアに召喚されてからしばらくの間、彼女が顔を隠していた胸元まである大きなものだ。豊満な体に衣服を何一つ着けていないのに、ベールで顔のみを見えないようにしている姿は何だか倒錯的だった。

 

「それどうするんだ?」

 

 真の問いにシェヘラザードは何も言わない。ベールで隠れているため表情も窺えないが、垂れた目元から想像するに微笑を浮かべているようだ。そのまま何も言わず、シェヘラザードは両手でベールを持ち上げて男根に被せる。股間が白い布に覆われて見えなくなった。

 

 不意に真の体がびくんと震える。亀頭にざらついた、湿った暖かい感触が走ったのだ。経験上、舌だと分かるその感触は焦らすように逸物の先端をくすぐる。ぬるぬるの宝冠部から腺液を舐め取っていた。

 

 どの部分にどんな刺激が与えられるか分からないこの状況。ベールに隠された雄の急所を弄ばれる快感はシェヘラザードの優しい舌使いとは裏腹に鮮烈なものだった。見えなくなっただけだというのに性感が何倍にも強くなったような錯覚さえする。何時ぞや、ジャンヌと一緒になってジャンヌ・オルタをイジメ抜いた時、ジャンヌ・オルタが何故あれほど乱れてよがり狂っていたかが分かる気がした。

 

 亀頭を舐っていた舌が目標を変える。グロテスクな色合いの粘膜から大きく拡がるカリ首へと移動した。亀頭と肉竿の境である出っ張りを舌先がなぞっていく。ぬるぬると蛇行しながら這い進んできたかと思えば、舌の先端を縁に引っかけるように舐め上げてくる。不可視の状態で唐突に押し寄せる肉悦に真は目を白黒させて腰を揺らした。

 

「そんなに良いですか? では、もっと……はむ」

 

 真の反応に気を良くしたのか、シェヘラザードの目元は緩んでいた。真を感じさせることがそのまま悦びになっているらしい。もっと真を気持ち良くしようとシェヘラザードは首を横に曲げて逸物を唇で挟んだ。艶のあるリップで左右から肉棒を甘噛みし、間から伸ばした舌で裏筋をチロチロと舐めながら下へとスライドしていく。男根の根元に辿り着くと裏筋を辿って上へと戻る。裏筋を舐めながらシェヘラザードは屹立する肉塊を唇でしごいていった。

 

「うっ、ぐっ……」

 

 蕩けた脳髄が感電したように痺れる感覚に真は声を詰まらせた。くぐもった声で快感を表す真を満足げな笑みで見上げてシェヘラザードはより強く唇を男根に押し付け、裏筋を弄ぶ舌先の動きを激しくさせる。柔らかなリップに竿を擦られ、舌先で裏筋を叩かれた男根は先端の割れ目から玉のようなカウパーを滲みだしていた。

 

「真様のお(つゆ)、とても美味しゅうございます……れるぅ、じゅるる♡」

 

 垂れてくるカウパー液をぺちゃぺちゃと音を立てて舐め取り、吸い上げる。シェヘラザードの口周りは自身の唾液と真の腺液で汚れ、ベールにも大小様々なサイズの滲みが出来ていた。布地へと染み込んだ臭いはシェヘラザードの鼻腔を直撃し、彼女の中の雌を大いにざわめかせた。

 

「次はこの中で……」

 

 言うや否や、シェヘラザードの口が大きく開かれる。時に激しく、時に悲しく物語を紡いでいた上品な唇が雄に奉仕するためだけに使われようとしていた。

 

 ぱくりと長大な分身の半分ほどが咥えられる。ビロードを思わせる粘膜に逸物をすっぽりと包まれる悦楽に真は呻き声を上げた。口に含まれただけなのに快楽電流が背筋を這い上がってくる。声を震わせる真を愛おしげに見詰めながらシェヘラザードは口内に収まったペニスの先っぽを一舐めした。

 

「うぅっ」

 

「んぐぅ!」

 

 鞭打たれたように真の腰が跳ね、美女の口の中に剛直を根元まで捻じ込んでしまう。自分の意思とは関係なしに押し入ってきた極太に喉奥を突かれ、シェヘラザードは美貌を苦しそうに歪ませた。

 

「ご、ごめん。大丈夫か、シェラ?」

 

 咽るシェヘラザードに謝る真だったが、見返してくる瞳に言葉を失う。薄い涙の膜を張った翠の双眸は淫欲の光を宿し、真に妖しい秋波を送っていた。ベールに隠された顔も情欲を浮かばせた瞳に相応しい下品な表情を浮かべているのだろう。知らず、真はごくりと生唾を飲んだ。

 

 んふ、といやらしく微笑み、上目遣いに真を見ながらシェヘラザードは頭を上下に振り始める。美しい黒髪がサラサラと揺れ、真の太腿を撫でていた。

 

 桃色の唇がじゅるじゅると音を立てて肉竿を吸い上げ、呑み込んでいく。グロテスクな肉塊が口腔の中に消えては現れるを繰り返した。濡れた口内粘膜が逸物を擦り立て、蠢く舌が絡みついて這い回る。全身の骨が抜き取られてしまいそうな快感に真は歯を食い縛ることしか出来なかった。

 

 口の中でビクビクと男根が脈動するのを感じたのか、シェヘラザードのご奉仕がより熱を帯びていく。涎を飛び散らせながら肉槍を呑む唇はジュボジュボと卑猥な音を鳴らし、舌がより激しく暴れて感覚器官を刺激してきた。頭の中に火花が踊り、真の思考は真っ白にスパークする。

 

 意識が消し飛びそうな快感に体を引こうとする真の腰にシェヘラザードの両腕が巻き付いた。絶対に逃がさないと目をギラギラ光らせ、狂ったように頭を振ってディープスロートに没頭している。激しく振り乱される黒髪が真の体を叩いていた。

 

「出る、出る……!」

 

 分身が溶け落ちそうな感覚に襲われ、真は思わずシェヘラザードの頭に両手を置く。それを合図にシェヘラザードは両腕で真の腰を抱き寄せ、爆発寸前のペニスを根元まで口の中に収めた。瞬間、真の体がビクンと大きく震え上がり、はち切れんばかりに勃起していた男根が怒涛のような射精を始める。

 

「んぶぅ!? うぐっ、ぐぅ……ごきゅっ、ごきゅっ」

 

 一瞬、シェヘラザードの頬がフグのように膨らんだ。頬を内側から破らんばかりの量の精液を出されて目を見開くが、すぐに喉を大きく鳴らして白濁したゼリーを飲んでいく。舌の上に広がる味と口腔に満ちた臭いにシェヘラザードは目を輝かせ、もっと欲しいと締めた口唇を男根に吸着させてバキュームしていった。

 

 次々に鈴口から噴き出てくる大量の精液を何度も飲み下した。噴水の如く射精を続ける真にうっとりと目を潤ませ、シェヘラザードは終わりの見えない射精を受け入れ続ける。何度出しても変わらない濃厚な味と臭いに頭をぼうっとさせたまま肉棒が鎮まるまでバキュームを続けた。

 

 射精が終わったのを確認し、シェヘラザードは尿道に残った精液を啜り出してペニスを口から引き抜く。シェヘラザードの口腔から解放された唾液塗れの逸物はビクビクと脈打っていた。

 

 射精後の虚脱感に真が大きく息をしているとシェヘラザードに膝を軽く叩かれた。何事かと視線を彼女に向けると、シェヘラザードがゆっくりベールを外しているところだった。真に視線を向けたまま脱いだベールを落とし、大きく口を開く。そこにはたっぷりの白濁液が溜まっていた。舌でゲル状の精液を掬い上げ、落として唾液と混ぜ合わせていく様を見せつけてくる姿は淫魔と呼ぶに相応しい。

 

 射精したばかりの剛直が早くも最大仰角し、鈴口から腺液を滲ませている。淫靡な表情でくすりと笑い、シェヘラザードは口の中で精液と涎を掻き混ぜ続けながら両手で重たい肉球を持ち上げた。まろやかな膨らみがたぷたぷと揺れ、しっとりとした質感を放っている。自らバストを揉みしだくシェヘラザードの姿を真は目を皿のようにして凝視した。

 

「れるぅ……」

 

 胸に視線が固定されている真に妖しく笑いかけるとシェヘラザードは豊乳を寄せ上げて谷間を作る。そしてその上に口の中の粘液を垂らした。艶やかな唇から糸を引いて粘つく白濁液がモカ色の谷間へと落ちる。褐色の肌を白く穢し、谷間の中へと消えていく。その様を真は食い入るように見詰めた。

 

 口の中の粘液を全て出し終えるとシェヘラザードは乳房を左右互い違いに動かし始める。にぢゃにぢゃ、と乳肉の間から鼓膜にへばり付くような音が飛び出てくるのに時間はかからなかった。肉の果実二つを擦り合せ、乳房の間に白濁の潤滑液を馴染ませるとシェヘラザードは膝立ちしながら前のめりになる。精液で汚れた谷間が丁度、そそり立つ男根の真上に位置した。

 

 頬を染め、悩ましい吐息を漏らしながらシェヘラザードは乳房を下ろしていく。肉槍の切っ先が谷間へと埋まり、幾つもの太い血管を浮かべた竿全体が乳肉の中に収まっていった。つん、と桜色の先端を尖らせた双乳の間から精液でぬるぬるになった亀頭が飛び出てくる。

 

「凄い。硬くて、太くて、大きくて、素敵♡」

 

 うっとりと、恍惚の表情を浮かべてシェヘラザードは甘い吐息を顔を覗かせた亀頭に吹きかけた。ピクン、と谷間の中でペニスが揺れたのを感じ、口元にご満悦の笑みを浮かべる。肌に当たる男根の熱、脈動、血管の浮かび具合。一つ一つが奉仕欲を掻き立てる。快感に顔を歪める真を見上げたまま、シェヘラザードは両サイドから乳房を潰すようにして上半身を動かし始めた。

 

 粘ついた音を鳴らしてたぷんたぷんの豊乳が男根を擦り上げていく。きめ細やかな柔肌は滑らかで心地よく、精液のぬめりも合わさって格別の触感だ。豊かな肉の果実は圧倒的な質量をもって逸物を押し潰し、揉みくちゃにする。脳を直撃する肉悦に加え、頬を上気させた褐色の美女が豊満なバストに男性器を挟む光景に真の性感は天井知らずで高まっていった。

 

「あぁ、熱い、熱いです、真様のおちんぽ♡ 胸が灼けてしまいそう……♡」

 

 時折、真の口から漏れる微かな呻き声にシェヘラザードは乳奉仕をますます激しくしていく。抜群の弾力に満ちた乳肉で男根を包み込み、先端から根元まで余すところなく揉み捏ねた。乳肌で肉竿を擦り上げ、乳肉で性器を圧迫して真の官能を燃え上がらせていく。

 

 髪と共に体を揺らしてパイズリに没頭していたシェヘラザードの動きが一度止まった。両手に更に力を込め、乳圧を強めながら豊乳を持ち上げていく。肉竿の半分が露出し、宝冠部が谷間の中に収まる位置で体を固定すると乳房を小刻みに速く、左右別々に上下させ始めた。

 

「う、ぐぅぅ」

 

 言葉にならない衝撃が真の頭を直撃する。すべすべもちもちの乳房がずりゅずりゅと卑猥な音を奏でて亀頭やエラを摩擦していく感触に真は体を震わせて喘いだ。男根でも特に敏感な箇所を重点的に責められ、射精感が瞬く間に強くなっていく。肉の果実の中でペニスはビクビクと脈動し、より太く熱くなりながら我慢汁を谷間に吐き出していた。

 

「真様のおちんぽ、胸の中でどくどくと脈打っています。出したいのですね。何時でも好きな時にお出しください」

 

 淫魔の囁きと言わんばかりのシェヘラザードの甘い誘惑に尻の穴を絞めて耐える真。しかし、彼女の肉丘の中でもみくちゃにされている亀頭は火がついたように火照り、絶えず腺液を漏らしていた。果てるのも時間の問題だ。

 

 あくまでも耐える姿勢を見せる真にシェヘラザードの目が妖しい光を放つ。凄艶な色気を湛えた瞳は見るだけでも射精してしまいそうだ。

 

「胸だけでは満足出来ませんか? では、こちらでも……」

 

 乳房を男根の根元に下ろし、谷間から亀頭を露出させる。顔を覗かせた逸物の先端をかぷりと咥えた。竿を乳肉でしっかりと挟みながら口を窄め、亀頭を思い切り吸い上げる。追撃に鋭敏になった鈴口を舌でつつけば真の全身を鋭い快感が駆け抜けていった。

 

「ずぢゅ、ずぢゅるるる、ぢゅむ、ぢゅぱぁ」

 

 シェヘラザードのパイズリフェラにどうにか踏み止まっていた射精感が爆発する。アクセルべた踏み、ノンブレーキで絶頂へと向かっていった。真の意識は桃色に塗り潰され、もうペニスに溜まった快感を爆発することだけしか考えられなくなる。睾丸の中では精液がマグマとなり、肉棒を通って外に迸ろうとしていた。

 

 射精寸前の真を急き立てるようにシェヘラザードの舌が活発に動き始める。鈴口をくすぐっていた舌は今や小さな穴を穿り返し、亀頭全体を表と裏でべろべろと舐め回した。その上、カリ首の円周に沿って巻き付き、ぬるぬると這い進んでいく。止まらないシェヘラザードの舌技にペニスは電流を浴びたように痙攣し続けた。

 

(出して、出して♡ どろどろザーメン出して♡)

 

 豊乳がひしゃげるほど肉竿を強く押し潰し、頬をくぼませて亀頭を思い切りバキュームする。それが最後の一撃となり、真の射精感が臨界点を突き抜けた。遂に解放の時を迎えた雄の欲望が飛沫となって鈴口から撃ち出されていく。

 

 次々に吐き出される大量の白濁液にシェヘラザードの口が溢れ返る。更に暴れ馬と化した男根が彼女の唇から逃れ、噴き出る子種を端正な顔に浴びせていった。

 

「きゃあ♡ 熱いのが一杯……♡」

 

 顔に、髪に、胸元に白い粘液が着弾していく。肌や髪に貼り付く精液の臭いと熱さにシェヘラザードは至福の表情を浮かべて酔い痴れた。ベッドに身を投げ出して荒い息をしている真から体を離すと、谷間から怒張が糸を引いて抜けた。射精の余韻に震える逸物の先端に出来た精液の玉を舌で舐め取り、ベッドの上で体を跳ねさせる真にシェヘラザードはくすりと笑う。

 

「はむ、ちゅぱ、れろぉ、おいひぃ♡」

 

 顔や胸についた精液を指で掬い取り、しゃぶっていく。その味わいは正に極上の蜜だった。涎を垂らし、シェヘラザードは一心不乱に雄汁を味わった。

 

 シェヘラザードの指をしゃぶる音に真はゆっくりと身を起こす。目に飛び込んできたのは静謐な美貌を汚した白濁液を両手の指で掬い、音を立てて舐め取っていく佳人の姿。シェヘラザードの見せる淫靡な痴態に真は喉を大きく鳴らす。

 

 真の視線に気づいたシェヘラザードは妖艶な笑みを浮かべて真を見返した。翠の瞳をじぃっと真に向けたまま、人差し指にたっぷりの精液を絡めて口に運ぶ。子種にまみれた指を根元までぱくりと咥え、殊更いやらしく音を立ててしゃぶり上げた。目が釘づけになっている真に精飲の一部始終を見せつけていく。

 

「ちゅぱっ……真様。私、何だか体が火照ってしまいました。それにとても、疼いてぇ……♡」

 

 口から指を引き抜いたシェヘラザードは悩ましい息を吐きながら体をくねらせた。乳房を強調するように腕で持ち上げ、汗ばんだ体を抱き締める。真様ぁ、と甘ったるい鼻にかかった声で女は愛する男におねだりした。

 

「真様の太くて逞しいおちんぽで私の体、鎮めて下さい」

 

 頭の中で何かが勢いよくブチ切れる。がたんとベッドを揺らして立ち上がった真は驚くシェヘラザードの腕を掴んでバスルームの中へと連れ込んだ。

 

「わ、我が王、何を、きゃっ」

 

 不意に背中を押され、シェヘラザードは短い悲鳴をバスルームに反響させながら咄嗟に両手を前に出す。タイル張りの壁に両手を突く体勢になった。丁度、鏡の目の前でだ。天井のライトを反射させる鏡には臀部を突き出したシェヘラザードと、今まさに彼女を後ろから犯そうとする真の姿が映っていた。

 

 シェヘラザードの同意を待たず、真は彼女の腰を掴んで勃起を秘所に宛がう。両手に力を込め、肉欲に溺れた一匹の雄となって隆々とした逸物でシェヘラザードを貫いた。ぬるぬるに濡れている柔肉を掻き分け、一息に根元まで捻じ込む。腰がシェヘラザードの美尻にぶつかり、肉が押し潰される様はとてもいやらしかった。

 

「あ、あああ、あぁっ!」

 

 悲鳴じみたシェヘラザードの嬌声をホイッスルに真は腰を振り出す。パンパン、と肌を打ち鳴らす乾いた音を浴室に響かせ、下半身が溶け落ちそうな肉悦に身を委ねて機関銃を思わせる勢いでシェヘラザードを犯した。亀頭やカリ首、竿に肉襞が絡みつく甘美感。シェヘラザードの啼き声を聞きながら味わう快感は真を更なる肉欲の深みへと引きずり込んでいく。肉壺を満たす蜜液を掻き出し、真はシェヘラザードに強烈なストロークを打ち込んでいった。

 

「あ、あぁ、うぅ、うぁ、ひうぅっ!」

 

 真のオナホールでも使っているかのような腰使いをシェヘラザードは受け入れることしか出来なかった。見開かれた目には涙が浮かび、突き出された舌はピクピクと痙攣している。緊張して震える両脚の間からは男根に掻き出された体液と時折噴き出す潮が垂れ落ち、彼女の足元に淫液の水溜りを作っていた。

 

 しかし、彼女の膣内は不躾な侵入者を全霊を以て歓迎し、そして貪っている。侵入と脱出を高速で繰り返す肉棒にうねる膣襞がまとわりつき、動きに合わせて締め付けを強くしていた。粘膜が擦れ合う快感にシェヘラザードは軽い絶頂に至り、真はたまらない心地良さに鳥肌を立てる。

 

「ひゃあぁ!?」

 

 不意にパァン、と大きな音が鳴った。同時に臀部に走った鋭く微かな痛みにシェヘラザードは悲鳴を上げる。鏡に目を向ければ振り上げた片手を落とす真の姿が見えた。再び浴室にパァン、と小気味よいスパンキングの音が響く。二回目の悲鳴がシェヘラザードの口から飛び出した。痛みに思わず出た悲痛の叫びだが、その声音は自覚出来るほどに色を帯びたエロティックなものだった。

 

「これが、いいのか!?」

 

 詰るような問いかけと共に一撃が振り下ろされる。痛みは残らないが、痕と熱は残る絶妙な力加減の平手にシェヘラザードは嬌声を上げた。脳髄に叩き付けられる肉悦に混じって体を走っていく痛み。肉体を苦しめるはずの感覚だが、今の彼女の中では痛覚は悦びに変換されていた。

 

「叩くたびにお前の中、キュンキュン締まるぞ。叩かれながら犯されるのが好きなのか、この淫乱!」

 

 嘲笑を浮かべながら何度もスパンキングを繰り返す。愛する女を有無を言わさず犯し、痛めつけて言葉でいたぶる、普段なら絶対にしない行動に真の精神は未だかつてないほどハイになっていた。胸の内に噴き出るタールのようなどろどろの黒い感情に身を任せ、シェヘラザードをイジメ抜いていく。

 

「わ、わたしは、わらひはぁ……!」

 

 言葉を詰まらせ、涙を零して声を震わせるシェヘラザード。真に犯され、叩かれ、詰られるたびに言い様の無い感覚に全身を包まれていく。痛みと共に皮膚を這い上がっていくそれは決して不快なものではなく、寧ろ彼女を増々悦ばせるものだった。何度もスパンキングを浴びる内、シェヘラザードははっきりと自覚する。自分が尊厳を踏み躙られるような扱いを受けて悦ぶどうしようもない変態だということに。

 

「すきぃ……だいすきれすぅ♡」

 

 そこから先は一瞬だった。自分を変態だと認めたシェヘラザードは嬉々として真の行為を受け入れた。目を煌々と光らせ、自ら腰を揺らして更なる律動とスパンキングをねだる。蜜壺からにじみ出る愛液が量を増やし、男根へと絡みつく。

 

「たたかれるのすきぃ、おかされるのもすきぃ♡ だからもっとぉ、もっとください♡ ちんぽ、もっとぉ♡」

 

 シェヘラザードのリクエストに応え、真は腰の勢いを激しくさせる。張り出たエラが膣襞をえぐり、膨れ上がる亀頭が最奥をがつがつと連打した。そこに加わる臀部への痛みと衝撃。全てを快感に変えてシェヘラザードは半狂乱で啼いて悦びを露わにする。涙を流し、舌を突き出してよがりまくる姿は淫売の名がぴったりだった。

 

 シェヘラザードの啼き声を発奮剤に真は腰を叩き付ける。平手を落とされた褐色の尻肉が大きく揺れ、豊満な女体は汗と色気を飛び散らせていた。背後からでも分かるほどバストが弾む眺めに昂ぶりはデッドゾーンをひた走っていく。衝動のまま真は強烈なストロークをぶつけていった。

 

 ぬるぬるの肉壺が波打ち、収縮を強くする。シェヘラザードの性感と合わせて蠢く膣内に呑み込まれたペニスに電撃に似た快感が駆け抜けた。柔らかい肉襞に亀頭から根元まで締め上げられ、搾り上げられる。もうスパンキングする余裕も無くなり、真は括れた腰を掴んでピストン運動に全神経を集中させた。

 

 長い黒髪を振り乱してシェヘラザードは絶叫する。もう、興奮の頂上に達した体は一突きごとに逝っているような有り様だ。真の若さと力強さに満ちた腰使いで秘所を貫かれ、脳を肉悦に侵されてもう主の子種を受け入れること以外何も考えられなかった。

 

「うっ、ぐっ……出すぞ、中に出すからな!」

 

 意識が射精への秒読みを開始する。腰の抽挿を加速させながら種付けを宣言すると、シェヘラザードがこくこくと頷いた。蜜壺も複雑な蠢動を繰り返し、逸物から雄のエキスを搾り出そうとしている。下半身を支配する快感に従い、真は夢中で腰を振り立てて絶頂へと駆け上っていった。

 

 意識内のカウントダウンが終わるのと同時に法悦が肉棒を満たす。睾丸から噴き上がった白濁液が鈴口から飛び出し、奔流となって子宮の中に解き放たれた。

 

「い、いくぅ♡ あぁ、あああああぁぁぁぁぁ♡」

 

 熟れた体をエビ反りにしてシェヘラザードがアクメ声を浴室に響かせる。真が精液を撃ち出しつづける亀頭を子宮口にぐりぐりと押し付ければ声の艶と震えは大きく濃いものになった。

 

 腰の肉に指を食い込ませ、真は玉袋の中で煮え滾らせていた精液をシェヘラザードの中に次々とぶちまけていく。自分の女に子種を思う存分注ぎ込む支配感に全身が武者震いを起こしていた。

 

 大量の精を吐き出したにも関わらず、真の分身は全く萎える様子を見せない。むしろシェヘラザードの中でより強く硬くいきり立っている。男根の肥大化を感じたのか、エクスタシー後の余韻に浸かっていたシェヘラザードが体をくねらせた。男好きのする豊かで佳い肉体が揺れる姿に真の思考がもっとこの女を犯したいと凶悪な望みを浮かべる。

 

「いっ、ひあぁ……♡」

 

 再び腰が前後に動き始め、小刻みに収縮していた蜜壺を極太ペニスが蹂躙していく。もう悲鳴を上げる余力も残っていないシェヘラザードは声を詰まらせ、胎内を撃ち抜く快感にがくがくと震えていた。

 

 エクスタシーを迎えて敏感になっている体に真の一打ち一打ちが雷鳴のように響き、豊麗な体が大きく激しく跳ね回る。また体をエビ反りにするシェヘラザードに真は後ろから覆い被さり、鏡へと押さえつけた。眼球をくるりと上に向け、半分白目を剥いて意味の無い呻き声を漏らすシェヘラザードを欲望のまま犯し続ける。放出されたばかりの精液がカリに掻き出され、彼女の足元に愛液と混ざった白濁の汁溜まりを作っていた。

 

 逝きっぱなしの膣内が痙攣を繰り返す。その動きは出入りを続ける肉棒にダイレクトに伝わり、真は瞬く間に次の射精に至ろうとしていた。もっと多く、もっと大きな快感を貪りたいと真のピストンが爆発的に速くなる。恥骨に恥骨を叩き付けるように下腹部をシェヘラザードの臀部にぶつけ、衝撃で肉を揺らす赤くなった美尻に何度も何度も獣じみた欲望を打ち込んだ。

 

 ちかちか明滅する意識の中、男根が弾け飛ぶような感覚に襲われる真。精を吐き出そうとするのを菊門を締めて耐え、ずるりとシェヘラザードの秘所から分身を引き抜く。逝き汁や精液でコーティングされてどろどろのペニスを右手で激しくしごきながらシェヘラザードを自分の方に振り向かせた。

 

 一際大きく震えた男の象徴が白いエキスを迸らせる。勢い良く放たれた子種はシェヘラザードの至る所に飛んでいった。太腿、下腹部、胸、顔、髪にまで撃ち上がっていく。真が射精を終え、男根をしごくのを止める頃には彼女の美貌は白濁汁で悲惨なことになっていた。

 

 雄の臭いをむんむんと立ち昇らせる白いの粘液を大量のをぶっかけられたことに反応を示さず、シェヘラザードは目を虚ろにさせたままずるずると座り込んでいく。床に出来た大きな液溜まりの上に女の子座りして荒い呼吸を繰り返していた。

 

 美しい黒髪や褐色の肌を汚す白濁の精液、さっきまでの情事の激しさを物語る焦点の定まらない瞳、頬を紅潮させながら色欲に溺れていた表情を浮かべる顔。見るだけでも射精してしまいそうなシェヘラザードの姿に男根がバキバキに硬くなっていく。

 

「あ、ぁあ……♡」

 

 目の前であっという間に臨戦態勢に入る男性器にシェヘラザードはか細く引き攣った声を上げた。それは恐怖に出るものか、それとも期待に出るものなのか定かではないが、ただ一つ確かなのは真が鎮まるまでの数時間、シェヘラザードが欲望の捌け口にされ続けたことだけだった。

 

 

 

 

「真様、貴方は酷い人です」

 

「はい、返す言葉もございません」

 

「本当に、酷い人。私をあんなも、物のように好き勝手に……」

 

「本当にごめんなさい。シェラが魅力的過ぎて自分を抑えられませんでした」

 

「そ、そんなことを言っても許しません。本当に死んでしまうかと思ったんですから……もう♡」

 

 ぷい、とそっぽを向くも傍らに跪いたシェヘラザードは肌触りのいいタオルで真の体を拭いていく。これ見よがしに全身で私怒ってますアピールをしているが、頬は嬉しさに緩んでいた。

 

 あれから数時間と少し後、死んでしまいますと泣いて懇願するシェヘラザードを犯し抜いて淫楽の時を過ごした真。今はこうして互いの体を洗い流し、シェヘラザードに体を拭いてもらっているところだ。自分からやると言い出しただけのことはあり、真の肌をぬぐう手付きはとても優しく心地良い。

 

「話には聞いていましたが、あれ程の性豪(モノ)とは思いも……他の方々ともあんなに激しくなさっておいでなのですか?」

 

「うん、まぁ。同じくらいだったり、もっと激しかったり」

 

「……何故、皆様が我が王の女関係に不平不満を漏らさないかが分かった気がいたします」

 

 手を止めずにシェヘラザードは納得顔で頷く。身をもって体感した真との情事。あれだけ激しく情熱的に、身も心もたっぷりと愛され満たされれば文句だって出ない。まぁ、それだけされても真を自分だけのものにしたいと思う強欲なサーヴァントは割といるのだが、幸いなことにシェヘラザードは彼女達の側では無かった。

 

「これでよし。どこか拭き残しは」

 

「無いよ。ありがとう、シェラ」

 

 感謝を込めて軽いキスをする。真の唐突な口付けに顔を真っ赤にさせるシェヘラザードだが、嬉しそうに微笑んでいた。見詰め合い、視線を絡ませる二人。胸の内に溢れる愛情に背中を押され、どちらからともなく互いを抱き締め唇を合わせた。

 

「今度はシェラの物語の続きを聞かせて欲しいな」

 

「それはいけません。先ほども言ったではありませんか。今宵はここまで、と」

 

「そっか……なら、体に聞くしかないか」

 

「もう、そんなこと仰って。本当に酷いお人」

 

 真の脅迫として成り立たない脅しに抗議の声を上げるも、シェヘラザードの浮かべる表情は笑顔だった。

 

「では、どんな物語が聞きたいですか? 楽しいお話、悲しいお話、興奮する話」

 

 それとも、と潤んだ翡翠の双眸に零れ落ちそうな情愛を湛えて語り手は言葉を続ける。

 

「死に怯えるサーヴァントを溺れるほどの愛で包んでくれた、強く優しい王のお話?」




 軽いキャラ紹介

『遠野真』
カルデアに所属する最後のマスターにして人類最後の希望。で、あると同時に子供の心を忘れない男。子供が物語に胸を躍らせるように、彼も物語に夢中になるのだ。今回の話で割りとSだったことが判明。でも、話を書いている作者のその時の気分でMにもなる。

『シェヘラザード』
最終再臨絵がエロくて素敵、大好きです。人理救済後のカルデアに召喚されたサーヴァント。戦いを強いることなく、死にたくないという自分の願いを尊重した上で他のサーヴァント達と変わらず接してくれる真を己の王と定めた。以降、話し相手になったり物語を読み聞かせるようになる。現在は真の優しさと愛情にどっぷり頭まで浸かっており、この人と離れ離れになるくらいなら死んだほうがマシ、とパラダイムシフトレベルの意識変革を起こす。褐色巨乳でエロくて素敵、大好物です。
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