※この作品はR-18です。

女性サーヴァントしかいないカルデア   作:北斗七星

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 長かった……これにて完結。うん、もう複数プレイは二度と書かないぞう!


『ダブルジャンヌ(下_後編)』溺れる夜

「オルタさん、もっと舌を伸ばして下さい……ん、ちゅう」

 

「ちゅぷ、ちゅぱ……ちょっと、そんなにがっつかないでよ。気持ち悪いったらないわ……んむ、ちゅろぉ」

 

 ベッドの上で聖女と魔女が重なり合っていた。仰向けに横たわったジャンヌに覆い被さる格好でジャンヌ・オルタがまたがっている。二人とも左右に両脚を開き、トロトロになった股間を恥ずかしげもなく曝け出していた。真とのセックスが待ち切れないのか、二人は濃厚なレズキスで互いを慰め合っている。

 

 くちゅくちゅと卑猥な音を奏でて舌を絡ませ合う二人。時折、聞こえる互いの唾液を嚥下するごくっという音に真は愉悦の笑みを浮かべる。向けられた臀部、丸見えになった二人の上下に並んだ美しい秘所。淫靡な音と光景を耳と目で愉しみながら真はどっちから先に味わえばいいのかと贅沢過ぎる悩みに首を捻っていた。どちらの秘所も急かすように開いたり閉じたりを繰り返している。

 

「お願い、真。これ以上焦らさないで」

 

「ご主人様、お願いします。このまま待たされてたら私達おかしくなっちゃいます」

 

 決めあぐねている真に二人が流し目を送る。期待と色欲の光を湛えた金と蒼の双眸が真の生殖欲求を刺激してきた。一刻も早く二人を味わいたいと思う反面、絶品二つを前にして即決も出来なかった。数秒ほど考えた末、真は自ら選ぶ権利を放棄する。

 

「どっちからして欲しい?」

 

 替わりに目の前の二人に決めさせることにした。

 

「欲しいなら、欲しいって言ってくれ」

 

 自分から誘え、と。俺を誘惑してその気にさせろ、と真は言う。その要求にな、とジャンヌ・オルタが言葉を失って顔を朱に染める一方、ジャンヌは顔を淫蕩に輝かせて期待に応えようとする。ジャンヌ・オルタの腰に回されていた両腕が解かれ、彼女の体の下に隠れた。

 

「ちょ、ちょっと。あんた何してるのよ」

 

 くすぐったそうに身動ぎするジャンヌ・オルタ。少しすると、重なった二人の下腹部の間からジャンヌの両手が出てきた。現れた両手は自らの股間へと伸びていき、濡れそぼった秘所を広げる。

 

「ご主人様ちんぽで犯してぇ♡ 淫乱肉便器女の性処理マンコにおちんぽハメハメしてプリプリ精子子宮にぶっかけてぇ♡ ぐちょぐちょマンコザーメン漬けにしてぇ♡」

 

 くぱぁ、と開かれた女の花園が内部を剥き出しにした。湯気を立ち昇らせそうなくらいに熱くなった媚肉が不規則に蠢いて雄を奥へと呑み込もうとしている。ここに逸物を挿れたらどれだけの快感が得られるのかを考えるだけで思わず射精してしまいそうだ。

 

「それじゃ、まずはジャンヌからだな。オルタは欲しくないみたいだし」

 

 何の躊躇いもなく、犯されるために媚びた声と態度で男を誘うジャンヌに言葉を失っていたジャンヌ・オルタは真の声にハッとする。ジャンヌの肉壺を堪能しようと膝立ちになって腰の位置を合わせる真に慌てて待ってと、声をかけていた。

 

「欲しくないなんて馬鹿なこと言わないでよ。私だって、私だって……」

 

 さっきの理性が溶け落ちて淫欲をあらわにしたジャンヌの声を思い出し、頭が沸騰しそうになるくらい体を熱くさせながらジャンヌ・オルタは真を誘惑しようとする。膝を立てて美しく丸みのある臀部を持ち上げて見せ、想い人からの寵愛を得るために小刻みに揺らした。濡れ光る汁だくの秘所が蜜液を垂らしている。

 

「欲しいの、貴方が欲しくて堪らないの。見て、オマンコもこんなに涎垂らしちゃってもう我慢出来ないの。お願い、その大きくて太くて硬いおちんぽ、私に頂戴。貴方で私を一杯にして」

 

 情欲を顕著にさせたジャンヌとは対照的にどこか恥じらいを感じさせながらもジャンヌ・オルタは真からの愛を求めた。美少女二人からの淫らなお誘いに真の男根は天井に向かって雄々しくそそり立った。

 

 甲乙つけられない誘惑に迷うこと数秒。真は聖女を選んだ。

 

「まずは先に言えたジャンヌからだ」

 

 真の言葉にジャンヌの顔がぱぁと華やぐ。対してジャンヌ・オルタはこの世の終わりを間近に控えたような悲観的な表情を浮かべた。小さく笑い、真はジャンヌ・オルタのヒップを一撫ですると身を乗り出し、安心させようと美しい背筋に軽くキスをした。

 

「一回、逝ったら交代な」

 

 手でジャンヌ・オルタの美尻を撫でながらジャンヌの淫裂に狙いを定める。互いに挿入しやすいよう腰の角度を調節し、ベストな位置を見つけて一息に男根をジャンヌの中に侵入させた。

 

「おちんぽ、おちんぽきたぁ♡」

 

 男の象徴を挿れられ、ジャンヌは歓喜の声を上げる。蠢動する膣壁が逸物を歓迎し、快楽のもてなしをしてきた。絡みついてくる肉襞を押し広げ、亀頭を子宮口へと突き刺す。こりっとした感触が快感となって男女の体を貫いた。最奥まで犯され、ジャンヌは満ち足りた表情で悦びを露わにする。

 

「うぅ……早く、早く逝きなさいよぉ。私ももう我慢出来ないんだからぁ」

 

 顔を蕩けさせるジャンヌを心底羨ましそうに見ていたジャンヌ・オルタだったが、突然彼女の唇を奪って濃厚なディープキスを始めた。少しでも多くの快感を与えて一刻も早く逝かせるつもりのようだ。

 

「んぅ、れるぉ、オルタさん、ずるいでちゅむぅ」

 

「逝け、逝っちゃえぇ……じゅるるぅ」

 

 目を丸くさせて抗議してくるジャンヌの口に舌を捻じ込んで強引に黙らせる。奥に引っ込もうとする舌を自分のもので絡め取り、ジャンヌ・オルタは自らの口内へと引きずり込んで激しく吸い立てた。最初は抵抗の意思を見せていたジャンヌだったが、上の口と下の口からもたらされる快感に目をとろんとさせる。

 

 美少女二人が互いの唇を激しく吸い合う音が真の中に新たな興奮を生み出した。キスをしている二人も同様に興奮しているようで、ジャンヌの膣内はより熱くなりながらうねって男根を搾り上げる。ジャンヌ・オルタの秘所からも半濁になった粘液が雨垂れのように零れ落ちていた。

 

「んぅ、んくぅ、んんんぅぅぅ♡」

 

 数回、ジャンヌの中をペニスが往復するとジャンヌは体を反らして絶頂する。ぷしゃあ、と淫裂の中から噴き出した潮が真の体を濡らした。ジャンヌ・オルタが舌を放して覗き込んで見ると、ジャンヌは聖女とは程遠い目も当てられないアヘ顔を浮かべて絶頂の余韻に浸かっていた。

 

 さっき言ったとおりに次はジャンヌ・オルタの番だと真が逸物を引き抜こうとすると行っちゃ嫌とばかりにジャンヌの膣圧が強くなる。肉棒を包み込んでいる強い摩擦が肉悦に変わって真に襲い掛かった。特にカリ首を引き抜く時の締りには思わず射精しそうになったが、どうにか堪えて愛液に塗れた分身を今度はジャンヌ・オルタの秘所へと突き立てる。

 

「真、真♡」

 

 愛する男を胎内に迎え入れた喜びにジャンヌ・オルタは目尻に涙を浮かべてよがった。きゅんきゅんと蠕動する肉壺内が男根をしゃぶり上げ、真に腰骨を撫でられたような快感を覚えさせる。真が腰をまろやかで張りのある美尻にぶつけてパン、パンと乾いた音を奏でるとジャンヌ・オルタはあられもない嬌声と一緒に涎を口から溢れさせた。雫になった体液が垂れ落ち、ジャンヌのアヘ顔へとかかる。

 

「あぁ~、あぁぁ♡」

 

 背後から男根で秘所を串刺しにされているジャンヌ・オルタは暴力的な快楽の波に呑まれ、よがり声を上げることしか出来なかった。長大な肉棒で掻き混ぜられている膣内と同じように思考もぐちゃぐちゃになっていく。そこから数回、子宮口を亀頭でノックするとジャンヌ・オルタの背筋が美しいカーブを描いた。小刻みに膣内が収縮していることから逝ったのだと分かる。再びジャンヌと愛し合おうと真は腰を引こうとするが、

 

「らめぇ、ぬいちゃらめぇ♡ いっれない、わらひいっれないからぁ♡」

 

 ジャンヌ・オルタが臀部を突き出して抜き出すのを阻止してきた。外に出ようとするペニスをまた蜜壺内に呑み込む。男根を捕らえて離さない甘美な襞が肉の塊を撫で回し、腰の抜けそうな法悦を真に味わわせた。思わず動きを止めた真にヒップを押し付け、逸物の根本に恥丘を擦り付けながらジャンヌ・オルタは腰を淫らにくねらせる。擦れ合う部分からにぢゃにぢゃと卑猥で粘着質な淫音が奏でられた。

 

「いっれない、いっれないぃ♡ らからもっろひれぇ♡」

 

 真が動かないのをいいことにジャンヌ・オルタは快楽を貪る。勿論、そんな暴挙が続くのを聖女は許さなかった。

 

「オルタさん、ずるいです! さっきからずっと逝ってるじゃないですか、早く替わって下さい!」

 

「いっれないもん、いっれないもん!」

 

 怒りの表情を浮かべるジャンヌに駄々をこねる子供の様に首を振るジャンヌ・オルタ。表情をトロトロに蕩かせ、発情した雌その物の逝き顔は誰が見てもオルガズムに至っているのは明らかだが、魔女は愛する男を少しでも長く独占しようと頑として認めなかった。

 

 むむむ、と嫉妬心を剥き出しにしてジャンヌは頬を膨らませる。悔しげに眦をきつくしてジャンヌ・オルタを睨み付けていたが、あることに思い至り表情を淫蕩に歪ませた。逝ってないと言うのなら、ぐうの音も出ないほどに激しく逝かせてやればいいのだ。

 

 くすりと微笑し、ジャンヌは人差し指を口に含む。舌をもごもごと動かして指に唾液を塗り付け、ちゅぽっと引き抜いた。口元に浮かべた艶笑をそのままにジャンヌは手を伸ばしていく。向かう先はジャンヌ・オルタの臀部。熱く火照った美尻を一撫でし、涎で濡れテカる白魚のような指先でひくひくと動くアナルを引っ掻いた。

 

「ひぐぅぅぅ!!!」

 

 甲高い悲鳴を上げてジャンヌ・オルタが体を一際大きく跳ねさせる。ジャンヌの指が誰も踏み入ったことのない菊門を撫でる度にジャンヌ・オルタは嬌声を部屋中に響かせた。真の突き込みに合わせてしぶいていた潮が量を増し、びしゃびしゃと真やジャンヌの体、ベッドに降りかかっていく。

 

「あぁ、あうぅぅ、ひゃあああああ♡」

 

 胎内を抉る真の分身がもたらす快感とジャンヌに肛門を弄られる未知の快感。二つの快感にジャンヌ・オルタは半狂乱で啼いて逝き果てた。何度か強く体を痙攣させると、ブリッジを描いていた上半身が崩れ落ちる。高く掲げられたままのヒップから腰を離し、真はジャンヌの膣内へと逸物を埋めた。

 

「んふあああぁ、ご主人様のちんぽぉ♡ おっきい、おっきいよぉ♡」

 

 トロ顔で大きく喘ぎながらもジャンヌはジャンヌ・オルタのアナルを弄るのを止めなかった。膣内を往復し、子宮口を強く叩く極太男根の感触に全身を震わせてよがりながら魔女の菊門を指先で円を描くように押し広げる。

 

「やらぁ、やらぁ。やめへぇ、いじるのやめへぇ。そこちがう、ちがうからぁ」

 

「あっ、あん♡ 違くありませんよ、オルタさん……ひゃん♡ 何も違く、ありません♡」

 

 不浄の穴を弄られて感じていることを認めたくないのか、ジャンヌ・オルタは泣いて懇願する。しかし、彼女のお願いに返ってきたのはより激しく菊門を引っ掻きだした指先の動きと妖絶なジャンヌの笑顔だった。ジャンヌ・オルタの頬を流れ落ちてくる宝石のような涙を舌で舐め取り、蠱惑的な笑みを深める。

 

「違くなんて、ありませんよ……んぅ♡ 前も、後ろも、ご主人様の、ひゃん♡ おちんぽ挿れてもらって、気持ち良くなってもらうための肉穴なんですから、ひぅ♡ 私達のオマンコも、ケツマンコも、ご主人様専用のザーメン便所なんです♡」

 

 オルタさん、と快楽に声を途切らせながらジャンヌは囁いた。

 

「私のぉ、指でこんなに泣くくらい気持ち良くなっちゃって、うぅん♡ これがもし、ご主人様のおちんぽだったら、はぁ♡ どうなっちゃうんでしょう♡」

 

 ジャンヌの言葉に一瞬、ジャンヌ・オルタの脳裏にある情景が浮かぶ。背後から真に組み敷かれ、ケツ穴を犯されてよがり狂う己の姿。後ろの穴での交わりという背徳的な行為に想像の中のジャンヌ・オルタはこれ以上ないほどに乱れた表情を浮かべて快感に溺れていた。

 

「「ひにゃあああ♡」」

 

 聖女と魔女が共に喜悦の声を絶唱する。鼓膜に心地よく響く二人の嬌声に真は己を一段と昂ぶらせ、真は快楽の魔窟になっているジャンヌの肉壺から分身を抜き出し、体液でドロドロにコーティングされたそれでジャンヌ・オルタの秘所を貫いた。

 

 絶頂で頭を茹らせながらジャンヌは想像だけで逝ってしまったジャンヌ・オルタを見詰める。真の熱いストロークに果てたばかりの体が電気を流されているみたいに大きく跳ね回っていた。口からは要領を得ない喘ぎ声が溢れ、ダラダラと流れ出る唾液が口元を汚している。

 

「ふふっ、オルタさん。ご主人様におちんぽ、ケツマンコにぶっ挿して滅茶苦茶にされるところを想像しちゃいましたね。それで逝っちゃったんだ。この淫・乱♡」

 

 ジャンヌ・オルタの涎を舐め取り、サディスティックに笑ってジャンヌは止めていたアナル弄りを再開した。魔女の悲鳴に一段と艶が増し、前と後ろの穴に奔る快楽に思考を灼き尽くされていく。

 

「いんらんじゃないもん、わらひいんらんじゃ、にゃひぃぃぃ♡ いきゅ、いきゅう♡ わらひいっへる、ずっろいっへるのぉ♡ しんのおちんぽ、おまんこぐちゅぐちゅえぐっへぇ、しきゅうじゅんじゅんちゅいてりゅうぅ♡ おかしくなりゅう、あらまおかしくなっひゃうよぉぉぉ♡」

 

 脳が姦淫に汚染される。ジャンヌ・オルタは自分が自分では無くなってしまいそうな快感に恐怖と、それを遥かに上回る悦びに己を見失っていった。気が狂いそうな肉悦と想い人に愛される歓喜に板挟みにされたジャンヌ・オルタは今まで以上の深みへと滑り落ちていく。

 

「なっちゃいましょう、オルタさん。もっと、もっとおかしくなって私と一緒にご主人様のオマンコ奴隷になっちゃいましょう。心も体も全部ご主人様に奪ってもらって、私達の全部ご主人様の物にしてもらうんでひゅぅぅぅ♡」

 

 再度、真とのセックスが始まりジャンヌは軽く白目を剥き、ジャンヌ・オルタの体を持ち上げるほどに全身をしならせた。狭く柔らかな肉孔を男根で蹂躙される悦びと快感で意識が一瞬で忘我の境地へと達する。泣き叫ぶような嬌声が部屋の中を反響し、声と共鳴した蜜壺が逸物を甘く激しく揉み潰す。蠢きうねる膣壁がタフなペニスを奥へと誘い、肉襞の一枚一枚がカリ首を撫で上げ亀頭を舐め回した。男根に浸透し、内側から溶解させんばかりの快美な刺激に真は身震いし、射精と変わらない大量の先走りをジャンヌの胎内に吐き出す。

 

「ひゃううぅ。がまんじるぅ、びちゃびちゃっへなかにでへるぅ♡ しきゅうちゃぷちゃぷになっへぇ、おぼれひゅう♡」

 

 ただただ与えられる快感に溺れ、ジャンヌは享楽に耽って悦びを露わにした。涙と涎で汚れた顔は目も当てられないほどに色欲で染まり切っている。商売女ですらしないだろう、男の欲望を猛り狂わせるアヘ顔を浮かべるジャンヌをジャンヌ・オルタは熱で霞んだ瞳でぼうっと見ていた。思考能力が壊滅的になってしまった頭の中ではさっきジャンヌの言っていたことがメリーゴーランドよろしくぐるぐると回っている。

 

『もっと、もっとおかしくなって私と一緒にご主人様のオマンコ奴隷になっちゃいましょう。心も体も全部ご主人様に奪ってもらって、私達の全部ご主人様の物にしてもらう』

 

 己の心と体、全てを奪われて愛する男の物にされる。何と甘美な響きなのだろう。想像するだけで子宮が痺れ、女の性がのたうち回りたくなるほどに疼いた。己の全てを愛する人に捧げ、心も体も貪られる。互いに愛という甘やかな蜜を注ぎ合って心と体、全てを満たし合う。それは何と素晴らしく、そして幸福なことなのだろうか。気付けばジャンヌ・オルタは舌足らずになりながら、震える声で宣言していた。

 

「なりゅ、なりゅぅ♡ わらひ、おまんこどれいになりゅぅ♡ しんの、ごひゅじんひゃまのおまんこどれいになっへいっぱいあいひへもらうの♡ ごひゅじんひゃまのこと、いっぱいあいひへあへるのぉ♡」

 

 互いに嬉し涙を流し、抱き締め合う聖女と魔女。夢中で口付けを交わし、それぞれの唾液を啜り合っている。

 

「いっしょ、いっしょれすおるたしゃん♡」

 

「うん、いっしょ、いっしょ♡」

 

 共に愛する男に抱かれる悦びを共有し、分かち合うように二人は濃厚なキスを続ける。パンパンと鳴る肌が打ち合う乾いた音と共に聞こえる口付け音に煽られて肥大化する獣欲に従い、真はジャンヌとジャンヌ・オルタをかわるがわる犯していった。剛勇な男根で二人の秘所を何十回と貫き、媚肉を掻き回して潮を噴かせ、快楽を叩き込んで嬌声を響かせる。己を満たすペニスの逞しさに二人は声を上げて啼き喚き、狂い死にしそうになる肉悦の海の中で溺れていく。

 

 一方、二人の美少女を何度も絶頂させた逸物が限界を迎えようとしていた。体内に積み重なってきた快感に真は逞しい肉体を震わせ、男根を戦慄かせる。彼女達の膣内で肉棒を滑らせる度に白く濁った腺液が鈴口から溢れ出てきた。神経に直に快感を流し込まれているような快美感に男性器は激しく痙攣し、射精と変わらない量の我慢汁を二人の胎内に吐き出す。

 

「そろそろ、出るぞ!」

 

 真の切羽詰まったような言葉に男の象徴を蜜壺に嵌め込まれているジャンヌは目を輝かせ、ジャンヌ・オルタは切なそうに顔を歪めた。

 

「らひてぇ、らひてくらひゃいごひゅじんひゃまぁ♡ じゃんぬのおまんこ、ごひゅじんひゃまざーめんでたねつけしへぇ♡」

 

「らめ、ぜったいらめぇ♡ ごひゅじんひゃまはわらひにらすの♡ ごひゅじんひゃまざーめん、おるたまんこにだすのぉ♡」

 

 二人の求めに射精欲求が爆発し、性器の根本から先端に稲妻のような快感が駆け抜ける。真は恥骨を押し付けるように腰を突き出し、ジャンヌの奥深くに思い切り精を放出した。

 

「ひゃああああ♡ ざーめん、ざーめんいっぱいきたぁ♡」

 

 白目を剥き、舌を突き出して絶頂するジャンヌ。子宮内に白濁液を撃ち出され、喉を震わせて嬌声を迸らせる。ジャンヌの膣内に男根を突き刺したまま二度、三度と射精すると真は急いで腰を引いた。絶頂で急激に収縮する蜜壺に精を搾り出されるが、残弾は十分に残っている。脈動して先端から白い粘液を吐き出すペニスを今度はジャンヌ・オルタの秘所へと突き立てた。

 

 突然の挿入にジャンヌ・オルタの体が硬直するが、それも束の間。次の瞬間には全身を痙攣させてアクメ声を部屋中に響かせていた。ジャンヌ・オルタが体を震わせて逝っている最中にも真は射精を続け、容赦なく彼女の胎内を白濁で染め上げていく。何時までも終わらないオルガズムにジャンヌ・オルタは意識を真っ白に塗り潰され、ただ体を突き上げる快感のままに喘いでいた。

 

「あぁ、あぅぅ、んうぅ、いぐぅ、いぐぅぅぅぅぅ♡」

 

 二人の嬌声をBGMにして真は精を放ち続ける。白濁液が秘所から溢れてもお構いなしで射精を続け、二人の美少女をドロドロに汚していった。真の剛直が猛りを静める頃には二人の下半身は至る所が白濁の粘液でコーティングされていた。

 

 真が獣のように荒くなった呼吸を整えようとしていると、のろのろとした動きでジャンヌ・オルタが横に転がるようにしてジャンヌの体から下りた。蕩けて溶けた蒼と金の双眸が真をじぃっと見詰める。頬を紅潮させ、艶のある息を吐きながら聖女と魔女はうっとりと真に魅入っていた。

 

「「ごしゅじんさまぁ♡」」

 

 同じ声で同じことを言い、全く同じ動作で真に近づいてくる。四つん這いになった二人は真に擦り寄ると、左右から抱き付いた。むにゅぅと挟み込んでくる柔らかく豊満な女体を抱き締めると、二人は快楽で締まらなくなった顔で愛おしそうに笑顔を浮かべる。

 

「「あいしてます♡」」

 

 そう言って、彼女達は想い人の頬に口付けをするのだった。

 

 

 

 

「痛くないか?」

 

「いえ、全然。とっても気持ち良いです」

 

 浴室に真とジャンヌの声が小さく響いた。お湯で濡れた床の上、小さな台形の椅子に座った二人が並んでいる。ジャンヌは真に背を向け、真はジャンヌの美しい金髪を洗っている真っ最中だ。

 

 床に落ちたり傷つけないよう細心の注意を払い、真は泡で一杯にした両手で絹みたいに滑らかな金色の髪を清めていった。髪の間に指を通し、指先に愛情を込めて丁寧に梳いていく。髪を洗う真の優しい手付きにジャンヌはうっとりと、幸福その物の表情を浮かべていた。愛しい男の指が泡を纏って髪を滑っていく心地良さにジャンヌは桃色の吐息を漏らす。

 

「……ムカつく」

 

 恍惚と、幸せそうに顔を緩ませて真に身を任せているジャンヌを一人湯船に浸かりながら嫉妬の目で見据えるジャンヌ・オルタ。両腕を湯船の外に出して浴槽に凭れかかり、ぶすっとした顔でジャンヌを羨望の目で見ていた。何時の間に持ち込んだのか、小さなプラスチック製の水鉄砲を右手で器用にクルクルと回している。

 

「何よ、ガキじゃあるまいし髪くらい自分で洗えるでしょ。長いからって調子に乗ってんじゃないっての」

 

 ぶつぶつとジャンヌ・オルタが唱える恨み言に真は苦笑いを浮かべる。当事者であるジャンヌはすまし顔で聞き流し、真の指先の動きに神経を集中させていた。

 

(うぎぎ……落ち着け、落ち着きなさい私。別に何も聖女様が特別なことされてる訳じゃないし。ただ、髪を洗ってもらってるだけだし。普通のことだし、私も後でしてもらえばいいだけの話だし。羨ましくなんか……無い訳ないでしょうが!)

 

 心象風景を焼け野原にせんばかりの嫉妬の炎を胸中で燃え上がらせ、ジャンヌ・オルタは百面相を浮かべる。悶々としているジャンヌ・オルタを他所にジャンヌの髪を洗い終えた真はシャワーを手に取り、緩い勢いのお湯をかけて泡を洗い流していく。温水と一緒に泡が体を流れ落ちていく感覚にジャンヌはこそばゆそうに身動ぎした。

 

「これでよし、と。うん、綺麗だ」

 

 泡を流し終え、真はジャンヌの髪を手に取る。浴室の電灯の光を浴びて放たれる金色の輝きは見る者を魅了した。真も思わず顔を近づけ、鼻先で髪の匂いと感触を楽しんでいた。濡れた艶々とした肌触り、柑橘系シャンプーの爽やかな香りが男を夢中にさせる。真は金髪に鼻先を押し付けたまま、心地良い感触を辿って顔を持ち上げていった。

 

「ん……真君、くすぐったいです」

 

 髪を押しのけて触れてきた鼻先に背筋や項を撫で上げられ、ジャンヌはむず痒さに身をくねらせる。ごめん、と謝る真にジャンヌは鷹揚な笑みで首を振って見せた。別段、咎める気は無いようで、むしろもっと触って欲しそうだ。

 

「触りたかったら、もっと触ってもいいんですよ?」

 

「いいのか? じゃ、遠慮なく」

 

 ジャンヌから許しをもらった真は大胆に両手を伸ばし、ジャンヌの豊乳をがっしりと鷲掴みにする。大きく豊かな乳房に指を沈めて押し返してくる弾力を愉しみ、変幻自在に形を変える女性の象徴の柔らかさを堪能した。

 

「あん♡ もう、確かに触ってもいいって言いましたけど、いきなりおっぱいだなんて。真君のエッチ♡」

 

 桃色の嬌声を零し、ジャンヌは肩越しに真を見る。台詞だけ見ると非難しているように思えるが、声音には隠すつもりも無い女の悦びの色があった。真に向けられた蒼い双眸も淫らな光を宿しており、愛する男に秋波を送って誘っている。

 

「嫌か?」

 

「ううん。真君なら、大歓迎です♡」

 

 バストを揉みしだく真の両手に己の手を重ね、一層強く揉ませながらジャンヌは真へと寄りかかるように体を摺り寄せた。科を作って豊満な女体を真に押し付け、自ら真の指を乳輪へと誘導して触れるように仕向ける。ジャンヌの誘いにほいほいと乗ってしまった真は彼女の思惑通りに指先で数回乳輪をなぞり、ぷっくりと膨らんだ乳首を弾いた。

 

「ひゃあん♡」

 

 艶めかしい、色っぽい喘ぎ声で雄の琴線にくすぐる。官能的な息を至近距離から真に浴びせ、濡れた瞳で愛して欲しいと訴えかけた。

 

「真君……」

 

 陶酔した様子で真の名を呼びながら目を閉じ、小さく唇を突き出す。そのまま愛する男の唇が触れるのを待つこと数秒。ジャンヌに与えられたのはキスではなく勢い良く噴きかかってくる温水だった。

 

「このどスケベ女! 私の目の前で真とイチャついてんじゃないわよ、このこの!!」

 

 真を誘惑するジャンヌに堪忍袋の緒を切らしたジャンヌ・オルタが柳眉を吊り上げ、物凄い勢いで水鉄砲のトリガーを引きまくっていた。銃口から一直前に飛び出した温水が的確にジャンヌの顔に命中していく。きゃっ、と小さく悲鳴を上げるも、ジャンヌは素早く傍らに置いていた風呂桶でジャンヌ・オルタの射撃を防いだ。

 

「もう、折角、いい雰囲気だったのに! 邪魔しないで下さい!」

 

「するに決まってんでしょうが! 髪洗ってもらった上にキスまでしてもらおうなんてどんだけ欲張りなのよ、強欲女!! そんな羨ましいこと、私の目が黒い内は断じてさせてたまるかっての!!」

 

 激しい口調で口論を交わす二人を見て、これは口じゃ止められそうにないと一瞬で判断を下し、真は椅子ごと一歩下がって避難する。真が見守る中、魔女と聖女の攻防と口論は激しさを増していった。

 

「大体、あんたは存在そのものがあざといのよ。何よ、その長い髪! 髪を洗ってもらったり、乾かしたり梳かしたりしてもらう時の手間を増やして、少しでも長く真とくっ付いていようって浅はかな魂胆が見え見えなのよ!」

 

「ああああざとい!? 私は断じてあざとくなんてありませんし、そもそもこの髪は自前です! それに羨ましいならオルタさんも髪を伸ばせばいいじゃないですか!」

 

「そんなイメチェンしようみたいな軽いノリでそこまで伸ばせるわけないでしょうがぁ! そもそも、あんたと同じ髪型なんて死んでもごめんよ!!」

 

 二人の低レベルな争いが激化していく中、水鉄砲の弾が切れる。小さく舌打ちし、ジャンヌ・オルタは次弾装填のために水鉄砲を浴槽の中へと沈めた。

 

「(守ってたら負ける、攻めないと!)真君、ちょっとお借りします!」

 

「あ、はい。どぞ」

 

 奪い取るように真の手からシャワーを受け取り、ジャンヌは反対の手を伸ばしてバルブへと伸ばして限界まで開く。ジャアー、と中々の威力で温水を噴き出し始めたシャワーをジャンヌ・オルタへと向けた。丁度、水鉄砲にお湯を溜め終えて狙いを定めようとしていたジャンヌ・オルタの顔に温水が直撃する。

 

「わっぷ! ちょ、ちょっと! それは幾ら何でもずるいでしょ!」

 

 顔に向かって飛び出てくる温水を両腕でガードしながらジャンヌ・オルタは抗議の声を上げる。それに対し、ジャンヌは敢然とした表情で言い放った。

 

「ずるくなんてありません! これはジャンヌルールその一、『使えるものは何を使っても勝て』です!」

 

「私の十八番(ジャンヌルール)を、よりにもよってあんたがパクるなぁぁぁ!!!」

 

 両腕を解き、水鉄砲の銃口をジャンヌへと向けてジャンヌ・オルタはお湯を乱射し始める。元々、守りに入る性格ではない。相手がジャンヌ・ダルクともなれば尚更だ。防御を捨て、魔女はただただ攻撃に徹した。

 

 ジャンヌ・オルタの猛攻に一瞬たじろぐも、ジャンヌはシャワーを持つ手を震わせることなく温水を相手に浴びせ続ける。ここで怯んで攻撃の手を緩めるような柔な精神の持ち主ならそもそも英霊になどなっていない。二人はノーガードの殴り合い、もといお湯のかけ合いを続けた。

 

 数分後、濛々と湯気が立ち昇る浴室の中、聖女と魔女は頭からずぶ濡れになっていた。小さく肩で息をしながら形の良い鼻や耳から水滴を垂らし、ビショビショになって束になった前髪を額に張り付けている。

 

「ぜぇ、ぜぇ……このまま続けても、勝負はつかなさそうね」

 

「はぁ、はぁ……そう、ですね。ここは公正な第三者の方に決めてもらうとしましょう」

 

 二人の視線が同時に一人の男へと向けられた。

 

「「真(君)、あんた(貴方)は長いのと短いのどっちがいいの(いいんですか)!?」」

 

「そこで俺に振るのかよ。うん、まぁ何となくそんな気はしてたけど」

 

 それ以前に長い髪と短い髪どっちがいいかなんて話だったけか? と真は首を傾げるが、特に隠し立てすることでもないので正直に答える。

 

「俺は別にどっちもいいと思うけど」

 

 強いて言えば髪の長い人は乾かしたり梳かしたりするのが大変だなぁと思っているくらいだ。実際、真は風呂上りの髪の長いサーヴァント達の相手を何度もしているので身に染みて理解している。これが真の偽らざる本音なのだが、そんな玉虫色の回答で心を昂ぶらせた少女達が納得する訳も無い。

 

「そんなどっちつかずな答え、聞きたくありません! 男の子ならスパッと言って下さい!」

 

「男でしょ、白黒はっきり付けろっての!」

 

 立ち上がった二人は真へと詰め寄る。じりじりと迫ってくる聖女と魔女の迫力に真は思わず腰を浮かせて後退った。しかし、ここは狭い浴室内。逃げ場などなく、すぐに壁際へと追い詰められる。水滴の浮かんだひんやりとしたタイルの壁に背中を付けて逃げ道を失った真に二人は体を密着させた。豊かで美しい肉の山脈が程よく鍛えられた胸板に押し付けられ、むにゅんといやらしく形を変えている。

 

「さぁ、教えてください真君! 私とオルタさん、どっちがいいんですか!?」

 

「私と聖女様、どっちが好きなのよ!?」

 

「そんな話だったか!?」

 

 ハイになった精神が話をあらぬ方向へと飛躍させ、何時の間にか二人の問いかけはどっちの方が魅力的な女なのかというものにすり替わっていた。逃げることも適当に誤魔化すことも許さないと、聖女と魔女は真っ直ぐに真を見詰める。こいつにだけは負けたくないと、瞳の中で競争心の炎をメラメラと燃え上がらせていた。

 

 今だかつて感じたことのない巨大なプレッシャーに流石の真も圧倒される。オルレアンでファヴニールと、オケアノスでヘラクレスと対峙した時。いや、ロンドンで魔術王と遭遇した時でもここまでの圧力は感じなかった。

 

 委縮してたじたじになる真だが、彼の体は押し付けられるたわやかな女体にこれ以上ないほど素直に反応していた。二人が体を押し付ける度に胸板でむにゅむにゅとひしゃげる乳房の柔らかさと、肌に擦れる乳首のコリコリとした独特の硬さ。睫の長さも確かめられるほど近くにあるジャンヌとジャンヌ・オルタの美貌も相まって下半身に血液が集まり、ムクムクと勃起し始めた逸物が丁度ジャンヌとジャンヌ・オルタの間でそびえ立つ。

 

「真君!」

 

「真!」

 

 答えを急かす二人の美少女、そして返答に窮する情けない男。傍から見りゃ完全に浮気現場である。そんな色んな意味で身の破滅一歩手前の状況、真は強引な手段で脱出を試みた。

 

「答えてくださむぅ」

 

「ち、ちょっと、あんた何してんぅ」

 

 二人の腰にそれぞれ片腕を回して力尽くで抱き寄せ、順々に唇を奪ったのだ。頭に血を上らせた二人の納得出来る答えを用意できそうも無いので、キスで誤魔化そうという魂胆である。今の真を誰かが言葉を飾らずに表現したら最低のくそ野郎と答えるだろう。

 

 突然の口付けに面喰い、そして表情を蕩けさせるジャンヌとジャンヌ・オルタ。各々、両手を真の胸板に添えてうっとりと陶酔しているが、真が誤魔化そうとしていることに気付いて眦を吊り上げる。

 

「キスで私達を煙に巻こうとしたってそうはいきません。誤魔化さないでちゃんと言ってんちゅう、ちゅっ、ちゅろぉ」

 

「何時までもキスだけでどうこう出来るチョロい女だと思わないでちょうだい! いやそれより、キスするならまずは私にしてんむぅ、ちゅぱ、ちゅるぅ」

 

 二人が糾弾しようとしてくる度、真は唇で唇を塞いで強引に黙らせていく。舌を吸い、唾液を啜る淫靡な水音が浴室に木霊していた。

 

 何度、口付けされて言葉を遮られてもめげずに二人は真を非難しようとするも、繰り返される濃厚なキスに言葉を失っていく。侵入してきた舌に口腔を舐め回される刺激に体を震わせ、天上の美酒にも思える唾液に酔い痴れていった。舌を絡め取られ、涎を飲まされ続けること数分、聖女と魔女はさっきまで抱いていた問いかけをどぶに投げ捨て、顔をトロトロにさせながら愛する男にしな垂れかかっていた。

 

「真君、もっとぉ、もっとキスして下さい♡」

 

「私も、私もぉ。一杯チューしてぇ♡」

 

 瞳の奥にハートを浮かべるジャンヌとジャンヌ・オルタのおねだりに応えながら真は二人の美尻を撫で回す。健康的かつ蠱惑的な肉付きの良いヒップに指を沈めると、プリプリの尻肉が指の間からひり出てきた。臀部を堪能する真の指使いにジャンヌは情欲に満ちた吐息を漏らし、口付け真っ最中のジャンヌ・オルタは嬉しそうに鼻息を強くさせる。

 

「俺は髪の長いのも短いのもどっちも好きだし、勿論ジャンヌとオルタのことを愛してる。それじゃ駄目か?」

 

 二人とのキスをひと段落させ、真は訊ねた。普通の良識ある人はこう言う。良い訳あるかこの女の敵が! と。しかし、真無しではもう生きていけられない体にされてしまった二人は抗議の声を上げようとはせず、こくんと頷いていた。

 

「はい。どっちが好きかなんて聞こうとしていた私達が愚かでした」

 

「そもそも、あんたみたいな精力絶倫ハーレム野郎にそんなこと聞く方が間違いだったわ……私達はあんたを愛してるし、あんたも私達を愛してる。それで十分ね」

 

 そういうことになった。

 

「お前達を抱きたい」

 

 欲情した声で真は聖女と魔女に囁きかける。二人の美しく括れた腰に回して両腕に力を込め、もっと体を密着させて勃ち上がった性器を太腿へと押し付けた。焼かれた鉄棒のような熱さを肌に感じ、二人は視線を下ろして猛々しくなった真の怒張に気付く。あっ、と二人の口から悦びの呟きが零れた。

 

 視線を持ち上げる二人。紅潮していた頬は更に赤みが増し、双眸にはさっきまでなかったねっとりとした色欲の光が浮かんでいた。

 

「抱くぞ」

 

 言葉短い真の宣言に反対の声が上がるはずも無かった。

 

 

 

 

「さっきはジャンヌからだったから、今回はオルタからだな」

 

 ぱぁ、とジャンヌ・オルタの笑顔が華やぐ。それは咲き誇る花の如く、男を惹きつける魅力に満ちていた。喜ぶジャンヌ・オルタの隣でジャンヌが少しだけ残念そうにしゅんとなる。一分一秒でも早く愛する男と睦み合いたいと胸の中で欲求が騒ぎ立てるが、己を抑えてジャンヌは一歩下がった。折角、自分を愛してくれると想い人が言ってくれているのに、それを第三者が横からしゃしゃり出てきて口を挟んできたら誰だって嫌だろうと思ったからだ。自分がされて嫌なことは人にしない、である。

 

 二人の邪魔にならないようジャンヌは浴槽へと移動する。両脚の膝辺りまでお湯に浸かりながら浴室の中央で真の首に両腕を巻き付け、情熱的に舌を絡め合うジャンヌ・オルタを羨ましそうに見詰めていた。

 

「ちゅっ、ちゅう、ちゅぱ、ちゅろぉ……真、好きよ、大好き」

 

 直向きな愛情が込められた目が真へと向けられている。二人の唾液で濡れ、テラテラと光る唇でジャンヌ・オルタは自分の内にある好意と情愛を言葉にして紡いで真に伝えた。何度目になるか分からないジャンヌ・オルタの告白に真は照れ臭さ三割、嬉しさ七割といった笑みを浮かべる。

 

「知ってるよ。お前の声が余裕で脳内再生出来るくらい言ってもらったからな」

 

 ジャンヌ・オルタの体に回していた両手で彼女の背中を撫で擦った。あん、とくすぐったさに艶めいた声で啼きながらジャンヌ・オルタは小悪魔チックな笑みを口元に浮かべる。

 

「ふふ、じゃあもっとクリアに再生出来るようにしてあげるわ。好き好き好き好き好き好き好き好きぃんぅ♡」

 

 魔女の止まることのない好きのエンドレスワルツをキスで強制終了させる。強引な口付けに怒る気配を微塵も見せず、ジャンヌ・オルタは心地良さそうに目を細めて嬉しさを露わにしていた。

 

「オルタ、挿れるからな」

 

 更に数分、ジャンヌ・オルタとの濃厚なディープキスを楽しんだ真は左手を彼女の右脚へと伸ばし、膝裏に引っかけるようにしてすらりとした美脚を抱え上げた。むっちりとした男好きのする肉感的な太腿が持ち上げられ、濡れそぼっている秘所が曝け出される。そこはさっきまで入っていた浴槽のお湯や室内に籠った湯気とは別の水気を帯びていた。

 

「うん、挿れて。私で一杯気持ち良くなって、私を一杯気持ち良くして」

 

 女の大事な場所を見せつけるような体勢に頬を赤く染めながらも、ジャンヌ・オルタは真から目を背けずに結合の時を待つ。真もジャンヌ・オルタの金色の目を見返しながら腰の位置を合わせ、膨らみ切った男性器を涎を垂らす雌穴へと宛がった。亀頭に触れる、体温以上に熱く思える女体の温度に身震いし、真は蜜液の溢れ返った肉壺へと男の象徴を侵入させる。

 

「あ、あぁっ、あぁん♡」

 

 胎内で生まれる快電流がジャンヌ・オルタを喘がせた。真の首に絡ませた両腕に力が入り、愛する男の体をぎゅっと抱き寄せる。みっちりと閉じた肉筒を押し開き、膣壁を抉って快感を発生させる男根の形と大きさ、硬さと熱さにジャンヌ・オルタは濡れた吐息を零した。

 

 こつん、と亀頭が最奥に当たったのと同時に真はジャンヌ・オルタの唇を奪う。唇を甘噛みし、舌を啜りながら子宮口に押し付けた亀頭で円を描いた。硬く肥大化した勃起に膣奥をぐりぐりと押し潰され、ジャンヌ・オルタは頭の芯まで痺れてしまう。上も下も想い人の器官で満たされる彼女の顔は正しく幸せの絶頂という表現がぴったりだ。真もまた亀頭へとちゅうちゅう吸い付く子宮口の感触に体を戦慄かせた。震える肉棒から我慢汁が放たれ、ジャンヌ・オルタの子宮内に溜まっていく。

 

 逸物を溶かし、全部飲み干してしまうのではと思える蜜壺の甘美感に戦慄しながら真はゆったりとしたピストンを始める。ぬちゅっ、ぬちゅっといやらしい音を立てて男根がジャンヌ・オルタの膣内を出入りしだした。たん、たんと一定のリズムで肉がぶつかる音が浴室に反響し、その度に唇を塞がれたジャンヌ・オルタは鼻から幸福そうな息を漏らしていた。

 

(真君のおちんぽが根本までずっぽりオルタさんのオマンコに……それにキスまでされて、オルタさん凄く嬉しそう。欲しい、真君のおちんぽ、早く欲しいよぉ)

 

 二人の世界を邪魔しないよう息を殺すも、ジャンヌは己の中で急速に募っていく肉欲に逆らえずにオナニーを始める。右手を股間へと伸ばし、とろりと愛液を纏った陰唇を擦り始めた。しかし、彼女の体は秘所に触れるだけの淡い快感ではもう満足できないものになってしまっている。ジャンヌはすぐに我慢出来なくなり、人差し指と中指を一遍に膣内へと挿し込んだ。愛する男のために熱く蕩け、ねっとりとほぐれた己の中に二本の指を激しく出し入れし、聖女は自分が愛される時を心待ちにする。

 

 ジャンヌ・オルタの口内を舐っていた真の舌が引き抜かれた。後を追おうとしてくる魔女の唇から逃れ、真は口角や頬を舐め上げていく。白金の髪も味わった舌がジャンヌ・オルタの耳元へと辿り着いた。耳穴に軽く息を吹きかけるとジャンヌ・オルタの体がぶるりと震える。更に数回、耳責めを続けた真は感情をたっぷりと込めて彼女に囁いた。

 

「愛してる」

 

「~~~っっっ♡♡♡」

 

 言葉に出来ないほどの歓喜がジャンヌ・オルタの全身に行き渡る。愛してるという唯一つの言葉に彼女は体や心、魂までも昇天しそうな喜びを味わった。生まれた喜びは瞬く間に四肢の末端まで伝播し、肉壺内の動きも変化させる。膣壁はきゅんきゅんと程よく締まって男根を抱き締め、竿やカリをしゃぶっていた肉襞がよりぬるぬると絡みつきながら蠕動を始めた。想い人を気持ち良くさせ、その精を己の胎で受け止めようとする雌穴の動きに真は思わず大量の白濁液をぶち撒けそうになる。

 

「うっく……愛してる、愛してるぞオルタ」

 

「私も、私もよ」

 

 腹に力を入れて射精を堪え、真は小さく呻きながらジャンヌ・オルタの耳元で愛を囁き続けた。こうやって愛や想いを伝えられるのが何よりも好きなジャンヌ・オルタは全身を包む多幸感に涎を垂らし、縋り付くように真を掻き抱いた。真の動きに合わせて腰をくねらせ、共に絶頂へと登っていく。

 

「もっと、もっと言って。愛してるって言って」

 

 ジャンヌ・オルタの要望に応え、真は何回も甘い愛の言葉を囁いた。愛してると言われる度、ジャンヌ・オルタは嬌声に抑えられない喜びを滲ませ、表情を濃厚な恍惚の色に染め上げていく。

 

 同時に肉壺の具合もどんどんと良くなっていった。膣内全体が精を搾り取ろうと蠢動し、肉棒を包み込んでくる。襞々が優しく、しかし強く男根の敏感な部分を的確に揉み込み、擦り上げてきた。奥へと引き込むような動きも相まり、真の中で欲望がマグマみたいに熱く滾る。高まる射精欲求に突き動かされ、真は段々と腰使いを早くしていった。

 

(真君、真君。早く、早く私のことも犯して♡ その逞しくてぶっといおちんぽで私のオマンコぐちゃぐちゃに掻き混ぜて♡)

 

 甘さと激しさを増していく二人の情交を前にジャンヌは我慢出来なくなっていく。蜜壺を埋めていた指は今や三本に増え、ぐちょぐちょと体液を撹拌する音を鳴らしていた。秘所から溢れた白濁してトロみの増した愛液が指を伝い、雫となって湯船の中に落ちていく。胸中で鎌首をもたげる性欲と愛欲を抑えられず、ジャンヌはオナニーを激しくしていった。

 

「はむ、ちゅっ、ちゅう、れるぅ、れろぉ♡」

 

 空いていた左手で乳房を下から掬うように持ち上げ、既に大きく勃起していた乳首に吸い付いた。つん、と膨らんで自己主張する乳首を己の口内で吸い上げ、舌で舐め転がし、軽く歯を立てて甘噛みする。自ら行う秘所と乳頭への二点責めにジャンヌの体はビクつき、湯船に落ちる愛液の水滴は量を増していった。

 

「真、真……愛してる、貴方を愛してるのぉ」

 

 聖女が一人で昂ぶっている中、二人は二人三脚で絶頂へと向かっていく。加速する腰のピストン運動にジャンヌ・オルタは表情を陶酔させながら媚びた嬌声を上げ、逸物を強く引き締める膣壁と複雑にうねり蠢く肉襞に真は射精感を高まらせた。吐精が近くなった兆しにジャンヌ・オルタの蜜壺に出入りする男根が一回り膨れ、狭隘な肉筒を更に押し広げる。胎内の幸せな圧迫感にジャンヌ・オルタは一際強い快感を覚え、切ない喘ぎ声を漏らした。

 

「一緒に、一緒に逝きましょう。二人で、一緒、にぃ」

 

 潤んだ瞳が切実に訴えかけてくる。ジャンヌ・オルタの求めに真は力強い抽挿で応えた。肌を打ち合う音と肉壺を逸物で抉る水音が大きく浴室に響く。ジャンヌ・オルタの膣内が小刻みな収縮を繰り返し、真の男根が脈動して先走りを吐き出す。快楽の果てへと共に走りながら二人は互いの汗ばみ熱くなった体をひしと抱き締め合った。

 

 皮膚に感じる愛する者の体温と感触が心地良い。皮膚が融けあい、体の境界線が無くなって一つになっていくような幸福な感覚に包まれて二人は絶頂へと達した。穏やかだが絶大なオルガズムに真は子宮に津波のような精液を注ぎ込み、ジャンヌ・オルタは胎内に広がっていく灼熱の快感に声の無い嬌声を上げる。体が起こす痙攣すらシンクロさせ、二人は快楽の海の中を漂っていった。

 

 射精を終えた真はジャンヌ・オルタの右脚を下ろし、秘所から男根を引き抜く。真の首に回した両腕を引っかけ、ジャンヌ・オルタは逞しい胸板へと凭れかかった。絶頂の余韻が抜けていない両脚はガクガクと震え、一人で立つのも覚束ない様子だ。

 

「大丈夫か?」

 

 気遣ってくれる真にジャンヌ・オルタは嬉しさに顔を綻ばせて頷く。金色の双眸で真を見詰め、真も蒼い瞳にジャンヌ・オルタを映した。互いの鼓動を感じられるほどに近くにいられること、想いを通じさせて愛し合えること。そう出来ることが何よりも喜ばしく、そして幸せだと思う。じぃっと愛する者を見詰めながら二人は同じタイミングで唇を動かし、同じ言葉を伝え合った。

 

「「愛してる」」

 

 

 

 

(このまま真を独り占めしたいけど、流石にそれは駄目よね)

 

 一人で立てられるまで回復したジャンヌ・オルタは一歩下がって真から離れた。プルプルと震える両脚は頼りなく、ふらふらと右に左に体が揺れる。

 

「おいおい」

 

「心配、しなくても大丈夫よ。それより、そっちの相手をしてあげなさい。飢えた獣のね」

 

 真に首を振って見せ、ジャンヌ・オルタは椅子へと座ってドアへと寄りかかった。曇りガラスの嵌めこまれたドアに背中を預け、浴槽を指差す。真がジャンヌ・オルタの示す方を見るよりも早く、ざばりと湯船から誰かが出る音。

 

「真君♡」

 

 真が向き直ると、目の前にジャンヌの顔があった。赤く上気した頬、奥にハートを浮かべた蒼い瞳、忙しなく吐き出される悩ましい吐息。雌の欲望を剥き出しにした発情顔を作ったジャンヌは真に抱き付き、彼の唇を奪う。

 

「真君、あむ、ぢゅう、ぢゅむ、ぢゅろぉ、ぢゅるるる……しんくぅん♡」

 

 欲情のままに真の唇を吸い、舌諸共に唾液を啜る。時折、うっとりと甘ったるい声で真の名を呼びながらジャンヌは真をタイルの壁へと押し付けた。首に巻き付けていた両腕を素早く解き、両手首を掴んでこれも壁へと押さえつける。己の体を使って真を拘束し、ジャンヌは彼の唇を味わい続けた。

 

 ジャンヌにされるがまま貪られる真。何の前触れなしに始まったアグレッシブなディープキスに頭がくらくらする。口内をぬるぬるとまさぐる濡れた舌の感触と体の全面に感じる女体の柔らかさが背中に当たったタイル壁の冷たさを忘れさせた。

 

 寸の間、驚きに身を固めていた真だったが、幾らもしない内に口の中を這い回るジャンヌの舌に自分のものを絡め始めた。肉と肉を捏ねるように触れ合わせ、相手の舌腹や舌裏を舐め合う。舌同士を擦り合せる甘美な肉感と、互いの唾液が攪拌される淫靡な水音に二人の性的欲求は強くなっていった。

 

(しんくん、しんくん♡)

 

 真の手首を掴んでいた片手を放し、腹部へと下げていく。二人の腹の間に手を滑り込ませると、二人に挟まれた反り返る長大な男根がジャンヌの指先に触れた。再三の射精にも萎えず、雄々しいままの逸物の硬さを確かめるようにジャンヌは指を滑らせる。真の精液とジャンヌ・オルタの本気汁で汚れた肉塊は火傷しそうなくらいに熱く、鋼みたいに屈強だ。女の花園に招待すれば、素晴らしい剛勇さと精悍さを見せてくれるだろう。

 

 真に密着させていた腰を浮かせ、ジャンヌは怒張した男性器を掴む。それでジャンヌが何をする気なのか察したのか、キスをされたままの状態で真は膝を微かに曲げて体勢を低くさせた。丁度、ジャンヌがペニスを挿入し易いように位置を調節する。目元をにこりと緩ませて感謝を伝えると、ジャンヌは赤黒い亀頭を己の秘所へと浅く侵入させた。軽く腰を前後させて逸物が外れないのを確認し、ジャンヌは男根を一気に膣内へと呑み込んだ。

 

 一息で最深部まで繋がった二人は体を大きく跳ねさせる。互いの性器に走った快感に二人は軽い絶頂を味わった。ジャンヌは秘所から小さく潮を噴かせ、真は射精の代わりに大量のカウパー液を放出する。二人は少しの間、互いを抱き締め合って体が落ち着くのを待った。

 

「ちゅっ、ちゅぱ……私には、言ってくれないんですか?」

 

 暫くして体が落ち着くと、ジャンヌがキスを中断してそんなことを訊ねてきた。拗ねたように唇を尖らせ、小さく頬を膨らませている。戸惑う真にむぅ、と怒った表情を取り繕いながらジャンヌは唇が触れるギリギリの距離まで顔を近づけさせた。

 

「オルタさんには言ったのに私には愛してるって言ってくれないんですか?」

 

 ジャンヌ・オルタに対する嫉妬の籠ったジャンヌの言葉に真は思わず口角を持ち上げた。彼女が自分だけに見せる、聖女ではない年頃の女の子らしい姿が堪らなく愛おしい。むくれるジャンヌに愛してると伝えようと口を開いた瞬間、柔らかな唇に言葉を物理的に遮られた。さっき、二人を強引に説得した時と同じ手法で真はジャンヌに黙らされる。言葉を発しようと動いていた舌を絡め取られ、激しく吸い立てられた。頬を窄めながらジャンヌは艶のある唇を括って真の舌を扱いていく。

 

「ちゅぽ、ちゅぽっ……やっぱり、私には言ってくれないんですね。酷いです」

 

 気の済むまで舌フェラを楽しむと、ジャンヌは非難の言葉を真に投げつけた。しかし、彼女の口調はどこか色っぽく、瞳には明らかな愉悦の色が浮かんでいる。淫靡に歪められた表情からも真を糾弾する気が無いことが丸分かりだ。嗜虐的な雰囲気を漂わせて妖しく微笑むジャンヌに真は生唾を呑みながら愛を伝えようとするが、再び濃厚なキスで口を閉ざされる。捻じ込まれた舌に口内を蹂躙され、快楽と引き換えに言葉を奪われていった。

 

「んぢゅぅ、ぢゅろぉ、ぢゅりゅりゅりゅ……ぢゅぱっ♡ 真君の意地悪。私はこんなに真君を愛してるのに、私には愛してるって一回も言ってくれないなんて」

 

 艶美な笑みを浮かべ、ジャンヌは真が何か言うよりも早く彼の唇を奪う。真に愛してると言ってと要求しながら自分で想い人の口を塞ぐという何とも矛盾した行動をするジャンヌ。こうやって真を悪者にして、自分の願いを叶えてくれるまで放さないで独占しようという魂胆である。真はジャンヌの真意に気付くも、その頃には既に彼女のペースに呑まれていた。ジャンヌの肩を掴んで押し返そうとするが、先に動いたジャンヌの手に手首を掴まれて再び壁へと押さえつけられてしまう。

 

「んうぅ、ちゅぅ、ちゅるぅ、ちゅむぅ、れるぅ……ぷはっ♡ もう私、怒っちゃいましたから♡ こうなったら真君が愛してるって言ってくれるまで、絶対に許してあげません♡ 真君が私を愛してるって言ってくれるまで絶対、ぜ~ったいに放してあげません♡」

 

 端正な顔を淫らに歪ませ、ジャンヌは豊満な肢体で真を磔にしながら腰を揺らし始めた。真はジャンヌのやり方に抗議の声を上げようとするも、熱烈な口付けが喋ることを許さない。くぐもった声を出す真に蠱惑的に笑いかけ、ジャンヌは腰の動きを徐々に早くしていった。

 

 豊潤な愛液に満ちた肉壺が逸物の根元から先端を余すところなく揉み込んでいく。蠢く肉襞が男根に隙間なく密着し、ねっとりと搾り上げてきた。襞の一枚一枚が意思を持つ動物のように活動し、竿を撫で上げカリ首を細やかにくすぐる。我慢汁を漏らす亀頭には子宮口が吸い付き、精液を寄越せと手加減の無いバキュームで真を絶頂へと引きずり上げていく。真は男根に浸透していく快感に思わず鈴口から大量の先走りを吐き出した。

 

(我慢汁ぅ、子宮に入ってくるぅ♡ もっと、もっとちょうだい♡ 我慢汁もザーメンも、エッチなお汁、一杯下さい♡)

 

 ぞくぞくと背筋を上る官能的な寒気に身を震わせ、ジャンヌは殊更にいやらしい動きで腰をくねらせる。娼婦も目を丸くして驚く変幻自在の腰使いで真を快楽の底へと引きずり込んでいった。腰を前後に揺らして逸物を媚肉で磨いていたかと思えば、根元まで咥えこんでいきり立つ男根を蜜壺全体で捏ね上げていく。美しい臀部が円を描き、粘つく体液で濡れた股間同士が擦れてにぢゃにぢゃと鳥肌が立ちそうな音を奏でた。

 

 好色な笑みを浮かべるジャンヌにされるがまま、真は抵抗も出来ずに体を貪られていった。一度、掴まれたペースを奪い返せず、上も下も好き勝手に犯されていく。時折、無尽蔵に与えられる快感に体がビクンと痙攣している。正に逆レイプという表現がぴったりの光景を体力を回復させたジャンヌ・オルタは食い入るように見ていた。

 

(うわ、うわぁ。聖女様、あんなに激しく腰振って、オマケにキスも。すご……)

 

 顔を真っ赤にさせて、目を皿にして真とジャンヌの交わりを観察する。終始、受け身だった自分とは真逆の超能動的なセックス。性交と言うよりも捕食という表現の方がしっくりくる。人の身の丈を遥かに超える巨大な大蛇がその長身で獲物を捉え、今正に丸呑みにしていく様を連想させた。

 

(私も、あんな風に真と……)

 

 ごくりと喉が鳴った。さっき、絶頂に至った体が早くも愛する男を求め始める。はぁ、はぁ、と熱い吐息を唇から零しながらジャンヌ・オルタは両手を秘所へと伸ばし、真と愛し合うための準備を始めた。

 

(息、出来な……頭、ぼんやりして……)

 

 長時間のキスで碌に呼吸も出来ず、真は酸素を脳に送れず意識を朦朧とさせていく。体が自分のものじゃなくなってしまったみたいに動かない。そんな状態であるにも関わらず、真はジャンヌの体がもたらす快感に素直に反応していた。口腔や男性器、ジャンヌと触れ合っている皮膚の全てから感じられる肉悦に何度も体を跳ねさせる。我慢が決壊するのも時間の問題だ。

 

 何十回と肌を重ねて愛し合い、求め合ったことから真の体のことを熟知しているジャンヌは射精が間近に迫っていることを目敏く感じ取った。心の中で見る者におぞ気を覚えさせる淫蕩な笑みを浮かべ、より力強いセックスで真を虜にしていく。合わせた唇から魂を吸い出さんばかりに激しくキスし、体ごとぶつけるように腰を振りたくった。自身も快感に体をビクつかせ、酸欠気味になりながらジャンヌは己の全てを使って愛する男の精を搾取しようとする。

 

 しかし、どれだけジャンヌが巧みに真の性感を刺激しても真が射精をすることは無かった。むしろ、ジャンヌの膣内に収まっているペニスが大きさと硬さを増し、より熱くなって彼女を灼いていく。媚肉を通して伝わる熱がジャンヌの悦楽を膨張させていった。

 

(まだ、おおきく、かたくなるなんて……ずるい、ずるい♡ こんなのはんそくですぅ♡)

 

 真よりも先に逝きそうになり、ジャンヌは腰の動きを遅くさせる。これだけ快楽漬けにしたのだから真もすぐには動けないだろうと、ゆったりとした腰使いで上げ過ぎたペースを落としていく。その油断が彼女の致命的な隙となった。

 

 ジャンヌが男根の抜けるギリギリまで腰を引き、また進ませてくるタイミングを狙って真は思い切り彼女を突き上げた。震える肉襞を掻き分けて逸物を押し込み、一番奥の子宮口を亀頭でこじ開ける。

 

 真の突然の反撃にジャンヌは大きく目を見開いた。一拍遅れて目の奥に星が舞い飛ぶほどの快感が彼女の全身を貫く。声にならない絶叫を上げ、ジャンヌは体をのたくらせながら逝き汁を噴き出した。ガクガクと震える両脚の間を滝のような潮が落ち、二人の足元に湯気を上らせるいやらしい水溜りが出来上がる。ジャンヌが逝き極める中、真は一切の情けをかけずに彼女の肉壺を蹂躙していった。

 

(……♡)

 

 何かを考える余裕も奪い去るほどの快楽がジャンヌを支配していく。両脚だけでは立っていられなくなり、咄嗟にジャンヌは真の手首を掴んでいた両手を彼の首に引っかけてどうにか体を支えた。蕩けた意識が全身の毛穴から流れ落ちているかのように体に力が入らない。今の彼女は男に好きに犯されるだけの人間オナホールだった。だが、そんな状態でもジャンヌの情念は衰えず、ほとんど意識を失いながらもスッポンのように唇に喰らい付いていた。意地でも真の唇を吸い、彼の舌を捉えて放さない。真も負けじと舌をくねらせる。二人の舌での応酬はさながらフェンシングのようだった。

 

 両手を解放された真は本格的に反撃を開始する。素早く、獲物へと飛びかかる捕食者よろしく両手を伸ばし、ジャンヌのヒップを鷲掴みにした。柔らかく弾性があり、それでいて肉厚な極上の美尻に指を食い込ませて強引にジャンヌを持ち上げる。駅弁と呼ばれる体勢で腰を前後させ、ジャンヌの膣内を逸物で掻き乱した。

 

(おちんぽ、おくぅ、ごぢゅぅって……ぐちゃぐちゃ、おまんこ、かきまぜて……♡)

 

 体が落ちないようにとジャンヌは反射的に両脚を真の腰に回す。すらりとしながら品良く脂肪の乗った美脚が絡みつき、必然的に二人の密着具合と性器の結合を強くさせた。打ち込まれる亀頭が子宮口の更に先、子宮内部に衝撃を伝播させてジャンヌの内部を激しく揺さぶる。バキバキに勃起した男根が蜜壺内を掻き毟りながら進み、引く時は大きく傘を拡げたカリ首が肉襞をもぎ取るように引っ掻いていった。

 

(……♡♡♡)

 

 頭の天辺から爪先まで行き渡る快楽にジャンヌの頭はもう真っ白、いや、真っピンクに染まり切っていた。与えられる快感という名の蜜にジャンヌは抵抗する気も起こさず、全身をどっぷりと浸からせていく。真の腰がピストンする度、脱力した体が上下に跳ね回った。目尻から喜悦の涙がぽろぽろと零れ、蕩けた瞳は幸福の光を灯している。

 

 もう、体を痙攣させることしか出来なくなったジャンヌを一層強く抱き寄せ、真は酸欠を物ともせずにラストスパートをかけ始めた。指先を押し返そうとする尻肉の弾力を強く感じながら両手に力を込め、腰に巻き付いて動きを制限するジャンヌの脚を物ともせずに熱いストロークを打ち込んでいく。自ら舌を挿し込んでジャンヌの口腔を舐め回し、きゅんきゅんと締まる肉壺を剛直で押し広げていった。圧の強くなった膣内に肉棒が擦り立てられ、快感で全身がぞくぞくと戦慄く。真は襲い来る射精感を肛門を引き締めて耐え、怒張をジャンヌの中で暴れ回らせた。

 

 不意にジャンヌの両腕両脚の力が強くなる。ギュッと豊満な肢体に抱き締められた真が次に感じたのは絶大な肉悦だった。軽い絶頂を繰り返していたジャンヌが最大級のオルガズムを迎え、膣内がこれまでにないほど激しく収縮する。アクメへと至った肉壺の蠕動が男根にダイレクトに伝わり、真を限界へと導いた。雄は全身を食い破らんばかりの快感と欲望に従い、腰を思い切り突き出しながら雌の胎内に子種をぶち撒けた。

 

 滝のような射精を子宮に撃ち出され、ジャンヌの女体がガクガクと震える。愛する男に種付けされる喜び、女として幸せを味わいながら総身を打ち震わせていた。全身を満たす多幸感を少しでも多く、長く感じていたいとジャンヌの蜜壺が蠢いて男の象徴に耽美な悦びを味わわせる。肉棒は膣内の催促に応じ、太く硬い竿を脈打たせて白濁液を吐き出し続けた。

 

 やがて、長い射精が終わるとジャンヌの口が真を漸く解放した。自由になった口は荒い呼吸音を立て、大量の酸素を求める肺に空気を運ぶ。数回、深呼吸を繰り返して息を落ち着かせ、真はジャンヌを見詰めた。霞がかった蒼い瞳がぼんやりと真を見詰め返す。もう一度、軽く深呼吸して真はジャンヌの耳元で囁いた。

 

「愛してる」

 

「……はひぃ♡ わらひもれひゅう♡」

 

 真の言葉に絶頂で緩んだ顔を幸せで綻ばせ、ジャンヌは締りの無い表情で笑った。

 

 

 

 

「ねぇ、真……」

 

 ジャンヌとの交合を終えた真に遠慮がちな声がかけられる。そっちを見ると、ジャンヌ・オルタが太腿をもじもじと擦り合せながら真に熱い視線を送っていた。

 

「次は、私の番よね? 今度は私としてくれるわよね? ね、ね」

 

 金色の双眸が淫らな欲求を宿し、爛々と輝いている。己一人での自慰では全く満足出来なかったようだ。もう一秒でも我慢したくない、と目で語り掛けてくるジャンヌ・オルタに少し休んでからなと真が答えようとするが、

 

「だぁめ♡」

 

 答えるよりも早く横槍を入れられた。真に凭れかかって息を整えていたジャンヌが雌の顔で、ジャンヌ・オルタに見せつけるように真とキスする。

 

「真君はぁ、また私とするんです♡ もっと、もぉっと、私とらぁぶらぶするんです♡」

 

「は、はぁ!? 何よそれ、二回連続とかずる過ぎるわよ! ふざけんじゃないっての!」

 

 語気を荒げて詰め寄ってくるジャンヌ・オルタにジャンヌは妖艶な表情を崩さない。小さく伸ばした舌で真の頬をチロチロとくすぐり、にんまりと微笑んでいた。

 

「ずるくなんてありません。これはお姉ちゃん特権です。だから、私の番が終わるまでオルタさんはもう少し大人しくしててください」

 

「誰がお姉ちゃんよ! あんたをお姉ちゃんだなんて私は絶対に認めないわよ!! いや、というかそれ以前によしんばあんたがお姉ちゃんだって言うなら妹に恋人を譲りやがれってぇの!!」

 

「妹のものはお姉ちゃんのもの、お姉ちゃんのものはお姉ちゃんのものです」

 

「どこのジャイアンよ、あんた!?」

 

 やいのやいのと口論する二人に真は内心で溜め息を吐く。美少女二人が自分を巡って争う光景は男冥利に尽きるというものだが、やはり仲良くしてくれたほうが嬉しい。こうやってじゃれ合ってるのもある意味仲が良いのではないかと思えるがそれはそれだ。よし、と心の中で気合いを入れ、真は口を開いた。

 

「おい」

 

 妙にドスの利いた声に二人は言い争うのを止め、驚きながら真を見る。威圧的な雰囲気を纏った真が二人を睥睨していた。

 

「二人とも可愛がってやるから黙って尻出せ」

 

 真らしからぬ、有無を言わせぬ命令口調。お前達の意見は聞いていないと言わんばかりの台詞に二人はぞくりと全身を疼かせた。雄に隷属した雌の欲求が聖女と魔女を浅ましい淫売へと堕としていく。

 

「「はい、ご主人様♡」」

 

 異論など口にすることなく、二人は真の言葉に従った。仲良く並んで浴槽を掴み、従順に臀部を突き出す。肉感的な桃尻をフリフリと揺らし、媚びた笑みを浮かべて犯される時を今か今かと待っていた。何の躊躇もすることなく雄を受け入れる姿勢になった二人の尻たぶをねちっこく撫で回しながら真は告げる。

 

「今日は寝れるなんて思うなよ?」

 

 数秒後、浴室内に二人分の嬌声が木霊し始める。いやらしい交わりの音は日付が変わっても終わることは無かった。

 

 

 

 

「遂に、遂にこの日が……!」

 

 感無量。そんな表現がピッタリな表情でカルデアの廊下を歩く人影。濁った黒色のローブを身に纏った、目が異様に突き出た長身痩躯の異相だ。手には苦しみ悶える人の表情が浮かんだ、人の皮膚で装丁された異形の本。服装、面貌、持ち物、全てにおいて誰もが異常と言うだろう男の名はジル・ド・レェ、キャスターのサーヴァントである。

 

 サーヴァントといっても、この男は正式な手順を踏んでカルデアに召喚された人物ではない。むしろ、正規に召喚されたサーヴァント達とは真逆の目的をもってここカルデアに侵入を果たしたのだ。

 

「匹夫め、貴様の冒涜が続くのも今日までだ。待っていてください、ジャンヌよ。今、このジル・ド・レェが貴方を救いに参りますぞ……!」

 

 そう、人類最後のマスターである遠野真を殺害するため。もっとも、ジルが真を殺そうとしているのは彼の人理救済の旅を終わらせるためとかそういうのではなく、真がジャンヌと恋仲になっているからだ。

 

 真と相思相愛の、男女の関係(と簡単に表現するには些か爛れ過ぎている気もするがそれは置いておく)になったジャンヌの姿、愛する男と睦み合う喜びを知ったジャンヌの顔。それらは高ランクの精神汚染スキルを持っているジルを更に狂わせるには十二分なものであり、自身が敬愛するジャンヌをそんな風にさせた真に激烈な殺意を抱かせるものだった。それだけじゃない。真は彼の娘とも言うべきジャンヌ・オルタまでもその毒牙にかけている(ジル視点)。もう、殺意の満漢全席が出来るレベルでジルは真に対してヘイトを溜め込んでいた。

 

「簡単に死ねるとは思わないことだ。海魔に指先と爪先からじわじわと貪られる苦痛にのたうち回るがいい。己の体が少しずつ消えていく感覚に恐怖し、その顔を絶望で凍り付かせるのだ……」

 

 無論、彼一人でカルデアに侵入してきた訳ではない。キャスターのクラスのくせに厳密には魔術師ではないジルはある人物の力を借りてカルデアへと忍び込んだのだ。その人物の名は魔術王。霊基を失いながらも燃え滾る真への憎悪が目に留まり魔術王はジルを拾い上げた。そしてジルに真を殺すためのチャンスを与える。

 

「魔術王には感謝せねばなりませぬな。しかし、最近ぱったりと連絡が取れなくなったのは一体……」

 

 真実など露知らず、ジルは首を傾げた。だが、向こうは向こうで忙しいのだろうと己の中で疑問を完結させる。今の彼はそんな疑問よりも余程重大なことを目前に控えていた。音を立てぬように廊下を歩いていたジルはある部屋の前で足を止める。

 

「この部屋にあの匹夫が。分際を弁えぬ痴れ者め、裁きの時だ……!」

 

 魔術王から借りた何か不思議な魔術パワーで扉のロックを解除。そして彼は真を、聖処女を穢した畜生をこの世から消すために部屋の中へと足を踏み入れた……そこに地獄が待っていることも知らずに。

 

 まず、部屋の中に入ったジルを襲ったのは反射的に口元を手で覆ってしまう臭いだった。性臭とでも呼べばいいのか、むせ返るような臭いが充満している。

 

「あぁ、うぅん、ひゃあぁ♡ しゅごい、しゅごいぃ♡」

 

 そして臭いに混ざって耳に届くだらしのないアヘ声とパンパンと肉を打ち鳴らす乾いた音、ギシギシと何かが忙しなく軋む音。三重奏の一つとなっている声にジルは聞き覚えがあった。否、聞き覚えがあるとかそんな生易しいものではない。未だかつて、一度として忘れたことの無い声にジルは視線を向けてしまう。そして見てしまった。

 

「ケツマンコ、ケツマンコ気持ちいいのぉ♡ 真のデカチンポ、私のお尻の穴広げてぇ……あ、ああ、あああぁぁぁっっっ♡」

 

 ベッドの上、一糸纏わぬ姿で四つん這いになって真に犯されるジャンヌ・オルタの姿を。両手でシーツを掴み、くしゃくしゃにしながら汗が噴き出る体を断続的に痙攣させている。顔は乱れに乱れ、だらだらと涎と涙を流してよがり狂っていた。

 

 目の前の光景に目を見開くジルに追い打ちをかけるのはジャンヌ・オルタとアナルセックスをしている真に横から抱き付き、舌を絡み合わせる濃厚なベーゼをするジャンヌだった。口元を唾液で汚すのも構わずに真と互いの口腔を舌で愛撫する行為に耽っている。舌と舌が絡む音に混じって聞こえる唾液を啜り嚥下する音がジルには妙に大きく聞こえた。

 

「こ、これは……こんな……」

 

 およそ、彼には現実として受け入れられない光景だった。二人の聖処女が娼婦のように盛り、男と睦み合っている光景など。

 

「これは、これは何かの間違いだ……」

 

 掠れる声で自分に言い聞かせる。しかし、目の前の光景は無くならない。それどころかよりリアルさと生々しさを増してジルへと迫ってきた。思わず後退るジルの背中が無情にも閉じられたドアにぶつかる。逃げ出すことも叶わず、ジルは眼前の現実と対峙せざるを得なかった。

 

「真。好きぃ、大好きぃ。もう復讐なんてどうでもいい、フランスなんてどうでもいい。貴方が傍にいてくれればそれでいいの、それだけで幸せなの」

 

「ちゅぱっ……はい、オルタさんの言う通りです。貴方が傍にいてくれれば、他に何もいりません。これからも私達を愛して下さい、これからもずっと私達を貴方に溺れさせて下さい」

 

 プツン、とジルの中で何かが切れる。手から魔導書がポトリと落ちた。掴むものを失った彼の手は光の粒へと変わり、するすると霊基がほどけていく。ジルの全身が光の粒子となり、段々と姿が薄れていった。

 

(私は、一体何のためにここへ……)

 

 疑問に答えるものは誰もおらず、返ってくるのは極まっていくジャンヌ・オルタの喘ぎ声だけだ。

 

「いくぅ、いっちゃうぅ♡ おちんぽでおしりのあなずぼずぼされていっちゃうぅ♡ けつまんこせっくすでわたしいっちゃうぅぅぅ♡」

 

 背筋を反り返し、真に潮を噴きかけて絶頂するジャンヌ・オルタ。それがジルの見た最後の光景だった。足元に転がった魔導書と一緒に青髭は何も出来ず、誰に気付かれるでもなくただただ現実に打ちのめされてカルデアから姿を消した。

 

「はぁ、はぁ……なぁ、さっきドアが開いた音が聞こえたような気がしたんだけど、もしかして誰か来たんじゃないのくわぁ!?」

 

 ドアに視線を向けようとした真を聖女と魔女が押し倒す。真が自分達から少しでも目を逸らしたのが気に入らないのか、かわるがわるキスの雨を浴びせて視線を自分達に向けさせた。

 

「そんなの知らない♡ アンタは私とお姉ちゃんだけ見てればいいの♡ 私達のことだけを感じてればいいの♡」

 

「今は、今だけは私達だけの真君なんですから♡ 余所見はめっ、です♡」

 

 そう言って、今度は二人が真の体を味わい始めるのだった。

 

 

 

 

 体が爛れるように熱く、骨の髄まで溶けてしまいそうな夜はまだまだ終わりそうになかった。




 軽いキャラ紹介

『ジャンヌ・ダルク』
もう聖女としての面影は残っていない。自分で自分を聖女と思ったことは無いので何の問題も無いだろう。『どちらかというと聖女ではなく性女ですね』とは本人の言葉。それでいいのか。一時期、『やだ。私とマスターの関係、爛れ過ぎ?』と悩んだこともあるが、『別に主への信仰が無くなった訳じゃないし、それに真君(マスター)とはちゃんと愛し合ってるから何の問題も無いよね♪』と開き直る。ちなみに悩むのに使った時間はコンマ五秒。後ろから思い切り突かれたり、イラマチオされたり激しくされるのが好き。その後にイチャラブセックスするのはもっと好き。

『ジャンヌ・オルタ』
マスター大好きっ子。最近、自分の復讐者(アヴェンジャー)としてのキャラが音を立てて崩れているのではないかと悩んでいたが、『真が傍にいてくれるからどうでもいいか♪』と開き直っている。ちなみに彼女が悩むのに使った時間もコンマ五秒だ。とにかく好意を言葉にして真に伝えるのが好き、真から好意を伝えられるのはもっと大好き。セックスの最中、耳元で愛してるなんて言われた日にはもうそれだけで逝っちゃう。時折、ジャンヌにお姉ちゃんと呼んでと言われてはその度にデュへってる。でも極稀にお姉ちゃんと呼んであげる良い子。どうでもいいけどニーアオートマタの2Bのコスプレさせたい。それであの白レオタードにうっひょっひょなことしたい。

『ジル・ド・レェ』
もし、皆に慈悲があるならば彼に黙祷を。しめやかに合掌(-人-)。













どうでもいいけど、今回の話ってジルから二人を寝取ったってことになるのか? 俺は寝取りと陵辱が死ぬほど嫌いなのに。
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