今回は何時にも増してキャラ崩壊の要素があります。具体的に言うとジャンヌが淫乱になります。そんなのジャンヌじゃねぇ! とか俺達のジャンヌを汚すんじゃねぇ! と言う方はブラウザをそっと閉じてください。読んでも文句を言わない、仮に文句が言いたくても自己責任で処理できるかたのみお読みください。それと、この話に出てくるジャンヌは主人公にぞっこんです。ジーク君とのことは遠い世界の自分が経験した出来事程度にしか想ってません。その事も踏まえて読んでくださるようお願い申し上げます。
この世で最も醜いもの。それは増える評価やお気に入りに釣られて話を書き上げる作者自身なのかもしれない……。
(俺の名前は遠野真。十八歳の誕生日、たまたま見つけた胡散臭いチラシに応募したらカルデアとかいう場所に拉致され、何故かマスターと呼ばれる何かになっていたごく普通の男の子だ。色々あって滅びそうになってる人類の歴史を救済するため何やかんやと頑張っている。人類最後のマスターとして行動している俺だが、実は二つの大きな問題を抱えている。一つはこのカルデアに召喚されるサーヴァント(何か凄い人たち)が何故か女性しかいないということ、そしてもう一つは女性サーヴァントたちとの距離が物理的にも精神的にも近いということだ)
『こう、でしょうか、マスター?』
『そうそう、上手だ』
『えへへ、ありがとうございます』
『あ、そこは優しく。デリケートなところなんだから』
『す、すみません』
『謝ることはないさ。これからたくさん練習するんだから』
『そうですね……頑張ります』
『うんうん、そうやって素直に言ってくれるお前さんが好きやよ』
『そ、そんな好きだなんて……///』
『好きなんだから仕方がない。ほら、もう少しで終わるから集中して』
『は、はひ』
人理継続保障機関『カルデア』の一室、最後のマスターである遠野真のマイルーム内で怪しげな会話がされていた。状況が分からぬ者が聞けば、会話の主達が艶っぽいことをしていると思うだろう。しかし、実際のところは違う。
「……よし。マスター、出来ました」
そう言ってマスター、真にびっしりと文字が書き込まれた紙を差し出したのはサーヴァント、ジャンヌ・ダルク。特殊なクラス、ルーラーのサーヴァントだ。様々な特殊能力を持つサーヴァントだが、この話とは全くと言っていいほど関わりが無いので詳細は省くことにする。気になる人は「Fate/Apocrypha」を買おう(ちなみに作者はFGOのジャンヌしか知らない)。
「どらどら、見せてみ」
ジャンヌから紙を受け取った真は紙面に視線を下ろす。紙には綺麗な字であいうえお、かきくけこ、と五十音順で平仮名と片仮名が書かれていた。全て、ジャンヌが書いた字だ。
「……うん、全部綺麗に書けてる。文句なしで合格だ」
やった、と小さくガッツポーズを作るジャンヌの姿に真は胸の中が温かくなるのを感じた。彼女に字の書き方を教えてよかったと心から思う。
そもそも、何で真がジャンヌに字を教えることになったのか。理由は簡単、ジャンヌが真に教えて欲しいと頼んだからだ。
『マスター……読み書きがしたいです』
怪我が原因で不良へと転落したスリーポイントシューターばりの懇願だった。周囲は普通に字が読めるのに、自分だけ字を読めない上に書けないという状況が生真面目な性質の彼女には耐えられなかったらしい。勉強王に私はなる、とジャンヌは夜空のどこかにある一番星に誓う。
まぁ、ぶっちゃけたことを言ってしまうと、読み書きが出来るようになりたいというのは半分が建前であり、残り半分は真とどうにか二人きりになりたいといういじらしい乙女心の発露と、真の母国語である日本語を覚えたいという健気な女心だった。
そんなこととは露とも思わず、真は先生役を快く引き受けた。その際、真がジャンヌの勤勉さには頭が下がる的なことを言って、ジャンヌに顔が引き攣るほどの後ろめたさを覚えさせたが割愛する。幸い、彼女が知りたがっていたのは日本語の書き方や読み方だったので、何の問題も無く教えることが出来た。
「しっかし、大したもんだ。まだ、鉛筆の持ち方やら書き方とか教えて二、三日しか経ってないのに平仮名と片仮名をものにするとは」
「毎晩、遅くまで勉強しましたから」
真の賞賛にジャンヌは得意げに胸を張る。たわわに実った二つの果実がたぷんと揺れた。そうかそうか、と頷きながら一瞬、揺れるバストに移りそうになった視線をジャンヌの顔に戻す。ドヤァ、と擬音が付きそうな表情の彼女に申し訳なさそうに現実を突きつけた。
「すまんな、ジャンヌ。日本語には平仮名と片仮名だけじゃなくて、漢字というものがあるんだ」
そう言って、真はジャンヌが使っている机の上に大量の漢字ドリルを置いた。小学一年生がやるような簡単なものから、日常生活ではまず使わない難読なものが書かれている専門書まで幅広い範囲を網羅していた。
「あうぅ」
さっきまでの威勢を彼方に放り投げ、ジャンヌは情けない声を出しながら机に突っ伏した。これから自分を待ち受けるであろう艱難辛苦の道を想像するだけで頭が痛くなってくる。
「あの、マスター。これからもお付き合いしていただけますか?」
「勿論、途中で投げ出すような半端をやるくらいなら最初から教えんよ」
真の答えにジャンヌはほっと息を吐いた。この先にどんな困難があろうとも、真と一緒であれば乗り越えていける。例えそれが、無数の漢字であろうとも……!
「ま、こんなの出しといてなんだけど、今日はここまでってことで。慣れないことして疲れたろ」
「はい。特に手が……」
素直に頷きながらジャンヌはここ最近、ずっと鉛筆を持っていた右手を軽く振った。真の言う通り、鉛筆を持ったり文字を書いたりと、普段やらないことをやっていた右手は疲れが溜まりに溜まっていた。
「もし良かったらマッサージでもしようか?」
え、と右手に触れた真の手にびっくりして体を硬直させるジャンヌ。ジャンヌの反応に怪訝な顔を作るも、すぐに何かを察して真は申し訳なさそうに手を引っ込めた。
「わ、悪い。いきなりこんなこと言って、嫌だよな」
「し、してくれないんですか?」
何とも噛み合わない会話が二人の間でなされる。いいのか、と目で問う真にジャンヌは顔を赤くさせて鉛筆のカスで黒くなった右手を改めて差し出す。
「じ、じゃあ、やるぞ」
「は、はい」
立て膝の体勢、騎士が守るべき女性に誓いを立てるように彼女の手を取る。壊れ物を扱うような繊細なタッチにジャンヌは体を小さく震わせた。
「止めて欲しかったらすぐに言うんだぞ」
そう前置き、真は細心の注意を払って彼女の右手をゆっくりと揉んでいった。優しい指圧に凝り固まった筋を解される心地よい感触にジャンヌは小さく息を漏らす。そこにマイナスの感情は無いのだが、真には彼女が何かに耐えているように見えてならなかった。
「なぁ、ジャンヌ。大丈夫か、辛かったりしないか?」
唐突な真の問いにジャンヌはふぇ? と間抜けな声を上げる。真のマッサージが気持ちよく、そして嬉しくて話半分にしか聞いていなかった。手に集中させていた意識を戻してみると、真は申し訳なさそうな、そして訊き辛そうに視線を伏せていた。
「いや、そのな、こんな風に男に触られたりして苦痛なんじゃないかって。さっきも身構えさせちまったし……」
ここに来てジャンヌは先ほどから真が懸念していることが何なのかを悟った。
オルレアンの乙女、ジャンヌ・ダルクは悲劇的な最期を迎えたことで有名だ。異端者として裁判にかけられ、そして火炙りにされた。それだけじゃなく、女性としての尊厳を踏み躙られるような扱いも受けた。
彼女にとって、男性に触れられるということは何よりも耐え難い苦痛なのではないだろうか。軽率にジャンヌに触れようとした自分に罵声を浴びせたい思いだった。
「そ、そんな、誤解です! 頭を上げてくださいマスター」
手を止め、無言で項垂れる真にジャンヌはあたふたしながら首を振る。実際、彼女は真に触れられることに苦痛など感じていなかった。むしろ、苦痛とは真逆の想いが胸の中を満たしていた。
「すみません、誤解させてしまったようで。私は大丈夫です。こうやってマスターに触れてもらえて嬉しいくらいですから」
真に誤解されては嫌だと弁明するジャンヌ。しかし、真は彼女の発言を自分を傷つけないための気遣いだと捉えたようだ。
「でも、さっき体を強張らせてたじゃん」
「そ、それは……あんな風に男の人に手を握られるのは初めてで、どうすればいいのか分からなくて」
顔を朱に染めながらジャンヌは真から視線を逸らす。まるで恋する乙女のような彼女の仕草と表情に真は胸が高鳴るのを感じた。
「マスター、考えてもみてください。もし、仮に貴方の言う通りだとしたら、私が男性の部屋で、それも二人きりですごそうとするはず無いじゃないですか」
「……言われてみれば確かに」
沈んだ表情を納得顔に変えた真にジャンヌはホッと息を吐く。触れられることに嫌悪感を覚えるという勘違いを解けたことに安堵すると同時にどうしようもない喜びが彼女の胸中に溢れた。想われ、気遣われる。それの何と嬉しいことか。
「私、マスターの手、好きです」
そっと、両手で真の手を包む。大きく、ごつごつとして力強く、そして優しい手。
「こうやって触ってもらえると、天にも昇る気持ちになります」
持ち上げた真の手を自身の頬に添える。温もりが触れられた部分から体全体に広がっていき、身も心もポカポカとしてきた。
確かに彼女は凌辱を受けた。ありとあらゆる方法で穢されたのも事実。そして、目の前にいるのは自分を辱めた者と同じ男だ。
しかし、それとこれとはイコールにはならない。自分を陥れるために触れてきた手と、思い遣りと慈愛を以て触れてくれる手をどうして一緒に出来ようか。
「手だけじゃありません。貴方の目も、顔も、体も、心も、全てが好き……いえ、愛しています。貴方はどうですか、マスター?」
蒼い瞳が真を映す。そこには溢れ返りそうなほどの愛情、そしてほんの僅かな劣情が湛えられていた。
「私のことを、愛してくれますか?」
「ジャンヌ、そいつは」
「うぅ。そうやってまじまじと見られると、凄く恥ずかしいです……」
ベットに腰を下ろした真は目の前に立つ下着姿のジャンヌを穴が開くほど見詰めた。白いレース地のフロントホックのブラジャーと紐で結ぶタイプのショーツ。彼女の体を包むのはそれだけじゃなく、足の指先からむっちりと程よく肉のついた太腿までを覆うストッキング。そして俗にガーターベルトと呼ばれるものだった。
「控えめに言って……エロいな」
「あうぅ、言わないでください……」
それ以外に言葉が出てこない。下着の煽情的なデザインとジャンヌが元々持つ色香が合わさり、言葉に出来ないほどの淫靡さを醸し出していた。
「しかし、何だってそんなエラいものを? もしかして、趣味?」
「ち、違います! マリーに相談したら、これを薦められたんです」
『これなら真もイチコロよ!』
そう言って、彼女はそれそれはいい笑顔で親指を立てたという。真と一線を越えてから、何か色々とぶっ飛んだ思考になってしまったようだ。それが良いことか悪いことかはともかく、今はこう言わざるを得ないだろう。グッジョブ!
「それで、その、どうでしょうマスター。変、じゃありませんか?」
「今すぐにでもむしゃぶりつきたいです」
真の返答に耳まで真っ赤になるジャンヌ。実際、真は今すぐにでも彼女をベットに引きずり込みたい衝動に駆られていた。滾る獣欲のままに彼女の体を愉しめば今までにない快感を感じることが出来るだろう。
だからこそ、真は己の中の獣を抑える。そんな行為はジャンヌが望まないし、やったらそれは彼女を汚した連中と同じ存在になり下がることを意味していた。
「ジャンヌ、ここ」
彼女の手を取り、隣に座らせる。体をカチコチにしているジャンヌの顎に手を当て、優しく視線を合わせた。
「キス、するぞ」
「……はい」
目を閉じ、軽く唇を突き出してジャンヌは受け入れの姿勢を見せる。真も瞼を下ろし、ゆっくりと口付けをした。ぴくん、とジャンヌの肩が小さく揺れる。唇を押し付ける、触れるだけのキス。性欲を満たすのではなく、愛を確かめ合うための行為にジャンヌは鼓動を早くさせた。もっと、強く真を感じたいと自分から唇を押し当てていく。
「ぷは」
「あ……」
顔を離すと、ジャンヌは名残惜しさに声を上げ、寂しそうな顔を作る。優しく微笑みながら真は彼女の美しい金髪を撫でた。元より、たった一度で終わらせる気はない。再び、唇を重ねる。
「どうだ、ジャンヌ?」
「上手く言えませんけど……幸せです」
彼女の返事に満足げに頷く。何度か、触れ合うだけのキスをした後、真は軽く舌を伸ばしてジャンヌの唇を舐めた。唇に走った感触にジャンヌは目を見開く。
「ま、マスター、今何を?」
「ジャンヌが可愛くてさ。もっと可愛い反応が見たくて」
「も、もう///」
「これからもっと可愛い反応をすることやるけど、いいか?」
「……はい」
目の中にハートマークを浮かべて頷いた彼女を待っていたのは口内に侵入してくるぬるりとした異物だった。舌を入れられる感覚にジャンヌは体を強張らせるも、優しく肩を擦られゆっくりと体を弛緩させていく。
「ちゅ、ちゅる……ましゅたぁ」
甘えた声に応じるように真はジャンヌの舌を自身のもので絡め取り、同時に彼女を愛撫していった。薄い皮膚に覆われた鎖骨を撫で、脇腹、尻、太腿へと触れる場所を移していく。その都度、ジャンヌの体が小さく震え、真の支配欲を掻き立てていった。
舌の動きを徐々に激しくし、太腿への愛撫を強めた。肌触りのいいストッキングの感触、薄いストッキングに覆われたむちむちとした肉感的な太腿。酸素を求めて顔にかかる苦しげな鼻息、全てがジャンヌへの肉欲を燃え上がらせていく。
「ぷはぁ!」
数分もの責めの末、漸く解放されたジャンヌは大きく息を吸って肺に空気を送った。肩を上下させてジャンヌは先ほどまで自分がされていた行為を思い返す。肉欲に満ちた口付けと愛撫。自分を穢したものと同じ性質を持ったものなのに、嫌悪感が微塵も湧かないのはそこに含まれた慈愛に気付いているからだろうか。それとも、相手が身も心も許した男だからなのか。
「マスター、もう一回してもらってもいいでしょうか?」
「一回と言わず、好きなだけやってやるさ」
二度目のディープキスが始まる。今度は受け身ではなく、能動的に快楽を欲するジャンヌ。積極的に舌を絡ませ、どちらのものか分からない唾液を嚥下する。すると、酒でも飲んだかのように体が内側から熱くなっていった。更なる熱を求め、口付けに没頭していく。
呼吸のため、僅かに顔を離す。二人の唇を繋ぐ唾液の橋が切れぬ内に再び激しく求め合う。いつの間にか二人は互いの体に両腕を回してベットの上に倒れ込み、激しく音を立てながら唇を貪り合っていた。
「ますたぁ。私、私……」
切なそうに真を見つめるジャンヌ。内腿を擦り合わせるが、先ほどから女の大事な場所を疼かせている熱は一向に収まりそうになかった。秘所を覆うショーツにも大きな染みが出来ている。
「脱がすぞ」
小さく、けれどもはっきりとジャンヌが頷いたのを見て、真はショーツの紐をゆっくりと解いた。露わになった、薄らと金色の陰毛が生えたそこは物欲しげにひくひくと動きながら愛液を垂らしていた。じっとりと濡れそぼった女陰を前に真は生唾を呑む。
「いやぁ、そんなに見詰めないでぇ」
火が出そうなくらい赤くさせた顔を横に振って、ジャンヌは秘所を隠そうと両手を伸ばした。それよりも早く、真の親指が女陰を撫でる。
「ひうぅ!!」
頭から爪先まで駆け抜けた電撃にも似た快感にジャンヌは背筋を弓なりに反らして体を震わせた。動きに合わせ、ブラで隠されたバストが揺れている。更にもう一撫ですると、ジャンヌの反りはより大きくなり、割れ目から粘度の薄い汁がピュッと飛び出してきた。
「逝っちゃったか?」
「……マスター、後生です。そんなはしたない所、じっくり見ないでください」
真の意地悪い質問には答えず、薄らと目尻に涙を浮かべてジャンヌは懇願した。余りの恥ずかしさに死んでしまいそうだった。
「あぁ、大丈夫。俺も似たような感じだから」
笑いながら言うと、真は服を脱ぎ捨てて屹立した己の分身をジャンヌに見せた。太い血管を浮かび上がらせた幹は先走りでぬるぬるになっていて、見せつけるようにカリを張らせた赤黒い亀頭は先端から腺液を止めどなく溢れさせている。
生前、己を穢したものと同じ形状をした逸物のある意味情けない姿にジャンヌはまぁと口を覆った。
「ジャンヌが魅力的過ぎてさ。ご覧の有り様よ。触られてもいないのに
「そう、ですか。そうなると、私たちは似た者同士、ということになるんでしょうか」
「そういうことでいいんじゃないかな」
顔を見合わせ、思わず吹き出す二人。ムードもへったくれもあったもんではないが、場を仕切りなおすことは出来た。
「ジャンヌ、こっちも見せてもらっていいか?」
ジャンヌのブラのホックに指をかける。顔を赤らめながら、ジャンヌは首肯した。
プツッ、と小さな音を立ててホックが外れる。寝転んだ体勢のジャンヌからブラジャーを脱がし、丸みを帯びた柔肉を剥き出しにした。つんと乳首を天井に向けた、重力に逆らって形を崩さないバスト。男の視線を釘付けにする豊満な双山は真を魅了した。
ちらっとジャンヌを見ると、小さく頷いたのが見えた。彼女の許可を得て、真は巨大な果実を両手の中に収めた。
あん、と控えめな嬌声がジャンヌの口から漏れる。その声音に痛みや恐怖といったものは無かったので、真は構わずに彼女のバストを楽しんだ。思う様乳に指を食い込ませて形を変え、女性特有の柔らかさを味わう。たぷたぷと乳房同士を軽くぶつけると張りのある肌が小さく波打ち、乳首と乳首を擦り合わせれば一際甘い声でジャンヌが啼いた。
「あぁん、そんな赤ちゃんみたいに」
辛抱堪らず、二つの乳首に一度にしゃぶり付く。汗ばんだ肌から薫る、汗の匂いとどこか甘い女性の香り。舌先を痺れさせる肌の味。五感の全てが興奮を煽ってくる。
「ジャンヌ、もう限界だ」
ギンギンにそそり立つペニス。ビクビクと震えながら挿入の時を待ちわびていた。期待と欲望に濡れた目でジャンヌは剛直、そして真を見やる。軽く充血した双眸はお前を抱きたくて仕方がないと語り掛けるようだった。
「私を、貴方の女にしてください」
愛する男に求められる喜びが雌の本能を刺激するのか、そんな台詞を口にしながら彼女は全てを委ねるように体から力を抜いた。
理性が灼き切れる。我を忘れた真はジャンヌの脚の間に割って入り、男性器を女性器に合わせた。ストッキングを履いたままの太腿をそれぞれの腕で抱え、男根をジャンヌの中へと突き入れる。
「っっっ!!!」
ジャンヌの体が硬直した。同時にぶづっ、と何かを引き千切るような感覚が真を襲い、正気を取り戻させた。
「え、今のって……」
冷や水をかけられたように冷静になった真は視線を下ろし、結合部を見る。愛液に混じって流れていく赤い液体。それが何を意味するか知らないほどこの男は朴念仁では無かった。
「ジャンヌ、これは……」
「さ、サーヴァントは全盛期の姿で召喚されます。それは、私も例外じゃありません。だから、今の私の体は……」
裁判後のものではない、まだ清らかだった時のものだ。彼女の言うことを理解した瞬間、真の頭をハンマーで殴ったような衝撃が襲う。自分は取り返しのつかないことをしてしまったのだと知った。
「じゃ、ジャンヌ、俺……」
「あげられた……」
罪悪感から泣き出しそうになる真の耳にジャンヌの呟きが届く。その声音に混じった明確な喜びの色に真は戸惑いながら彼女を見た。初めて男を迎えた激痛に涙を流しながら、それでも彼女は心の底から嬉しそうに真を見上げている。
「あげられました、私の初めて。貴方と愛し合いたいと思った日からずっと捧げたかったんです」
言葉で言い表せないほどの愛しさが胸の中に溢れ返った。真はジャンヌに覆い被さるようにして彼女を抱き締める。ジャンヌも真の首に両腕を回し、抱擁を返した。
「マスター、愛してます。この世で誰より、貴方だけを」
「俺も、俺も愛してるよ、ジャンヌ」
繋がり合ったまま何度も接吻を交わす。この時だけ、二人は互いに抱いた肉欲を忘れ、愛だけを酌み交わしていた。
「マスター、そろそろ大丈夫です」
十分以上もそうしていただろうか。処女喪失の痛みが引いたジャンヌが真に呼びかける。
「大丈夫か?」
真の気遣いの眼差しに嬉しそうに頷いた。
「私は、大丈夫です。だからマスター、私を感じてください。私に貴方を感じさせて」
頷き、真はジャンヌの脚を抱え直し、正常位で彼女の膣を突いていった。初めて男を受け入れた膣内は驚くほど狭く、異物を外に追い出そうと圧を強めてくる。膣圧に負けないように腰を突き入れていくと、ジャンヌの唇から声が漏れだした。
「痛くないか?」
「だい、丈夫、です。ほんのちょっと痛いですけど、でもそれ以上に嬉しいです」
全身を包む幸福感。己の中を割り開かれる度、ジャンヌは体が浮き上がるような感覚を覚えた。
「そっか。なら、少しだけ速くするぞ」
宣言通り、真の腰使いが微かに速度を増す。小さな変化だが、ジャンヌに与えられる快感は大きく増したようだ。奥を突かれるごとに口から出てくる嬌声が艶っぽさを増していく。
「ますたぁ、わたし、なにかへんなんです。からだがぴくぴくってなってぇ、あたまがふわふわしてぇ♡」
感じ易い体質なのか、あっという間にジャンヌは絶頂を迎えようとしていた。膣内は未だに硬さが残っているが、小刻みな収縮を感じられることから彼女が絶頂を間近に控えていると分かった。
「大丈夫、何も変なことはないさ。ただ、逝くだけだから」
「いく? これがいくってかんかく。まりーもいってた、いく」
緩慢な抽挿でもジャンヌを高みへと連れていくには十分だったようで、ものの一分としない内にジャンヌは果てた。
「いきゅ。いきましゅう♡」
小さく、何度も潮を噴いて絶頂を迎える。頭の中が真っ白になっていくのを感じながら、ジャンヌは本能のままに快楽を享受した。
いきなり膣内の締りがよくなり、真は背筋を震わせるが射精するには至らなかった。くたぁ、と力無く横たわるジャンヌ。頭が異様に熱く、靄がかかったようにはっきりとしない。霞む視界を己を女にした人に向けてみると、何故か彼だけははっきりとクリアに見ることが出来た。
「いく……ますたぁ、いま私、いったんですか?」
「あぁ。気持ちよかったか?」
真の問いかけに曖昧に頷きながらジャンヌは思った。一人で逝っただけでもあれ程の快楽を得られたのに、もし二人同時に逝くことが出来たらどれだけ気持ちいいのだろうと。
思い至った刹那、火山が噴火するかのように彼女の中に欲望が噴き出してきた。この人と愛し合いたい、この人を感じたい、融けて骨の髄まで一つになりたい。今まで一度として覚えたことのない、自分の何を捨ててでも叶えたいと思えるほどの欲望が彼女の全身に行き渡る。産まれた欲望は洪水となり、人理救済の使命も、自身が主に身を捧げた記憶、自身を取り巻き、縛り付けるもの全てを押し流していく。彼女の中に残ったのは愛する男と睦み合いたいという身を焼くような肉欲だけだった。
「ぬおぉ!?」
何の前触れも無しに具合の良くなったジャンヌの膣に真は驚きの声を上げる。さっきまで硬さが残っていたのが嘘のように膣内がうねり、肉棒に纏わりついてきた。ざらざらした肉襞がカリを擦り上げ、子宮口が亀頭に吸い付いてくる。真の感じる部分を的確に攻めてくる様はジャンヌの膣が彼専用になってしまったかのようだった。
「ますたぁ♡」
全身に鳥肌が立ちそうな淫蕩で甘ったるい声。声の主を見れば、とろとろに蕩けた顔で抱擁を求めて両腕を伸ばしている。
「ぎゅって、ぎゅうってしてください♡」
求められるまま、彼女を抱き上げる。胡坐をかいた真の上にジャンヌが跨る、対面座位の体勢。
「ますたぁ、すき、すきぃ、だいすきぃ♡」
全身を押し付けるようにして真に抱き付き、いやらしく腰をくねらせる。完全に彼専用となった膣内が潤沢な愛液を溢れさせ、肉棒に擦り込むように肉襞が蠢いた。粘度の高い蜜液が互いの腰に擦られ、糸を作りながらにぢゅにぢゅと粘ついた卑猥な音を奏でる。
「じゃ、じゃんむぶぅ」
余りに劇的な変化についていけず、戸惑う真の口をキスで塞ぐ。犯すように真の口内を舌で蹂躙し、腰のグラインドをより激しくさせた。二人の口からぼたぼたと垂れ落ちる大量の唾液が結合部分にかかり、淫猥な水音をより激しいものにする。
「ますたぁ、ますたぁますたぁますたぁ」
熱に浮かされたように真を求める。上の口で唾液を飲み下し、下の口で真の逸物をむしゃぶる。熱く蕩けた雌穴は搾精器となって真の肉棒を攻め立てた。精を吐き出させるために肉襞を蠕動させ、己自身も快感を得るために剛直を奥へと誘う。子宮口を刺激されると、頭の中がスパークしたように痺れた。
「ジャン、ヌ、もう、出る……!」
「だすんですか? だしてください、わたしのなかにいっぱい。ぜんぶ、ぜんぶだしてくださいぃ!」
真の体が震え、吐精が始まる。ぴったりと子宮口に密着していた亀頭から流れ込んでくる大量の暖かいものをジャンヌは体を震わせ、口角から涎を垂らしながら受け入れた。散々、刺激された剛直が長い射精を続ける。その間もジャンヌの膣は蠢動を繰り返して貪欲に快楽を味わっていた。
一分以上も時間をかけて射精が終わる。ジャンヌの膣内の動きが落ち着き、真はようやく一息ついた。
「す、凄い出た……なぁ、ジャンヌ。いきなりどうし」
言葉に詰まる真の前には目を爛々と輝かせる聖処女(元)。彼女の目はまだ自分は満足してないとありありと語っていた。
「もっと、もっとほしいです、ますたぁ」
軽く口付けし、膣内から少し小さくなりかけている剛直をずるりと引き抜く。秘所から白い粘液を垂れ流しながらジャンヌは真に背を向け、ベットの上に四つん這いになった。尻を左右に揺らし、情欲に染まった目を肩越しに真に向ける。
「ますたぁ、うしろからしてください。わんちゃんみたいに、けものみたいにはげしくおちんぽずぼずぼしてください♡」
普段の彼女であれば絶対に口にしないだろう卑猥な懇願。そして尻を高く突き出した、男を誘い、受け入れるための姿勢は真の萎みそうになっていた性欲を膨れ上がらせた。
一言もかけずにジャンヌの腰を掴み、迸るパトスのままに硬度を取り戻した逸物を彼女の中へと叩き込んだ。
「きたぁ♡」
膣壁を掻き分け、奥の奥まで突いてくる男根にジャンヌは舌を突き出し、背筋を反らして悦びを露わにする。震える雌穴から湧き出る精液混じりの淫汁がベットに降り注いでいった。
遠慮も気遣いも無い、ただ快楽を欲するだけの動きが体を熱くさせる。激しく前後して膣内を抉る剛直をジャンヌは嬉々として受け止めていた。口からあられもない嬌声を誰憚ることなく上げ、一突き一突きに体を震わせる。
「ひぅっ!」
より高い嬌声を漏らすジャンヌ。金髪の三つ編みに隠されていた背筋を真に舐め上げられたのだ。腰の動きをより激しくしながら真はジャンヌの背に覆い被さって何度も背筋を舐め上げるように舌を這わせ、白いうなじにキスを落とした。両手を二人の交わりに合わせて忙しなく揺れるバストに回し、頂きの突起二つを摘み上げる。
「それぇ! ますたぁ、それいいれすぅ!」
限界以上に張ったカリに肉壁をこそがれる感触、うなじに吸い付く唇の感触、乳首を捏ね繰り回す両手の感触。全てが彼女を昂らせ、胎内に快感を溜め込んでいく。
ついに体を支えることが出来なくなり、ジャンヌの上半身が崩れ落ちる。バストに回された真の両手が支えとなって上半身はある程度安定するが、首から上はそうもいかず真の突きに合わせてかくかくと揺れた。
「ますたぁ、いっしょに、いっしょにぃ……!」
絶頂の訪れを予感し、ジャンヌは軽く泣きながら真に懇願した。対して、真は腰の力を強めることで応える。返事をする余裕は今の彼にはなかった。真と一緒に果てたいというジャンヌの願いは彼女の体を極上の名器へと変貌させ、剛直を責め立てて射精を促している。
少しでも気を抜けば果ててしまいそうな雌穴の締め付けに耐え、下腹に力を入れてより強いピストン運動でジャンヌを高みへと昇らせていく。
「出すぞ、ジャンヌ、中に出すぞ!」
「あぁ、ああ、ああああああああ!」
胎内へと撃ち出された白濁液が止めとなり、彼女の中に溜まった快感を爆発させる。絶叫を上げてジャンヌは背筋を反り返し、突き出したバストをブルブルと震わせた。子宮が精液を直飲みしているような感覚。意識が真っ白に塗り潰され、女の悦びが全身に浸透していく。精液を一吐き子宮にかけられる度、ジャンヌは恍惚に顔を輝かせた。
最後の精液を出し切り、長い射精が終わる。人形を操る糸を切ったようにジャンヌは崩れ落ちた。快感でふやけきった頭はまともに働いておらず、ただただ真に愛されたという幸せを噛み締めていた。
「しん、あいしてる……」
一言だけ呟き、ジャンヌは意識を放棄して幸せな微睡へと落ちていった。
「私は貝になりたい……」
消え入りそうな声でジャンヌは囁いた。頭からシーツを被っているため、声が籠って耳を澄まさねば聞き逃してしまいそうな声量だった。
濃密すぎる交わりから一時間が経過した現在。正気を取り戻したジャンヌは碌に真の顔を見ることも出来ずにベットの中へと逃げ込んでいた。男ではあるけど、真も彼女の気持ちは痛いほど分かった。あれ程の痴態を見せてしまったのだ。SAN値を取り戻すには時間が必要だろう。
「あんな、あんな淫らに乱れてしまうなんて……主よ、姦淫に溺れた私をどうか罰して下さい」
「まぁ、いいんでない?」
祈るジャンヌをシーツの上から撫でる。びくりと体を震わせ、恐る恐るシーツの中から顔を覗かせるジャンヌに真は笑って見せた。
「こんな非常事態だ。ちっとくらい羽目外したって神様も怒らんだろ」
「あれを少しと言っていいのでしょうか?」
「それ言われると首傾げちゃうな……気楽に考えよう、ジャンヌ。今、こうしてお前は普通にしてる。天罰なんか下されてないってこった。つまり、お前は神様に許してもらえたんだよ」
屁理屈としか言い様が無かった。でも、と渋い顔を作るジャンヌに真はベットに腰かけながら少々意地の悪い質問をする。
「それとも、お前さんにとって俺と愛し合うことは神様に罰せられなきゃならないような邪悪なことなのか?」
「……そんな訳、ないじゃないですか」
少し怒ったような顔を作る。だったらそれでいいじゃん、と気楽に笑う真の姿に真面目に悩むのが馬鹿らしくなり、ジャンヌは考えるのを止めた。
シーツから抜け出し、真に体を預ける。肩に頭を乗せると、優しく力強い手が彼女を撫でた。
「また、愛してくれますか?」
「勿論、大歓迎だ」
「今日みたいに乱れてしまうかもしれませんが……」
「美人で可愛くて巨乳で淫乱なお姉さん。うん、控えめに言って最高です」
「……もう!」
ぺちっと胸を叩く。なはは、と笑いながら真はジャンヌの肩に腕を回して抱き寄せた。彼女も拒まず、一層体を摺り寄せた。言葉や体を交わさずとも満たされる不思議で、幸せな空気が二人の間を漂っている。
「ところでマスター。その、先ほど言い忘れてたことがあるんですが」
と、ここで何かを思い出したのか、おずおずとジャンヌが言葉を切り出した。
「ん、どしたの?」
「お願い、したいことがあるんです。平仮名と片仮名をきちんとかけた、そのご褒美が欲しくて」
図々しいのは百も承知しています、とジャンヌは不安そうに真を見やる。
「ご褒美? 別に構わねぇよぃ。言ってくれ」
「では、あの、マスターのことを、真君と呼んでもいいでしょうか?」
吹けば飛びそうな弱々しい声でのお願いに真は目を丸くする。図々しいというくらいなのだからもっと違うものを想像していたのが、ご褒美と言えないようなものを望まれるとは。
「勿論」
真の返答にジャンヌの顔が華やぐ。誰が見ても可愛いと答えるだろう、聖処女でも悲劇の乙女でもない、年相応の少女の顔。
「ありがとうございます。では、改めて。これからもよろしくお願いします、真君」
「こちらこそ。至らぬマスターではあるけど、これからも支えてくれ、ジャンヌ」
はい、とジャンヌは嬉しそうに頷く。交差する視線、通じ合う想い。微笑み合いながら二人は幸せな時間を過ごした。
オマケ
ジャンヌ『ごめんなさい、ジル。私、もう貴方の知っている
ジル(術)『この、くぉの匹夫めがぁぁぁあ! よくも、よくも、我が聖処女を穢しんくぁzwsぇdcrfvtgbyふjみこlp!!!』
真『ジャンヌと一緒にいると、キャスターのジル・ド・レェが勝手に消えてくれるようになりました』
軽いキャラ紹介
『遠野真』
関係を持った女の子皆に綺麗だとか愛してるとか言っちゃうクズの中のクズ。俺は皆を愛してるんだ! とか言ってる。豆腐の角に頭ぶつけて死なないかな(真顔)。カルデアが内部分裂を起こしたとしたら多分、ではなく確実にこの男のせい。
『ジャンヌ・ダルク』
付き合った当初は手を握るだけで顔を真っ赤にしてそうだけど、セックスするくらいに関係が深まったら彼氏も死ぬほどビックリするくらいの淫乱お姉さんになりそう、という作者の妄想が反映された結果、どうしてこうなった! と踊りたくなるレベルでどうにかなってしまった人。真に抱かれた経緯はスカサハとほぼ一緒。聖女でも悲劇の乙女でもなく、普通の女の子として扱われ、普通に恋して普通にエロいことをするに到った。頑張ってるんだし主も許してくれるよ、きっと。
『ジル・ド・レェ』
最大の被害者。次回は更なる被害を受けることになる。