※この作品はR-18です。

女性サーヴァントしかいないカルデア   作:北斗七星

5 / 18
 書き終えたものを読んでから抱いた感想。誰、これ?



 後、活動報告にも書きましたが、感想で誰々がいい的なことを書かれてもそのキャラを書くというのはまずないです。作者の好きなキャラを好きなように書いてるだけなので……それと、次回の投稿は物凄く遅れると思います。エクステラ明日発売だから是非も無いよネ!


『ジャンヌ・オルタ』私だって愛されたい

(俺の名前は遠野真。十八歳の誕生日、たまたま見つけた胡散臭いチラシに応募したらカルデアとかいう場所に拉致され、何故かマスターと呼ばれる何かになっていたごく普通の男の子だ。色々あって滅びそうになってる人類の歴史を救済するため何やかんやと頑張っている。人類最後のマスターとして行動している俺だが、実は二つの大きな問題を抱えている。一つはこのカルデアに召喚されるサーヴァント(何か凄い人たち)が何故か女性しかいないということ、そしてもう一つは女性サーヴァントたちとの距離が物理的にも精神的にも近いということだ)

 

 

 

 

 

 人理継続保障機関『カルデア』に所属する最後のマスター、遠野真のマイルーム。最近では部屋の主が体を休める場所というより、女を連れ込んで愛し合う場所としての役割の方が強くなってきた今日この頃だ。

 

「ん、ちゅ、ちゅむ……真君、もっろ」

 

 ベットの上、一枚のシーツに包まった真とジャンヌ。ジャンヌが真に後ろから抱き締められる形で口付けを交わしている。

 

「はいはいっと。あむ」

 

 ジャンヌが頬を赤くさせながら舌を出してくる。苦笑いしながら啄むように彼女の舌を咥えると、ジャンヌはとろんとさせた目に恍惚の光を浮かべた。唇と舌でジャンヌを愉しませつつ、真は彼女の体に回した両手を動かす。右手は豊満なバストを揉みながら乳首を弄び、左手は汗でぬるついたジャンヌの下半身を愛撫する。

 

「んっ、はぁ……」

 

 臍から内腿を指先で撫でられ、ジャンヌは官能的な吐息を漏らしながら形のいい臀部を小さく揺らした。尻の割れ目に当たった逸物の硬さと熱さが雌の欲求を刺激する。

 

「ジャンヌ、もう濡れてきたぞ」

 

 太腿を攻めていた左手が秘所に狙いを変えた。くちゅっ、と弄られた女陰がいやらしい音を立てる。ジャンヌは身震いしながら目元を喜悦で緩ませ、己の大事な部分をまさぐる感触に酔い痴れた。

 

「真、君。あの、ご褒美のことなんですけど」

 

 下半身に走る快電流に言葉を途切れさせながらジャンヌは真を見やる。愛する男を映したブルーの瞳は淫らな期待で濡れていた。

 

「さっきのテストで満点だったもんな。どんなご褒美が欲しい?」

 

 机の上を見てみれば、花丸と100点が描かれたテスト用紙が置いてあるのが分かった。ジャンヌが頑張った結果である。ちなみに内容は小学校一年から三年生のものだ。いくら幼年時に学ぶ簡単なものとはいえ、つい先日、平仮名と片仮名を書けるようになったばかりの彼女が満点を取れたということはそれだけ努力したということの証明に他ならない。

 

 彼女の向上心の高さにはマスターである真も敬服せざるを得なかった。もっとも、彼女が努力したのはそれだけが理由ではないのだろうが。

 

「そんなにご褒美欲しかったのか?」

 

「い、言わせないでください……」

 

 にやっと唇を歪める真から目を逸らす。項まで赤くして恥じらうような態度を見せておきながら体を真に押し付ける。言葉ではなく、行動で答えているようなものだった。

 

「今さら恥ずかしがるような関係でもないだろ。したいことがあるんならすぱっと言っちゃえよ」

 

 一旦、愛撫を止めて子供をあやすように彼女の頭を撫でる。頭に置かれた感触に安心感を覚えながら性女(誤字にあらず)は恐る恐る口を開いた。

 

「え、駅弁というものを、やってみたくて……」

 

「はいぃ?」

 

 彼女の口から出てきた余りにも似つかわしくない単語に真は頓狂な声を上げる。ジャンヌ自身、自分が言ったことがどんなものか理解しているのかただでさえ赤かった顔を棗のようにさせた。

 

「駅弁ってあの?」

 

「は、はい」

 

「駅で食べるお弁当じゃなくて?」

 

「た、体位のほうです」

 

「……お前さん、どこでそんなもん覚えたんだ?」

 

「今は空き部屋になっている部屋の一つにスタッフさん達が倉庫代わりに使っているものがあるんです。男性と女性で分けて使われているみたいなんですけど、その、男性スタッフの方達が倉庫にしている部屋の中に……そういう、本が……」

 

 日頃から真やサーヴァント達の活動をサポートすべく、陰日向で仕事をするカルデアスタッフ達。男性陣はまさか自分達のお宝本が女性、それもサーヴァントに読まれたなんて夢にも思わないだろう。まして、読んだのはあのジャンヌ・ダルクだ。

 

「一人で読んだのか?」

 

「違い、ます。マリーに誘われて……」

 

 妙に歯切れが悪い。後ろめたさを感じさせる声音に真はジャンヌが嘘を言っているとすぐに分かった。

 

「嘘はいかんなぁ、ジャンヌくぅん」

 

 ねっとりとした声でジャンヌの耳を責める。止めていた両手を再び動かし、彼女が感じる場所を的確に、そしてねちっこく攻めていった。全身を這い回る感触にジャンヌは艶っぽい声を上げて体をくねらせる。

 

「う、嘘なんてついて」

 

「普段、嘘ついてないからバレバレなんだよ。人を騙そうとするならもう少し悪い子にならないと……しかし、嘘を吐くような悪い子にご褒美は上げられませんなぁ」

 

「ごめんなさいぃ、嘘を言いました。本当は私からマリーを誘ったんですぅ」

 

 人間城塞、あっさりと陥落。それでいいのかと言いたくなるが、男の味を知ってしまった彼女にとってお預けを食らうことは何よりも堪えるのだろう。

 

「よしよし、素直に言えたな。偉いぞ……でも、嘘をつくような悪い子にはお仕置きが必要だと思わないか?」

 

 耳の穴を犯すように舐り、秘所に指を侵入させる。真の攻めに喘ぎながらジャンヌはお仕置きという単語に胸を高鳴らせた。汗を浮かべる尻を一撫でし、真はジャンヌの耳に触れそうなほどの距離で囁く。

 

「後ろってどんな感じがすると思う?」

 

「あ……」

 

 それは恐怖の呻きか、それとも期待の喘ぎか。数十秒後、一際甲高い嬌声が室内に響く。一組の男女は見られていることなど露知らず、背徳的な行為に溺れていった。

 

 

 

 

 

 時間は少し遡る。ある一室で、使い魔を通して真とジャンヌの睦み合いを盗み見ているサーヴァントがいた。

 

「何よ、イチャイチャしちゃって。聖処女様が聞いて呆れるわ……」

 

 名をジャンヌ・ダルク・オルタ。かつて、第一特異点で真達が戦った竜の魔女の記憶を持った復讐者のサーヴァント。ジャンヌ・ダルクと同じ姿、同じ声を持った、似て非なる存在。

 

 贋作である彼女は真作であるジャンヌがマスターの真と愛し合う様を嫉妬と羨望で身を焦がしながら見ていた。

 

「それにこいつもこいつよ。締りのない顔して、獣みたいに盛っちゃって。醜いったらありゃしない……何で、何で、私じゃなくて聖女様なのよ」

 

 憎々しげに歪めていた顔を一変させ、ジャンヌ・オルタは寂しげに映像の中の真を見詰める。何故、そこにいるのは自分ではないのか、何故、愛されているのが自分ではないのか。胸を締め付けるような切なさに耐えられず、ジャンヌ・オルタは自分を慰め始めた。映像の中のジャンヌを自分に置き換え、さも自分が真に愛されているかのように妄想へと没入していく。

 

『お前だけを愛してる』

 

 妄想の中の真が都合のいい台詞を喋る。私も、と頷きながらジャンヌ・オルタは胸元をまさぐる手の力を強め、秘所に突き刺した指を激しく出し入れさせた。体の中に雪が積もるように快感が募っていく。同時に感じるのは言い様のない寂しさと虚しさ。胸の中に寒風を吹かす感情を振り払おうとジャンヌ・オルタはより激しく自慰を続けた。

 

「好き、好きぃ、大好きよ、真」

 

 高まる快感に比例するように胸の中の寂しさが大きくなっていく。心を穿たれたような喪失感を誤魔化すようにジャンヌ・オルタはオナニーを激しくさせる。

 

「私を抱きたいって言って、私が欲しいって言って。貴方が望むならどんなことだってしてあげるのに……」

 

 彼女の言葉に嘘はない。仮に真が世界の破滅を望めば彼女は世界を敵に回すことすら厭わずに戦うだろう。それほど彼女の真に対する愛情は非常に深く、そして重い。スカサハが真に抱いている執着心に比肩しうるほどの依存心をジャンヌ・オルタは持っていた。

 

 彼女が真に対して異常ともいえる依存心を持ったのは偏に彼が自分のことを受け入れてくれたからだ。かつての敵だった自分を、贋作と呼ぶことすらおこがましいジャンヌ・オルタに最後のマスターは笑顔で手を差し伸べた。

 

『召喚されたってことは、俺と一緒に戦ってくれるんだよな? だったら、お前さんは大切な仲間ってことになる。これからよろしくな』

 

 そう言って差し出された手の暖かさを彼女は消え去る最期の時まで忘れることは無いだろう。それ程に彼女の中に産まれた喜びの感情は大きく、そして鮮烈だった。

 

 己を無条件に仲間と認め、力を必要としてくれた真に承認欲求の塊であるジャンヌ・オルタが依存したのはある意味当然の結果だったのかもしれない。

 

 だからこそ、彼女はマスターに戦力としてだけでなく、女性としても求められたいと強く願うようになった。彼に愛されたくて、彼にとって特別な存在になりたくて。しかし、生来(という表現も変だが)の捻くれた性格が災いし、想いを告げられずに悶々とした日々を過ごしている中、親のような存在であるジャンヌに先を越されてしまった。

 

 感じたのは言い様のない敗北感。所詮、贋作が真作に及ぶことなどないのだろうか。一人、悲嘆にくれながら情事を覗き見て自分を慰める。余りにも惨めだった。

 

「真、真、真……!」

 

 呼び声に答えは返ってこない。名前の主は今は別の場所で自分ではない女を愛しているのだから。悔しさと悲しさがごったになった感情に涙を流し、彼女は愛する男の名を呼びながら一人果てを迎える。

 

『え、駅弁というものを、やってみたくて……』

 

『はいぃ?』

 

 耳に入ってくる二人の会話に耐えられず、ジャンヌ・オルタは使い魔であるミニワイバーンとの繋がりを断った。後に残ったのは愛液だけで濡れた手と絶頂を迎えた後の脱力感、そして自分一人だけしかいないという虚無感。頬を濡らす涙を拭う元気もなく、天井を見上げながらジャンヌ・オルタは一人寂しく泣き続けた。

 

「……馬鹿みたい」

 

 一言呟き、起き上がる。乱れた着衣を整え、涙でドロドロになった顔を洗って部屋を出た。気晴らしに何かをしないとまた泣き出してしまいそうだった。

 

「確か、真が何かおやつを作ったって言ってたわね。それでも食べて」

 

「む」

 

「あ、あんたは」

 

 食堂へと向かおうと廊下を歩いていると、ばったりと彼女に出くわした。スカサハ。カルデアに一番最初に召喚されたサーヴァントにして最強戦力。真の初めてを奪い、自分の男だと公言して憚らないいけ好かない女。だが、同時に堂々と自分の男だと言い切る彼女に、自分には無い強かさを持つ女にジャンヌ・オルタは憧れにも似た感情を抱いていた。

 

「何、あんたも真が作ったっていうやつを食べに行くの?」

 

 質問には答えず、スカサハは顎に手を当てながら紅の双眸でジャンヌ・オルタを観察する。上から下まで舐め回すように見られ、ジャンヌ・オルタは後退りながら自分を抱き締めた。

 

「な、何よ?」

 

「いや、何。情事を覗き見て自分を慰めるなんて変わったことをする奴だと思ってな」

 

 なぁ、と言葉を失いながらジャンヌ・オルタは顔を赤くさせる。

 

「な、何で知って」

 

「それだけ濃厚な雌の匂いを垂れ流していればな。少し鼻の利く者なら嫌でも気付くだろうさ」

 

 反射的に両手で股間を覆うジャンヌ・オルタをスカサハは鼻で笑う。からかい甲斐のある玩具を見つけたと言わんばかりに彼女の目は輝いていた。

 

「自分で自分を慰めるくらいなら、さっさと抱いてくれと真に頼めばいいものを……おっと、今あいつは元聖処女の相手で忙しかったか」

 

「……うっさいわね。あんたには関係ないでしょ」

 

「大いにある。あれは私の男だからな」

 

「はっ、だったら何で彼は貴方ではなくてあの聖女様の相手に勤しんでいるのかしら?」

 

「私が貸してやってるからだな」

 

 精一杯の嘲りも彼女には通用せず。さも、当然のことと言わんばかりの態度のスカサハにジャンヌ・オルタは唯々あんぐりと口を開いていた。

 

「あれが誰を抱こうが構わんさ、あれの一番は私だからな。無論、お主に貸してやるのも吝かではないが……本人にその気が無いのではな」

 

「……別に、その気が無いなんて言ってないわよ」

 

 だろうな、としゃあしゃあと言いながらスカサハはジャンヌ・オルタを見る。全てを見透かすような眼光が彼女を捉えていた。

 

「お主の考えを当ててやろうか? 真作であるあの女が自分よりも先に愛する男に抱かれた。所詮、贋作である自分では真作に敵わない。そう思っていても愛されたいと願ってしまう。求められたいと思う心を捨てきれない。愛する男を諦めることが出来ない」

 

「だったら、だったら何だって言うのよ!?」

 

 これでもかと図星を突かれ、反論も出来ずジャンヌ・オルタは泣き叫びながらスカサハを睨む。認めたくない現実を叩き付けられた怒りが彼女の周囲に怒りの黒炎を躍らせた。憤怒をぶつけてくるジャンヌ・オルタを微塵も恐れることなく、ナンセンスとしか言えんなとスカサハは肩を竦めた。

 

「真作も贋作もない。お主はお主だろう」

 

「……へ?」

 

 スカサハの言葉にジャンヌ・オルタは間抜けな声を上げる。

 

「そもそも、真作だの贋作だの言うこと自体が間違っているのだ。お主とあの聖女は違う。そっくりなのはガワと声、それに武器くらいのものだろう。根が真面目で律儀なところもな……相当、捻くれてはいるが。他に似ている要素があるか? 少なくとも私はないと思うが」

 

 比べるという前提からして間違っているとスカサハは言う。ジャンヌ・オルタの生まれた経緯、英霊としての在り方はともかく、今こうしてこのカルデアにいるジャンヌ・オルタは真作でも贋作でもない唯一無二の存在であると。

 

「というか、お主。私に言われるまでも無く、既にあれにそうだと言われていたのではないか? お主はお主だと」

 

「真……」

 

 雷に打たれたような衝撃が抜けきらない中、ジャンヌ・オルタは無意識の内に彼の名を呟く。そして思い出した。スカサハの言う通り、真は一度も彼女をジャンヌ・ダルクの贋作として扱わなかった。どんものであろうとも代えることの出来ない存在としてジャンヌ・オルタを認めてくれていた。

 

「そんな大事なことを忘れていたとはな。お主、痴呆か何かか?」

 

「……お生憎様。私はどこかの誰かさんと違って繊細なんです。彼が聖女様と関係を持ったと知った時、それはそれはショックだったんですから」

 

「随分と神経の細い女だ」

 

「『あれは私の男だ』なんて宣言しちゃう自意識過剰かつ神経の図太い痛々しい誰かさんよりはマシでしょう」

 

「はっはっは、ほざくではないか、小娘」

 

「えぇ、貴方のお蔭よ、お・ば・さ・ん」

 

「「はははははは……」」

 

 威嚇し合う龍虎の幻影を見た、と偶々近くを通りかかったカルデアスタッフは顔を蒼くしながら語ったそうだ。

 

「まぁ、貴方のお蔭で悩む必要はないと気付けました。そのことについてはありがとう、と言わせてもらいます」

 

 本当にそう思っているのか甚だ疑問な態度でジャンヌ・オルタはスカサハにほんのちょっとだけ頭を下げた。礼などいらん、とスカサハは片手を振る。

 

「真と契約したサーヴァントの中に貴様のようにうじうじと悩むナメクジのような輩がいるのが許せなかっただけだ」

 

 ナメクジ、と目を剥くジャンヌ・オルタの肩をスカサハは余裕たっぷりの笑みを浮かべながら叩いた。

 

「精々可愛がってもらうんだな」

 

 そう言い残して去っていくスカサハの後ろ姿をジャンヌ・オルタは忌々しそうに睨み付ける。

 

「あんたに言われなくたってそのつもりよ。たっぷり愛し合って、私に夢中にしてやるんだから。見てなさい、ケルトババぁぁぁ!!!???」

 

 突如、飛来した紅い魔槍に吹き飛ばされるジャンヌ・オルタ。おばさん呼ばわりは自制が出来たが、ババア呼ばわりは我慢ならなかったようだ。

 

 

 

 

「おぉ、オルタ。何か昨日は御師さんが間違って投げたゲイ・ボルグでぶっ飛んだって聞いたけど、大丈夫か?」

 

「うっさい! 全部あんたのせいよ!」

 

 心配したらがなり立てられた。怒声を浴びせてくるジャンヌ・オルタに真は目を白黒させる。ちなみに現在オルタは彼女だけなので、真はそちらの名でジャンヌ・オルタのことを呼んでいた。

 

「いや、その、何かごめん」

 

「ふん、口では何とでも言えるわ。本当に謝罪の気持ちがあるんだったらお願いの一つや二つ、されたって構わないわよね?」

 

 意地悪く唇を歪めるジャンヌ・オルタに真はいいよ、と即答する。基本、この男にサーヴァントからの頼み事を断るという考えはなかった。

 

「何か拍子抜けするほどあっさり受けたわね。まぁ、いいわ。じゃあ、今日は私と一緒にお菓子を作りなさい」

 

「え、お菓子? それはいいけど、お菓子なら昨日俺が作ったやつを食べたんじゃ」

 

「もう食べられてたのよ! あのケルトバb、ケルト女と王妃に!!」

 

 ゲイ・ボルグの直撃から回復したジャンヌ・オルタが食堂に辿り着いた時、真のお手製お菓子は全てマリーとスカサハの腹の中に納まっていた。甘いものは別腹とはよくいったものだ。

 

「そういう訳だから、今日は私のためだけに作りなさい。他の女に食べさせたら許さないから」

 

「へいへい、分かりやしたよっと。そんじゃ、食堂の厨房を使わせてもらうとするか。行くぞ、オルタ」

 

 私のためだけ、というフレーズにニヤニヤしながらトリップしているジャンヌ・オルタを小脇に抱え、真は食堂へと向かう。彼女が正気を取り戻した時、既にお菓子作りの準備が完了していた。

 

「は、何時の間に!?」

 

「いや、今さっきだけど……何か今日変だぞ、大丈夫か?」

 

「べ、別に何でもないわよ!」

 

 ここであんたと二人きりで嬉しい、的なことが言えれば少しは色っぽい展開に持っていけるのだろうが、そんな度胸はジャンヌ・オルタに無かった。巷で噂(になっているかどうか定かではないが)のヘタレ系恋乙女とは彼女のことだ。

 

「それじゃ、楽しく仲良く元気よく、お菓子を作っていきまっしょい」

 

「何よその歌のお兄さんみたいなノリ」

 

 二人仲良くエプロンをつけて厨房に立つ。真はともかく、ジャンヌ・オルタの着ている修道服の上にエプロンをつけるというのは中々シュールな絵だった。

 

 

 

「出来上がったのがこちらになります」

 

「お菓子を作るシーン丸々カットとか壮絶な手抜きね」

 

「まぁ、メインじゃないからね」

 

 ふざけたことを抜かす二人の前には共同して作ったショートケーキが置かれていた。お菓子作りに慣れていないジャンヌ・オルタがいたこともあって、多少歪な形をしているが十分に美味そうと言える出来だった。

 

「ノートに書いてある通りに作ってるだけなんだが、ちゃんと出来るもんだな」

 

「そうね(共同作業、共同作業♪)」

 

 真の言葉も初めての共同作業に浮かれるジャンヌ・オルタの耳に届いていなかった。

 

「じゃ、早速食べてみるとしますか。美味いといいんだが」

 

「私とあんたが作ったんだもの。美味くないわけないじゃない」

 

 フォークを手に取り、いざ実食。ホイップクリームの甘く滑らかな舌触りとフワフワとしたスポンジの食感。クリームとスポンジの間に挟まれたイチゴの酸味が絶妙に合わさっていた。

 

「うん、美味い」

 

「ま、当然ね」

 

 舌鼓を打つ真の隣でジャンヌ・オルタは上機嫌で笑顔を浮かべていた。二人で一つのケーキを分け合い、あっという間に食べ終わる。

 

「もしかして私、お菓子作りの才能あるんじゃないかしら」

 

 上機嫌で手の中のフォークをクルクルと回すジャンヌ・オルタに真は小さく苦笑を浮かべた。さっきまで、初めて使う包丁などの調理器具におっかなびっくりしていた姿を見せてやりたかった。

 

「さ、この調子で作っていきましょ。材料はこの前レイシフト先からちょろまかしてきたのがたっぷりあるんだし」

 

 ご機嫌な所に水を差すものでもないだろう、と真が何も言わないでいると、次のお菓子を作ろうとジャンヌ・オルタは包丁を手に取り、手近にあったイチゴをリズミカルに切っていく。ついさっき同じことをやったお蔭か、幾分か慣れた手つきだ。だが、切られていくイチゴの形は全部不揃いでバラバラだった。

 

「ぐぬぬ……」

 

「なぁにがぐぬぬ、だ。手の動かし方が大雑把過ぎるんだよ」

 

 唸るジャンヌ・オルタを見かね、真は背後に回って彼女の手に自分の両手を添える。

 

「なぁ!? あ、あんた、何して」

 

「いいから、集中して」

 

 集中など出来る訳もなく、ジャンヌ・オルタは顔を真っ赤にさせて自分の手に重ねられた真の手を見る。大きく、力強い。でも優しく暖かな手。触れられた部分が火でもついたかのように熱くなった。

 

(ていうか、今、私抱き締められて……)

 

 見ようによってはジャンヌ・オルタが真に後ろから抱き竦められてるように見えなくもないだろう。早鐘のように鳴る鼓動。触れ合う喜びと自身を包む男の匂い。そして間近に感じる真の存在がジャンヌ・オルタを幸せで満たしていく。同時にもっとという欲望が彼女の中で鎌首をもたげた。もっと触れ合いたい。いや、触れ合うだけでは我慢できない。その先を、男女の交わり合いをジャンヌ・オルタは求めた。

 

「と、こんな感じだ……って、おい、聞いてたか、オルタ?」

 

「……無理に決まってるでしょ。こんな風にされて、それも他の誰でもないあんたに」

 

 質問に返ってきたのは絞り出したような小さな声。訝しげに真が肩越しにジャンヌ・オルタの顔を見ようとすると、丁度振り返ろうとした彼女と目が合った。期待と情欲に濡れた金色の双眸。

 

「真……好き、大好き」

 

 包丁をまな板の上に置き、体勢を反転させて真に抱き付いた。うわ言のように好きと呟きながら彼の体をまさぐる。

 

「い、いきなりどうした?」

 

 情熱的なタッチに戸惑う真。異性の悪友、という風にジャンヌ・オルタを見ていた真にとって彼女の突然の行動と告白は正に青天の霹靂だった。

 

「ずっと、ずっと好きだったの。召喚してくれた時から、仲間だって言ってくれた時からずっと……」

 

 触れ合うだけでは我慢出来なくなったのか、ジャンヌ・オルタは大きく口を開いて真の唇にしゃぶり付いた。驚く真の唇に舌を捻じ込み、強引に口内を蹂躙する。歯茎や頬肉、舌の裏側まで余すとこなく舐め尽くし、激しくはしたない吸引音を上げながら唾液を啜った。

 

 時間を忘れ、ジャンヌ・オルタは真との口吻に没頭した。今この瞬間、いや、これから先も彼女にとって真が世界の全てだった。自分のものだというように真の体に回した腕の力を強め、もっと感じ合いたいと舌の動きを激しくする。

 

「ん、んちゅ、ちゅる……ぷはっ! お、オルタ?」

 

 やっと解放され、真は苦しげに呼吸をしながらジャンヌ・オルタを見た。上気した頬、欲情しきった瞳、唾液でてらてらと光る唇。蓮っ葉な態度で憎まれ口を叩いていた普段の彼女の姿からは想像もつかない女を剥き出しにした彼女の姿に真は自然と生唾を呑んでいた。

 

「貴方は、どう? 私のこと好き? 愛してくれる? 求めてくれる? 必要としてくれる?」

 

 胸の中に溜めこんでいたもの全てをぶち撒けるように気持ちを吐露する。求められたいという望みと拒否されたらどうしようという不安をない交ぜにした瞳が真を映していた。

 

 何時もとはまるで違う、触れれば壊れてしまいそうなジャンヌ・オルタの姿に真はゆっくりと言葉を選びながら口を開いた。

 

「オルタ。俺さ、何というか、お前のこと悪友みたいな感じに思ってたんだ。普段の言動があんま女の子らしくなかったからさ」

 

「っ!」

 

 ショックに身震いするジャンヌ・オルタの頬に手を添える。確かに真は彼女を女としてでなく、友人として見ていたが、彼女の行動が真の中にあったジャンヌ・オルタ像を大きく変えた。

 

「でも、お前って本当はこんなに女の子らしくて可愛い奴だったんだな」

 

「……ふん、今さら気付いたって許してやんないんだから」

 

「どうしたら許してくれる?」

 

「……一杯、愛して」

 

 了解、と答え、今度は真から口付けをする。心の底から嬉しそうに目を細め、ジャンヌ・オルタは真のキスを受け止めた。ゆっくりと、互いを味わうように舌を絡め合う。唾液が舌で撹拌される音が二人の興奮を激しく燃え上がらせた。ふと、ジャンヌ・オルタの目が調理台の上に置かれたプラスチック製のボウルに向けられる。中には先ほど作ったホイップクリームが。

 

「真、これ」

 

 自分の傍に引き寄せ、中のクリームを指で掬い取る。真っ白なクリームを突き出した舌に乗せ、見せつけるように動かした。彼女のしたいことを理解し、真はクリームを乗せたジャンヌ・オルタの舌に自分のものをゆっくりと巻き付けた。甘味と甘い香り。そこに互いの唾液が加わる。脳が溶けてしまいそうな甘美な味わいに二人は無我夢中で、互いの口を汚すのも構わず貪り合った。

 

 口の中のクリームがなくなると、再びジャンヌ・オルタはクリームで指を汚す。今度は自分の舌に乗せるのではなく、真の唇へと塗り付けた。

 

「あむ、じゅる、ちゅぴ、ちゅぱ……ひん、おいひい?」

 

「あぁ、おいひふぎへあはまがへんにはりそうは」

 

 クリームを舐め取った舌を口内に突っ込む。待っていたのは荒々しくも愛情に満ちた歓迎。絡み合う舌は淫靡な踊りを見せながら淫らな音楽を奏でた。

 

 キスをしながら自身の胸元を掴むジャンヌ・オルタ。両手に力を込めると、ぶちぶちと音を立てて服が破けた。重く、それでいて瑞々しい果実が揺れる。豊満な乳房が剥き出しになり、白い柔肉の頂では充血した乳頭が物欲しげにひくひくと動いていた。

 

「貴方、おっぱい大好きよね。こんなのはどう?」

 

 挑発するように笑いながら右の乳首にクリームを塗る。白いクリームに包まれた淡いピンク色の突起はイチゴのように見えた。

 

「最高だ」

 

 言葉短く答え、卑猥なイチゴに吸い付く。あん、とジャンヌ・オルタが甘い声を上げるのも構わずにクリームを舌で落とし、隠れていた乳首を入念に責め立てた。付着したクリームをこそぎ落とそうと乳輪をほじくるように舌を動かせばびくびくとジャンヌ・オルタの体が震えた。

 

「ちゅうううう、ちゅぽん!」

 

「ひぃん!」

 

 頭を後ろに引き、乳首を吸い伸ばす。強烈な刺激に襲われ、ジャンヌ・オルタは小さく悲鳴を上げた。クリームと唾液が混ざった薄い白濁液に覆われた乳首を摘まみ、くりくりと弄り回す。ぴくぴくと体を震わせながらジャンヌ・オルタは口に手を押し当てて声を必死に押し殺した。

 

「もっと、声聞かせてくれ」

 

「駄目ぇ、誰かに聞かれちゃうぅ」

 

「今更だろ」

 

 涙目で首を振るジャンヌ・オルタにサディスティックな笑みを見せ、真は両方の乳頭にクリームをたっぷりと塗り付けていった。双山を左右から寄せ合わせ、白いクリームを乗せた乳首を殊更に強調させる。たぷたぷとバストを弄びながら舌で少しずつクリームを取り、ぴちゃぴちゃと音を立てて軽い刺激を乳首に与えた。

 

「二つ一遍になんてだめぇ」

 

 弱々しい声をあげるジャンヌ・オルタ。駄目と言いつつ、真を押しのけようともせずに行為を受け入れている。瞳を淫らに光らせ、更なる快感を今か今かと待っていた。クリームの山から乳首が見えてきたところで一気に口に銜える。激しい吸引音を鳴らし、クリームと一緒に乳首を吸えばジャンヌ・オルタが頤を反らして嬌声を響かせた。ぷしゃあ、と蜜を潤わせていた秘所が飛沫を噴いてショーツを汚す。

 

 頭を軽く左右に振り、音を立てて乳首を口から引き抜く。びくん、と一際強くジャンヌ・オルタは体を揺らした。

 

「お前も好きなんだな、胸」

 

 からかうように見上げてくる真を恨みがましい目で睨む。やられっ放しは彼女の性に合わない。次は自分の番だと真と体を入れ替えた。真が調理台に手を置き、自分の体を支えるような体勢になった。

 

「そのにやけ面もここまでよ」

 

 口を動かしながらジャンヌ・オルタは跪き、真のズボンを脱がしていく。ベルトのバックルを外し、何かに引っかかる感覚に構わずにパンツごとズボンを下ろした。

 

 ぶるん!

 

「きゃっ!」

 

 拘束から解放された逸物が彼女の頬を叩く。反射的に目を瞑りながら後ろに跳んで立ち上がるジャンヌ・オルタ。恐る恐る目を開くと、長大な剛直が全身を先走りで濡らしながら天に向かってそそり立っていた。予想よりもいくらか大きい肉棒を前にジャンヌ・オルタは目を見開いた。自分の中にこれが挿れられるのかと思うと、僅かな恐怖感が湧いてくる。だが、それを覆い隠してしまうほどの期待が胸中に溢れているのも事実だ。

 

 少し先の未来で行われるだろう男女の交わりに胸を高鳴らせながらジャンヌ・オルタはボウルを手に取った。今は別にやることがある。

 

「今度は私が可愛がってやるんだから」

 

 両手にクリームをたっぷりと乗せ、自身の乳房に塗りたくっていく。乳輪、谷間など乳房全体にクリームをすり込みながら視線を持ち上げてみる。美少女が自分のバストを揉みくちゃにしながらクリームを塗るという光景に興奮しているのか、真は目をギラつかせて鼻息を荒くさせていた。逸物もビクビクと震え、先端から我慢汁を垂らしていた。

 

「もう少しだから待ってなさい」

 

 クスクス笑いながら亀頭に軽く口付けをする。身震いする真に満足げに頷き、ジャンヌ・オルタは準備を完了した。見せつけるように両手でバストを持ち上げ、軽く揺らしながら擦り合わせる。汗とクリームが混じった、ぬちゃぬちゃと卑猥な音が谷間から聞こえた。

 

「パイズリ、って言うんでしょ? 腰が抜けるくらい気持ちよくしてやるんだから、覚悟しなさい」

 

 跪き、ボリュームたっぷりの胸を開く。亀頭の先端を咥え、舌先で鈴口に弱い刺激を与えながら頭を動かして肉棒を胸の中へと導いた。両脇から熱く滾った逸物を挟む。乳房の柔らかさとクリームの滑った感触が同時にペニス全体を包む。剛直を余すところ無く包んだ快感に真は天井を仰ぎながら大きく息を吐いた。

 

「すぐに出したら承知しないから……熱い、おっぱいが火傷しちゃいそう……」

 

 うっとりと目を細めながらジャンヌ・オルタはバストを上下させて逸物を扱いていった。きめ細やかな肌が逸物全体を擦る。まろやかで滑々とした感触に加え、汗とクリーム、そして先走りの滑りがエラを張ったカリを刺激する。ぬちゃっ、ぬちゃっと音が鳴る度、真の官能がくすぐられた。

 

「胸の中でピクピクぅってなってるわよ。気持ちいいのね。もっと気持ちよくしてあげる」

 

 宣言通り、ジャンヌ・オルタは胸の動きを大きくさせる。口内の涎を谷間から顔を覗かせた亀頭に落とすと、びくんと真の体が大きく震えた。乳房を抑える手の力を強くして乳圧を高め、柔肉を押しのけて谷間から出ようとする逸物により強い刺激を与えていく。

 

「オルタ、これ、凄い……」

 

「そう、気持ちいい? 私、ちゃんと貴方のこと気持ちよく出来てる?」

 

 まともに答える余力も無く、真はただ首を上下に振った。我慢すること以外に意識を向ければ、たちどころに果ててしまうだろう。それ程に彼女の行為は強烈だった。真の反応に嬉しそうに頷き、ジャンヌ・オルタはより情熱的に胸の奉仕に没頭していった。さっきまで頭の中にあったやり返してやろうという感情は消え失せ、ただ愛する男に快感を与えることだけに集中していく。

 

 今度は互い違いに胸を動かす。右の胸を上に動かせば、左の胸を下に。次は逆にと動かせば真の呻き声が大きくなり、調理台の縁を掴んだ手に力が籠った。手や口、女性器とも違う動き、違う快感。男を魅了するバストに自分の逸物が挟まれてるという視覚的興奮も合わさり、真の性感は今までにないほど高まっていた。

 

 間断なく与えられる刺激、右肩上がりに増していく快感。一時として引くことのない快楽の波に真の我慢も限界を迎えようとしていた。

 

「オルタ、もう……」

 

「出す、出すのね? いいわ。一杯出して、貴方専用のパイズリオナホールに白いどろどろのザーメンぶち撒けて……!」

 

 頭を茹らせ、卑猥な言葉を口にしながらジャンヌ・オルタは胸を激しく動かす。追撃に亀頭を吸い立てると、真の食い縛った歯の隙間から唸り声が溢れた。弾力に満ちた乳房に捏ね繰り回された逸物が快感を爆発させ、先端から白濁を迸らせる。

 

「あはぁ、出たぁ♡」

 

 天井を見上げるジャンヌ・オルタの顔に舞い上がった精液が降り注いだ。びちゃびちゃと音を立てて落ちてきた白濁液で顔や髪が汚れていく。むせ返りそうな雄の匂いに包まれ、人知れずジャンヌ・オルタは秘所から大量の潮を噴き出した。

 

「はぁ……はぁ……」

 

 長い射精を終え、真は大きい呼吸を繰り返す。とても喋る余力など残っていなかった。閉じた瞼を持ち上げ、跪くジャンヌ・オルタを見る。前髪や顔全体を精液でべとべとにしながら恍惚とした顔をしていた。乳房も例外ではなく、剛直が尚も吐き出している白濁液で濡れていた。

 

「わ、悪い。思いっきりかけちまった。拭くもの、拭くもの……」

 

「拭くなんてダメぇ。全部、私のなのぉ♡」

 

 顔や髪に張り付いた精液を両手の指で絡め取り、口へと運ぶジャンヌ・オルタ。どろどろの白い粘液に塗れた指を一心不乱にしゃぶる。

 

「はむ、じゅるる、ちゅる、ちゅぴ……ずじゅるる……」

 

 生臭く、熱を持った白濁液は発情し切った彼女にとって極上の甘露だった。人差し指、中指と順番に精液を舐め取りながら顔と髪に残ったもの、そして胸に垂れている精液を掬い取っていく。自身を穢した白濁液を夢中で音を立てながら飲み下していく少女の姿に真は射精したばかりの剛直をより熱く滾らせた。

 

「真、私もう、我慢出来ない……」

 

 ジャンヌ・オルタは立ち上がって自身の服の裾を持ち上げて見せる。露わになった下半身。内腿はびちゃびちゃ、ショーツはお漏らしでもしたようにぐちょ濡れで、股から垂れる生暖かい液体が床に潮溜りを作っていた。

 

「もっと、もっと愛してくれるよね?」

 

 頷く以外の選択肢など、この男には無かった。

 

 

 

 

 最低限の片づけ(真は使った調理器具や食材の後始末、そして掃除。ジャンヌ・オルタは体を拭いたり口をゆすいだり等)を終え、二人は真のマイルームへとやって来た。

 

「真……!」

 

「オルタ……!」

 

 扉が閉まるや、濃密なキスを始める二人。口付け合ったまま服を脱ぎ捨て、徐々に全裸になりながらベットの傍まで歩いていく。

 

 もつれるようにベットに倒れ込み、激しい接吻を続ける。シーツをくしゃくしゃにしながら相手の体を撫で回し、生脚を絡め合って互いの官能を高めていった。

 

「真、来て、挿れて……ここが寂しくて、切なくて頭がおかしくなりそうなの」

 

 己を焦がす情欲の熱に薄く涙を流しながら仰向けに倒れ、ジャンヌ・オルタは両手で濡れそぼった女陰を開く。愛液を滴らせたそこは男を求め、綺麗なサーモンピンクの媚肉をひくひくさせていた。無言で小さく頷き、真はジャンヌ・オルタの両脚を抱えて彼女を引き寄せる。屹立した剛直が割れ目に擦り付けられ、くちゅくちゅと音を鳴らした。

 

「挿れるぞ」

 

「うん、思いっきりぶち込んで。最初から激しくしても大丈夫だから」

 

「大丈夫って……初めてなんだろ? 結構、というか相当痛いみたいだぞ?」

 

 ジャンヌの時と同じ轍を踏むまいと真は気遣いの目をジャンヌ・オルタに向ける。真の警告を受けても、彼女の意思は変わらなかった。

 

「本当に大丈夫。だって……自分で破っちゃったし」

 

「……何ですと?」

 

 聞き流すには余りに重大な発言だった。驚きに目を見開く真の視線から逃れるようとジャンヌ・オルタは顔を背ける。完熟トマトもかくやの真っ赤な面貌から察するに真をからかうための冗談ではないようだ。

 

「ま、前に自分で慰めてた時、指だけじゃ物足りなくなって。それで、偶々近くに合った制汗剤のスプレー缶で……」

 

 スプレー缶をペニスに見立て、ヴァギナへと入れた結果、処女膜を失ったという訳だ。その時のことを思い出したのか、彼女は羞恥で今にも死にそうな顔を浮かべていた。ちなみにこの時のことが余程ショックだったらしく、ジャンヌ・オルタは指以外で自分を慰めることはしなくなったそうだ。

 

「その、オナニーも結構、というか毎日何回もしてるから中もかなり解れてると思う。だから、最初から全力でやっても……」

 

 羞恥心で顔を覆いたくなる衝動を抑え、ジャンヌ・オルタは横目で真を見る。当たり前と言うべきか、驚いたような呆れたような表情をしていた。

 

「こんな女の子、嫌? 抱きたくない?」

 

「そんな訳ないさ。お前みたいな魅力的な女の子を抱きたくないなんて言う奴は不能かホモくらいのもんだ。ただまぁ」

 

 胸中に顔を出した加虐心が真の口元を歪める。今まさに膣内へと挿入させようとしていた剛直を引き、女陰の上を滑らせるように往復させ始めた。

 

「何を考えてオナニーしてたかは気になるな」

 

「いやぁ、そんなこと聞かないで、言わせないでぇ」

 

 割れ目を擦られる感覚に身震いしながらジャンヌ・オルタは子供のように首を振る。目尻から大粒の涙が零れていた。しかし、真珠のような彼女の涙は真の加虐心についた火を激しくさせるだけだった。

 

「そんなこと言われると余計に聞きたくなるな。俺、気になります」

 

「い、いじわるぅ」

 

 憤死しそうな恥ずかしさと、男を求める体の疼き。二つを天秤にかけた結果、ジャンヌ・オルタは女としての性を選んだ。

 

「さ、最初は貴方とキスをしてるの。優しく、恋人みたいに」

 

「ほうほう……ちゅ」

 

 舌を絡み合わせるような激しいものじゃなく、触れるだけの軽い口付けをすると、ジャンヌ・オルタが小さく肩を震わせた。

 

「その先は?」

 

「そ、それで、唇だけじゃなくて、頬とか、耳とか、顔の色んな所や鎖骨とかにもキスされて」

 

「ふむふむ」

 

 彼女の言う通り、真は真っ赤になった頬や耳、額などにキスを落としていった。その次に首筋に軽く歯を立てながら喉のラインをなぞるように舌を這わせていく。口が胸元に辿り着いたところで唇を離し、呼吸に合わせて上下する乳房にキスをする。

 

「それから、それからぁ……」

 

 切ない声を上げるジャンヌ・オルタ。キスをし始めてからずっと、真はゆっくりと腰を前後させて彼女の女陰に微弱な快感を与えていた。当の昔に我慢の限界を迎えていた彼女にとって真の動きは拷問に等しかった。灼き切れそうな頭を必死に働かせ、舌足らずになりながらも必死で言葉を紡ぐ。

 

「みみもとで、あいしてるって」

 

「愛してる」

 

 至近距離で囁かれた言葉に子宮が震える。秘所の奥から蜜を溢れさせ、ジャンヌ・オルタは乞うように真を見上げた。

 

「け、結婚、しようって」

 

 真の動きが止まる。女陰に走っていた弱い快感が止まり、首を傾げるジャンヌ・オルタの目に真っ直ぐな瞳が映った。体全体でジャンヌ・オルタの体をベットに押さえつけ、真は口を開く。

 

「俺の子供を産め」

 

 言うと同時に秘所に剛直を突き刺す。待ち望んでいた快感と愛する男の孕めという意味の言葉にジャンヌ・オルタの胎内で燻っていた快感が爆発した。声にならない絶叫が上がる。真っ白になっていく意識とは裏腹に彼女の体はのたうっていた。

 

 快感に激しく体をくねらせるジャンヌ・オルタの動きがダイレクトに全身に伝わってくる感覚が性感を煽る。真はフルスロットルで打ち込んでいた腰のスピードを上げた。男を受け入れたこと自体は初めてなのにも関わらず、彼女の蜜壺は驚くほどに柔らかく、そしてねっとりと男根を包んでいた。

 

 あらん限りの精を搾り取ろうとする膣内の動きに真は歯を食い縛る。むしゃぶりついてくる肉襞を振り払うように逸物を引き、子宮口に亀頭をめり込ませるように腰を叩き込む。媚肉がみっちりと膣道を塞いでいたかと思えば、剛直を奥に向かわせた途端に誘い込むように肉襞が蠢いた。

 

「オルタ、お前の中、絡まってくる……!」

 

 返ってくるのは要領を得ない呻きだけだった。ジャンヌ・オルタは焦点の定まらない瞳で真を見ながら全身を駆け巡る快感に翻弄されていた。ずんずん、と体に衝撃が走る度に雷撃のような快感が脳を直撃する。

 

 周囲の景色が遠ざかっていくような感覚。感じるのは肌を打つ人肌の熱と胎内を貫く快感だけ。ほとんど意識を失ったような状態のジャンヌ・オルタだが、体は貪欲に快楽を求めているようで両腕両脚を真に絡みつかせていた。

 

 体が密着した状況の中、可能な範囲で二人の腰が動く。膣内を抉り、子宮口を突く真の逸物を自ら迎え入れるようにジャンヌ・オルタの腰が揺れていた。完全に息の合った二人の動きはダンスのようで、肌と肌をぶつけ合わせて淫らなリズムを刻んでいるようだった。

 

「オルタ、出すぞ……!」

 

 真の言葉にこくこくと頷く。意識はほぼ無いのに、子種を求めて膣内が激しく蠕動する。剛直に密着した肉襞の動きがトリガーになった。

 

 解き放たれた怒涛のような欲望をジャンヌ・オルタは潮を噴きながら迎えた。子宮に子種を注ぎ込まれていく感覚に背筋が震える。愛しい人の精を初めて胎で受け止められた悦びが全身を包んでいった。

 

「し、ん……す、き」

 

 途切れ途切れの言葉に男は鷹揚な笑みで頷く。にへら、と締りのない笑みを浮かべてジャンヌ・オルタは首に回した腕に力を込め、ゆっくりと真の唇を奪った。

 

 

 

 

「この鬼畜、変態」

 

「悪かったって」

 

「女の子を言葉でイジメて愉しむなんて……将来、碌な男にならないわよ、絶対」

 

「いやぁ、お前さんが物凄く可愛くて」

 

「……ふん、そんな都合のいいこと言って。そうやって女の子を誑かしてきたんでしょ。本当、あんたって最低の屑だわ」

 

「じゃあ、その鬼畜で変態、将来碌な男にならないことが確定している女を誑かす最低の屑と風呂でイチャイチャ抱き合ってるお前は何になるんだ?」

 

「……知らない。毒牙にかかった哀れな小娘ってとこでしょ」

 

 真の問いにそっぽを向きながらジャンヌ・オルタは鍛えられた胸板に体を預ける。ここはマイルームに備え付けられた風呂場だ。人が複数入るには些か小さな湯船の中に二人分の体を無理矢理押し込め、二人は抱き合いながら情事後の余韻に浸かっていた。

 

「いや、別に誑かす気なんてこれっぽっちもないんだぜ。お前を可愛いと思ったのは本当だし」

 

「ふん、騙されないわよ。一緒に寝た女全員に同じこと言ってるんでしょ。ケルト女にも、王妃様にも、後、聖女様にも」

 

「そりゃ、皆愛してますし」

 

「……あんた、何時か絶対刺されるわよ。だって私、今切実に刺したいって思ったもの」

 

 苦笑を浮かべながら目を据わらせたジャンヌ・オルタの頬に手を添える。

 

「そりゃ勘弁だな。それにどっちかっていうと俺は挿す側のほうがいい」

 

「っっっ、明らかに字が違うでしょ、スケベ」

 

 朱に染まった顔を真の胸元に埋める。優しく髪を撫でてやると、ものの数秒でジャンヌ・オルタの機嫌が治った。この子、本当にちょろい。

 

「そういえば……あんた、聖女様と駅弁とかいうのやったみたいじゃない」

 

「おいおい、何で知ってんだ?」

 

「使い魔で覗いたのよ」

 

「ちょっと、オルタさん。今、大変聞き捨てならない言葉が」

 

「はいはい、ごめんなさい。反省シテマス。それで、どんな感じだったのよ?」

 

 興味本位の質問に真は頭を掻きながら答える。もっとも、それはジャンヌ・オルタが望んだような答えではないのだが。

 

「どうも何も、やってないから分かんねぇや。後ろでやっただけでジャンヌ、もう無理って言ってたし」

 

「後ろ……ま、まさか/// こ、この変態!」

 

「褒め言葉と受取っておこう。まぁ、初めてのアナルはジャンヌには刺激が強すぎてな。これ以上は無理ってことで結局やってないのよ」

 

 今度は絶対にしてください、と約束させられたが。と、ここで真はジャンヌ・オルタが口元を邪悪に歪めていることに気付く。絶対に碌でもないことを考えてると万人に察せさせる笑みが浮かんでいた。

 

「へぇ~、聖女様とはやってないのね。ふ~ん、いいこと聞いたわ」

 

 にしし、と笑い、ジャンヌ・オルタは湯船の中で立ち上がった。勢いよくお湯が顔にかかり、真の目や鼻を直撃する。

 

「しましょうよ、その駅弁ってやつ」

 

 ジャンヌ・オルタは湯船から出ながら痛みに咽る真に実に良い笑顔で呼びかけた。真作贋作云々を気にするつもりはもうないようだが、それでもジャンヌが得られなかったものを彼女よりも早く手にするのはジャンヌ・オルタには堪らなく痛快だった。

 

「げほっ、えほっ……あのな、オルタ。そんなしましょうって言われてもな、さっきあんだけ出したんだからそんな簡単に出来な」

 

「えい」

 

 真の目の前で胸を強調させるように両腕を寄せる。眼前に迫った形を変えるたわわな果実に男の性は悲しく、そして情けないくらいにあっさりと燃え上がった。

 

「あはっ。体は随分と正直ね」

 

「くぅ、欲望に素直すぎるぜ、相棒」

 

 ジャンヌ・オルタの背を追うように真も湯船から出た。何だかんだ言ってこの男ノリノリである。

 

「それで、どうすればいいの?」

 

「そうだな。まず、壁に寄りかかってくれるか? 冷たいと思うけど」

 

 真に言われるがまま、ジャンヌ・オルタはタイル張りの壁に背中を預けた。水滴の付いたタイルは冷たく、ジャンヌ・オルタは背中の冷えた感触に体を震わせる。

 

「大丈夫か?」

 

「大丈夫よ、これくらい。すぐに温かくなるわ。次は?」

 

「落ちないように俺の首にしっかり両腕を回してくれ」

 

 落ちないように? と首を傾げるも、ジャンヌ・オルタは言われた通りに真の首に両腕を巻き付けた。互いの胸が触れ合う感触に二人は小さく息を漏らす。

 

「この後は?」

 

「後は大丈夫だ、お前は何もしなくていい。俺に任せてくれ」

 

 彼女の両脚を抱きかかえ、臀部を両手で包んでしっかりと支える。むっちりとした肉厚で柔らかな尻肉は思わず揉みしだきたくなるような魅力に満ちていた。胸板に押し付けられた豊満なバストと両手の指先に感じる尻肉の感触が真の欲望を焚きつけた。

 

 行くぞ、と一言だけ声をかけ、ジャンヌ・オルタの体を持ち上げて秘所を肉槍で一気に穿つ。既にぬかるんでいたそこはあっさりと逸物を飲み込み、雌の本能に従って竿や亀頭に肉襞を絡ませた。

 

「ひぐぅ、深いぃぃ!」

 

 のっけから激しく攻められ、ジャンヌ・オルタは激しい喘ぎ声を上げた。突き上げられた体が重力に従って落ちるタイミングに合わせ、亀頭が子宮口に激しくキスをする。今までにないほど深く繋がり、ジャンヌ・オルタは嬌声を風呂場に響かせて快感を貪った。

 

「こ、これ凄いのぉぉ! おちんちんが、おちんちんが子宮にごちゅごちゅって、キスしてるぅぅぅ!」

 

 余りに強い刺激がジャンヌ・オルタを狂わせる。獣のように悶える彼女を両腕と壁で支え、真は更に抽挿を強くさせた。雌穴は主人の高まる性感に調子を合わせるかのように具合を良くしていく。入り口は吸盤のように剛直へと吸い付き、奥へと至る道は激しくうねってカリや竿を舐めしゃぶる。

 

「あひっ、あふっ、あぁぁぁぁ、とぶ、からだがとんじゃうぅぅ!」

 

 胎内を貫かれる快感は凄まじく、一回突き上げられるごとにジャンヌ・オルタは意識がどこかに吹き飛んでしまいそうだった。子宮を逸物で串刺しにされるのではと錯覚しそうになる激しいピストン運動にジャンヌ・オルタの全身をがくがくと震える。彼女の震えは膣内を通じて剛直にもダイレクトに伝わっており、膣壁の擦りたてるような動きと合わさって真の背筋をぞくぞくさせた。

 

 大きく張り出したカリが吸い立ててくる肉襞を抉り、雌穴の外に淫液を掻き出していく。ボタボタと音を立てて落ちていく粘度のある液体は止めどなく溢れて風呂場の床を汚していった。

 

「オルタ、舌出して」

 

「ん、んぅ。はむ、ちゅ、じゅる、ちゅぱ」

 

 真の要求にジャンヌ・オルタは従順に舌を突き出す。すぐさま銜えれば、歓迎するように絡みついてくる。濃厚な音を立てて上でも下でも交合をする二人。蜜壺は逸物を迎える度にグポグポと淫らな水音を立て、互いの舌を吸い合う口はじゅるじゅると下品な音を上げていた。

 

「あぁ、らめぇ。いく、いくいく、いっちゃうぅぅ!」

 

 一旦、口を離して絶頂を迎えたことを伝えるが、そんなこと知るかと言わんばかりに再び唇を奪われる。真の顔と壁に頭を固定され、逃げ場を失ったジャンヌ・オルタは口内を舐る舌と秘所を掻き回す剛直の感触に酔い痴れた。

 

 激しく突き入れられていた逸物の動きが変化する。子宮口にぴったりと吸着し、円を描くように亀頭で嬲る。方向性が変わった快感にジャンヌ・オルタは美しい肢体を震わせた。子宮口に我慢汁がすり込まれる感触は快感を直に塗り込められるかのようで、ジャンヌ・オルタは真が腰を一回一回グラインドさせるごとに果て続けた。

 

 小刻みに収縮する膣内。何度も強制的に味あわせられた絶頂が少女の脳を蕩かしていく。最早、何も考えることが出来ない。彼女の中にあるのは加速度的に増していく快楽と、自分を気持ち良くしてくれる男に対する愛情だけ。幸せという心地よい海の中を漂っているようだった。

 

「……♡」

 

 目尻から涙を流しながらジャンヌ・オルタは自分の中の愛を伝えるように膣内を締め上げる。カリや裏筋、ペニスの感じる部分を肉襞が的確に捉え、激しく収縮した。ダムが崩壊するように白濁が吐き出される。子宮に温かいものが広がっていくのを感じ、ジャンヌ・オルタは無言で体を震わせた。両足の指をぐっと曲げ、手放しそうになる意識を必死に繋ぎながら吐精を受け入れる。さっき出されたものと合わさり、子宮の中はもうパンパンだった。

 

「……と、お前の要望通りにやってみた訳だが……どうだった?」

 

「……さいこぉ♡」

 

 繋がり合ったまま、再度口付けをする。全身を包むこの上ない多幸感と温もりにジャンヌ・オルタはこの瞬間が永遠に続くことを願った。

 

 

 

 

「真、す~き」

 

「お、おう」

 

「だぁいすき」

 

「それはさっきも聞かせていただきましたが……」

 

「すぅき。好き好き、大好き」

 

 ジャンヌ・オルタの口から出てくる無数の『好き』に真は照れればいいのか困ればいいのか分からないという顔をしていた。困り果てる真のことなどお構いなく、ジャンヌ・オルタは真の腕を枕にして幸せそうに微笑んで好きを連呼する。

 

「あの、オルタさん。何時もとキャラ違い過ぎません? 普段の貴方ならそんなこと絶対しませんよ?」

 

「普段じゃないからいいの」

 

 確かに一枚のシーツの中で全裸の男女が睦言を交わしている状況が普段では色々とまずいだろう。言われてみれば確かに、と納得する真の腕に頬擦りをする。

 

「す~き、好き好き好き好き好きすきすきすきすきすきスキスキスキスキスキ……キス?」

 

 遂に起こるゲシュタルト崩壊。自分が言っているのが好きなのかキスなのか分からなくなったジャンヌ・オルタに苦笑しながら真は空いている手を彼女の頬に添えた。

 

「キス、して欲しいのか?」

 

「……たくさん♡」

 

 赤くなった頬を撫でながら形の整った艶々の唇に口付けをする。もっと、とせがむように唇が突き出されたので何度も唇を触れ合わせた。

 

「ん、しん、ちゅきぃ……」

 

 接吻の最中も彼女は真に想いを伝えるのを止めようとしなかった。幾ら伝えても足りぬというように、胸の内から湧き続ける感情のままに好きと言い続ける。ジャンヌ・オルタの言葉に答えるように真は彼女の気が済むまでキスを続けた。

 

(好き、好き、大好きぃ。貴方のためなら何だってする、どんなことだってする。だから、だから……私ヲ捨テナイデ)

 

 

 

 

オマケ

 

 

ジャンヌ・オルタ『ジャンヌ・オルタです』

 

ジャンヌ・ダルク『じ、ジャンヌ・ダルクです』

 

ダブルジャンヌ『『二人は遠野真専用中出し専門肉便器の竿姉妹でーす』』

 

ジル(術)『あああああぁぁぁぁぁあああああぁぁぁぁぁっっっっっ!!!!!』

 

ジャンヌ・オルタ『ここに来る前もたっぷり愛してもらったの。中から溢れ返るくらい注がれて……今もお腹の中がタプタプいってる♡』

 

ジル(術)『おげあぁぁぁぁぁ!!!!!』

 

ジャンヌ・ダルク『わ、私も一杯、その……お尻に/// 今も少し垂れてきて///』

 

ジル(術)『ぎああああああ!!!!!』

 

ジャンヌ・オルタ『あんたを倒したらご褒美にまた愛してもらえるの。そういう訳でジル、とっととくたばって下さいな』

 

ジャンヌ・ダルク『出来るだけ早く倒されてくれると私も嬉しいです。今度は前と後ろ同時にしてくれるそうなので』

 

ジル(術)『!”#$%&+*‘@(地球の言語分野では理解出来そうにない悲痛な叫び)!!!!!』

 

マシュ『お二人とももう止めてください! ジル元帥の体力はもうマイナスです!』

 

真『こいつぁひでぇ』

 

スカサハ『どの口が言うか、この元凶め』




 軽いキャラ紹介

『遠野真』
女の子をイジめるのが好きです。女の子にイジめられるのも好きだけど、一番好きなのは女の子とイチャイチャすることです、とかほざいてる。地獄に堕ちればいいのに。

『ジャンヌ・オルタ』
作者に盛大にキャラをぶっ壊された被害者的存在。あれだ、ギャルゲなんかに出てくる、優秀な双子の姉と比べられるヒロイン的な立ち位置なんだよこの子は。そんな劣等感と承認欲求の塊みたいな子がさ、自分を認めてくれた相手にずぶずぶに依存する展開って……最高やん? FGO内のジャンヌ・オルタもマスターに見捨てられたりしたら冗談抜きで闇堕ちしそう。

『ジル・ド・レェ』
ベストオブ被害者。この小説で彼が報われることは永遠にない。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。