「んっ……あっ……うぅっ……くぅっ……はぁっ…あぁっ…」
「情報によれば山賊はこの先の砦にいる。今は略奪品で宴の真っ最中だ。」
「あぁ……はっ……はぁっ……あぁっ……あぅっ…」
「奴らが楽しんで夢の中に入ったら、一網打尽にする。我ながら完璧な作戦だ。」
ここは山賊が根城にしているとされる山中の茂みの中。
この先にはかつて帝国が使っていたが今は廃墟となっている小さな砦がある。
廃墟といっても元々は軍用の砦。
拠点にするにはもってこいの場所だ。
戦時中はもちろん、統一が成された後も砦は作られた。
今後の備えのためというもっともらしい理由をつけているが、実際のところその地方を治める独裁官の見栄である。
立派な砦があればもしものときは活用できるし、自らの武威を知らしめることができると思っていたらしい。
結果、人件費や維持費などがまかないきれなくなり、廃棄。
そのため各地には似たような廃墟となった砦が山ほどある。
今では自分たちに害なす山賊たちが有効利用してくれている。
砦を作り、その後破棄したご先祖様に聞かせたらどんな顔をするだろうか。
「とりあえず、奴らがおねんねするまで俺たちは暇だ。こいつで遊んでればいい…っ…射すぞ!」
そういうとラウルはリュウの腰をつかみ乱暴に肉棒を出し入れする。
ラウルの腹とリュウの尻が激しくぶつかる音が響く。
最後に大きく肉棒を引き抜き、力強く挿し込むと腸内に白濁液をぶちまけた。
「うぅっ!」
昨晩の性交はあれだけでは終わらなかった。
潤滑液なしでの性交はきつかったが、精液が潤滑液の代わりになり、その後の凌辱が楽になった。
結果としてラウルに二回、団員1に三回犯され眠りについた。
日付が変わると組合を出て山賊の根城である山に入り、やつらの拠点を探した。
リュウはずっと荷物持ちしかしていなかったが、砦の場所は一緒に確認できた。
山賊たちはちょうど近くの村を襲った後らしく、機嫌よく宴の準備をしていた。
そこでラウルが先程の作戦を考案し、奴らが眠りこけるまでリュウで遊ぶことになったのだ。
いまのところ団員全員に2回ずつ犯された。
次に犯そうとしてくるのは団員1だ。
こいつは他の団員よりも性欲が強いらしい。
積極的にリュウを犯してくる。
「女の穴が使えないのは惜しいが、お前の尻穴は悪くない。いい感じに締め付けてくる。」
「うわぁ……まだ…するのぉ……見張りが……んぅ…くるっ…かも……あぁっ………」
「お前はそんなこと気にしないで、俺たちのサポートをすればいいんだ。今は俺を気持ちよくさせろ。」
腰を引いて勢いをつけながら叩き付ける。
その動作を何度も繰り返すと犯されているリュウから苦痛のうめき声が漏れる。
「よぉし、いい締め付けだ。もっと俺のモノを咥えるんだ。緩めるんじゃないぞ。」
激しく往復する肉棒、引き抜くたびに付着した粘液が地面に垂れる。
うめき声をあげるリュウとは裏腹にヌルヌルの状態の菊門は吸い付くように肉棒を離さない。
何度も精を放ち、腸液で光る怒張はリュウの締め付けに耐えているが、もうすぐ限界だろう。
激しい抽出の終わりを予感したリュウだが、不意に周囲に不穏な気配を感じる。
「待って!…んっ……なにかっ……くるっ!」
「ああ、俺もキタぜ!射精る!!」
腸内に温かい液体が流れ出るのを感じたが、男の肉棒は二度と同じ液体を出すことはなかった。
射精し、倒れこんできた男の頸部には1本の矢が突き刺さっていた。
「敵襲!敵襲!!ぐぇっ!」
どこからか飛んできた矢が団員の胸元を貫通する。
「お楽しみのところ悪いね。俺たちも混ぜてくれよ。」
砦とは反対の方向から8人の山賊が歩いてきた。
そのうちの一人は弓をかまえている。
リーダー格の男は蛮刀を肩に担いで笑みを浮かべていた。
獲物をみつけた目だ。
急襲で生き残ったのは、リーダーのラウルと団員一人、そして死体の下敷きになっていたリュウの三人だ。
「お前たちか、組合が派遣した傭兵ってのは。どんな奴がくるのかと思えばこんな若造か。」
リーダー格の男はもちろんだが、ほかの奴らも強い。
おそらくラウルより強いだろう。
本人もそれを自覚しているため、命乞いを始めた。
「た、たのむ!見逃してくれ!あんたらには手を出さない。有り金も装備も全部やる!だから命だけは助けてくれ!」
「それはありがたい。傭兵様の装備をそっくりいただけるとはついてる。だが、今気になってるのは白髪の女だ。」
「わ、わかった。もちろんあいつもやる!お、おい!リュウ!おとなしくいうことを聞け!」
「やだよ~」
ラウルの要求を拒否したリュウの手には2本の愛剣が握られていた。
先程まで男に犯されていた少女とは思えないほど堂々と山賊を見据えている。
「これはなかなか威勢がいいお嬢ちゃんだな。だが、山賊をなめると痛い目みるぞ。」
「おとなしく捕まってもどうせ痛い目みるんでしょ。それに倒せる相手に降伏する必要なんてないじゃん。」
「ばっ、ばかなこというな!おとなしくしてろ!俺たちまで巻き込むな!」
完全に白旗を掲げているラウルを無視して、リュウは剣を構えた。
「おい、おまえら。調子に乗ったお嬢ちゃんにお仕置きしてやんな。そして教えてやれ。この世は力がすべてだとな。」
下卑た笑みを浮かべた手下4人がリュウを取り囲んだ。
しかし、その笑みはすぐ消えることになる。
最初に動いたのはリュウだった。
流れるような足取りで一番近くにいた男に近づき、その右手を切り飛ばし、首をはねる。
続いて後ろの男の腹部に剣を突き刺し、瞬く間に2人を戦闘不能にした。
一合も打ち合うことなく二人を殺したリュウの早業に山賊たちは動揺した。
そしてその隙を見逃さず、リュウは次々と山賊たちを手にかけていく。
切りかかってくる山賊もいたが、リュウに傷をつけることなく切り倒される。
いつの間にか手下は全滅し、残りはリーダー格の男1人になった。
「お、おまえ、何者だ!」
「私はリュウ。組合の依頼を受けた賞金稼ぎってことになるのかな?あ、でもまだ組合に登録してないから何になるんだろ?わかんないや(笑)」
「おまえ、俺たちに手を出してただで済むと思うなよ!お頭が黙っていないぞ!」
「そういえばまだ砦に何人かいるんだっけ?まあ依頼は山賊の退治だし、ここが終わったらいってくるね。」
そういうと剣を構え直し、男めがけて切りかかった。
男が最後に見たのは白髪の少女の笑みと獣のような目だった。
―――山賊の砦―――
山賊の頭領は上機嫌で酒をあおっていた。
予想よりもよい収穫があったからだ。食料もたんまり手に入り、売れそうな村娘も何人かさらってきた。
後で味見しに行こうと妄想を膨らませていると、手下が部屋に駆け込んできた。
「か、かしらー!大、大変です!」
「どうした!ザールの野郎がなんかヘマしたか?」
「し、侵入者です。すでに三人やられました!」
「なに!?軍の手入れか?」
「違います!女一人です!」
「なんだと!?女一人にそんなやられてるのか?どこまでマヌケなんだテメェらは!」
部屋の外から悲鳴が聞こえてきた。
あきらかに手下の悲鳴だ。
争う音がどんどん近づいてくる。
そして部屋の前に現れたのは全身を血で汚した白髪の少女だった。
先程報告にきた手下が悲鳴を上げながら切りかかっていったが、女にすれ違いざまに腹を裂かれ動かなくなった。
あまりの手際に唖然とした。
「こんにちは、お頭。討伐依頼を受けてやってきましたリュウです。どうぞよろしく。」
自己紹介を終えると、女は両手の剣を一回転させ、突き出すような構えをとって言った。
「さあ、楽しもうか!」
―――――
戦いながら男は不思議な感覚にとらわれていた。
(女の動きについていけない?)
動きが見えないほど速いわけではない。
頭は相手の次の動きを予測しているが身体がついてこない。
自身の身体の動きが一瞬遅れてくる。
(こんな感覚初めてだ。まるで相手に操られているような…)
女をみるととても楽しそうに剣を交えてくる。
遊んでいるような、無邪気な表情だ。
細い肢体が剣と一体となり、まるで舞でも舞っているような華やかな動きになる。
その美しさに戦闘中ということを忘れ見とれてしまった。
不意に腹部に痛みを感じる。
ふとみると女の剣が突き刺さっている。
痛みの次は熱さ、そしてなにも感じなくなり、目の前が真っ暗になった。
意識がなくなる寸前、女の声が聞こえた気がした。
「強かったね。楽しかったよ。」―――