女は気だるい頭をなんとか持ち上げ、目の前にいる男たちに目を向ける。
一人は偉そうなことを口にしながら、これまで手を出さず、机に座ってなにやら怪しいものを作っていた男。
もう一人は先程まで自身を筆で凌辱した男だ。
筆を持った男は女を×字の拘束台に縛り付けると、強力な媚薬を飲ませた。
そして全身を熱くする女の敏感になった部分をしつこく責めたてたのだ。
偉そうな男が声をあげたことから筆責めは中断されたが、これで終わる雰囲気ではない。
女は気を引き締めると、目の前にいる男たちをにらみつけた。
「ふふふ。まだあんな目をしているぞ、ダチル。おまえの責めが弱すぎたのではないか?」
「面目ございませんが、たしかにこの女は強情です。フェルト様もご満足いただけると思います。」
「うむ。この女がこれに耐えられるか楽しみだ。」
フェルトの手には粘土状の棒のようなものが握られている。
子供のような笑顔で拘束されている女の前に来るとフェルトは語りかける。
「これまでよく耐えたな。だが、これは今までの比ではない。さすがのおまえでも耐えられまい。どうだ?今分かっていることを話せば助けてやるぞ?」
フェルトの問いかけに対して女は顔面に唾を吐きかけた。
唾をかけられたフェルトは静かに拭うと、棒を女の眼前につきだす。
「これはおまえを天国につれていってくれるものだ。だが、まだ使わない。まずは私が楽しむ番だ。」
そういうと、ズボンをおろし自らの肉棒を取り出す。
そして粘液を垂れ流す蜜壺に勢いよく挿し込んだ。
「うぅっ!」
濡れているとはいえ異物を無理やりねじ込まれれば痛みをともなう。女は痛みに耐えつつ、憎しみを込めた目で男をにらみつけた。
「生意気な女だ。ここの領主の一族である私に対してそんな目を向けるとは。」
男は乱暴に腰を動かし、その怒張で女壺をえぐる。
抜き挿しするたびに女壺から蜜が溢れる。淫らな水音とともに嬌声が響くが、女はその怒りと憎しみに満ちた瞳を男から離さない。
男の動きが激しくなる。男と女の肉体が激しくぶつかり、肉と肉のあたる音が鳴る。
「射精る!」
ついにフェルトは耐えられなくなり、怒張を女壺の奥深くに突き挿す。
「ふうぅっ!」
奥に突き挿さった瞬間、肉棒から熱い粘液が放出され、女の膣奥を汚す。
腹部に熱を感じた女は、体内を汚す不快感を歯を食いしばって耐える。
「ふう、なかなかいいものをもっているな。」
フェルトは粘液の絡みつく肉棒を膣から引き抜くと、飼葉桶の氷水をすくい熱くなった肉棒にかける。
「ふう、これでまたしばらく持つだろう。」
濡れた肉棒を乾いた布で拭うと、後ろからダチムが上着を羽織らせる。
「さて、ひと段落ついたので、ここでおまえにとっておきの贈り物をやろう。」
そういうと、先程作り出した粘土状の棒を女の眼前にさらす。
見た目はただの棒だが、なにか嫌な予感がする。
「口で説明してもいいのだが、実際に体感したほうが早い。」
フェルトは女に近づくと、粘土棒を膣に触れさせ、ゆっくりと前後に動かし粘液をすりつける。
「んんっ…はあっ!」
男が粘土棒を女の淫液に絡ませるたびに、淫らな水音が聞こえる。
敏感になっている肉芽にすりつけることで、水音はさらに大きくなる。
棒がすり動くごとに、女壺から溢れ出る粘液。
たった数回すられただけなのに、女の内腿は大量の粘液で濡れていた。
女は自身の身体に違和感を感じる。
いくら媚薬を盛られたからといっても、あまりにも液体の量が多すぎる。
粘土棒を身体に当てられてから、まるで身体中の液体が溢れ出てくるような…
「気付いたようだな。」
女の表情をみて、フェルトが面白そうに笑いながら話しかけてくる。
「おまえが感じているように、その身体の違和感の原因はこの粘土棒だ。先程の白い粉と液体を混ぜると吸水性の非情に高い物質が出来上がる。さらにいろいろな物質を調合することによって排水を活性化させる効果をもつ代物になるのだ。」
女はぞっとした。
人間の身体の半分以上は水分だと聞いたことがある。
今男が手にしている粘土状のものの効果が本物であるならば、人体に使えば体内の水分を吸収、排出させる。
そんなことをされれば確実に命を落とす。
今はまだ身体の表面をなぞっているだけにすぎないが、体内に入れられたら…
「おっと、ようやく恐怖の表情が浮かんだな。奴らもこんな顔見たことないのではないか?」
女の新しい表情を発見したことで、フェルトは高笑いする。
「そろそろ、ほぐれて準備もできただろう。未知の体験は緊張するだろうからな。」
フェルトはすりつける手を止め、粘土棒を垂直に立てる。
女は必死に逃れようと腰を振るが、拘束具のせいでわずかにしか動かない。
「そんなに早く味わいたいか。ならば望み通りじっくり味わうがいい。」
男の片方の手が暴れる女の下腹部を押さえつける。
そして粘液に身にまとった粘土棒がゆっくりと女の体内に入り込んでくる。
女は異物を拒否しようと力を入れるが、先程出されたばかりの男の精液と自身の淫液が滴る女壺はゆっくりと侵食してくる凶器を受け入れる。
体内に入った瞬間から、粘土棒は自身の持つ恐ろしい効果を発揮する。
膣から溢れ出る淫液を少量ずつだが、その身に吸収していく。
さらにフェルトの調合によってできた新しい排水効果によって、体内の水分を自身のいる膣に集中させる。
「ははははっ、吸水されているのにまだ溢れてくる。なんて淫らな女だ。」
半分ほど膣に挿入した棒を手に、男は高笑いする。
しかし、女はそれどころではない。
体内の水分を吸収されるという恐怖と戦いながら、なんとか対策を練ろうとする。
その間にも膣内にある凶器はどんどん水分を吸収していく。
ついに粘土棒は女の最深部に到達した。
吸収する面が膣に埋まったことにより、粘土棒は全身で女の水分を取り込んでいく。
異物を咥えこんでいる女壺の肉壁は、奪われた水分を取り戻そうとするかのように粘土棒に絡みついている。
なんともいえぬ違和感が女を襲う。
「どれ、少し排水を手伝ってやろう。」
そういうとフェルトは、手にした棒を勢いよく引き抜いた。
「あああっ!」
肉壁がひきはがされる感覚に、女は淫声をあげる。
粘土棒は絡みつく肉壁をふりきり、女壺の入り口まで後退してその動きを止める。
そして一呼吸置くと、今度は力強く肉壺に侵入を開始する。
「んああっ!」
無理やりひきはがされた肉壁は抵抗することもなく、再び凶器を受け入れる。
そして今度は逃がすまいと先程よりも強く絡みつく。
そんな動きをあざ笑うかのように、男は勢いをつけて肉壁と棒をひきはがす。
そして女壺の入り口まで戻すと、再び粘土棒を押し込む。
このような激しい出し入れを繰り返すごとに、女は嬌声をあげ、膣から淫液を溢れさせる。
「ははははっ!名前は漏らさぬのに、淫らな汁は漏らすか!」
女にフェルトの侮辱も聞く余裕はない。
今あるのは、自身の体液を吸い尽くされる恐怖と膣を襲う快感だけだ。
手足が痺れ、体の感覚が鈍くなってくる。
それでも膣をえぐる快感だけはおさまらない。
次第に目の前がぼやけてくる。
「そろそろ、わたしも耐えられなくなってきた。」
そういうとフェルトは自身の肉棒を取り出す。
一度力を失っていた肉棒は、女の痴態を目の当たりにし、再び固くなっていた。
勢いよく粘土棒を引き抜くと、代わりに滾った肉棒を挿しこむ。
「はああっ!」
今までと違う感触の異物に女は叫ぶ。
しかし、肉壁は粘土棒が変わったことに気付くことなく、これまでと同じように肉棒に絡みつく。
「おおうっ!これは…なかなか。」
フェルトは膣内の感触を味わいつつ、絡みつく肉壁を無理やりひきはがそうとする。
が、肉壁は今度は離すまいと、力強く肉棒をつかむ。
「この…これでどうだ!」
つかんで離さない肉壁に業を煮やし、フェルトは勢いよく怒張を膣奥に叩き付ける。
「んあああっ!」
引き抜こうとする動きから突然の突き挿す動きに、女の膣は耐えきれない。
力強い衝撃は膣奥を抜けて、女の頭に打撃を与える。
そしてそれは快感となり、脳内で破裂した。
「イクゥゥッッッッ!」
「射精る!」
快感が破裂した瞬間、女壺は急速に収縮し肉棒を締め上げる。
その快感に耐えられず、フェルトは二度目の精を膣奥にぶちまけた。
女はイッた衝撃からか全身を痙攣させ、尿を垂れ流している。
流れた液体はフェルトの下腹部を汚していたが、フェルト自身の快感もすごかったのか、気にしている素振りはない。
「フェルト様。そろそろ限界かと。」
ダチムが主人に声をかける。
「…うむ。滋養水を用意しろ。」
そういうと、フェルトは女の膣に突き挿さっている肉棒を抜き去る。
引き抜かれた衝撃で女は大きくはねると、力なく首を垂れた。
滋養水とは、人体の水とほぼ同じ成分をもつ水で、カニスと呼ばれる植物の根を粉末にしたものを混ぜることでできる。
体内に取り込めば、失った水分を補うことができ、風邪をひいたときなどの軽い病から重病のときなんかにもよく用いられる万能水である。
カニスも簡単に手に入るので、庶民の間でも活用されている。
ダチムは主人の言いつけに従い、大甕に蓄えられた水にカニスの粉末を混ぜる。
そしてよくかき混ぜると杓子にすくい、女の口元にもっていく。
唇がかすかに濡れると、女は本能で水を求め、体にこぼしながらも勢いよく滋養水を口に入れる。
滋養水特有のほのかな甘さが乾いた口内に広がる。
フェルト自身も杓子に滋養水をすくい、喉を鳴らして飲む。
「さて、女の身でありながらよくここまで耐えたものだ。褒めてやろう。だが、そろそろ君の持っている情報、ノーブルウルフについて話してもいいのではないか?君はよくやった。もういいだろう。ノーブルウルフについて明かせば、この苦しみから解放される。どうだろう?」
女は垂れた頭を弱弱しくあげ、男の顔をみる。
顔全体は疲弊し、身体中の水分を奪われたせいで、はじめにみた妖精のような面影は痛々しいほどに失われていた。
しかし、猛禽のような鋭い光は失われていなかった。
「………よかろう。あくまで抵抗するか。しかたないな。」
男の目に残忍な輝きが戻る。
そして、ぬらぬらと光る粘土棒を、未だ淫液滴る肉壺に思い切り突き挿す。
「ぐあああああっ!」
再び体内の水分が奪われる感覚に襲われ、女は叫ぶ。
フェルトが乱暴に動かす粘土棒は、寸前まで行われていた性行為の痕跡を容赦なく吸収していく。
そして膣内をえぐる棒によって生み出される快感は着実に女の理性に迫っていく。
身体中の水分が下腹部に集まる中、快感だけが頭にのぼってくる。
そして溜まりに溜まった快感は脳内に到達すると、大爆発をおこした。
「うあああああっ!」
快感が身体中を駆け巡り、全身が激しく痙攣する。
それでもフェルトは粘土棒を動かすことを止めなかった。
「まだまだ、これからだ。」
脱水症状により意識が朦朧とする女の脳内に男の残酷な声が響いた。