-東京湾 某倉庫
グツグツ〜
「あっ〜」
「おはようございまーす」
暗い倉庫で肉腹が目覚めた時ー
目の前にいたのは満面の笑みを浮かべる
レインだった。
「ガキーテメェなにしてんだァ?」
「えっ? あなたを拷問してるんだけど」
ギィ…
「あぎゃあぁあああ⁈」
「ククッ…」
全裸で背中面、全てに肉鉤を刺し
更には大鍋で油を沸騰させていた。
グツグツグツグツ
「おろひょぇぇえええぇええ‼︎」
「えっ〜ヤダ」
「ウシィジァマァアァアア⁈」
「呼んでるよ〜」ググッ
「おう…」
吼える肉腹に鼻フックしてる
レインの元へ暗闇からウシジマが
姿を現した。
「何が必要なんだァ」
「いや、なんかさぁ〜話があるみたい」ググググッ
「うじゅじまぁあああ‼︎
ころしゅてやるううう‼︎」
「ソイツから話きかなくてイイのか?」
「あっー」
「忘れてた」
「フッ…ったくよォ」
「なんだよ〜」
ウシジマは呆れた表情で笑ったがレインは
顔を赤めながら頰を膨らませた。
「あぎゃあああ⁉︎」ズズッ
「おい、指入れ過ぎじゃねェか?」
「あっーゴメンゴメン」スポッ
「うううっ…ウシジマァ」ダラダラッ
ジュウ〜ジュウ〜
気づかぬ内にレインは指奥に入れてしまい
肉腹は鼻から大流血していた。
レインは指を抜くとウシジマが渡した
ウェットティッシュで指を拭きながら
暗闇の中へ入って行った。
ウシジマは油の中に鼻から滴り落ちる
肉腹の鮮血を眺めながら
レインを待った。
「お待たせ〜」グルングルン
「腹空いてンのか」
「いやっーなんか急に
天ぷら食べたくなちゃって」グルングルン
4つのボウルを置いた子テーブルを
右手に持ちながら左で交互に混ぜながら
暗闇からレインが現れた。
「頭ァどうすンだよ」
「切り落として…いやっ」
「脊髄ごと抜き取ちゃうか」
「…えっ」
肉腹は唖然とした表情で
ウシジマとレインを交互に見るが
2人は気にせずに”調理”方法の
確認を確かめあった。
「刺青どうすンだよ」
「大丈夫大丈夫」スッ
「これがあるから…」つおろし器
レインは子テーブルを下ろすと
右懐から二つの業務用おろし器を
ウシジマに見せながらこう訊ねた。
「手伝ってくれる?」
ウシジマは笑みを浮かべて
「おう、手伝ってやるよ」
「じゃ…皮が鍋に入らないように
移動させないとね」
「柄崎!芳則!」
「はい!」
「は、ハイ!」
暗闇から現れた柄崎と芳則は
元気よく挨拶しながら鍋を後ろにずらした。
「それじゃ…始めるか」
「うん!」
「ほんきかぁ‼︎テメェらあと…」
ガシッ
「うるさいなぁ〜」メリメリメリメリ
「黙ってられないの…?」ッグシャア‼︎
レインはゴチャゴチャ言う肉腹の頭を
鷲掴みして脊髄もろとも引っこ抜いた。
ブンッ!
ゴスン…
「これで静かにできるね〜」ぞりぞり
「ああ、そうだな」ぞりぞり
ポタ…ポタ…
肉腹の『頭』があった箇所から
流れでる血の音と
2人は両腕に彫られた刺青をおろし器で
削ぎ落とす音だけが倉庫内で響いた。