ちなみに撩は準主人公です。
-西新宿三丁目、パークタワー 1階
カレー専門店 bebop
カランコロン
「まだひらいっ…」
「久しぶりだな~お嬢様」
「珍しいわね…ここに来るなんて」
「ちょっとな、アイツに
用があって来たんだ」パッ
bebopに現れた似合わないサングラスを
掛けた16歳ぐらいの少年の名は
レントン・サーストン。
天界公安課、実働部隊『ストライク・チーム』
の隊長を務める56歳の男である。
アザーズ(異人)と呼ばれる準天使になった
結果、レントンは肉体が16歳で止まっている。
そして、黄色のレースクイーンみたいな
服を着て赤の長袖シャツを腰に巻いてる
服と同じ色のカチューシャを付けた
紫のショートボブした20代の
女性の名はフェイ・ヴァレンタイン。
実年齢は123歳であるが諸事情により
コールドスリープしていた為
肉体年齢は24歳のままでさらに
アザーズになったため、ほぼ不死身である。
「ナレーション喧嘩売ってんのか?」
「なに言ってんのよ」
「独り言さ。それよりー」
「あの子なら、ラースと一緒に
買い出しへ行ってるわよ」
「なんだよ〜あのバカ親シスコン野郎。
打ち合わせに来るって言ってたのによォ」
「誰がバカ親シスコン野郎だ」
「ウオッ⁈」
「あら、おかえりなさい」
「レントンおじさん久しぶり〜」
レントンの背後にアイツこと
千手縄樹と義理の息子である
ラースが買い出しから戻ってきた。
「ラース、フェイ叔母さんと
奥の部屋に行ってくれないか」
「レントンおじさんと話すの?」
「ああ…大事な話をするから」
「わかったよ、フェイ叔母さん〜」
「さて…何して時間を潰そうかしらね」
「しょうぎやろ!しょうぎ‼︎」
知的障害を抱えた義息子と
血の繋がらない姉を見つめながら
縄樹は静かに椅子を座った。
「なぁ、確認なんだが」
「ファイルは全部に目を通したぞ」
「相変わらず抜かりねぇな…」
レントンはテーブルに両足を乗せながら
たばこを口に咥えた。
カチカチッ
「ホラよ」つライター
「悪いな」ス〜
フゥーン
「ところで…今回の作戦なんだが」
「オレ1人でやる」
「……えっ」
レントンは戸惑った顔で眼を見つめるが
縄樹は真顔でさらに言葉を続けた。
「ここに居る奴らは…大半は死の運命から
逃れたヤツばっかだ」
「つまり、いつファイル・デスティネーション
行くか判らないって事でもあるんだよ」
「なるほどな」
レントンは天井を見ながら縄樹が
助けた者を思い返していた。
半身サイボーグの青年や
全員17歳ぐらいガンダム
パイロット三人娘とか
ほぼ全員、女性しかいない部隊など
レントンは気づいた。
ほぼ全員、ガンダム世界の住人か女性が異様に
多いことを。
「おまえって…」
「なんだ」
「ギャルゲーの主人公みたいだな」フゥー
「はっ?」
縄樹はレントンの言葉に
『なに言ってんのコイツ』と言わんばかりの
表情をした。
縄樹編もそこそこ長くなるかも
知れません。