※この作品はR-18です。

遊戯王エロゲモンスターズNEXT   作:アメフト

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TURN10 明日香とのキス、そしてセイコと再び

「にいさん!!にいさん!!」

 

 明日香が必死に兄である吹雪義兄さん、天上院吹雪に呼びかけている。その様子は胸が痛み、そして兄妹の絆を感じさせるものだった。俺はただ黙って、妹が兄に呼びかける光景を眺め続けた。その光景に耐え切れなって目をそらした。目をそらした先には闇のデュエルの敗者に呼びかけている、敗者のクラスメートがいた。そして、俺は目をしばらく閉じることにした。そうして呼吸や心拍数を整え、ゆっくりとヒロインに近づいていった。目を赤くして涙を流していることからも、まるで大切な人が亡くなったときのように意気消沈している姿からも、普段とは似ても似つかないひどい顔色からも、察することができる傷心をできる限り慰めたいと思ったから。

 今日の最後のデュエル。つまり、レジー・マッケンジーとお義兄さんのデュエルはレジー・マッケンジーの勝利で終わった。そして、そのゲームは『闇のゲーム』だった。そのため、敗者としてお義兄さんは意識を失い、倒れた。そして担架に運ばれるお義兄さんを追って、ここ保健室へとやってきた。保健室にはすでに闇のデュエルの犠牲者である三沢大地とデイビット・ラブが横たわっていた。三沢を囲むように十代、万条目たちがおり、デイビット・ラブを囲むようにヨハンとクロコダイルがいた。4人は天上院吹雪が意識を失ってやってきたことに驚き、沈黙した。それからのことはよく覚えていない。ただ、途中で響先生がやってきて「大丈夫。私が何とかするから。」そう力強く、悲壮な言葉を発したことは覚えている。

 そんな回想をしてから、俺は明日香に声をかけ、明日香の背中をさすり始めた。明日香はビクリと体をこわばらせた。息はひどかった。俺は丁寧に、ゆっくりと背中をさすった。それは明日香に呼吸を整えてほしいからでもあり、気持ちを落ち着かせてほしいからでもあり、俺の存在を認識してほしいからでもあった。俺はそうした思いから背中をさすり続けた。そうしてから、どれだけの時間が経ったのだろうか?いつの間にか、十代や万条目。ヨハンやクロコダイルはいなくなっていた。そして明日香はこちらを振り向いた。顔は悲しそうで、涙の痕がはっきりと残っていた。しかし、目には少なくとも生気があり、涙を流し終えていた。明日香は日が昇っているときとも日が沈んだときとも違ったまなざしを向けていた。俺はそのまなざしを優しく受け止めた。

 

「・・・遊・・・大丈夫よね・・・?にいさんは、目をさますわよね・・・?」

 

 本当に辛いだろうに、できるだけの気丈さで明日香は尋ねてきた。「健気」。この言葉がその態度にはふさわしかった。俺はこの場に相応しく微笑んで言葉を返した。

 

「ああ、大丈夫だ。俺がなんとかする。」

 

 俺たちはゆっくりと見つめ合った。ゆっくりと体を近づけていった。そして、ゆっくりと口を近づけていった。この日の口づけは夜とは違う素晴らしさがあった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 セイコはこれまで起こったことに対する俺の説明を角砂糖が1つ入ったコーヒーを飲みながら聞いていた。説明が終わると、カップを机においてゆっくりと口を開いた。

 

「そんなことがあったの・・・。」

「ああ、そうなんだ。」

 

 うなづいてから、俺はサンドイッチを手に取って、食べた。サンドイッチの具はベーコン、レタス、トマト、マヨネーズなどだった。いわゆるBLTサンドイッチだ。使われている食材の質の良さに驚き、その味わいを堪能し、俺は咀嚼した。

 

 夜にいつもしているのとは目的も意図も違った口づけを明日香と試みた後、俺たちは保健室を後にして、屋外へと出た。外は暗かった。俺は「これからどうする?」と一応聞いてみた。予想通り、「今日は部屋で一人で過ごしたい。」という言葉が返ってきた。「そうか。それじゃあ、せめて寮まで送っていくよ。」とほほ笑んだ。そうして俺たちは夜道を女子寮に向かって隣り合って歩き出した。歩調をできる限り相手に合わせるように努めた。いつの間にか手をつないでいた。手は暖かかった。そうして歩いていくうちに寮につき、俺たちは心地よく別れた。そして俺は自分のすみかへと戻っていくことにした。

 すみかへと戻る途中に無視できないだけの空腹を感じた。そのために腕時計をみた。もう購買も食堂もしまっている時間だった。どうしたものかと周りを見渡すとここがセイコの部屋の近くであることに気が付いた。セイコの部屋に向かうと灯りがついていた。俺は食事を求めて部屋の戸を叩いた。

 

「それにしてもごめんね。わざわざ食事を御馳走になりに押しかけちゃって。」

 食後のデザートとコーヒーを食べ終えた後に購買の同僚であり先輩に告げた。彼女はそれに対して微笑して楽しげに言葉を返した。

「ふふ。いいのよ。いまさらでしょ。」

「まあ、確かにね。」

 そうして俺も微笑んだ。それを見て、セイコは今までとは意味合いの異なる笑みを浮かべた。表情だけではなく、言葉の上での催促も始めた。

 

「さあ、遊君。腹ごしらえも済んだことでしょうし、食後の運動をしましょう。なんだったら、食事代代わりということでもいいわよ?」

「・・・・・・さっきまで今日俺が経験したことを聞いてよくそんなことが言えるね。」

 

 少々、あきれたニュアンスを含ませつつ俺は告げた。セイコは俺の体の一部に目をむけたうえで口を動かした。

 

「ふーん。そういうわりにはこっちの方は期待しているみたいだけど?」

「・・・・・・まあね。」

 

 俺は否定しなかった。それに対してセイコは笑いながらこういった。

 

「それじゃあ、愉しみましょうよ。あ、もちろん君は明日の決闘、私は明日の仕事に響かない程度でよ。」

「・・・・・・とりあえず、歯を磨きたいから先にシャワーを浴びていてくれないか。」

「わかったわ。」

 

 うれしげにいそいそとシャワールームへとセイコは向かった。そして、俺にみられるのもかまわずに服を脱ぎだした。俺は苦笑しつつ、シャワー室の隣の洗面所へと向かった。

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 

 歯を磨いた後、俺は静かにシャワールームへと入っていった。そして、無言でおしりをさわった。かわいらしい悲鳴があがった後、「かってにさわらないでよ。」というどこかおかしいニュアンスの非難があった。「わかった。じゃあ、さわるよ。」と言って俺は再び触り始めた。さっきよりも肌触りを感じることができるように。するとセイコはまたかわいらしい悲鳴をあげた。俺はそれに対する感想を耳元でささやいた。セイコの顔色が紅く変化していった。これをきっかけに俺たちはいつものようにシャワールームでの前戯を愉しみだした。その際に俺は2度ほど射精した。セイコはそのことで残念そうにしていた。だから俺は「まだまだ射精(だ)せるから大丈夫。」と言葉をからかい交じりにいった。そうして、俺たちは体を拭いてベットへと向かった。

 ベットは俺がいつも使用しているものとは違って、一般家庭向けの家具屋さんならどこでも置かれていそうなものであり、小さかった。しかし、それゆえに相手の存在が普段よりも大きく感じられた。

 俺はまずは正常位で愉しむことにした。しかし、普段とは違ったことをしたうえで、だ。セイコに正常位の体勢になるように告げると、セイコは期待に満ちた様子でベットに横たわった。俺は片手で男根を握り、セイコの性器へと近づけた。そして、膣内への入り口を男根でなぞった。

 

「・・・ねえ。なにがしたいの?」

「きまってるだろ?セイコさんにおねだりをさせたいんだ。」

「・・・いつも思ってたけど、性格悪いとこがあるよね。」

「放っといていただきたい。というより、性格が悪いといつも思ってたんですか?」

「自覚無かったの?」

「・・・・・・まあ、それはそれとして。」

「あ、ごまかした。」

「・・・どうするんです。今、なぞっているものが欲しいんでしょ?」

「ま、まあ・・・」

 

 あいまいだが、顔と視線をそらしてセイコは肯定をした。その様子に嗜虐心を湧き立たせて、目的を達成するために言葉を重ねていった。そうしたことが何回かあった後、目的を達成することができた。

 

「な、膣内(なか)に、入れて・・・」

 

 その一言に微笑んで、俺は挿入をした。

 セイコは歓喜の表情をつくり、大声をあげた。イッてしまったからだ。ただ挿入しただけで。俺はそのことをからかいながら、抜くことなく腰を動かし続けた。一度、イッタこともあってセイコはより感じやすくなっているようだった。そのため、メチャクチャに腰を動かしたい衝動に駆られた。だが、前回のセックスにおける失敗を思い出して常識の範囲内にとどめておいた。そして、俺は精液を吐き出した。

 

「セイコさん。まだ、大丈夫。」

「え、ええ。もう1回ぐらいならなんとか。」

「それじゃあ、今度はセイコさんが上になってよ。」

「え・・・。」

 

 今度は騎乗位でのセックスが始まった。最初は少々ぎこちなかったが、点数をつけるとすれば及第点の腰の落とし方をして騎乗位は始まった。この騎乗位で面白かったのは興が乗るにつれてのセイコの態度だった。行為が発展していくにつれてどんどんテンションが上がっていった。その結果、俺は普段なら答えてくれない質問(「俺以外に何人と寝たのか?」など)といった質問を答えさせることができた。そして、俺も気が付くとセイコと似たようなテンションになっていた。ただ、一心不乱に腰を振っていた。互いに息遣いが荒く疲れていることがわかったが、まだ行為を続けられそうな感覚になっていた。しかし、気分としてはそうでも現実としては終わりがやってくる。

 互いに大きな声をあげて絶頂に達した。お互いに恍惚感が包み込んだ。

 

 こうして行為を終えた後、俺は後々の問題を避けるために、引き留めを丁重に断って部屋を出て自分の部屋で寝ることにした。その道中で思い浮かんだことはこれから攻略するキャラと寝ること、今までに攻略したキャラと寝ること、そして今日経験したキスとセックスだった。・・・・・・やはり、俺はこの世界に入って正解だったのかもしれないと思った。

 

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