「ふはぁ~~~。」
自分が本当に口にしたのかわからないほど気の抜けた言葉をしてから、夜空を眺めた。夜空は悪天候が嘘のようにきれいだった。星が光っていた。しばらくただ眺めた。いつまでも眺めたいと思った。耳を澄ますと、楽しげな声が聴こえた。どうやら、湯の掛け合いをしているようだった。「まだ、こどもだな」そうくすりと思った。月の形を眺めてみると、今日の日にちがはっきりわかった。俺は手で湯を掬って顔を洗った。心地よかった。そうしてから、俺もその遊びに参加させてもらうことにした。
ここはアカデミアにある野外の大浴場。学生施設にあるとは思えないほど、本格的なものだ。オシリスレッドの俺が利用することはできないのだが、校長先生に頼んで利用させてもらうことになった。
「ふい~~~」
運動した後の心地よい疲れを感じながら、俺は湯に潜った。十代達はもう出ていた。どうやら、これからデュエル大会をするようだ。俺も誘われたが、丁重に断って入浴を継続することにした。入浴しながら、デュエルの後におこったことをゆっくりと思い出した。
あのデュエルの後、『ドラゴエディア』による被害者は全員眼を覚ました。十代も万条目も三沢もアメリカアカデミアの生徒もマッケンジー校長も。そして当然、響先生の弟の響紅葉もだ。
マッケンジー校長の目が覚めると、レジーは「パパ!」と嬉しそうに「父親」へと飛び込んだ。それには年相応の幼さがあった。響先生は弟の復活をスマートフォンで知った。そのことを知ると、先生は涙を流して「よかった・・・」とつぶやいた。その言葉は俺たちの心に大きく響いた。その後、先生は病院へ向かった。
この事件は海馬社長が海馬ランドで行うつもりのアトラクションをデュエルアカデミアで実験的に行ったということにした。みんなはまだ完全には納得していないようだったが、「海馬瀬人ならありうる」と徐々に納得しつつあった。
壊された建物などは俺が費用を持つということで海馬コーポレーションが元通りにしてくれることとなった。
これが、事件の顛末だった。
そこまで思いを巡らせてから風呂の時計をみた。・・・もうしばらく、入浴しようと思う時間だった。入浴を継続してしばらくすると、人が入ってきた。
「ここ、いいかしら?」
「・・・かけ湯をしてから、入るならな。」
「カケユ?」
「体に湯をかけることだ。体がいきなり温まることによる悪影響を防いだり、体の汚れを洗い落としたりする目的がある。なんなら、やってやろうか?」
「ええ、おねがい。」
俺はかけ湯をしてやった。そして、2人で風呂に入った。そうしてから、質問した。
「ところで、レジーお前はどうしてここにいるんだ?」
「この温泉はコンヨクじゃないの?」
「残念ながら、ここは混浴じゃあない。」
「あら、ザンネン。」
そうしてから、レジーは意味深な笑みを浮かべた。俺はなにを意味するのかを察したが、黙っていた。レジーは俺の意図を見抜いたのか、肌が重なり合うほど近づいてささやいた。
「決まってるでしょ、アナタが欲しいの。ユウ。」
そうして口を重ねてきた。そのキスは「矛盾」があった。感触としては「美女」のものだった。しかし、方法としては「少女」だった。つまり、キスの素材が高校生離れしているのにテクニックがまるでなっていなかった。これが、「処女」特有の症状であり、これが徐々に失われていると知っている俺は何も言わずにただ味わった。
「わかった。俺も欲しいんだ。」
「ふふ。アリガト、ユウ。」
レジーは目を細めて喜んだ。今度は俺からキスをした。「少女」を「美女」にする経験となるキスだ。だれもがするようにレジーも最初は抵抗した。しかし、徐々にその愉しさを教えていった。キスが終わると、レジーは放心していた。「正気にもどしてやろう」そう思った。
俺は豊満な胸を手で揉むことにした。レジーの胸はおおきかった。もてあそぶのに普段以上の力を必要とした。しかし、その労力を払うだけの価値はあった。なぜなら、レジーの胸は今まで触ってきた胸とは違っていたからだ。それはとても柔らかかった。胸の柔らかさの違いがなにによって生じたのかはわからない。食生活、コルセットの着用、欧米人のバストへの関心の高さによるものかもしれないし、そうでないかもしれない。ただ1つ言えることはこの胸に俺はとても満足したということだ。
俺はその重さで下に垂れ下がっている胸を重力に逆らって押し上げた。そうしてから、重力に従い、ゆっくりと速度を緩めて元の位置へと胸を戻した。そうした行為の中で様々なパターンを駆使した。例えば、上に持っていくときには強く揉んだり、下に降ろすときは小刻みに揉んだりすることや乳首を潰したまま動かしたり、あるいは乳首に弱く無視できない刺激を与えたりといったことだ。こうして、俺は胸を愉しんだ。そして、レジーの顔をみた。
レジーは放心状態から戻って興奮状態にあった。吐息は熱く甘かった。顔は白い頬を夕陽のように紅くしていた。そして、瞳は少女から牝へと変わる段階にあった。俺は笑顔になって、再び唇を貪ることにした。最初のときと違い、レジーも情熱をもって応えた。俺たちはベットでよく聞く音を共同で作り上げた。自分の舌を相手の舌に絡ませたり、相手の咥内をなめ回したり、唾液をかきまわしたりすることによって生じる美味なる音だった。俺たちは互いにそれを貪った。音を十分に堪能したので、俺がいったん、口を離すとレジーはもの足りなそうに舌を差し出してきた。今度は俺がそれに応える番だった。こうして、俺たちは長い間、キスを愉しんだ。
キスの後、俺は手をレジーの股間に差し入れた。そこには陰毛があった。陰毛にさわると陰毛が手に粘りついてきた。それは明らかに温泉に浸かっただけでは生じない現象だった。レジーも俺の股間に手を伸ばした。そして、男の象徴を手に取った。「大きい・・・」。それが彼女の感想だった。
視線を合わせて、うなずきあった。もうすることは決まっていた。俺たちは立ち上がり、手ごろな深さの所まで移動した。そうしてからレジーを抱き寄せ、後ろから貫いた。温泉に隠れていて目にはよくわからないが、ゆっくりと俺の象徴がレジーに呑み込まれていき、そしてレジーを征服しようとしていることが、経験と実感でわかった。処女の証を破いた感覚と血の混ざった温泉がその考えを補強した。男の象徴が完全に呑み込まれると、レジーは英語で喘ぎながら、興奮ながらしゃべった。それに悦びを感じた。そして、征服を開始した。
レジーの胸に両手を当てて、腰をゆっくりと動かしていく。すると、お湯の温かさと大きく違った熱を一層感じた。これが、性の快感なのだとあらためて実感した。征服は場所や体位の関係から、いつもとは違って遅々たるものだった。だからこそ、俺は征服をいつもよりゆっくりと愉しもうと思った。ゆったりとしたピストンに合わせて、胸にやっている両手をゆっくりと動かしはじめた。
「ねえ・・・胸、好きなの・・・?」
「ああ、好きだよ。レジーみたいな胸は特にね。」
「・・・その、言い方だと・・・何人も抱いてるみたいね・・・」
「ご想像にお任せするよ。」
そういってから、俺はレジーのうなじを舐めはじめた。舐めはじめると、どこかとげのある態度が変わっていくことが声などから感じ取ることができた。それに満足し、俺は舌と手、そして腰を同時に動かし続け、刺激をゆっくりと着実に与え続けた。刺激は長い間愉しむために強すぎず弱すぎずを心がけた。そのために時間の感覚が曖昧になるほど行為に俺たちは及んでいた。レジーが絶頂を迎えたのは行為を始めてからどれだけたっていたか俺がいつ射精したのかははっきりとわからなかった。射精を終えると、レジーをみた。レジーは満足はしているが、少々不満そうにしていた。それはもっと強引にされることを望んでいたからだと理解した。だから、俺はレジーを湯からあげて、洗い場で行為に及ぶことにした。さっきは立位だったので、今度は深く結合のでき、俺の得意な体位である腰高位を選んだ。レジーは俺がなにをしようとしているのかを理解すると、喜んだ。そして、繋がっている今は嬌声をあげていた。
「AH~~!A~♡」
「ふふ、ここがいいのか。」
「AH、AH♡YES♡YES♡」
「ふふ。」
腰を立位では出すことのできないスピードで動かし、レジーの急所を突く。レジーは最初の行為のときには余裕があったが、今は余裕がなくされるがままになり、女をさらけ出していた。その姿をつくりだしていることに興奮した。興奮の赴くまま、乳首を口に含んだ。何度もいじりまわしたので、胸の良さは十分に理解できていたが、口に含んでもてあそぶと今までとは違った面白みがあった。甘噛みをすると甘い声が、強く噛むと背徳的な悦びの声が聴こえた。その反応が面白かった。
乳首を舌でなめまわした後に、レジーの顔色をみた。レジーは攻略できたと確信できる顔だった。それを確認すると最後の仕上げのために、太ももに両手をやった。そうしてから、今まで以上のスピードでレジーを貫いていった。それに対する歓喜の声はもはや声になっていなかった。しかし、その声は俺に高揚感と征服欲をもたらした。その思いのまま、ピストンを続けた。そして、征服は完成した。
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こうした行為の後は、風呂から上がって俺はコーヒー牛乳、レジーは牛乳を飲んだ。そしてレジーに「デッキを編集してほしい」と言われたので編集し、まだ行われていたデュエル大会に途中参加した。そのデュエル大会におけるレジーのデュエルをみて、明日香やツァンなどはレジーを攻略したことを理解したようだった。彼女たちは俺に対して意味深な笑みと視線を向けてきた。・・・・・・これから大変なことになりそうだ。俺は手を頭にやってそう思った。こうしてこの夜は更けていくのだった。