小日向先輩とミゾグチさんがデュエルをしているはずのサーキットについたときにはデュエルの決着がすでについていた。より正確にいうと、かなりまえに決着がついていたようだった。二人はベンチに座っていた。
うなだれてベンチに座っている星華とその星華の心をさらに傷つけないように接しているミゾグチ。どちらが勝利したのかは一目瞭然だった。それでも俺はこの場にいた教官にデュエルの経過について質問をすることにした。それは星華に話しかけることを少しでも遅らせる意図もあった。教官はデュエルの経過をゆっくりとわかりやすく教えてくれた。デュエルの内容は星華がプレイングも、デッキ内容も、ライディングテクニックも、なにもかもが負けていたとしか評価できないものだった。俺は星華がああもうなだれているのに内心納得しながら、どう声をかけるべきかと思案した。しかし、その思案は無駄だった。なぜならシェリーが星華に話しかけたからだ。
シェリーはゆっくりと近づいて、ゆっくりと刺すような言葉を投げかけた。
「アナタ、弱いのね。」
「!・・・・・・」
星華は頭をさらに下に向け、ひざに置いた手をぎゅっと握りしめた。その姿はアカデミアで「女王」と呼ばれている人と同一人物であるとは信じられないものだった。その様子をみて、ミゾグチは口をはさんだ。
「お嬢様!そのようなことは・・・」
「ミゾグチ!これは言わないといけないことよ!悪いけど続けるわ・・・。」
「・・・・・・」
「アナタは弱い。アナタに遊はふさわしくない。」
「そこまでにしろ。そんなことをいうな。」
俺は思わず、口を出した。めずらしく自分が怒っていることを自覚していた。
「遊。だけど、アナタならわかるでしょう?彼女が『弱い』ということが?」
「ああ、確かにデュエルの実力は『弱い』。」
「ッ・・・・・・」
星華が涙する音が聞こえた。少し罪悪感を感じながらも無視し、言葉を続ける。
「だけど、それは今『弱い』だけだ。いずれ強くなる。それは間違いない。」
「・・・ずいぶんと悠長なことをいうのね。いずれなんていつでもいえるわ。」
「じゃあ。勝負しないか?ライディングデュエルのライセンス習得試験の実技デュエルで星華が勝てるかどうか?」
「・・・え・・・・・・?」
「・・・あとたった一週間程度で私たちに勝てるとでも?」
「ああ、その通りだ。」
「ちょ・・・・・・」
「いいわ。そうしましょう。行くわよ。ミゾグチ。」
シェリーはこちらに会釈すらしなかったが、ミゾグチは深々と頭を下げてこの場を離れていった。こうして俺たち二人が取り残されるのだった。先輩は事情が分からずに眼をぱちくりし続けた。俺は天を仰いだ。10秒ほど空を見上げてから、俺は呆然としている小日向先輩に声をかけた。
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「どうぞ。」
「・・・お、おじゃまします。」
小日向先輩はゆっくりと俺の家へと入ってきた。
俺はその後、先輩と話し合うことが必要だと考えたので家に彼女を招くことにした。先輩はドギマギしながらも指示に従ってくれた。夏の日差しを受けながら、家にたどり着いた。外とはうってかわって涼しかった。クーラーがよく効いていた。普段よく使う部屋へと先輩を招きいれた。
「どうぞ。市販の麦茶で悪いですけど・・・。」
「え、ええ。ありがと。」
先輩はどうしていいのかがわからないような態度をみせてお茶を受け取り、一気に飲み干した。それはのどが渇いているからではなく、緊張を抑えるためであるというのが明らかだった。そうした先輩の緊張した態度に思わず、笑みがこぼれた。
「先輩。もう一杯飲みますか?」
「え、ええ!いただこうかしら!」
今度も先輩は一気に飲み干した。飲み干したことで、ようやく緊張がほぐれたのか、さっきとは違った弱気の表情を浮かべた。そして言葉を選ぶようにゆっくりと口を開いた。
「どうして、あんなことをいったの?」
「あんなことってなんですか?」
「1週間後、私たちがライディングデュエルで勝つということをよ!」
「ああ、そのことですか。なにが問題なんですか?」
「なにが問題なのかって!アナタ知っているでしょ!私の・・・実力・・・」
最初は怒りにまかせて言っていた言葉が言いたくない事実に差し掛かるとゆっくりと力が抜けていき弱々しくなった。その姿は見ていてつらかった。濡れた子犬。そんな比喩がふさわしいのではないかと思った。その子犬はなお、思いを弱々しく吠えた。
「・・・私は・・・はっきりといって・・・興味ないの・・・デュエルが・・・私にとってデュエルはただの手段。再び、デュエルアカデミアのミスコンに返り咲くための・・・。」
「・・・・・・。」
目に涙を溜めて、最後に言いたいことを口に出した。
「だから・・・いいの・・・。私は弱くったって・・・たとえ、強くなれなくたって・・・いいの・・・。」
「ちっともよくないです。」
「え?」
「はっきりといいます!ちっともよくないです!なんなんですか!さっきから検討外れのことばかり言って!」
「検討外れって・・・。」
「正直に言って、先輩は自分で自分のことがわかってない!」
さっきまでのうなだれた態度とは違って、あっけにとられた表情を彼女はしていた。俺はそれに構わずに言葉をつむぐ。
「先輩は自分のことがデュエルにさほど興味がないといっています!ですが、それならどうしてたかが練習にすぎないライディング・デュエルに負けたぐらいであんなにおちこんだんですかね!」
「そ、それは・・・」
「それに先輩はおそらく自分が才能のない人間だと思っている!全くもって誤解です!才能のない人間がほんのちょと努力しただけで、夏休み前の大会のようなデッキを作り上げることはできません!」
「・・・・・・」
「そして最後に、言っておきます。少なくとも俺は他人の名誉のために強敵に対してデュエルを挑んだり、目的を達成するために努力することができる人が価値がないとは思いません。むしろ、とても価値がある人だと思います。だから、そんな人を馬鹿にするような言動は断固として抗議します!」
俺はここまで一方的にまくしたてた。はあはあ、と息を切らした。のどに渇きを覚えたのでコップに入ったお茶を半分まで一気に、残り半分はゆっくりと飲んだ。お茶の最後の一滴を飲んでから、再び先輩へと眼をやった。先輩は優しげな眼をして、穏やかな表情をしていた。
「ありがとう。うれしいわ。」
ゆっくりと先輩が近づいてきた。息遣いが聴こえそうなほどの距離になった。ぎこちなくどこか怯えた風に顔がゆっくりと近づいてきた。もう少しで唇が触れそうなところになって近づくのがいったん止まった。そしてゆっくりと深呼吸をした。その息の音はとてもきれいな音だった。深呼吸を終えると、彼女は眼をつぶって唇どおしを触れ合わせた。
貪るようなキスではなく、うれしさを表現するためのキスだった。唇の弾力、柔らかさなどがすばらしかった。キスが終わると、星華が眼を開けた。その眼はうるんでいた。
「小南君。」
「先輩。」
「・・・星華って呼んで。」
「じゃあ、俺も遊って呼んでください。」
「わかったわ。・・・遊、くん。」
「ありがとう。星華。」
俺は感謝の言葉を述べると、星華を抱きしめた。顔の横から、息をのむ音が聞こえた。そうしてから服越しに優しく背中やおしりを触っていった。星華の体は少女というよりもいい意味で女性と表現した方がよい肉付きだった。一度触ると、もっと触りたくなった。星華はこみ上げてくる感情がどういうものか理解できずに戸惑いながらも興奮していた。それを見て、体をさわり続けながら俺は感想を修辞に気を付けて喋った。すると星華は自分の抱いている感情がどういうものかをゆっくりと理解していった。理解していくにつれて、興奮の質が変わっていき、表情も牝のものへと変わっていった。俺は笑みを浮かべて、星華の服に手を入れて、直接触ることにした。
「ああ♡」
「服越しでもはっきりとわかったが、こうして直接触れると確認できる。星華の肌はいい。おそらくきちんと手入れする以外にいろんな努力をしているんだろ?」
「え、ええ♡食事はミルクを毎日飲むようにしているし、毎日運動をしているわ♡」
「それでか。すばらしい肌触りだよ。触るのがもったいないぐらいだ。」
「あ、ありがとう♡」
言葉巧みに星華の劣情を募らせながら手を動かした。上半身の方は最初のときは背中を優しくさすった。最後のときにはボタンをはずし、胸を直接触った。下半身の方は肛門とクリトリスを交互に触っていった。行為はどんどんエスカレートしていった。
「あっ♡ああ♡・・・あ♡」
可愛らしい叫びとともに星華は絶頂を迎えた。その絶頂が終わらないうちにもう一つの穴から黄色い液体を流した。そういえばお茶をずいぶんと飲んでいたなと思った。星華をみると自分のしたことが信じられないようだった。しばらくすると、はしたない行為をしてしまったことに対する恥ずかしさからか頬を染めて、こちらから眼をそらし、何とも言えないうめき声をあげた。経験豊富な俺の眼から見て、その様子は可愛らしかった。経験のあまりないことがはっきりとわかったからだ。
「星華。床がずいぶんと濡れてしまったね。」
「う・・・うう。」
「そんなうめき声をあげないで。大切なところをきれいにしないとね。」
「え、ええそうね。それじゃあ、タオルを・・・。」
「タオルは必要ないだろ?」
「え?」
「ズボンを脱いでベットに横になるんだ。ああ、もちろん股を開いてね。」
「・・・・・・」
俺の言葉と表情でなにをするのかがわかったのか、星華はしばらく無言になった。そうしてから、ためらいがちに俺の股間をみた。俺の股間は膨らんでいた。しばらく沈黙した後、星華はゆっくりとうなずいた。俺は笑みを浮かべた。
星華はズボンをゆっくりと脱ぎ、夕陽で赤く染まったベットに横になった。そうしてから、おずおずと股を開いた。股間は黄色い液体と透明な液体でぬれていた。俺はゆっくりと顔を股間へと近づけた。星華の怯えと期待の入り混じった息遣いが聴こえてきた。星華の股間でぬれているところを舌でゆっくりと舐めとり、それが終わるとおしりを舐めた。もう一つの穴の状態を指で確認すると、濡れていた。このままでは再び、股間が濡れることになるだろうと思った。
「や、やめて・・・汚いわ。」
「そんなことはないよ、星華に汚いところはない。俺が保障する。」
「いや♡やめ、て♡」
その言葉を愉しんで舌を動かし続けた。強弱をつけ、テンポを変え、場合によって言葉をプレゼントするなどをしてだ。その甲斐あって、下半身がどんどんと動きだし、声の質も変わってきた。しばらくして甘美な言葉を発して星華は絶頂を迎えた。
星華は2度の絶頂で息を切らしていたが、まだできそうだった。眼がこれ以上の行為を求めていた。俺の股間をみてつばを飲み込み、手を股間へと向けようとしていた。俺はその望みをかなえてやることにした。ベルトを外して、ズボンと下着をおろし男根を星華に示した。しばらく誇示した後、股間へと男根を向けた。言葉で確認をとり、合図をして抽挿を開始した。
「ああああ!!」
男を初めて受け入れる合図の大声があがった。俺は処女の特権である処女膜を破った余韻に浸り、膣から流れ出る血をしばらく眺めていた。一段落がついたときを見計らって俺は動いた。男を受け入れていない躰を驚かせないようゆっくりと腰を振り始めた。それと同時に星華の胸にも手を出した。胸は星華の普段の努力によってきちんと均整がとれていた。それを優しく揉み、乳首をいじった。それに対して、拒否はしないが、戸惑うような声をあげた。その声はやがて嬌声へと変わることを知っていた。
5分ほどこうしたことを行い続けると、星華の表情が蕩けてきた。俺はそのことをからかってさらに蕩けるのを加速させた。そうしてから星華と俺は1回目の絶頂を迎えた。星華は「天にも昇る」という表現がぴったりの表情をしていた。どうやら、星華はセックスに好意をもったようだ。俺はそのことにほくそえみ、もう一度やろうと呼びかけた。星華が首を縦に振ったのを確認すると、胸にやっていた手を太ももへと移し、さっきとはうってかわって思い切って腰を振った。
星華の驚くような絶叫を聴きながらも腰を振り続けた。さっきのセックスが「探索」と表現すべきなら、今回は「支配」だ。さっきのセックスで星華の感じるところを知り、今回は星華をさっき以上の快楽へと導くことをめざし、腰を振り続けた。すると、3分もかからずに結果が出た。星華が気を失いそうになるほど感じ出したのだ。それに構わずに俺は腰を振り続け、絶頂を迎えた。
星華も同時に絶頂を迎えており、俺の精液と星華の愛液が膣内で混ざることになった。しばらくして、男根を引き抜くと星華は気絶してベットに倒れた。その際に寝言で俺への感謝や思いを告げていた。微笑しながら、俺はその言葉に耳を傾けた。
星華の寝言が終わると、俺は彼女の体にふとんをかぶせた。クーラーが効いている部屋でふとんをかぶらずに寝ることは体調を悪くする原因だからだ。窓をみると、夕日がもうすぐ消えるところだった。その光景は攻略を祝福しているように見えた。