フルフルに転生したので女の子にエロい事する 作: katate
冷たい風が吹き荒れる雪山の山頂で二人の女性ハンターが歩いていた。一人はキリン装備の銀髪の女の子。こんな雪荒らしでも露出の多い服を着たままで、ホットドリンクは飲んだものの何処か寒そうに腕を振るわせていた。もう一人はナルガ装備の黒髪の女の子。長い髪を揺らしながらその子も寒そうに白い息を吐いていた。
「もー、何でまたあんたとクエ受けなきゃいけいのよー」
「……こっちの台詞」
実はこの二人、以前色欲のフルフルに教われた例の二人であった。キリン装備の子は恨めしそうにナルガ装備の子を睨む。だがとうの彼女は気にしていないようにそっぽを向いたまま雪景色を眺めていた。
何故またこの二人が一緒にクエストを受けているかと言うと、今回は単なる偶然であった。キリン装備の子が雪山でのクエストを受ける事にし、たまたま同伴となったのがナルガ装備の子だったのだ。こうやって以前一緒にクエストを受けたハンターとまた一緒にクエストを受ける事が珍しくは無かったが、二人からすればこの偶然は厄介極まりなかった。
二人はしばらくの間黙って雪の中を歩いた後、使われていないベースキャンプを見つけ、そこで一度休息を取る事にした。壊れたボックスや冷たいベッドを椅子代わりにし、二人は消耗した体力を僅かながらに回復させる。
「そもそもあんたのせいでターゲット見失ったんだからね?足引っ張らないでよ」
「何言ってるの?……そっちこそペイントボール投げ忘れてたじゃん」
「あんただってそうでしょ!」
「私は予め持って来てないって言った……」
共通の会話も無い為、二人は先程のモンスターとの戦闘の際の反省会を始めた。けれどやはり相性の悪い二人では罪の擦り付け合いになり、途端に口論が始まってしまう。ナルガ装備の子も無口ではあるが言い返す所はしっかりとしており、沸点が低いキリン装備の子も増々口調を荒っぽくした。
「色欲の時だってあんたのせいで……」
「アレはそっちが悪い……」
とうとう話は遡り、色欲のフルフルと遭遇した時の話にまで戻る。今更あの頃の話をした所で何か改まる訳でも無いのだが、今の二人は目の前に居るハンターを陥れたりという負の感情しか無かった。
「あんたあの時凄い気持ち良さそうにしてたじゃない! モンスターに犯されて喜ぶなんてとんだ変態よね!!」
「なっ……そ、それは……」
此処でキリン装備の子は立ち上がるとナルガ装備の子に指を突き付けながら色欲に襲われた時の事を指摘した。自身の事は棚上げにして指摘するのは流石は自分勝手な性格か。しかし完全に間違っているとも言えない為、ナルガ装備の子は言葉に詰まって目を見開くと、恥ずかしそうに頬を赤らめた。
「そ、そっちだって……フルフルに胸を揉まれて喜んでた」
「なっ……あ、あれは……その……!」
ナルガ装備の子もぎゅっと拳を握りしめると立ち上がり、勇気を振り絞ってキリン装備の子に反論した。その反論を聞いた瞬間キリン装備の子は色欲のフルフルに襲われた時の事を思い出し、途端に頬を赤らめた。それは肯定を意味していた。
ナルガ装備の子がニヤリと笑うとキリン装備の子は悔しそうに歯ぎしりをした。二人の視線が交差し、火花が散る。
その後も二人は散々言い争ったが、指摘した点はどちらにも当てはまり、あまり押し込む事が出来なかった。その為口論は平行線を辿り、二人の口喧嘩が終わる事は無かった。その事に二人も薄々と感じ取り、何か他に決着を付ける物は無いかと思惑する。
ふとキリン装備の子はナルガ装備の子の様子がおかしい事に気がついた。やたら頬が赤く、もじもじと脚を動かしている。その不可解な動作に疑問を思った時、キリン装備の子はその原因に思い当たった。ナルガ装備の子はフルフルに襲われた時の事を思い出し、気持ちが高ぶってしまったのだ。自身も僅かながらにその事を思い出し、感じてしまっている。二人は同時にあの時の状況を思い出し、興奮していた。更に今は吹雪の中、自然と身体は温もりを求めた。
「だったら……試してみる?」
おずおずと、若干しおらしくキリン装備の子は自身の腕を掴みながらそう問うた。ナルガ装備の子もその質問が何を意味しているか分かったらしく、赤らめていた頬を一層赤くするとチラリとキリン装備の子の事を上目遣いで見つめた。お互いに熱を求めている。そして相手とどちらが女として上か勝負がしたい。その心情から二人は自然と近づき合っていた。
「……良いよ」
少し悩むように首を傾げた後、ナルガ装備の子は好奇心に負けてその提案を受け入れた。具体的に何をするかとは言っていない。だがフルフルの事が話題に上がった時点で二人はその事が思い当たっていた。
ゆっくりと近づき合う。邪魔な尖った部分の装備だけ外し、傷つけ合わないようにすると二人はそっと抱き合った。お互いの対照的な胸が重なり合う。
「「んっ……んむ……」」
合図した訳でも無く、二人は同時に口を押し付け合った。ぎこちないキスで唇が重なり合う音が流れ、隙間から可愛らしい声が漏れた。
決して期待していた訳では無い。二人共同性愛者では無く、これは単なる勝負に過ぎなかった。だが相手を感じさせたい、という欲求から自然とこの行為を取っていた。
相手の腰に手を回し、強く抱き合う。キリン装備の子の豊満な胸がナルガ装備の子の貧相な胸を押しつけ、ナルガ装備の子は若干苦しそうに顔を歪めた。胸勝負で不利なのは明白。そう考えるとナルガ装備の子は先程よりも激しくキスを仕掛けた。
「んふっ……んぅ、ん……」
「んんッ!? ん、ぁ……んむ……!」
唇を強く押当てられ、呼吸を止められそうな勢いで塞がれた。キリン装備の子は若干怯み、その隙にナルガ装備の子は自身の身体を前へと突き出した。胸で負けている分、身体全体で押さないと勝てない。そう判断した故だった。
布越しに二人の乳首が擦れ合い、二人は繋がっている口の隙間から喘ぎ声を上げた。それでもキスは止めずに唇を押し付け合う。二人の可愛らしいキスの音は吹雪によって掻き消された。
「はむ、れろ……んっ……ちゅ……」
「んちゅ、んぅ……ん、はっ……」
キリン装備の子も負けずにキスを仕掛けた。舌を挿入し、ナルガ装備の子の口内を舐め回す。ビクリと肩を振るわせてナルガ装備の子は目を瞑るが、すぐに瞳を鋭くすると負けじと自身も舌を挿入した。二人の舌が口内で絡み合い、唾液が混ざり合う。二人の間からは水が混ざり合ういやらしい音が響いた。
そうして長い間キスをし続け、二人は自分達がクエストを受けている最中という事などすっかり忘れていた。吹雪のおかげで隠れているがハンターはクエストを受けている間は監視役であるギルド職員が気球船で見ている為、もしもこの吹雪が晴れれば二人は大変な事になってしまう危険性があった。だがもう二人には相手をイカせたい、という女としての欲求しか頭に無かった。
「んふ……ふぅ……」
「んっ……あ……」
何も語らずただキスをし続け、舌を絡み合わせていた二人はようやく口を離した。二人の間で糸が繋がり、プツリと切れる。それを見て二人は頬を真っ赤に染まらせた。長い間絡み合っていた為に汗も流れ、ホットドリンクの効果が切れても体温が下がらなかった。
二人はしばらく見つめ合った後、お互いの身体の変化に気がついていた。
「やっぱり……凄い感じてるじゃない」
「そっちこそ……パンツ、濡れてる……」
キリン装備の子がナルガ装備の子の胸に触れると、そこはピンと乳首が突起していた。それを指摘されるとナルガ装備の子は息苦しそうに表情を歪ませたが、伸ばした手でそっとキリン装備の子の脚を触るとパンツが濡れている事を指摘した。キリン装備の子もやりづらそうな表情をし、二人はその後黙ってしまう。
しばらくそうやって妙な空気が流れていたが、二人は同時に相手の衣服に手を掛けた。お互いの手が邪魔になりながらも服を乱暴に脱がし、完全な裸となってしまう。こんな雪山で全裸になるのは危険行為ではあったが、吹雪も少し収まり、身体も温まっていた為、二人は気にしていなかった。そしてほぼ同時に唇を押し付け合った。
「「んん! ちゅぱ、ん……れろ、んっ……!」」
先程よりも激しく、まるで蛇のように二人の舌は絡み合った。相手の口内を突くように動かしたり、舌を引っ張るように口を動かしたりと激しい攻防を繰り広げる。
そしてキスをしたまま二人は冷たいベッドの上に倒れ込み、自身が上になると密着しながらぶつかり合った。
ゴロゴロと転がり、しばらくそうやって自分が上になると攻防する。だが結局勝負が付かない為、仕方なく二人は向かい合う形でベッドに座った。体育座りをするように向かい合って座り込み、脚は横へと広げる。すると丁度二人の可愛らしい秘部が丸見えとなった。既に秘部は出来上がっており、愛液を垂れしてヒクヒクと脈打っていた。
「あんたのアソコ、凄い濡れてるじゃない。やっぱり変態はあんたの方よ」
「そっちだって……ヒダがヒクヒク動いてる。変態はそっち……」
そう言い合うとすぐに二人は相手の秘部に手を伸ばした。指を挿入し、ぎこちない動きでくちゅりくちゅりと動かし。濡れている秘部は相手の指を簡単に受け入れ、二人は心地よい温かさを感じた。
身体を少しずつ密着し合わせ、お互いが愛撫しやすように体勢を整える。そして二人は指を動かすスピードを徐々に早めて行った。
「んっ、あっ! ……ぎ、ぎこちないわよ……」
「うるさい……ん、こんなに、感じてる癖に……ッ!」
キリン装備の子は余裕の表情を浮かべるが身体はしっかりと感じていた。挑発するようにナルガ装備の子に言葉を掛けるが、秘部からは大量の愛液が漏れている為に説得力が無い。ナルガ装備の子もそれが分かっている為、あくまで余裕の表情をしていたが本人も結構な快感を受けており、腰が引けていた。
「はぁ……はぁ! ……ほら、素直に負けを認めな、さいよ……ッ!!」
「んっ、んく……やだ。勝つのは……わ、私……んぁッ!」
「この……分からず屋……!」
「往生際が悪いのは……そっち……!」
どんどん指を動かすスピードは早まって行く。秘部からはぬちょぬちょといやらしい音が響き、時折潮を吹いたりしてもう限界が近くなっていた。吹雪も少しずつ収まっている為、これ以上続ければ監視役に見られる可能性もある。二人は焦っていた。
顔を真っ赤にし、時折肩を振るわせて苦しそうに息を吐く。それはもう限界を意味していた。キリン装備の子はなんとか絶頂しないように自身の口を強く噛み締め、耐えていた。ナルガ装備の子も目を瞑り、必死に絶頂しないように耐えていた。だがその抵抗ももう意味を成さない。
「はぁ……やっ、駄目……負けたく、ない……ッ!!」
「ん! ……あぁ、やだぁ……イきたく……!!」
目から涙を流し、二人は訴えかけた。負けたく無い。どうしても勝ちたい。けれどその言葉は相手には届かず、二人はただ指を動かし続けた。もうこれ以上は耐える事は出来ない。限界を悟った二人は最後に勢い良く指を挿入すると、ビクンと肩を振るわせた。
「「ぁぁぁあああああああああああああああ……!!!」」
ほぼ同時に絶頂し、向かい合っていた二人はお互いの身体に愛液を掛け合った。甘い匂いが立ち上り、二人はポワンとした表情をしてお互いの肩にもたれ掛かった。お互いの呼吸音が耳元で聞こえて来る。どこか達観した気持ちになっていた二人は、自分達がしていた行為をむなしい気分で思い返していた。
「私が……勝ったわ……」
「違う……勝ったのは……私……」
この後に及んでも勝利を譲る事には納得出来ず、キリン装備の子は耳元で自身の勝利を主張した。しかしナルガ装備の子も自身の敗北を認める訳には行かず、勝ったのは自分だと主張した。
二人は一度離れ合うとバチバチと火花を立てて睨み合った。
「私よ!」
「私……!」
第二回戦が始まりそうな勢いで二人はそう罵り合う。もう吹雪が大分止んで来た為、これ以上勝負を続ければ確実に気球船に見られる可能性があった。だが頭に血が登った二人はそんな事を忘れ、同時に相手に掴み掛かった。だがその時、吹雪の中から白い悪魔が現れた。
「グルルル……」
「「え?」」
醜い姿をした正に化け物と呼ぶに等しい姿をしたモンスター、フルフル。それはかつて、二人を襲った色欲のフルフルであった。
二人はうなり声を聞いた瞬間、まさかと思って声が聞こえた方向へと顔を向けた。すると目の前にはフルフルが立っており、見えないはずなのに奴はまるで興味を示すかのように裸の二人を見つめていた。
「ゴォァアアアアアアアアア!!」
「「いやぁぁぁあああああああ!!」」
フルフルが咆哮を上げたと同時に二人は抱き合って悲鳴を上げた。かつて襲われた事があるからこそこれから起こる悲劇をしっている。二人は裸、武器も横に置いてしまっている為、とてもフルフルを狩猟する事は出来なかった。
吹雪が収まり、二人の女ハンターの戦いは終わった。だが地獄は始まったばかりだった。抵抗する術もなくフルフルに捕まった二人は、今度は仲良く絡み合う事となった。
◇
色欲のフルフルこと少年は何かを食した訳でも無いのにゲップをした。正確にはゲップを真似たため息のような物ではあったが、少年は何故かそんな動作をしてみたくなったのだ。
此処は雪山の山頂、そこには今はもう使われていないベースキャンプがあり、そのベッドの上では体中が愛液まみれになっている二人の女性ハンターが倒れていた。二人共白目を剥き、あられもない表情をして気絶している。まるで悪夢でも見たような、そんな形相であった。
(ふ〜、満足満足。まさかこんな所で前会ったキリン子ちゃんとナルガ子ちゃんに会うとはな)
勝手に命名した名前で二人を呼びながら少年はぽんと自身の腹を叩いた。何故か若干皮膚が潤っているような気もし、今の少年は絶好調であった。
(それにしてもそうか、この雪山まで来ると前居た所の近くなのか……)
少年はチラリとベッドで眠っている二人を見てそんな事を思った。
この二人は以前は森丘の洞窟で出会った。だが今回はこの雪山。恐らくこの雪山辺りは以前自身が居た場所の近くなのだろうと推測し、少年は随分と遠くまで歩いたなと感慨深く頷いた。
何故少年が森林では無く雪山に居るのか?それはちょっとした偵察と一時撤退が理由であった。実は少年は森林で起こっている異常現象にいち早く気がつき、モンスター達の動向を伺っていた結果、ある仮説が思い浮かび、その真相を確かめる為に一時撤退を込めて雪山の山頂まで移動したのだ。
(あ〜……やっぱりラオシャンロンだわ……うっわ、でっかぁぁ)
少年はフルフルの特殊な器官で見える視界を頼りに山頂から見える森林を見下ろし、そこに映る巨大な動く山を確認して大きくため息を吐いた。
ラオシャンロン。別名老山龍。特徴はとにかくでかいと言うとにかくシンプルなモンスター。だが見て分かる通り大きさが規格外であり、歩くだけ人間界に相当の影響を与える恐ろしい存在であった。
少年は森の中で逃げ回っているモンスター達を見掛け、やたら地面が揺れる事からもしやと思って山頂まで移動してこの事を確認しようとしたのだ。ついでに雪山ならラオシャンロンの通る道では無い為、被害を免れる事も出来た。だが彼にはもう一つ気がかりな事があった。
(やっぱり街の方向に向かってるな〜……やべーよこれやべーよ。平気なのか人間?)
ラオシャンロンが向かっている方向を確認して少年はバタバタと翼を動かして不満を垂らした。
少年が気にしていた事。それはラオシャンロンが街を通るのでは無いかという不安要素であった。そして結果は見事にピンポイントにラオシャンロンの通る道に街があった。これでは街がこのままラオシャンロンによって崩壊してしまう。
(えーと、確かゲームでは要塞とかで迎え撃つんだよな?確かあの街にもその要塞みたいなのあったし、多分平気だと思うけど……)
ゲーム上ではラオシャンロンは要塞を通り、ハンター達がそれを迎え撃つという形で戦っていた。ラオシャンロン自体はそこまで自分から攻撃を仕掛けて来る事は無いが、落ちて来る岩やラオシャンロンがただ動くだけでも被害がある為、討伐、撃退はかなり苦労するものであった。
そして少年は更にもう一つ心配している事があった。設定集的な物にはラオシャンロンはまるで逃げるように移動していると記述されてあり、一説では伝説の古龍であるミラボレアスの誕生を察知して逃げているとされているのだ。もしもこの設定通りなのだとすれば、ミラボレアスが誕生、もしくは近々目覚める可能性があるという事だ。
別に少年には直接関係のある事では無い。人里離れた森の中などでひっそり隠れていれば影響は受けない案件だ。だが女の子にエロい事をしたいという目的のある少年は、単純に街に居る女の子達の事が心配だった。
(くっそ、ちょっとだけ行ってみるか)
主に女の子にエロい事をする為に、という下心を出しながら少年は再び森へと戻る為に雪山を下山し始めた。
モンスターである自分が行った所で何か出来るという訳では無いが、もしも万が一という事を踏まえて少年は居ても立っても居られなかったのだ。ただしそれは決して正義心という物では無い。邪なスケベな感情が彼の心の半分以上を占めていた。