※この作品はR-18です。

フルフルに転生したので女の子にエロい事する   作: katate

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17:最終決戦

 

 

森丘のベースキャンプで二人の女性ハンターがぶつかり合っていた。一人はキリン装備を身に纏った銀髪の女の子。もう一人はナルガ装備を来た長い黒髪の女の子であった。

あろう事か二人は女同士にも関わらず唇を重ね合わせ、お互いの胸を押し付け合うように密着しながらベッドの上で絡み合っていた。しかしその瞳には愛と言った優しい感情は無く、まるで殺し合いでもしているかのように二人は恐ろしい雰囲気を漂わせていた。

 

「ん、ふッ……ん、はぁ……」

「ちゅッ……は、ぁ……んぁ……」

 

舌同士を突き合わせ、お互いのを飲み込むように二人は濃厚なキスを交わす。既に二人の装備は半分ほど剥がれており、殆ど布だけが残った状態であった。露出の多い格好で肌同士を触れ合わせながら抱き合う。そして長い間お互いの唇を押し付け合った後、息が辛くなったのか小さく水音を立てて唇を離した。

 

「ぷはッ……はぁ……はぁ……今日こそ、あんたとの決着を付けてやるわ」

「んは……はぁ……望む、所……」

 

忌々しそうにナルガ装備の子を見ながらキリン装備の子は宣言する。対してナルガ装備の子も口元を手で拭いながら返事をした。

 

例のごとくあの二人、キリン装備の子とナルガ装備の子のコンビは今日、この場所で決着を付ける為に集まった。簡単な採集クエストだけ受け、目標を全部集めた後にベースキャンプで心置きなく戦う事にしたのだ。

 

色欲のフルフルに教われた時と言い、雪山での対決と言い、とにかくこの二人は反りが合わない。これでもかと言うくらい合わない。何度かは決着を付ける為に勝負をした事はあったが、それでも二人は納得の行く決着を付ける事が出来なかった。その為、こうして争いの始まりだったとも言えるエッチな事で勝負を付ける事にしたのだ。

 

おもむろにキリン装備の子は服を脱ぎ捨て、下着も脱いで裸となった。それに応じるかのようにナルガ装備の子も裸になる。巨乳と貧乳、二人の対照的な胸が向かい合う。二人はジリジリと近づき合い、ベッドの上に座った。そして脚を相手の方へと向けると、お互いの秘部を見せつけ合った。

 

「此処で勝負よ……どっちが女として上か、教えて上げるわ」

「……後悔しても、知らないから……」

 

内心ドキドキと胸を高鳴らせながらも相手を威圧する為に低めの声を出しながら視線をぶつけ合わせる。そうして二人はゆっくりと身体を近づけ合うと脚を交差させ、お互いの秘部を重なり合わせた。

 

「「んっ……」」

 

同時の声を上げるが、相手に感じている事を知られたく無い為に二人は何の反応も示さない。静かに重なり合った接合部分を見つめ、混ざり合っている愛液を見て顔を赤くさせた。

まずキリン装備の子がゆっくりと腰を振り始めた。それに続けてナルガ装備の子も腰を振り始め、二人の間で肉と肉が、秘部と秘部が、愛液と愛液が混ざり合ういやらしい音が響き始めた。

 

「んっ……んっ……はぁ、凄い……音……」

「はぁ……ん……濡れ……てる……ッ」

「そっちも……でしょうが……ん」

 

ちゅぱちゅぱと水音を立てながら二人は秘部をぶつけ合わせた。突起したクリトリス同士が触れ合うごとに二人は肩を震わせて反応し、口から甘い声を漏らした。

ベースキャンプ内に甘い匂いが漂う。アイルーが居れば酔ってしまうのではないかと思うくらい漂っていた。二人は頬を真っ赤に染め、何かに取り憑かれた様に必死に腰を振り続けた。

 

「はぁっ……はぁっ……ほら、感じてるんでしょ?」

「んっ……ぁ……違う……」

 

ビクビクと肩を震わせ始めたナルガ装備の子に対してキリン装備の子が意地悪そうに笑みを浮かべながらそう問うた。するとキリン装備の子は必死に首を横に振りながらそれを否定した。だがその動作を見て分かる通り、彼女は完全に快楽に負けていた。色っぽい表情をし、何かを物欲しそうに口を開けている。口では否定しているが、身体では完全に肯定していた。だがそれもキリン装備の子も同じであった。

 

秘部が重なり合う度にキリン装備の子も身体の芯から伝わって来る快感にうち痺れ、喉の奥から溢れて来る喘ぎ声を抑えるのに必死だった。少しでも意識を手放せばあっというまに快楽の虜になってしまう。ただの雌犬と成り下がってしまう……彼女は残っている理性を何とか保ちながら必死に快感に耐えていた。

 

「はぁ……あ! はっ……は、早く……イキなさいよぉ……!!」

「んっ! く……んう……嫌……だ……ッ!!」

 

段々と腰を動かすスピードが早くなり、二人の接合部分は泡を吹き始めた。汗も大量にかき、ベースキャンプ内はまるでサウナのように熱くなっていた。息苦しさを覚えながら二人は顔を至近距離に近づき合わせ、睨みつけるように視線を交わす。

負けたくない。相手に勝ちたい。ただそれだけの思いで必死に腰を振り続ける。最早何故自分達が戦っているかなどの理由も忘れ、ただハンターとしての闘争に狩られながら混じり合っていた。

そしてとうとう、二人はぶつけ合わせていた腰を止めると、相手と抱き合いながら大きく仰け反った。

 

「「あああああああああああああぁぁぁ……ッ!!!?」」

 

大きく叫び声を上げながら二人は絶頂し、お互いの身体に愛液を掛け合った。抱き合った状態でブルブルと身体を震わせ、やがて力つきたように身体を離す。息を荒くしながら、二人は何か喪失感を覚えるように脱力して相手と視線を合わせた。

 

「はぁ……はぁ……」

「……また……引き分け……」

 

何度やっても、どれだけやっても、どの勝負でも、二人はいつも引き分ける。決定的な差を埋める事が出来ず、こうして今回もまた満足の行く結果が得られなかった。

二人は自分達の身体に付いた愛液を拭きながら、疲れきったように首を項垂らせた。

 

「何でいつも勝てないのよ……あんたみたいなチンチクリンなんかに……」

「知らない……私だって不思議……」

 

キリン装備の子は服を着替えると不機嫌そうに声を漏らした。ナルガ装備の子に指を突き付けながら、納得が行かないと意味の分からない言葉をぶつける。ナルガ装備の子もそれには賛同しているらしく、服を着替えながら静かに顔を頷かせた。

 

「言っとくけどこの事他の奴らに絶対言うんじゃないわよ?こ、この行為はあくまでも私とあんたの勝負なんだからね……ッ?」

「分かってる……」

 

最後に念押しするようにキリン装備の子はそう忠告した。

二人のこの行為はあくまでも白黒を付ける為の勝負に過ぎない。そこには決して愛など存在しないし、友情という物も存在しなかった。二人は同性愛者で無いし、もしも他の女とこのような事をしろと言われれば断固として首を横に振るう。二人でこの行為が出来るのは色欲のフルフルの件があるからに過ぎなかった。だが、僅かにナルガ装備の子は何かを思う様に口を開く。

 

「でも……私は貴方とこういう事をするのは嫌いじゃない……」

「な……〜〜〜ッ!?」

 

突然のナルガ装備の子からの告白に驚いたようにキリン装備の子はそこから飛び跳ねた。

別に愛の告白という訳では無い。ナルガ装備の子はあくまでもこの行為が嫌いでは無いという事を言っただけで、仲良くしたいとかそういう感情は一切無かった。ただなんとなくそう思った、それだけの事。でもその言葉には何だか他の意味も含まれているようにキリン装備の子には思えた。

 

「わ、私だってその……嫌いじゃないけど……ああもう。良い?あんたは絶対私以外の女とこういう事しちゃ絶対駄目だからね?分かった?」

「……うん、良いよ」

 

意味不明なキリン装備の子の注文にナルガ装備の子は少し笑って答えた。何故か笑みが零れ、釣られてキリン装備の子も笑ってしまう。

こうして二人の長かった勝負は緩和し、少しずつ二人は友達となっていった。

 

 

 

 

「「あ」」

 

遺跡がある山頂で二人の女の子が声を上げた。片方は漆黒の鎧で身を包んだ赤髪の女の子。もう一人は対照的に白を基調としたフルフル装備を身に纏い、長い青髪をした女の子。二人にはそれぞれ同行者がおり、漆黒の女の子はフルフルを、フルフル装備の子は顎髭を生やした男性ハンターを連れていた。

 

「……“最狂”」

「あー、“最強”だ。久しぶり」

 

二人はそれぞれ別の反応を示す。フルフル装備の子は最狂と称されている漆黒の女の子と遭遇してしまった事に最悪そうに表情を歪めた。対して漆黒の女の子の方は自分と同じくらいの実力を持っているフルフル装備の子との出会いに嬉しそうに頬を緩ませた。そしてそれぞれの同行人達も別々の反応を示した。

 

「なっ……色欲のフルフル!?」

(げぇぇぇ。何でこんな時にこいつと会うんだよ……)

 

フルフル装備の子と一緒に居た男性ハンターはまさかの色欲のフルフルとの遭遇に驚きの声を上げ、思わず武器に手を伸ばしていた。だが漆黒の女の子と一緒に居たという経緯から二人の間に何かがあると悟り、すぐに行動は起こさない。幸いフルフルの少年もすぐに攻撃を仕掛けるような事はしなかった為、男性を刺激させずに済んだ。

 

「久しぶりじゃん。どうして君が此処に?ミラボレアスの討伐依頼でもされた?」

「違う……私達は自分の意思で此処に来た。少しでも街の人達の避難の時間を稼ぐ為に」

 

漆黒の女の子の疑問に対してフルフル装備の子は端的に答えた。それを聞いて漆黒の女の子は興味があるのか無いのか分からない反応をする。ただ鼻を鳴らして、フルフル装備の子の態度をじろじろと見るだけだった。

 

(またこいつはこんな事を……ほんと責任感強いなー)

 

そんな間で少年は相変わらずなフルフル装備の子に呆れていた。

別段付き合いが長い訳では無いが、フルフル装備の子は出会う度に危険な事をしている。最初の時は一人でティガレックスと戦い、ババコンガに蹂躙されそうになっていた。次に会った時は仲間と離された彼女は一人でラオシャンロンに挑もうとしていた。そして今回も、自分は避難せずにミラボレアスと戦おうとしている……そんな彼女の勇ましい姿を見て少年は何だか複雑な気持ちになった。

 

「貴方の方こそ……何故色欲と?」

 

次に質問したのはフルフル装備の子だった。少年の事を指差し、首を傾げながら漆黒の女の子に尋ねる。警戒した素振りは無く、ただ単純に色欲のフルフルがこの場に居る事が不思議そうであった。その代わり隣に居る男性ハンターはもの凄く警戒しているが。

 

「手を組んだの。私の身体を報酬にする代わりにミラボレアスと一緒に戦うってね」

「……そう、また貴方はそうやって」

(え……ちょ、何その目?)

 

漆黒の女の子のオープン過ぎる返答を聞いてフルフル装備の子はジト目で少年の事を見た。そんな視線を突き付けられて思わず戸惑ってしまった少年は助けをこうように漆黒の女の子の事を見る。だが彼女はクスクスと笑うだけで、事実じゃんとどうしようも無い正論を返して来た。

 

「……まぁ良いよ。戦力が多いのは嬉しいし」

「あれ、私達と協力するの?記憶が正しければ君は私の事が嫌いだったと思うけど?」

「今はそんな事言ってられないでしょ……相手はあのミラボレアスだし」

 

フルフル装備の子の言った言葉に対して漆黒の女の子は確かにと付け加えながらどこか余裕の無い表情を浮かべた。やはり最狂と称される彼女でも伝説の黒龍を相手にするとなると緊張するのか、いつもの余裕の態度が無かった。

 

「この遺跡には古龍用の兵器がたくさんある……それを上手く使おう」

「それはそっちに任せるよ。私はそういうの苦手だからね」

「私も……じゃぁ色欲達がバリスタとか使ってね」

(よりによってモンスターにやらせるのか。それを)

 

普通逆だろう、と思いながらも一応手先が器用な少年は了承する。おまけと言わんばかりに隣の男性ハンターも頷いた。どうやら女性陣は己の武器だけでミラボレアスと対峙するつもりらしい。どんだけ男前だよ、と少年は自身のヘタレさを痛感しながらそんな事を思った。

隣の男性ハンターは片手剣である為、恐らくサポート重視のハンターなのだろう。だというのにモンスターである自分は……。少年は珍しくネガティブだった。

 

それぞれが配置に付く。ミラボレアスに自分達の存在を知らせる為に漆黒の女の子とフルフル装備の子は松明を炊き、空からでもすぐ分かるように煙を立ち上らせた。男性ハンターは大砲やバリスタの弾を準備し、兵器がまだ使えるかなどのチェックをしている。そして少年は、さしてやる事も無いのでどうやって逃げるかの算段を立てていた。

 

(流石にハンター三人乗せては逃げられないしな……だからと言って見殺しも出来ないし……何とかやり過ごす方法は無いのか?)

 

この後に及んでも逃げる事を前提としてるヘタレな彼は完全にミラボレアスと戦う気など無かった。彼はどうやって漆黒の女の子を無事に逃げさせ、報酬を貰う事が出来るか?という事しか考えてなかった。本来なら頃合いで漆黒の女の子と連れ去る予定だったが、新たに二人のハンターが加わった為、それは出来ない。更に言うなれば気になっているフルフル装備の子も居る為、なお逃げられない状況となってしまった。

そんな風に悩んでいたその時、突如遺跡が黒い影に覆われた。

 

「……ッ!?」

「来た……!」

 

フルフル装備の子と漆黒の女の子が声を上げ、すぐに火元を消すとその場から散った。男性ハンターも抱えていた大砲の弾を下ろすとすぐにバリスタが設置されている場所まで移動する。そして考え事をしていた少年も正気に戻り、自分はどの立ち位置に居れば良いんだと戸惑いながらなんとなくそれっぽい場所に移動した。

 

上空から風が吹いて来る。やがて暗雲の中から漆黒の龍が現れた。ーー龍。ただ龍としか言えない実にシンプルな姿をしたドラゴン。

少年は初めてゲームでミラボレアスを見た時、これがラスボスかよ、と舐めた態度を取った事を思い出した。だがこうして画面越しでは無く間近で見る事によって初めて伝わって来る。化け物じみた恐ろしい形相、悪魔のような翼、仰々しい牙と角……ああこれは夢だ、と彼は現実逃避をした。

 

(まぁその後ゲームでボコスカにやられて三乙したんだけどさ……)

 

こうしてまだ頭の中で軽口を言えるのは自分も少しはメンタルが強くなったからか、それとも現実逃避のし過ぎで頭がおかしくなったのか。不思議と落ち着いている少年は自分が今震えている理由が分かった。モンスターとしての本能が訴えている。アレに歯向かってはならない。アレに関わってはならない。アレに牙を剥けてはならない。まるで幼い頃から誰かに言われて来たかのように訴えかけて来る謎の感情。恐怖。

 

絶望が舞い降りる。運命の黒龍ミラボレアス。遺跡へと降り立った怪物はまるで分かっていたかのように待ち受けていたハンター達に咆哮を上げた。フルフルよりも恐ろしいく強烈で、プレッシャーのある咆哮。

少年は思わずちびった。

 

 

 

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