ランプの明かりの中、私はベッドの上で仰向けになっていた。当然のように全裸で、足元だけブランケットで暖をとっている。
そんな私に同じくブランケットを羽織ったアイツが覆い被さり、面と向かってみつめあうと私の心臓が高鳴っているのがわかる。
「ん♥️」
アイツはおちんちんを私の濡れた膣に差し込むと、両手を私の手と組み合わせて腰を落とした。私の左手薬指には指輪がはめられており、この場でのアイツとの関係を如実に示していた。
「あん♥️」
「んあん♥️」
私は甘い声で喘ぎながら、アイツの体を求める。
ふわふわと天に上りそうな快感に酔いしれながら、アイツにも気持ちよくなってもらいたいと願いながら足を腰に絡ませる。
夫の子種を求める妻の腰つきを見せる私に応じるようにアイツは体を倒し、私の唇に舌を絡ませてきた。頭の中が快感と幸福感でかき混ぜられながら、好きという感情に絶頂する私の膣内でアイツも絶頂を迎えた。
「ひ、ひく♥️」
アイツのザーメンが注がれる熱さに私は更なる絶頂を迎え、脱力して足の絡まりがほどけたところでアイツはおちんちんを私から引き抜く。少し射精し残しがあったのだろう、「ピュッ!」という効果音とともに私の腹にかけられた残り火は熱く、それを指ですくって舐めるとアイツの味が口のなかいっぱいに広がった。
「はっ!」
そんな濃厚な子作りセックスを夢見た私は目を覚ます。
ベッドの上の私は夢と同様に裸で、ブランケット一枚を羽織っているだけである。
朝日に照らされながら「なぜ裸なのか?」とあたりを見回していると、私はあることに気がつく。
「これは……」
それは薬指につけられたエンゲージリングである。これはあの変態が私にプレゼントしたものだ。
困惑する私は「もしや酔った勢いであの男を受け入れたのか」と考えてしまう。たしかにあの男の好意は本物だし、あの男なら私相手にこういうことをしても不思議じゃない。
「起きたのか?」
困惑する私が呆けていると、アイツはなに食わぬ顔で私の元にやって来た。
アイツも裸で筋肉がついた体が逞しい。そして朝立ちというやつなのだろうか、怒張するおちんちんは生唾が出るほどに美味しそうである。
「えっと……」
「昨日は酔っていたから無理もないか。折角の初夜だったのに、覚えていないのは寂しいけれど」
アイツははにかみながらそう言った。
「初夜」だと?
ではあれは夢ではなく現実だったのか。
「忘れるわけないじゃないか。ちょっと寝ボケていただけだけだ」
「そうか」
「それより、今日は店も半分閉店みたいなものだろう?」
「まあね。仕込みと午前のぶんは終わったから、あとは午後のぶんだけさ」
朝の一仕事を終えたアイツはそういうとベッドのなかに入ってきた。
アイツも私を求めているのが一目でわかる。だが私はアイツ以上にアイツがほしい。
「だったら次は私への仕込みだな」
「一姫二太郎というから、最初は女の子がいいな」
「ああ」
アイツはキスをしながら指先で私のあそこをこねる。
職人のごつごつとして滑らかな指は私の膣をほぐし、昨夜流し込まれたアイツの子種を掻き出してくる。
「前戯はいらないな。これ以上すると夕べのが溢れてくる」
「いいじゃないか、溢れても。また注いでくれるんだろう?」
アイツは満々の笑顔で頷くと、辛抱たまらず大きくなったおちんちんを差し込んだ。
ぬちゅぶちゅと音をたてながらアイツは私の膣内を前後して、アイツは気持ち良さそうに緩んだ顔で腰を前後させている。
私も気持ちよさで他の男には見せたことがないほどに緩んだだらしない顔をしているのだろう。だがその雌の顔こそ伴侶にだけ見せたい愛情である。
コンコンと子宮の入り口をアイツがノックしたのを感じると、アイツは勢いよく白いものを私に注ぐ。その熱に絶頂して泡を吹く私の唇をキスで拭いながら、アイツは抜かずの二発目を準備する。
膣内射精の熱と肉棒の焼けるような熱。そしてアイツの笑顔とキスで私の快感はキャパシティを越えて、どぴゅどぴゅと二段撃ちに合わせて私の意識は飛んでしまった。
「は、はれ?」
次に目を覚ましたのは再びベッドの上だった。
服は寝巻きで薬指には指輪などない。
まさかと思いほおをつねった私は手帳を確認し、先程のはなんだったのかようやく気がついた。
「やられた…いや、やってしまったか」
どうやら夢の中で夢を見ていたようだ。
現実にはアイツと結婚したことも初夜からの子作りセックスをした事実もない。
寂しいと思いつつ、夢でなかったらどんな顔でアイツを見ればいいのかと恥ずかしくなった私の耳は赤い。
アイツとこうなりたいが、私にはまだ速いのかと本能が感じていた。
「今度アイツに会いに行ってみるか」
だが待っているだけではアイツはやってこないよなと思いながら、私は着替えて職場に向かった。
アイツではない、私を愛しているというあの変態の所へと。