ここは南方ブザンブールにある高級ホテルの一室。
夕食で軽く酒も入った私は天幕のついたベッドに入り込む。
当然ながらこれはツインの大型ベッド。そして当然ながら横にはアイツがいた。
食休みを兼ねて明日の予定を語り合う私達の目的は旅行。それもただの旅行ではなく新婚旅行と言うヤツだ。
つがいになって興奮覚めやまぬうちにふたりきりの旅行に出掛けるのはただの観光だけが目的ではない。邪魔物がいないうちに夫婦で好きなだけ肌を重ねて種を残すのも大きな目的である。
明日の観光ルートが決まったところで、わたしもルートもそろそろかと胸を高鳴らせた。まだ初夜から日が浅いので毎回緊張しっぱなしである。
「そろそろいいかな」
「来て」
辛抱たまらなさそうに囁く彼に私も答えた。
横になっている私に覆い被さった彼は唇を重ねてきた。昼間にもキスのひとつはするものだが、これから子作りを始めるにあたってのそれはどこかが違う。
昼間のキスが甘酸っぱい味なのに対して夜のキスは甘いのだ。
「ん」
キスの味と同様に私の吐息も甘い。
彼はその味に酔いしれるように舌を絡めてきて、私もそれに対抗してちゅっちゅと水音が部屋に響いた。
ホテル側も新婚夫婦がこういうことをするのなど折り込み済みなのでいくら大きな声で喘いでも他の部屋には伝わらない。なので思う存分、私達は感じられる。
「ちゅぱん」
ようやく彼も満足したのか唇を解くと、混ざりあってねばついた唾液が私との間に糸を引いていた。その糸がソースのように私の胸に垂れてきて、ホカホカに熱くなった胸を少し冷やす。
まだ私達は若く、そして新婚旅行という毎晩どんな風に傘なり合おうかと考えてばかりの期間だからなのだろう。このキスだけで私の膣は充分に潤う。彼も同様におちんちんをそそりたたせており、そろそろひとつになりたそうだ。
私は肘を立てて上背を起こしつつ彼を見つめ、そして足を少し持ち上げた。このまま向かい合ってしたいと目で訴えた。
「……」
意図を組んだ彼は私の膝裏に両手を絡めて股を開くと、そのまま腰を落としておちんちんでまっすぐ膣を突いた。
上半身は上に起こしており、蝦反りになりながら腰を前後に動かして彼は私を穿つ。新婚旅行中にすっかりルート専用となった私のここはおちんちんを咥えこんで離さず、まるで美味しそうにしゃぶっているようだ。
手に汗を握っていた太ももを濡らしているのがわかる。その手の熱がじんわりと体の奥にまで染み込んできてそれが気持ちがいい。
旅行に出てそろそろ二週間になるが、毎晩体を重ねているのでそろそろ十回は越えただろう。それでも私は一向に彼のおちんちんに飽きることはない。
「腰が止まらない。密着してソフィアのお尻に太ももが重なっただけでイキそうだ。あんまり早いと困らせてしまうから頑張るが、もう射精そう」
そんな彼の心の声が聞こえてきた。
その声が妄想ではなく真実だと教えるかの様に彼は体を反らせると、腰を強く私に押し当ててきた。
そのままぴゅる、びゅるると膣内で音を立てて彼は果てる。白濁して濁った熱いザーメンが私のお腹に注がれていく。
「うっ!」
射精のためのポンピングのような動きで私の膣内を掻き回す彼のおちんちん。射精しても固さを保ち、私の膣壁にジャストフィットしたそれが子宮の入り口で爆発を繰り返し、幾度も果てて白いものを注いでくる。
お腹が熱くなるほどに彼のザーメンが私を満たし、少しだけだが接合部から溢れたものが私のアナルを濡らしてきた。
すっかりベトベトなのだが不快感は無い。大好きな夫の子種が肌にまで染み込んだところで、それは恍惚の笑みを浮かべる材料でしかないのだから。
「今夜はここまでか?」
これまで地面に垂直になるよう背中を反らせていた彼が体を倒してきた。
私は耳元で彼に囁き、彼はそれに頷いた。
最後の〆は抱きついて唇を重ねるだけである。ただしおちんちんは挿入したままなので、彼の勃起が自然に収まるまで私は彼を抱き締めていた。
絶頂と共に意識が遠ざかり、私は現実に引き返されていく。この夢はこうなりたいという願望でもあり、そしてこうなったかもしれないという未来の一幕だった。