温泉部屋はウルの溜め込んだ負の感情や半神化の順応など様々な効果がある。
じんわり温かい湯気が空間を満たし、蛍のように微かな灯りが点々と辺りを薄暗く照らしているだけだが、ウルとしてはこちらの方が落ち着く。
肌に纏わり付くトロみのあるぬるま湯に浸かりながら、ウルは正面の縁に腰かける仲間達に視線を向ける。
そこにはウルと同行しているメンバーでアルリアとリューを除く11名の仲間達が一糸纏わぬ姿でゴツゴツとした岩肌に身を預けていた。
恥じらいもなく肌を晒している者もいれば、モジモジと顔を赤くして局部を隠そうとしている者など反応は様々だ。
「えへへ、こんなに大勢でするのは初めてだね」
近くにいたリーネが首から上だけだした状態で泳いできて、ウルの手を握る。
それが合図だったかのように他の仲間達もウルの傍に寄ってくる。
「ウルさんが私達を頼ってくれるなんて……凄く嬉しいです」
リリスはそう言いながら隣に腰を下ろす。
体を密着させ、お互いの肌の感触を確かめるような普段とは違う愛情を感じる。
「そうか?」
「そうですよ。昔のウルさんは何でも一人で解決して、そのために凄く無茶をして」
それは決して仲間を使用していないわけではない。
しかし、大切な存在に少しでも被害が出ないように自分が矢面に立って解決しようとする癖がウルにはある。
「ウルの気持ちも分かるけど、ボク達としては少し複雑な気持ちかな」
体に巻いたタオルが水を吸い、うっすらと肌の色を見せた艶かしい姿で歩み寄ってくるシャルロットは困り顔を浮かべている。
ウルがが仲間達に傷付いてほしくないと思うように、仲間達もウルに傷付いてほしくないと思っているのだ。
「私達が弱いばっかりに、ウルさんに負担を掛けてしまって……」
「俺はお前達の事を負担だなんて思ってないぞ」
自身の非力さを嘆くシュビィにウルは優しく頭を撫でてやる。
ずっと独りで生きてきたウルにとって心を許せる仲間の存在は掛け替えのないものだ。
ウルの言葉にシュビィは困ったような嬉しいような変な表情になる。
「ありがとうございます」
シュビィはウルの手を取ってそう言うと、自分から背伸びをしてキスをしてくる。
小動物が甘えるような可愛らしい口付け。
だが、ウルが舌を差し出すと唇を開き、自分の舌を絡めながら吸い上げてくる。
「はむっ……ちゅる……ふっ……んっ……はぁ……ちゅう゛ぅ」
唾液を絡め、丹念に執拗にウルと1つになろうとする。
蕩けるようなキスでシュビィも昂ってきたのか、ウルの指を愛液で濡れた秘部へ誘導する。
クチュ……
厭らしい水音と共にシュビィの割れ目がウルの指を咥え込み、焼けるように熱い膣肉を収縮させる。
「リーネもリーネも!」
シュビィとのキスに触発されたのか、リーネが右側から抱き付いてくる。
「んむっ!んちゅ、はむっ……ちゅっ」
シュビィが少し左にズレてリーネのためのスペースを開けると、リーネは直ぐに顔を近付け唇を合わせてくる。
甲斐甲斐しいシュビィのキスと違い、己の欲望に素直な天真爛漫としたキス。
それぞれ違う性質の口付けを同時に味わいながら、ウルもウルなりのやり方で応える。
時に舌を押し込み、時に唾液を混ぜ合わせ、、二人を貪り尽くす。
「ふふ、シュビィちゃん。こんなに濡らして」
キアラはキスに夢中になっているシュビィのまた下に潜り込み、小悪魔的な笑みを浮かべる
「やっ!?キ、キアラさん!?」
小さくぷっくりとしたお尻を鷲掴みにされて、シュビィは慌てたように体を強張らせる。
「ウチよりもご主人様の大きな逸物を咥えてるのにぴっちりと閉じて綺麗なスジになってるわ」
「い……いやぁ……」
息がかかるくらいの近さで自分の秘部の解説をされ、シュビィは羞恥で全身を赤く染める。
「れろおぉ、ちゅるるる、ちゅる……」
「ひぅ!?キアラさん、ダメ……やっ、あっ!ああんっ……」
シュビィは尻たぶの隙間に顔を挿まれ、愛液まみれの割れ目に舌を這わされる。
ねちっこく、それでいて的確に敏感な部分を刺激するキアラの舌技になすすべなく喘ぐ。
「ほら、ご主人様との接吻が疎かになってるで。おっ、菊門も可愛らしいな」
あまりの恥ずかしさにキアラの頭を押しのけようと振り返るが、意地悪そうに言われた言葉によってそれも阻止される。
シュビィ達の役目はウルを気持ち良くさせることだ。
その役割を放棄することなどできない。
どうすることもできず、羞恥と快楽に苛まれながらウルとの口付けを続けるしかない。
「んぅっ……あんっ」
「ぁ…ウルお兄さん……は……ふぁ」
キアラが割り込んだことでフリーになった両腕にウィラとウィズが寄って来る。
そして、小動物が主人の寵愛を受けようと悶えるように自分たちの陰部でウルの腕を扱く。
幼く、未成熟な秘部を愛液で濡らしながら懸命に擦り付けてくる光景はなんとも淫靡で、ウルを昂らせる。
「はぁ……あ、主様……んくっ!?」
ウルの背後から抱き着くよな形で胸を押し当てているジブルは天族の誇りである翼を器用に操り、ウルの乳首をさわさわと優しく刺激する。
はぁはぁと耳元で艶のある吐息を零し、何度も小刻みに体を震わせ、小さく絶頂していることを全身を使って伝えてくる。
イー達はこの前ジブルに女としての感情を持たせるために行った荒療治の種明かしをしていない。
そのため、ジブルはまた大勢の仲間達に自分の痴態を見られると思って燃えるような羞恥と蜜のように甘い快楽を感じているのだろう。
「マスター、失礼します」
ウルが様々な快感を感じていると、イーが恭しくウルの正面に跪く。
そして、まだ完全に
「ちゅぶ、れろぉ……ちゅう゛ぅ、ちゅる、んあぁ……」
「れろお、じゅむむ、ちゅっ、ちゅうぅぅ……」
「んむぅ、んあぁ、んっ……はぁ、あっむ、はむっ」
ウルの肉棒が十分な大きさと硬さを持つと、スーとシーも混ざって、三人でウルに気持ち良くなって貰おうと口で奉仕する。
イーが塗り広げた先走り液でヌルヌルになった陰茎に唾液を絡め、甘噛みするように軽く吸い付き、柔らかい手でほぐすように揉みしだく。
竿だけでなく、玉袋まで丹念に刺激し、甘く痺れるような快感を与えてくれる。
嬌声と淫らな水音が響き合い、官能的な空気に満ちる部屋だが、ナーシャはその隅、光の届かない薄暗い空間に隠れるように身を潜めていた。
「ハァ……ハァ……ッッ!!?」
息遣いを荒くして、顔を赤く染めながらも目の前で起こっている淫行を食い入るように見つめ、興奮で大洪水を起こしている陰部を一人で慰めている。
ナーシャはウルの眷族になって日が浅い。
複数人ですることはおろか一人でウルに抱かれた回数ですら十回に満たない。
性の経験が少ないナーシャにとって今回の乱交は強烈な衝撃だった。
脳が見た光景を処理しきれず、ボーッと夢を見ているように意識がはっきりせず、芽生えたばかりの肉欲に突き動かされるように自慰を続ける。
「ダメですよナーシャさん」
「ふぇ!?」
急に耳元で囁かれ、ナーシャの意識は強制的に現実に戻される。
慌てて振り返ればいつの間にいたのか、リリスとシャルロットが後ろに立っていた。
「ナーシャはもう仲間の一員なんだから、ちゃんと混ざらないと」
「ぁ……え……ちがっ……あ……」
ナーシャはウルと眷族契約を結んでおきながら仲間になることを避けた前科がある。
そのことを思い出さされ、しどろもどろな言葉しか発せられなくなる。
「こんなところで一人でしてちゃダメですよ」
「や……ぁっ……んん゛……ひぅっ」
リリスは後ろから抱き着くように密着して首筋に舌を這わす。
興奮で敏感になった素肌にくすぐられるような続々とする感触が走り、ナーシャはたまらず喘ぐ。
「こんなに濡らして……本当はみんなと混ざりたいんだろ?」
「んくっ……はッ……あっ……やっ……あ゛……」
シャルロットはナーシャがどれほど興奮しているかを理解させるように割れ目から溢れている愛液を掬い取り、糸の引いた手を見せる。
「ですから……」
「この姿をしっかりウルに見て貰おう」
「へ……きゃあああああ!!!」
二人が交互に言うと、ナーシャは両足を大きく開いた状態で抱き上げられる。
少し下から抱えられているので、欲情しきり、物欲しそうにヒクついている割れ目や反対にきつく閉ざされた菊門まで、すべてか見えてしまっている。
「ぁぁ……だめ……」
「隠しちゃダメですよ」
慌てて手で隠そうとするが、リリスに止められ、隠すことすら許されない。
そしてそのままウルの目の前に連れていかれ、恥ずかしい部分を余すところなく視姦される。
恥ずかしさで死にそうになるが、一方で肉欲は際限なく高まっていく。
徐々に思考が鈍り、ただ欲望に突き動かされるようにウルを求め、自ら腰を振って愛液を振りまく。
これで仲間全員がウルを昂らせたいと願い、ウルを求めた。
長い夜の交わりはまだ始まったばかりだ。