イーを抱くことは認めたが問題が有った。
ウルは決して無能な訳ではないが心を開いた者でなければそのような対象として見ることができず起つことがないのだ。
更にイーはイーで性に関する知識が一切なくそもそも抱かれると言う意味さえよく理解していなかった。
「申し訳ありませんマスター、私が無知なばかりに」
イーはすまなそうに謝る。
「……とりあえず服を脱げ」
お互いにただ見詰め合っているだけでなにもしなければ始まらないのでとりあえず命令を出す。
イーは命令通り身に付けているものを全て脱ぎ初めて会った時と同じように裸になる。
イーの体は美しいが整いすぎていてどうしても創られたものとして認識してしまい尚更その気になれない。
どうするべきかとイーを見ているとイーがその視線を避けるように身を捩る。
その仕草にもしかしてと思い全身をまじまじと見る。
大きすぎずかといって小さすぎない丁度良いくらいの大きさの胸やその先に咲く蕾や毛が一切なく大陰唇がピッタリ閉じて綺麗な縦スジを作り出している秘所や小ぶりのお尻などを見ているとイーは体をピクピクと揺らし目を閉じて何かに耐えるようにしている。
ウルの知る限りではイーは感情がない、もしくは有ったとしても殆ど分からないくらいにしか表に出さない。しかし今は明らかに分かるくらいに表に出ている。
イーの頬はほんのり赤くなっていて間違いなく羞恥を感じている。
そのイーの反応にピクリと下半身が反応する。
反応すると言うことはつまりはそう言う事なのだろう。
「マスター…………」
イーは震えた声を出してしまう。
ウルに初めて会ったときは裸を見られる事に何も感じなかったが今は見られるのに抵抗がある。
理解できないものが頭を支配し心も体も上手く制御できない。
───ウル様に認めてもらいたいのなら1度ウル様に壊されて創り直してもらうのが一番良いと思います。
自分は壊れたのかと不安に刈られた時アルリアのアドバイスが甦る。
そして理解する。これはマスターに認めてもらえるための課程だと思うと不思議と安心する。
「マスター、私は今は壊れかけています。マスターの手で本当に壊し私をマスターの物に作り直してください」
イーの言葉にウルはため息をつく。
「お前はそれを本当に望んでいるんだな」
「はい」
ウルはイーに対して抱く対象として見れても躊躇う理由があった。
最後の確認もイーは即答するのでウルは諦めて覚悟を決める。
イーを破壊して創り直す。
「こっちに来て跪け」
イーは命令通りウルの足元に両膝を地面に着け跪く。
「舐めろ」
ウルは少し固くなったペニスを取り出しイーの顔の前に晒す。
イーは舌を出しウルのものを犬の様にチロチロと舐める。
眷族達と違い本当に舐めるだけでくすぐったい。だが次第にそれは硬さを増しいつもの大きさになる。
「んぐっ!……ん、んぶっ!!」
大きくなるとイーの銀色の髪を両手で無造作に掴みイーの口に無理矢理捩じ込む。
イーは目を丸くしなにか言おうとするがその前にイーの頭を前後に激しく揺らし喋らせない。
「んぐっ……んごっ……ぉっんっ!!」
ウルのタイミングて動かすのでイーは呼吸すら上手く出来ずに苦しそうな声を漏らす。
だがイーは呼吸をしなければ死ぬと言うわけではないので気にしない。
「んぅぅっ……!!んぐっ、んぐっ!!」
イーの口内はリリス達と変わらず暖かく柔らかい舌や柔肉が包み込んでくる。
(やっぱり創られたとしても生きてるんだな……)
チラッと脳裏にある感情が浮かび手を緩めかけるがどちらにしろイーがウルの側にいるためには今のイーを創り替える必要がある。
ウルはイーの口の中に躊躇わず精を吐き出す。
「んぶぅううううッ!!」
イーは両が多すぎて飲み込めず逆流してきた精が口や鼻から溢れ出て堪らず仰け反る。その際ウルの肉棒が口から抜け終らない射精でイーの顔や髪の毛を白く染めていく。
「ぶっごっ……かひゅっ、はかっ……はぁ、はぁ、はぁ……マスター……」
イーは久しぶりの呼吸に苦しそうにしがらウルを見てくる。ただそれは非難ではなく何かを期待する目だ。
「んあっ!」
ウルはイーを押し倒し濡れていない膣に肉棒を入れる。さすがに膜は無かったがイーの中は濡れていなくてもすんなりとウルの肉棒を奥まで受け入れ程よい強さで締め上げてくる。
「あっ、ぐぁっ!マスター……」
ウルが突き上げる度にイーは声を上げるがそれは痛みによる声だ。
イーは戦闘用に創られている、痛みではイーを壊せない……イーを壊す別の要素がいる。
「んあっ!んくっ!んくぅっあ!ひぁっ、ん!」
イーの声に質の違う別の声が混ざり始める。それと同時に膣にヌメっとした液体が分泌され出す。
それはイーも感じている。しかしイーにはそんな機能はない、明らかに体が変わって行っている。
「ますたぁぁぁあ……もっと……もっと私を作り替えてください!!」
髪を振り乱し口角から涎を垂らし涙しながら懇願する。
───怖い、怖い、怖い、怖い………………
イーの中に壊されることの恐怖が現れる。それは今のイーが消えることを恐れている。だからこそ恐怖を感じてしまう。
自分には恐怖などの無用なものはプログラムされていない、それなのに恐怖を感じている。そしてその恐怖はマスターのモノになることを拒んでしまう。
「いっ!いやっ、いやぁっ!ますたぁ……こわい……壊れるのが!壊れるのが怖いです!!だめぇっ!ひっ……やめ、やめてぇ!壊さないでぇぇっ!!」
自分で自分が分からなくなる。マスターに壊されたい、でも壊されたくない。恐怖と期待、矛盾した考え、プログラムにない事ばかりだ。
だがマスターは優しく頭を撫であやすように優しく語りかけてくる。
「それで良いんだ、それが普通だ。もうイーは生まれ変わっている」
初めてイーと呼び優しく、優しく抱き締める。
初めて会った時から感じていたこと、イーには感情も自我もある。だがそれを洗脳のように都合の良い知識を与えられ消されていた。
イーにはどうすることもできずそれに従うしかない。
いくらイーが打算なくウルに信用してもらおうと努力していたとは言えその事実がなければここまで早く心を開くこともなかっただろう。
「イー、まだお前とリンクしている他の人造天族が残っている以上お前を本当の意味で俺のモノにはできない。だけど、その問題がなくなったら本当に俺のモノにしてやる」
その言葉に心の底から溢れ出る感情に任せて涙を流す。
「ひああああぁぁぁぁぁ」
途端に自分の中に入っているマスターのものを強く感じ、初めて快楽を感じる。それに一切の抵抗を持っていないイーはあっさりと快楽の渦に飲まれる。
「はぁ……ぁぁ、あああぁぁぁ!!ふぁっ!ぁぁぁっ!!ますたぁぁあっ……凄い!!こんなの……」
「気持ちいいのか?」
気持ちいい、知識では知っているが実際に体験してみると抗いがたい。
「我慢するな、イーはもっと感情を表に出すべきだ」
「これぇ、こんなの、うけとって……いい、の?」
不安そうに聞いてくるイーに更に快楽を与えることで答えを教えてやる。
「あはぁぁぁっ、あぁぁぁっ!マスター!マスター!マスターぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
イーがイクのと同時にウルも絶頂に達する。イーには自分の中に入ってくるマスターの精の暖かさが今まで温もりを知らず冷えきった
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「で、お前はイーに何をしたんだ」
ウルは目の前で正座をしてちじこまっているアルリアに冷たい声を投げ掛ける。
イーとの愛交の後イーの体に決定的な変化が現れた。それはイーが生きていく上で必要な物が魔力だけでなくウルの精液も必要になってしまったのだ。
「私はイーとウル様が望むようにイーの体が変化するようにしただけなんですけど…………」
アルリアは気まずそうに答える。アルリアにとってもそれはイーの感情が顕になる程度の効果しかもたらさない筈の弱いものだったのだが、何故か想定外の力を発揮してしまったらしい。
ウルはイーを眷族にしてこそいないが既に仲間だと思っている。そしてウルは仲間に危害を加えられることを一番嫌う。
その事が分かってるだけにアルリアも冷や汗を流しながら全力で土下座しているのだ。
「で、もとに戻せるんだろうな」
戻せなかったらただじゃ済まさないぞと底冷えする声で言う。
「勿論戻せます!」
まぁ、アルリアは世界を書き替えることすら容易にできるのでイー一人元に戻すくらい簡単なはずだ。
「マスター、どうかこのままにしてください」
アルリアがイーを元に戻そうとした所でイーがストップをかける。
「これで私はマスターから離れることができないのでマスターを裏切れません」
イーもマスターの仲間たちには特別な関係が有ることは分かっている。そして今の自分ではその関係を結べないらしい。だから今はこの関係で忠誠の証として欲しい。そう言うイーにウルも渋々納得する。
「で、イーちゃん本音は?」
「これでこれからもマスターのお情けを頂けます」
リリスの質問に台無しな答えを返す。
だがこれで良いのかもしれない、それはイーが感情に素直になった証拠でもあるのだから。