グロとかリョナとか苦手な方は注意してください
リューが部屋に放り込んだ高位天族達はウルの実力を悟り、下手にウルの機嫌を損なわないように大人しくなった。
ただ一人を除いて。
「いい加減力の差は理解しただろう。俺はお前と遊ぶつもりはない」
「うぅ~」
ウルは足元に這いつくばっている高位天族に冷やかな言葉を投げかける。
その高位天族は標本のように一本の杭で地面に縫い付けられている。
手足はすべて切断されだるま状態になっており、天族の誇りである翼もズタズタに引き千切れてなお闘志を溢れさせていた。
だが、先端が枝分かれした杭が心臓を囲うように打たれているため大人しくしている。
その前に翼に杭を打ったら、翼を引き裂いて噛みつきで攻撃してきた時は流石のウルも驚ろかされた。
「はぁ……お前らの中に森族の女の子を闇森族にしたやつは誰だ?」
この高位天族のせいでウルは強化魔法の制限時間ギリギリまで処理させられるはめになり、かなりイライラさせられていた。
だから、高位天族達が全員「自分じゃない」と答えた瞬間に体の一部を切り飛ばす。
「「「「い゛ぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ───!!」」」」
高位天族達は体を切り飛ばされ、止血のために傷口を超高温で焼かれた激痛で無様な悲鳴を上げ、のたうち回る。
「もう一度聞くぞ、お前らの中で森族の女の子を闇森族にしたやつは誰だ?」
「ひっ!!」
次は答えは帰ってこなかった。
怯え、命乞いをするかのような哀れな視線をウルに向けてガチガチと歯を打ち鳴らすだけだった。
ウルは苛立ちに任せてまた体の一部を切り飛ばす。
耳障りな悲鳴がさらにウルを苛つかせる。
「凄い……」
だから、その場違いな感想が高位天族の口から発せられたのを聞き逃すはずもなかった。
その感想を言ったのは地面に縫い付けられている高位天族だ。
リーネの仇が分かるまで全員殺すわけにいかないので、すでに瀕死のこいつには手を出していなかったのだが、見ればウルの事を宝物を見つけた子供のような目で見ている。
「ねえ、あんた闇森族を生まれさせた高位天族を探してるんかいな?」
その高位天族はウルに物怖じすることなく話しかけてくる。
そして、
「もしウチの体に刺してるこの杭を抜いてくれるんならソイツ教えたるで」
等と宣う。
その高位天族の言葉に嘘はなかったが、その裏に隠された殺気を見逃すはずもない。
こいつは杭を抜いた瞬間にまたウルに噛み付きで攻撃してくる気だ。
だから、ウルは杭を持つと高圧の電撃を流し込む。
肉は焼け焦げ、骨は灰になるほどの威力を体に流し込まれてソイツは生死の境を彷徨わされることになる。
「自分の立場がわかってないのか?なにか知っているならさっさと喋れ」
「あぎっ、分かったよ……そこにおる紫の髪の高位天族が10年前になんか大規模な魔法を使ってたで……多分その子を闇森族にした犯人やろ」
ウルの口調からこのままでは本当に殺されると理解したようで、苦しみながらも知っていることを話す。
10年前ならリーネは生まれてないが、生まれついた時から闇森族だったというリーネの言葉から母親が身籠っている時に何かされたと考えれば時間は合う。
「なぁ、あんたの知りたかったことを教えたんやから、ウチの頼みも聞いてくれへんか?この後、ウチのこと殺さんといてほしいんやけど」
地面に縫い付けられている高位天族はそんなことを言ってくる。
確かにこいつのお陰で知りたいことは知れた。
たが、この部屋のことを知った時点でリーネを苦しめた犯人以外は殺すつもりだった。
それを事前に察知したのか命乞いをしてくる。
「何が目的だ?」
これが自分の命可愛さでしているのなら、ウルは気にも止めず殺していただろう。
しかし、この高位天族はそんな理由で命乞いしている訳ではないと分かるからこそ、ウルは少し迷う。
「だってあんたはウチの本気をあっさり伸せれるくらい強いやん!そんな相手、滅多におらへん。せやからウチはあんたから離れたくないんよ」
要はまだ戦いたいから殺さないでくれ、と言うことらしい。
「それをして俺に何の特があるんだ?」
「何でも言うこと聞く!!ウチかて4枚羽の端くれや、損はせえへんで」
ここまで自分の欲望に忠実にされると逆に毒気を抜かれてしまう。
ウルはため息をつき、そいつとリーネを闇森族にしたやつ以外の高位天族の首を跳ね、一瞬の内に絶命させる。
高位天族達は自分が死んだことすら分からなかっただろう。
苦しまないように殺す。
それがウルの慈悲でもあった。
「えへへ、ありがとうございます」
ウルが自分を殺さなかったことが嬉しいのか、或いは高位天族を苦痛を感じないように殺すことができるウルの実力への称賛からか、その高位天族はニコニコと笑っている。
「お前、名前は?」
「ウチはキアラって言います」
「ならキアラ、俺はお前に興味なんかない。お前が俺に従うなら生かしてやるが、邪魔になるならその時は覚悟しろ」
「ッ……はい我が君」
キアラは初めて怯えた表情になり、真剣な声でウルに恭順の意を示した。
これが力だけの威圧であればキアラは平然と受け流していただろう。
しかし、今のウルからは言い様のない恐怖を感じた。
それは何千年と戦いに明け暮れていたキアラだからこその危機関知。
この方に逆らうのはよそう。
そんなことをしたらきっと自分は無様に泣き叫び、殺してくれと懇願する事になるだろうとキアラは感じた。
そしてそれは間違いなく実現しただろうし、目の前にいる哀れな高位天族が実証してくれるのだろう。
こうして一人の高位天族はウルの道具になることを決意した。
キアラの性格を知るもう一人の高位天族は焦っていた。
あのキアラが怯えた表情をしたことで、今の絶望的な状況を理解してしまったのだ。
何故かは知らないが、自分はあの男の恨みを買っていて、キアラが怯えるほどの目に遭わされようとしている。
なんとしても逃げなくては!
その思いはウルの一瞥によって封じられる。
奴隷契約を強制的に結ばされたと気付くのにさほど時間はかからなかった。
だが、何故か奴隷契約を結べたのかが分からない。
奴隷契約とは本来、相互の同意なくして結べるものではない。
「何故かリーネを闇森族にした」
「知らないよ!!私はただ暇潰しに適当に魔法を発動させただけだ!!」
これを言っては不味いと分かっていても奴隷に落とされた身で主の質問に嘘はつけない。
そして予想通りその答えはウルの逆鱗に触れるものだった。
その言葉を聞いた瞬間にウルの視界が赤く染まる。
──暇潰し。
リーネを苦しめるだけ苦しめて、その存在すら認知していない。
そこからその高位天族の地獄は始まる。
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高位天族の言葉で激昂したウルだが、その思考は怒りとは裏腹に頭は恐ろしいほど冷えきっていた。
まず奴隷である高位天族の感覚を主の権限で弄くり、時間感覚と痛覚を数千倍に引き上げる。
「あぐあッ!ぐッがああぁああああああ」
ゆっくり、ゆっくりと鋸を引くように翼を切り落とされ、高位天族は悲鳴を上げる。
通常の時間感覚でも正気を保つのが難しい拷問を永遠に等しい時間味わうのは高位天族と言えども耐えられるものではない。
高位天族の喉は絶叫のしすぎで裂け、口からは血が滝のように溢れ出ている。
「汚い」
高位天族を無表情のまま解体していたリーネは吐血で足を汚され、初めて不快そうな顔をする。
そして切り落とした翼を雑巾がわりに使い、殺菌だと言わんばかりに魔法で燃やしてしまう。
高位天族からすれば高位とはいえ森族の小娘にこんな仕打ちをされるのは屈辱以外の何者でもない。
だが、ウルもリーネもそんな程度で許すつもりはない。
「うるさい。お兄ちゃんにも耳障りでしょ」
悲鳴が鬱陶しくなったリーネは高位天族の眼球に指を突っ込み、呪術を発動する。
「んんッ!!!んんんんんんんん─────!!!!!」
リーネの体が紫色の光に包まれると同時に高位天族の口が爛れ、上唇と下唇がくっついてしまう。
リーネはぐちゅぐちゅと眼球をかき混ぜる。
程無くして高位天族の全身が蜂の巣のようボコボコに腐り、心臓が剥き出しになる。
リーネはそれを力任せに引っこ抜く。
ブチッと血管が千切れる音がし、高位天族は思い出したかのように生暖かい血の雨を降らす。
しかし、高位天族の目には嬉しそうな色が宿っていた。
─このまま死ねる
それでこの苦痛から解放されるという希望に満ちた目から光が消えようとした瞬間。
アルリアが死ぬコンマ1秒前に完全回復させる。
「あっ……ああ……ああああ……」
高位天族は何が起きたか理解できていない様子だった。
いや、理解したくないと脳が現実を否定しているのだろう。
「これからあなたのことを何回も、何回も、何回も殺してあげるから」
リーネは楽しみだと言わんばかりの笑顔で告げる。
その時は無邪気な笑顔が逆に高位天族の絶望を脹れ上がらせる。
「ふひ……ふひひ……」
死ぬ事さえ許されないと悟った高位天族か次にとろうとした行動は自我の崩壊だった。
精神を壊し、感情なき人形になる。
それしかこの絶望から逃れるすべはなかった。
しかし、
「壊れるなんて絶対に許さない」
リーネの言葉が合図となり、壊れかけていた意識がハッキリとする。
高位天族には知るよしもないことだが、リーネはアルリアにこの高位天族の魂の管理権を預かっていた。
魂の管理。
それはつまり、対象の人格から生殺与奪まで全てを支配したと同義だ。
今、この高位天族はリーネの許可なくして壊れることすら許されない。
「リーネはあなたの事を許さないから」
それは高位天族の心を絶望で塗り潰すには十分すぎるものだった。
抵抗はウルがいる以上できるわけがない。
自分は生きたまま地獄に落とされたのだと思わずにはいられない。
「待って!私も貴方の力になります!命令には背きません。奴隷の立場でもなにも文句はありません。だから……お慈悲を」
高位天族はくっついている唇を噛みきることで早口に捲し立てる。
高位天族にはウルがリーネと名乗る闇森族の主であると分かっていた。
ならばウルに絶対の忠誠を誓うことでウルにリーネを制して貰えると思ったのだ。
それは打算であったが、忠誠を誓う気持ちは本気であった。
しかし、返事はウルではなくリーネからだった。
「お兄ちゃんに気安く話しかけないで」
リーネはそう言うと高位天族の頭を潰す。
能力値では勝てないリーネだが、魂を弄ることで弱体化させているため簡単に潰せる。
勿論、死ぬ前にアルリアが回復させるのだが、今回は潰された部分を再生するのではなく、新しく作り直したのだ。
結果として高位天族は自分の潰された頭部を見るはめになった。
その恐怖に引き攣った顔を見てリーネはアルリアに今後も同じ方法で回復してもらうように頼んだ。
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「ほら、ちゃんとご飯は食べなきゃダメでしょ」
高位天族はリーネが差し出したソレを拒否するようにイヤイヤと首を振る。
「食べなさい」
「んぐっ……おぇぇぇぇぇぇ!!」
リーネは高位天族の髪を鷲掴みにして固定すると、ソレを強引に口の中に押し込む。
すると高位天族はえずきだし、直ぐに吐き出してしまう。
「食べ物はありがたく頂かなきゃ」
「うぶっ」
リーネはそう言って吐いたソレを食べさせようとする。
何度吐こうとも、ソレの原型が分からなくなろうとも、リーネはちゃんと飲み込むまで口に押し込み続ける。
「ご飯は体の一部になってくれるんだよ。残したら食材に悪いでしょ」
そう言ってリーネはソレを細かく取り分ける。
ソレは普通の人が見たらそれだけで気が触れるかもしれない。
ましてソレを見ている高位天族はその比ではない。
ソレは切り離された高位天族の頭や内臓、手足などの自分の体が盛り合わされていた物だった。
しかも芸術的なまでに美しく飾られている。
それが逆に狂気さを増している。
高位天族は自分の死に顔を見せられながら、自分の脳や目玉を食べさせられるのだ。
「ご飯の後は体を綺麗にしようね」
綺麗にするといっていもリーネが手にしているのはタオルなどではない。
鋭く研がれた刃が付いた剃刀だ。
「汚い体は全部取り替えなきゃね」
リーネはにっこりと笑って高位天族の体を削いでいく。
初めは痛みすら感じないほど薄く削ぐだけだったが、何度も繰り返すことによって皮膚は肉になり、肉は筋肉になり、筋肉は骨になっていく。
死にそうになったら回復させ、また1から削ぐを繰り返しす。
「ねえねえ、あなたって何年生きてるの?」
「三千年です」
リーネの質問に高位天族は直ぐに答える。
少しでもリーネの期限を損ねたら、何日も拷問されることはとっくの昔に理解しているからだ。
「へー、それなのに処女なんだ~」
リーネは小馬鹿にしたように笑うが、高位天族の感情に変化はない。
それを面白く思わなかったリーネは3メートルはある鉄の棒を用取り出す。
その棒は先端に行くほど細く尖っていた。
その先端を高位天族の膣に捩じ込むと、地面と垂直に固定する。
当然、高位天族は自重で串刺しにされていく。
両手は後ろで縛られているため、足で棒を挟んで抜け出そうとしても、表面にはヌルヌルとした液体が塗られていて支えることすらできない。
「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
痛みで暴れればさらに深く抉られる事になり、あっという間棒は処女膜を破り、子宮を貫いて口まで達する。
文字通り串刺しにされた訳だ。
「良かったね。無駄な膜がなくなって」
「ありがとうございます」
「いい子いい子」
リーネは高位天族の頭を撫でてやる。
この度に棒が深く刺さって高位天族は激痛に悶えるが、それでも引き攣りながらも感謝の表面を作り続ける。
そうしてる内に自分の力がリーネに流れていってる事に気が付く。
「あなたはリーネの大切な一部になるから、ずっと可愛がってあげるね」
それはリーネが死ぬまでこの地獄が続くと言う宣言だった。
高位天族は願う、早くこの少女が自分に飽きてくださいと。